幼馴染が有名人すぎる人の件について   作:人中の蝮

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最終章、八咫烏
決戦ですが・・・自覚はなしです


それから俺はただ修行をして時間を過ごしていた、もちろん効率がいい修行の仕方をしていた。

 

 

その方法は俺なりの裏技で己で使える鳥頭になる呪いをかけてから持っている修行の間に転送させた。ここは一度はいると三億年間は外に出られずにいる空間だ。本来ならば寂しさで発狂する場所であろうがこの鳥頭の呪いをかけるとこの三億年間が三日に感じてしまうのである。

 

 

その理由としてこの鳥頭の呪いにかかるとかけた瞬間から三日後にはかけた直後に記憶が戻ってしまうのである。実はかなり恐ろしい呪いであるがこれをうまく利用すれば効率よく修行をできる。

 

 

ただし欠点は多くの修行ができない事である。だから一日一日を決めて考えても三種類しかできない。まあ、これはごり押しをすれば問題がないのですけどね、それで今回は絶対に負けられない戦いなので俺はこれを使っても十年間ほどの修行をしていた。

 

 

 

だから実際の修業期間は・・・三千六百五十億年間になるな・・・我ながらよくぞここまで頑張ったものだ。おかげで信じられないぐらいの強さを手に入れた。ここまで強くなればもう怖いものはない、それに親友もあの世から連れ戻せると考えていた。

 

 

そんな修行も終えてついに約束の日の前日を迎えていた。明日ですべてが決まるのか、これで久遠たちとも別れか・・・やはりそう思うと辛いよ。できれば俺も久遠たちと一緒に居たいけど・・・現実は甘くはないと言わんばかりにそうさせてくれない。

 

 

正直に心のどこかでは久遠たちが勝ってほしいと願っている。そうすれば楽しく暮らしていけると考えている・・・でもダメなんだそれで多くの者たちが犠牲にしていい理由にならない。

 

 

神としてそれは許されない事である、だから俺は戦うことに決めたのだ。そう悲壮感を出しながら焚火の火を無くさないように持っていた枝を放り込むのだった。

 

 

翌朝、ついに決戦場所に到着してみるとそこには久遠たちはもちろんのこといろんな世界からの義勇兵が集まっていた。俺はその光景を見てそうかこんなに俺のことを想ってくれている人がいたのだなと嬉しくて泣きそうであったが今はそれをしている場合ではないと思い気持ちを入れ替えた。

 

 

 

「ほう・・・ここまで集まるとは少し予想外であったが、でもこれで勝てると思うなよ。では始めようか・・この世界の運命を決める戦いを」

 

 

そう言い俺は戦闘態勢をして戦う準備をしていたら背後から俺の不意を突くように攻撃をしてくるものがいた。俺はその攻撃をすんなりと受け止めてから不意を突いてきた男に対して話すのだった。

 

 

 

「お前ほどの男がこうして不意をしてくるとは・・・少しはまともに勝負をしないか・・セフィロスよ」

 

 

俺はそう言葉を出し持っていた剣を腕で掴み壊したのであった、それを見た瞬間にセフィロスは驚きで目を開いていたがすぐに更に俺は攻撃をして戦闘不可能にさせた。

 

 

これを見たみんなは驚きを隠せないでいた、なるほどこの中で一番強かったのはセフィロスだったのか。そうなると勝利はこちらの手にあるな、あれが向こうで最強ならばたいしたことではないと思いで歩きながら久遠たちに迫った。

 

 

向こうも反撃をしてきたが正直に言ってダメージはなくただの悪あがきであり俺はでは終わらせますかと言いまずは各地から集まってきた義勇兵たちを一瞬で倒して残りはこの世界にいる久遠たちとなっていた。

 

 

 

「久遠よ、これが現実だ。お前たちでは神を止めることができないのである、いくら多くの者たちを集めてもいくら結束しても神に勝てる通りはない」

 

 

俺は冷たい声でそう言うと久遠はそれは違うと言ってきたので何が違うと聞くと

 

 

「確かに一人では我も弱い、ここにいる者たちはすべてそうだろう・・・だが結束をすれば心を一つにすればそれは大きな力になる。支えあっている者は弱くはない、それを教えてくれたのはほかでもない烏だ」

 

 

確かに昔に久遠に対してそう言っていたこともあったがそれがどうした、こんなに圧倒的な強さを見せてもなお戦うつもりか。ならば全力で叩き潰すしかないかと思いで攻撃をした。すると久遠は刀を抜いて受け止めたのである。

 

 

ありえない、どうして俺の攻撃を受け止められるのかと思っていると刀を見てみるとそれは草薙剣であり、どうして久遠がそんなものを持っいるのだ。

 

 

必死になって考えているとその草薙剣からある者の気配を感じたのである、そうかそうかなるほどなそれならばありえない話ではないか。

 

 

そう、そこから感じるのは八岐大蛇である、山城桃花でありそれが協力をしているのかと思いで考えていたがそれでも可笑しいと考えていると

 

 

