幼馴染が有名人すぎる人の件について   作:人中の蝮

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書いて思った。今回の話、恋姫要素が少ない気が・・・


天美ですが・・・自覚はなしです

ここ、蝦夷地では一人の男が開拓作業をしながらある人を待ち続けていた、その人は島津天美という女性で最初は失礼な女とか思い追い出そうと思っていた時もあったがその女性は今までない何かを与えてくれていた。

 

 

それは剣丞自身も分かっていない何かをくれていたのである、剣丞はそれは何かは分からなかったがこれ以上もない満足感に溢れていた。もう最近ではいつ天美が来てくれるのかと思うようになっていた。

 

 

そしてだいぶ夕暮れになって今日は来ないのかと思いで落ち込みながら家に帰ってみると家のほうから食事を作っているにおいが漂ってきていたので剣丞はまさか、家にいるのかと思いで急いで家に帰ってみるとそこには食事の支度をしてくれている天美の姿があったので飛びつくように向かっていた。

 

 

そうして飛びつくように迫ってくる剣丞を天美は温かく迎えてくれた、そうして天美は会話を始めるのであった。

 

 

「ごめんね、剣丞君。またいきなり食事を作ってしまって、でも材料とかは私自身から持ってきているから許してほしいな」

 

 

「全然、むしろ天美さんの料理はとても美味しいから嬉しい限りですよ・・・この感じだと魚の煮物かな」

 

 

「うん、正解。本当によくわかるね、剣丞君は鼻とか目が良いのかな」

 

 

剣丞は別にそんなことはないですよ、ただ好きな料理を言っただけですからと言い笑顔にしながら料理が完成するのを待ちながらまた会話をしていた。

 

 

「そう言えば天美さんって好きな人はいるのですが・・・少し興味がありまして聞いて悪かったですか」

 

 

「いいえ、別に気にしないでください。そうですね、私は気になっている人は今はいませんかね。でも・・・もしかしたら剣丞君のことが気にしているかも」

 

 

 

「全く、冗談でもそれは言わないでくださいよ。本気になってしまいますよ」

 

 

そんな会話をしながら食事の支度も終えて天美と剣丞は食事をしてその後はゆっくりと休みながら会話をしていると剣丞が天美に対してどうして自分みたいな者にここまでのことをしてくるのですかと聞いてみた。

 

 

正直に言って剣丞は不思議でしょうがなかった。己は追放されるほどの悪党であるのにどうしてこの女性はここまで優しくしてくれるのだろうかと不思議でしょうがなかった。

 

 

何か裏があるかもしれないと覚悟をしながら聞いてみたが返ってきた言葉は

 

 

 

「そうね、私はただあなたが気になっているだけで後は何もないわよ。もしどうして気になっていると聞かれるとそれはね・・・私は己が持っている力が時々勝手に発動をしてしまうことがあるのよ。それがね、人の過去を見る力・・・それでね剣丞君の過去を見てしまったの」

 

 

 

ならば余計にわからない、己はこの世界に来てからは将希などたちを絶望させてやろうと動いていた。そのためにいろんな人も迷惑をかけてきた。それを見てどうして自分なんかのために動いてくれるのかとわからなかった。

 

 

ただ怖かった、もしかして天美さんは実は自分のことを嫌っているとか利用をしようとしているか、どちらにせよ。そのような事実は知りたくないと思いで怒鳴り声であるがどこか泣きそうな声で

 

 

「天美さん・・・いい加減にして本当にしたいことをすればいいのではないですか。自分は何が来ても構いませんから」

 

 

それを聞いた天美は静かに剣丞のところに歩いてゆきそうして剣丞を包むように抱きしめてあげたのであった。

 

 

「・・・ではそうしますね、私はただ剣丞君が余りにも可哀そうで、見ているこちらが辛くて辛くて。本当は誰よりも優しい子なのにと思うだけで涙が止まりません」

 

 

そう言いながら天美は涙を流していた、剣丞はそれを見て驚きを隠せないでいた、初めてだ。初めて自分のために泣いてくれたのはと思いが伝わってきて次第に剣丞自身も泣きそうになって来ていたがなんとか意地で泣き叫ばないようにしていた。

 

 

するとそれに気がついたのか天美が泣きながらとても剣丞を温かく包みながら

 

 

「大丈夫ですよ、いくら泣いても私は絶対に他人に言いませんから辛いときは泣いてください、剣丞君」

 

 

 

そう言われてついにダムが決壊をするように剣丞は泣き出したのであった、今まで辛い気持ちを誰にも言えずにただため込んでいただけであったが初めてそれを受け止めてくれる人が現れた。

 

 

そのうれしさに今までの欲しいものを求めるのであった。それを分かっているかのように天美は剣丞を優しく包み込みながら頭を撫でてあげていた。

 

 

そしてここで剣丞は理解をするのだった、これが愛情という奴なのか。自分は本当はこれが一番欲しかったのだなとそれを誰かにずっと求め続けて探していたがそしてついに見つけることができた。

 

 

今まであったとげとげしい気持ちがすべて洗い流されるように無くなっていくそしてただ純粋になっていく・・・そのように感じていた。しばらくすると泣きつかれて眠ってしまったのであった。

