戦いの火ぶたが切られて二人の斬撃が交差していた。久遠の姿をしている者、アフリマンはこの雅也は人の割にはかなり強いと感じていた。なるほど自ら殿に出るだけの実力はあるみたいだなと思いながら攻撃をしていた。
雅也は想像以上に強い、流石古代からいる邪神だけはあると思いながらもなんとか攻撃を受け止めていた。アフリマンはこれを楽しむように更に一段と厳しくして見たのである、これは完全に遊びのようにしていたが雅也は命がけの時間稼ぎであった。
そしてアフリマンはここで魔法も唱えて攻撃をした来たが雅也はすぐに後ろに下がり魔法を斬撃で切り裂いた。しかし、次々へと魔法の攻撃をしてきた、まるで次はどう出るかと面白そうにしながらしていたら雅也は落ちていた木の枝を拾って雅也も相手に負けないように魔力みたいなものを込めて投げ飛ばして攻撃してきていた魔法を相殺してそのまま突撃をしてきた。
アフリマンは驚き後ろに後退したが完全に避けきれずに右肩を斬られたがそんなに傷自体は深くはなかったがそれよりもここまで強くなっている状態で傷をつけてくるとはと思っていた。
かつてアフリマンが完全体の時に一度滅びした、伝説の魔法使いであるシュガーレットにその弟子で長年、戦ってきていた松永紅龍のみであったがここにきて三人目が現れるとはと思いながら笑っていた。
もうすでに二人とも他界しているので期待できる勝負はないと思っていたがまさか、こんなところに強者が残っているとはと嬉しそうに雅也を見ていた。
雅也は今のは完全に決まったと思っていたが結果は傷のみでしかもそこまで深いとはいかない物であった。これではまずいと思いながら雅也は必死に考えていた、万が一ここで死んでも次に残る死に方をしたいと思いで戦っていた。
せめて右目、いや何かあいつが失って困るものを出さないと死んでも死にきれないと思いで再び戦闘態勢しているとアフリマンが
「なかなかいい勝負をしてくるではないか、今までこうして戦ってこれたのは二名のみであった。死ぬ前に聞いておこう、お前の名前は島袋雅也と言ったか・・・その名前を覚えておこう」
「それはどうも、でもそう簡単に終わるつもりはない。未来に繋げる死に方をして見せる。覚悟を決めた大和魂を舐めるなよー、邪神、アフリマン」
そう言いながら突撃をして斬りこんできたアフリマンはそうかならばそうしようと思いで俺に応じて戦いをしていた。だが、雅也の防衛一方でなかなか攻撃を出せないでいた。
そして一瞬のすきにアフリマンが雅也の左目を潰したのであった。雅也は痛みで顔を歪めたがそれでも攻撃をやめることはしなかった、ただ未来に、親友に何かを残すために必死に戦っていた。
それを見てアフリマンは面白いものを見つけたと思いでならばやってみるがいいと言い攻撃をしてきたが雅也は何とか避けて避けて反撃の瞬間を待っていた。そして今だと思いで反撃をしようとしたら
「そう言えば飲み込んだ魂たちの力を使えるのだったな・・・三千世界と言うものでも使ってみるか」
そう言いながらアフリマンの背後には無数の武器が出て来て今にも雅也に向かって飛んでいきそうな感じだと思っていた瞬間に弓矢が一斉に放たれたように雅也に向かって飛んでいった。
雅也はその迫りくる武器を薙ぎ払いながらアフリマンに捨て身の攻撃をしようとしていた。そしてようやくだと思いで攻撃しようとしたら一瞬のうちに消えて雅也はどこにいると探していたら背後から
「これは確か雛と言う小娘の力だったな、意外に使えるではないか。さて、残念だったな雅也よ。お前は人の中でもかなり強い、それは認めよう・・・しかし、このアフリマンに戦いを挑んだことが間違いだったな」
雅也は急いで背後に回転し攻撃を防ぎ鍔迫り合いに持ち込んだと思った瞬間に一気に強くなりそのまま背後に吹き飛ばされたのである。それと左腕は重度な傷を負って力が入らないぐらいに怪我をした。
アフリマンはよく頑張ったほうがここまでのようだなと思いで見ているとそれでもまだ戦おうとする雅也がいたのである。頭からは血を流し左目は完全に機能を失い、また左腕ももうものを持てないほどの重傷を負ったなのにどうしてまだ戦おうとするのか。
「まだだ、まだ闘志の炎は消えていない。まだ俺は戦えれる、まだ死んでたまるか、今ここで死んだら死んでも死にきれないーー」
その瞬間に雅也の前に空から刀が落ちてきたのである、まるで雅也の闘志に導かれたようにして現れた刀を見てアフリマンは驚いていた。それはかつて己を苦しめてきた松永紅龍の愛刀、流星刀であるからその刀はすでにこの世に存在していないはずだと思いで見ていたが雅也はその刀を抜いたのであった。