「これには烏のことが好きな女性はもちろん・・・烏のことを想っている神々に・・義理の父と母の思いも詰まっている刀だ・・・そう簡単に折れると思うなよ、この馬鹿烏ーー」

 

 

そんなことがあり得るのかと思いながら分析をしてみるとそこには確かに義理の父である須佐之男命と義理の母であるクシダナヒメの力を感じていた。それ以外の神の力も感じてなるほど、嘘ではないみたいだなと思った・・・だけどそれがどうしたと思いながら力を強めて鍔迫り合いで押していた。

 

 

悲しいかな、こんなに多くの者たちが集まっても俺の敵ではないとは・・・俺はそれだけ強くなってしまったのか。ならば余計にここにはいられないと別れの言葉代わりに久遠を押して止めを刺そうとしていたら背後から織田家の者たちが一斉に攻撃をしてきたが左腕のほうだけ手を放して背後に攻撃をすると背後にいた者たちはすべて吹き飛ばされて地面に落ちていった。

 

 

 

すると今度は横から一葉が三千世界を放ってきた、俺はそれを見て念力ですべての武器を空中で止めたのである。そしてそれを返すように三千世界を一葉のほうにそのまま返してあげた。

 

 

一葉は急いで己が持っている刀で防いでいたがその多くは一葉の体に傷をつけていた。懲りたかなと思っていたら上から粉雪が持っている槍で一直線に落ちてきて雷気も唱えて突っ込んできていた。

 

 

そうか、うまく使いこなせているようだが・・・相手が悪かった、粉雪と思いながら俺は上に向かって雷光舞桜を放ち、粉雪はその威力の高さに負けて吹き飛んでいった。

 

 

その後にもいろんな人が攻撃をしてきたが誰も俺に傷をつけることはできずに倒れていった。そして最後まで抵抗している久遠に向かって俺は問いかけていた。

 

 

 

「久遠よ、そこまでしてどうして戦うのか。正直に言えばこのまま倒れていけば楽になれるのにどうしてそこまでして苦しいことを背負って行こうとするのか。最後に聞いても良いか」

 

 

「言わなくても理解をしろ・・・烏のことが好きだから、我の最期まで一緒にいてほしいから、どこにもいなくなってほしくないから・・・だから我は戦うのだ」

 

 

俺はそれを聞くと嬉しさが出て来て涙を流していたがそれでも戦いを止めることはしなかった。しかし、久遠は戦いながら

 

 

「どうして烏は素直になれないのだ、己自身の顔を見てみろ・・・泣いているぞ。烏は今、泣きながら戦っているのだ。妻である我が助けなくて誰が助けると言うのだ」

 

 

今の久遠は今まで見たこともないぐらいに必死に戦っていた、その姿を見ているだけでも俺は辛くなっていた。こんなに思ってくれる人を見捨てることになる。久遠の思いを裏切ることになるのは理解していた。

 

 

でも俺にはそれしかないのである、そしてついに動きが止まった久遠にゆっくりと近づきながら刀を久遠を振り下ろそうとしたその時であった、俺の心臓を貫くように後方から攻撃を受けた。そしてこの攻撃は知っている、なぜだなぜお前が生きているのだと思いながら後方に振り返るとそこには

 

 

「あれぐらいの攻撃でこのアフリマンが死ぬと思っていたのか。でも危うく死にかけてしまったがな。でもまさか、こんな好機が来ることになるとは、そこの女には感謝をしないといけないな」

 

 

くそ、完全に死んでいなかったのか。ならばすぐにでも殺さないとと思いながら振り返ってみると姿が変わっておりこれは完全体に近い状態になっていた。

 

 

まずい、ほとんど力を取り戻している。今のは致命傷でかなり厳しい状態になった。このままではせっかく取り戻せたと思っていた世界がと思っていたら

 

 

「ならば女よ、褒美に死をやろうではないか。お前が好きな男の前で死ねるのだ光栄に思うがいい」

 

 

そう言いながら久遠に向かって巨大な魔法攻撃をされたのであった。俺は助けに行かなければまだ勝機があった、ここで久遠を見捨てたら勝ち目はあるはずなのに頭はそう理解をしていたはず。

 

 

 

けれど心が・・・今までの久遠との思い出がそれを許すはずがなかった。考えるよりも先に体が動いて久遠の盾になるように立ちふさがった。

 

 

そして魔法攻撃は俺に直撃をした、これで久遠は助かったが俺はダメージの大きさで倒れたのであった。

 

 

久遠は叫びながら俺のもとに向かってきて泣きそうな声でどうしてだどうしてあそこで見捨てなかったのだと言ってきたので

 

 

「分からない・・・気がついたらここにいたんだ。考えるよりも先に体が反応してしまってな・・・笑えないよ。でも最後にお前の顔を見れて良かった・・・そしてごめんな・・神としての約束・・・将希としての約束を果たせなくて・・・」

 

 

俺は次第に意識が遠のいていき久遠の泣き叫び声が遠のいていきそして最後には何も聞こえなくなった。ただ真っ暗な闇がそこには広がっていた。俺はもうここから逃げ出せないだろうと思いながら俺はただそこにいることしかできなかったのである。

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