幼馴染が有名人すぎる人の件について   作:人中の蝮

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危険なこと・・・ですが自覚はないです

俺は遠江国に戻ってきており新しい居城は高天神城という場所でここはここを制するものは遠江を制するものと言われている場所でありそこに居城を構えていた。

 

 

 

有力な家臣は竹中詩乃と土屋昌恒の二名だけであり小規模な城が良いと思いここを選んだ。それに全体的に美しいこともあり別名で鶴舞城とも呼ばれている。

 

 

そんな場所で俺は恐ろしいものを作っていた、これをできてしまうとどれだけの者たちがこの作り出した兵器に餌食になるかわからないのに俺はその魅力的なその兵器を創り出してしまった。

 

 

 

そして俺は己で作り出した兵器の誘惑に勝てずにゆっくりと向かって歩き出していた。必死に昌恒が止めていたがそれでも俺は入らなければならないと意思が強く止まることもなくその兵器の中に入り込んでしまった。

 

 

一度はいると二度と出られなくなるような兵器の中に入り込んでいくのだった、そして昌恒が

 

 

「殿ーーー、この寒い時期にコタツに入ってしまったらもう出られなくなるでござるよー」

 

 

俺はコタツの中に入ってゆっくりとほんわかな表情をして入っていた。本当にコタツは良いものだよな、これがないと冬なんて乗り切れないよ。いろんな世界を渡ってきて一番いい暖房器具はコタツ以外はあり得ない、逆にこれがあれば冬は凌げる。

 

 

そう思いながら入ってくつろいでいた、この光景に昌恒と詩乃は俺を引き抜こうとして腕を掴んできた。やだ、今の俺はコタツムリになっているのだ、そんなことでは引き抜こうなど笑止なり。

 

 

しかし、いつまでいるとくつろげなくなるのは困ると考えた俺は考えた末に良いことを思いついたのであった。それは二人もこのコタツの中に引きずり込んで仲間を増やせばいいのだ。

 

 

名付けてコタツバイオハザード作戦だ、そうと決まれば俺は昌恒が諦めて呆れて手を離していたのでまずは今だに必死に引き抜こうとしている詩乃から狙いを定めた。

 

 

一瞬のうちで俺は詩乃を逆に引っ張りコタツの中にご案内をさせた。それを見た昌恒はしまったと思いで必死に詩乃を助けようとしたがもう遅い、昌恒と思いながらしていると詩乃が顔を出してきて

 

 

「何という心地のよさでしょうか、これがコタツですか」

 

 

そこにはほんわかな顔をしてくつろいでいる詩乃の姿があった。作戦は成功だぜ、見事に仲間を増やしていた。昌恒はもうわかりました、仕事の内容を持ってきますからここでしてくださいと言ってその場から立ち去った。

 

 

俺はとりあえずようやくくつろげると思いでくつろぎ始めていた。詩乃は完全にコタツの魅力に取りつかれたのか、気持ちよさで顔がとても良い表情をしていた。そうしながら俺は持っていたみかんを取り出した。

 

 

コタツと言えばみかんに決まっている。ついでに外に出たくないからお茶もすでに用意をしている。ここで終えるのは八咫烏ではない、止めかの様に手作りの和菓子も準備している。

 

 

今日は少なくてもここから出る気がなかった、流石に明日ぐらいは出て仕事をしようとしていた。それに仕事は昌恒が持ってくるみたいだから良いかと思いながら過ごしていた。

 

 

そこに詩乃があの、少し離れませんかと言ってきた。そう今までは詩乃をこちら側に連れてくることに必死で忘れていたが実は今はほとんど密着状態であり詩乃の胸も当たっていた。

 

 

それを聞いた俺はそうだなと思いでなら逆側に行くよと言ってコタツの中に入って移動をしていた。その瞬間にそう言えば詩乃のスカートは短いから下着が見えるじゃないかと思いで少し見てみたら見事に見えていた。

 

 

色は桃色ですか、嫌いじゃないですよと思いで詩乃と逆側にたどり着いた。そこで少しゆっくりとしていると詩乃が何かやりませんかと言ってきたので俺はならばしりとりでもやるかと言って詩乃はそれでいきましょうと言って始めようとしていた。

 

 

 