 

 

天美はそれを見届けると近くにある布団を手に取り自分の周りを巻き付けて剣丞を包むようにして優しく撫でながら眠りにつくのだった。

 

 

 

そうして先に目を覚ましたのはいつもの習慣で朝早く起きている剣丞であった、剣丞はそうか、そのまま寝てしまったのかと思いで起き上がろうとしたらすぐに近くに天美がいたので真っ赤になりながらも静かに離して行き自由になると改めて剣丞は天美の姿を見るのだった。

 

 

本当にこうしてみてみると天美さんは本当に絶世の美女だよな、上から下まで美しい姿をして中身も聖女のような優しさを持っている。己とは釣り合わないと思いながらも剣丞は天美のことが好きになってしまった。

 

 

 

だからこの人をいつか必ず振り向かせてみせると思いながらも天美に見惚れてしまっていた。もう剣丞にとっては今まで出会った来た女性の中でも一番美しい女性と思っていると天美も目を覚ました。

 

 

「おはよう、剣丞君・・・朝ご飯を作るから少しそこで待っていて」

 

 

そう言うと天美は己の体を少し叩て良しと言って起き上がって調理を開始した、剣丞はその後ろ姿を見て余りにも美しい姿であったためにもう性的に襲いたいと思いが出てきたがすぐに己に言い聞かせた。

 

 

ふざけるな、自分。こんなに優しくしてくれた人に対して無礼にもほどがあるぞと己に強く叱りながら待っていた。それをみた天美はどうしたのとキョトンとした表情で聞いてきたが剣丞は何でもありませんと答えて朝食を食べた。

 

 

そうしてその日は一日一緒に居られるからと言ってきたので剣丞と一緒に開拓の作業をしていた。以外にも天美さんは力があるなと思いながら見ては仕事しての繰り返しをして次第に夕暮れになり今日はお風呂でも入るかと思いで土管風呂を用意している間に天美は料理を準備していた。

 

 

そうして食事からしてお風呂はどちらが先に入るとなったがここは女性の方を優先にさせて己は後に入ることにした。そして待っている間はもう頭の中が天美で一杯になっていた。

 

 

そんな時にお風呂から出てきた姿を見て余りにも美しい上に可愛さもありすぐに背を向けていた。理由は鼻血を出していたからそれもかなりの量を昔、育ててくれた場所で鼻血を大量に出す姉さんがいたのでそれは余りのも可笑しいじゃないかと言っていたが今ならばその気持ちが分かる。

 

 

無理だ、治せる自信がない。あんなものを見せられてどうすれば鼻血を出さずにいられるのかと思いながらも天美に剣丞君、お風呂は入らなくても良いのと言われてすぐに土管風呂のほうに向かって走り出した。

 

 

本当に天美さんのことを考えるといろいろとダメになるから今は普通にお風呂に入ろうと思っていたはずなのにあることに気がついてしまった。それはこれに先ほどまで天美さんが入っていただよね。

 

 

ここでゆっくりと浸かっていたんだよね、そう考えただけで自分は入って中に入ってあるお湯を飲み始めるのであった。

 

 

その後に飲みすぎて水が少なくなりながらも飲んでいていろいろと大変なことになってしまったが天美さんは笑顔で笑ってくれていた。それを見ただけでも剣丞は嬉しそうにしていた。

 

 

そうして夜を迎えた時にまた昨日のようにしてほしいと剣丞はお願いをした、無論恥ずかしかったがそれ以上に温もりを感じたいと願っていた。それを天美は承諾して昨日と同じようにしてくれて剣丞は生きてきた中で一番幸せな時間だと思いながらゆっくりと満喫をするのだった。

 

 

翌朝になって朝食をとって仕事をしようと準備をしているときに天美がそろそろ用事があるからごめんね、剣丞君と言って謝っていたが剣丞は本当に頭を下げたいのはこちら方であった。

 

 

生きてきて良かったと思いとこれからを生きる元気をくれてありがとうと思いを天美に伝えた。

 

 

「天美さん、本当にありがとうございます。これからの生きる力をくれて自分は本当にうれしいです」

 

 

そう言うと返事のように天美は剣丞のそばに近づき顔にキスをして剣丞君、またねと言ってその場から消え去った。

 

 

しばらくすると余りにも信じられない行動にフリーズ状態になっていたが元に戻った瞬間に家の中で転がりながら叫ぶのであった。

 

 

「天美さんが可愛すぎて生きるのが辛いですけどーー」

 

 

先ほどしてもらったキスにより更に熱くっていた剣丞の恋心は熱を出して煙を出しながら仕事に向かうのだった。またねと次に会う時はもっといい男になろうと思いながら歩いていた。

 

 

そんな時に将希のことを思い出していた、考えてみれば俺のことを想ってくれていたなと思いながらもし会う機会があれば謝ろうと考えていた。許される行為ではないのは知っているけど・・・それでも謝りたいと思いが出て来ていた。

 

 

剣丞はそんな日が来ると良いなと思いながらも今日も開拓作業をするのだった。

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