その刀を見てアフリマンは間違いないと思いと少しの焦りを覚え始めていた。その刀は対己用みたいな特別な刀でありほかの武器に比べても明らかにダメージの大きさが変わるのでこの刀を出た瞬間、余裕の表情は消えて完全に雅也を潰すことにしたのであった。
そう、前みたいに失敗をしないために全力で攻撃を始めた、その武器に一撃も当たらないように完全に全力を出して攻撃をした。
雅也は避けながらその一撃にすべてをかけると決めて攻撃の機会をうかがいながら避けていたが邪神のほうがやはり分があり、次第に追い詰められていた。
そして確実に止めを刺すのように攻撃で倒れた雅也の心臓を貫いたのであった。これで大丈夫だと思いで逃げた将希たちの後を追いかけようとして背中を見せた時にはすでに雅也は走馬灯が流れていた。
今まで起きた生まれてから起きたことを一つの映画のように流れていく中で二十歳になった時に親友を病気で亡くして泣き崩れている映像を見て・・・消えたはずの魂が蘇り最後の力で起き上がり持っている流星刀をアフリマンに貫いた。
その刀の力は信じられないぐらいの力を出していたそして最後の力でアフリマンがため込んだ魂をしまい込んでいる器を破壊した。その瞬間に多くの魂たちがアフリマンから出ていった。
アフリマンはしまったと驚きと怒りが出てきた、そして背中でニヤッとしている雅也を頭から切り刻んだのであった。
親友よ、私はここまでみたいだ。でも未来に託せるぐらいの仕事はしただろう、お前ならば必ず倒せると信じているぜ・・・だって私の親友なのだからと思いながら意識はついに途絶えたのだった。
しかし、死に顔は笑みも浮かべているようにも見えて満足な表情をしていたがその一方、アフリマンは大きく力をそがれてしまった。時間もかければまた集めることが可能だが今は将希が生きているこの状況では無理だと考えていた。
下手にすればあの将希に魂たちが集まる可能性だってあるそうなれば勝てない、この男は最後の最後でとんでもないことをさせたなと思いで死体となった雅也の体を蹴り飛ばして怒りをぶつけていた。
くそ、これで追撃しても勝てる見込みがない。それに全体の勝算も大きく減ってしまった、やはりあの男の遺志を継ぐ者たちだ。最初から本気を出して殺しておくべきだった。
だが、そう後悔をしても力は戻ってこなく今は傷を癒すことに専念をしていた。次に会ったときに必ずこの先の未来が決まる戦いが起きると思いでアフリマンは決戦に備えるべく休憩を始めていた。
そのころ、将希のほうでも逃げ切ってすぐに準備を整えて助けに向かおうとしているときに将希が感じ取ったのである。多くの魂たちが解放されることと雅也が死んだことを感じ取り泣いていた。それを見ていた剣丞はどうしたのですかと聞いてきた。
将希は多くの魂たちがアフリマンの手から解放されたとその嬉しい話を聞いて喜んでいた。剣丞は流石、雅也さんってすごい人なのですねと言っていたら将希はそうだと言いながら泣いていた剣丞はまさかと思いで聞いてみたのである。
もしかして雅也さんは死んでしまったのですかと聞いてみると将希は泣きながら頷くのであった。その場で泣き崩れて泣いてしまった将希を見て剣丞は
「将希さん、悲しいのは分かりますけどこれが果たして雅也さんが望んでいたことですか。こうして泣いてくれることが雅也さんが望んでいたことなのですか。自分は違うと思います、雅也さんは未来を希望を繋いで死んでいったのです。ならば生き残った二人でその未来を希望を現実なものにしましょう。それが死んでいった雅也さんの最高の手向けです」
将希は泣きながらもそうだよな、それがあいつも望んでいることだよなと言いながら泣いていて地面に向いていた顔を上げた時には男前の顔になっており完全に先ほどまで泣いていたと思わせないぐらいの表情になっていた。
剣丞もそれを見てこれならば勝てる、雅也さんが命がけで繋いでくれたこの未来を希望を現実なものにして見せます。自分はきっと最高のところにいる、こんなに最高の罪の償いをしてくれる機会が来たのであるから。
それに本当に将希さんと天美さんが同一人物でも好きなことには変わりはないと思いで将希を見て決戦に備えるのであった。
将希は親友が繋いでくれたこの機会を未来を無くさないためにもすべての力を使って戦うことを亡き友に誓うのだった。雅也よ天から俺と剣丞くんを見守ってくれ、そして俺たちが勝つ瞬間をその目で見ていてくれ・・・友よ。