「ならば、せっかくなので勝負をしませんか。負けたほうは勝った人の言うことを一つ聞くと言うのはどうでしょうか」

 

 

面白い、それだと勝負にも力が入るからな、でも良いのか詩乃よ長年生きてきた八咫烏と勝負ができると思っているのか。

 

 

その後に冷静に考えてみれば今孔明と呼ばれているぐらいの者がどれぐらい強いということを知っておくべきであった。

 

 

その後に勝負をしていたが詩乃は同じ文字ばかり攻めてきて俺はいろいろと序盤はすんなりと答えていったが徐々に少なくなってきてついにはネタが尽きて負けてしまった。

 

 

詩乃、お前はどんだけ強いだよ。絶対に頭脳を使うゲームでは勝てる自信がないよと思いながらも詩乃が

 

 

「流石、将希殿でしたね。まさか、ここまで粘ってくるとは思ってもいませんでしたよ。しかし、負けは負けです。素直に言うことを聞いて頂きましょうか」

 

 

そう言い詩乃はコタツの中に入って行くとこちらの方に向かってきてコタツから詩乃が出てきた。俺はだから詩乃は何をしてほしいのかと聞くとしばらくの間、私の行動を許していただけないでしょうかと言ってきて俺はそれはどんな意味だと聞こうとしたら詩乃のほうが先に行動をしたのであった。

 

 

それは詩乃は俺の上に乗りながら抱き着きそうになりながら俺に向かってキスをしたのであった。それは本当にいきなりで驚いていた、更に軽いキスではなく本格的なキスをしてきた。

 

 

無論俺は負けたので詩乃の思い通りにさせてあげた。そうしてキスを終えるとお互いに透明の糸が繋がっておりまた詩乃がキスをしてきた。

 

 

今度は俺も詩乃をゆっくりと己の胸元に抱き寄せていた、そのために密着してキスをしてそれがきっかけにお互いに発情をしてきてそのまま行動を起こすのだった。

 

 

 

 

 

そのころ、昌恒は全く殿には困ったものですなと思いながら仕事を持ってきて将希と詩乃がいる部屋の前に来てみると中から声がしてきた。

 

 

「将希・・殿♡」

 

 

「詩乃♡」

 

 

 

それを聞いた昌恒は笑顔になり静かに部屋に向かって頭を下げて二人分の仕事をもって己の部屋に向かって歩き出していた。

 

 

昌恒はここまで苦労した殿だからそのようなことで過ごすのであれば拙者がこれぐらいのことをやって殿と詩乃殿にはゆっくりと楽しい時間を過ごしてほしいと思い昌恒自身の仕事と将希と詩乃の仕事をその日は一人で代わりにするのであった。

 

 

後日、将希は昌恒に対して特別手当を出してあげたのは言うまでもない。

 

 

 

そしてその数日後に将希と詩乃は越後の国に来ていた、その理由は将希から重大なことを話したいということで着ていた。それも詩乃にしかまだ話せない事であると言われて詩乃は特別扱いされて喜んでいた。

 

 

そうしてきた所は美空が幽閉されている場所でありその中に入ると美空は静かに座っていた。俺と詩乃が入ってきて美空は何と聞いてきたので俺はすんなりとあることをお願いしたいと言うと美空は

 

 

「何か対価があれば受け入れるけど対価はあるのかしら」

 

 

「美空の幽閉並びに越後関係の者たちの幽閉期間を短くする、そして美空にはこのお酒を差し上げる・・・これではダメか」

 

 

「そうね、そう難しいことでなければ受け入れてあげるわよ。それで依頼したい内容は何かしら」

 

 

美空は少し楽しそうにしていた、確かにそう難しいことではないけど・・うーん、でも対価を用意したし良いのかなと思いで答えた。

 

 

「それは俺の能力を詩乃に紹介したいやつがあるからそれには第三者の協力が必要で俺は美空を選んだのだけど良いか」

 

 

「なぜ私なのかしらそれならばほかの者でもできると思うだけどね、理由は何かしら」

 

 

「理由は簡単さ・・・越後出身で幽閉されている人は多い上にほかの場所ではそれを埋めるための人材がいるけど越後にはいないからと言うべきかな」

 

 

 

「なるほどね、一応私たちのために考えて選んだのね・・・良いわ、好きにしなさい」

 

 

俺は許可ももらい、美空に感謝しますと言って早速詩乃に俺の能力紹介を始めた。まずは美空に聞かれないために洗脳をしたのであった。洗脳した後の美空は何もしゃべることもなくただボーとしていた。

 

 

これを見た詩乃は驚きながらこれはと聞いてきたので俺は説明を始めた。

 

 

「これは俺が使える能力で洗脳と言うのだけど見ての通りにこれを受けるとこのように生きた人形のようになる、今から詩乃のいうことを聞くようにするから命令してみてでも命にかかわるものはだめだよ」

 

 

そう言うと詩乃はそれではと少し緊張しながらでは右手を上げてみてくださいと言って美空が反応して右手を上げていた。詩乃はそれに驚きながらもでは右手を下げて左を上げてくださいと言うとその通りに動いていたので驚きを隠せないでいた。

 

 

 

まあ、そうだよなこんな風に動いたら怖いよなと思いで見てでは次の説明をしたいから詩乃に対して

 

 

「では次は催眠または暗示みたいなものでこれから俺が言う通りになるから見ておけよ。では美空、お前は俺を殺したいほど憎んでいる。殺意が溢れて人気がない場所では殺そうとするほどの仲である」

 

 

そしてそれを美空にかけてそれが完了したら洗脳を一旦説いた瞬間に美空は俺に向かって襲い掛かってきていた。俺はそれは予想できたことなのですぐに避けて美空を捕まえた。そうしたら美空は敵であるような眼で俺に対して

 

 

「くそ、あともう少しだったのにあともう少しであなたを殺せたのに。離せ、離しなさいよ」

 

 

そう言いながら暴れていた、その変化に詩乃は信じられないという顔で見ていた。先ほどまでは仲は良いとは言わないがそこまで仲が悪いとも言わないぐらいなのに急に仇を目の前にしているような顔になっていた。

 

 

それを詩乃はしっかりと見たなと思いでまた洗脳をして動きを止めた。そして次は美空に俺との関係は恋人を超えた恋心を抱いて好きすぎてしょうがない、出来ることならばすぐにでも契りを結びたいぐらいにと言ってまた暗示をしてから美空を洗脳を解いたら美空は顔を赤くしながら

 

 

「ま、将希。いつの間にここに来てたのよ。もう来ているならば来ているって言ってよね。それとせっかく来たのだからその・・・ここは寒いのよ。その抱き着いて私を温めなさいよ」

 

 

そう言って俺は美空の言う通りに行動をして抱き着いて頭を撫でてあげると美空はとても幸せな顔をして満喫していた。これを見た詩乃は驚きながら美空に対して

 

 

「美空殿、先ほどまでは将希のことを殺そうとしていませんでしたか」

 

 

「詩乃、私は少なくても将希に対しては絶対にやらないわ。どうして・・一応、優しい将希を私が殺そうとするのよ、逆にそんなやつがいるならば私が相手になるわ」

 

 

 

それを聞いて詩乃は驚きのあまりに言葉を失って茫然としていた。そして美空は赤くなりながらも俺とキスをしたいのかそう行動を始めていた。俺はすまないなと言ってまた美空に洗脳をして動きを止めた。

 

 

一通りに説明を終えたので最後にここにきて実験が始まる前から今までの記憶を無くすと言って消去させてから洗脳を解いた。

 

 

「あら、まだその実験と言うのはやらないのかしら、将希。そろそろ始めてほしいのだけど」

 

 

そこにはいつも通りに美空がいて詩乃は驚きながらも俺を見ていた。俺はもう終えたから良いよと言って約束のお酒を渡して美空は喜びながら感謝を言って俺と詩乃はこれで失礼すると言ってその場を後にした。

 

 

 

詩乃は先ほどの光景が信じられないこともそうであったがどうして能力を紹介をさせてきたのであろうと思いで聞いてきた。俺は正直に答える必要があると思いで詩乃の質問に答えた。

 

 

「理由は・・・これを使える鬼が二体ほどいると考えられるからさ」

 

 

その言葉を聞いて詩乃は凍るように固まり俺を見つめているのだった。でも話さなければならない、残りの鬼たちは神と鬼の間から生まれてきたことを。


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