紅龍は真剣な表情でだが本当に危険なことだ、命を失う覚悟のあるやつしか連れて行かない。将希のために死ねるという奴だけ手を上げろと言うと久遠を始め、みんなが手を挙げていた。
それを見たそうかと言いではついてくるがいいと言われて久遠たちは紅龍の後をついて行くことにした。そこには将希が生きた屍みたいになっており久遠たちが向かおうとすると紅龍が
「むやみに近づこうとするな、今のあいつは精神的に不安定だ。近づけば攻撃をされるぞ。試しにわしがそれを見せてやろう」
そう言い紅龍は接近を始めた途端に将希が近づくなと言い攻撃をしてきたのであった。紅龍は攻撃を防ぎながら久遠たちに対してだろと言って証明をした。すると久遠がどうすれば良いと聞いてきたら帰ってきた答えは
「あの子に・・・光を照らしてあげてほしい」
そう言われてもここに光などないと言うと紅龍は違う、心に光を照らしてほしいのだと説明した。今のあの状態は将希の心にある本心でありそれをどうか私たちに受け止めてほしい。
そう言われて久遠はならばと言い歩き出した、もちろん将希は誰も来るなと言いながら魔法などで攻撃をしてきた。一葉や結菜たちは危ないと言ってきたが久遠は力強く
「大丈夫だ、我は烏のやさしさが分かる。我らを殺すほどの攻撃はしてこない、今だに体は怪我はしているが致命傷ではない、それに今まで烏が受けてきた痛みに比べたらこれぐらいかすり傷もならないわ」
そう言いながら久遠は将希に歩いていた、将希はひたすらに来るなと悲鳴に近い声を出しながら攻撃をして久遠に当てていた。しかし、久遠はそれを気にせずにただ優しい表情で近づいてきていた。
将希は震えながら来るなと言い怯えていた、もう何も聞きたくない何も見たくないと言い泣いていたが久遠は将希を抱きしめてただ一言をごめんなさいと言い優しく抱きしめていた。
すると先ほどまで続けていた攻撃をやめてその場に崩れ落ちたが久遠がそれを受け止めて優しく抱きしめながら本当に我を想ってくれてありがとうと言い、将希は静かに涙を流していた。
そして一葉に結菜たちも近づいてきて将希はまた攻撃をしようとしたが久遠が
「大丈夫だ、烏にひどいことはしないから信じてくれ」
そう言いながら優しく撫でていると攻撃をしようとしていたがやめてただ待っていた。そして一葉や結菜たちも優しく将希を包み込むように抱きしめてあげた、すると将希が・・・どうしてと一言を言い久遠は
「烏のことが好きだから・・・烏にはいつも世話になっているから・・ただありがとう、烏」
「主様の恩を忘れたことはないのじゃ・・・いつも余のことを想い付き合ってくれたことにありがとうなのじゃ」
「将希にはいつもお世話になっていて、そして見守ってくれてありがとう」
そうみんなから感謝の言葉を頂き将希は次第に心に魂に光がさしてきてそして将希もその多くの感謝の言葉でいつもの笑顔よりももっと嬉しそうな表情をしてただありがとうと言うのであった。
そう言うと暗いこの空間に大きな切れ目が入りまるで卵の中から出るように壊れて余りにも眩しさに久遠たちは目を閉じた。
その後に目を覚ますと先ほどの光景に戻っており。将希が死んだせいなのかそれともアフリマンのせいなのか太陽は消えて暗黒が広がっていた。ここが地獄だと言われても信じるぐらいに暗い世界になっていた。
アフリマンが今にも将希に攻撃を止めを刺しに来ているのが理解をしてすぐに久遠は将希を守るように包みながらただ動いていない将希に対してありがとうと言って涙を流しそれが将希に当たった瞬間に将希の体が光を出し始めた。
その眩しさにアフリマンも攻撃をやめて光を防いでいた、久遠はもっと近くにいるはずだから眩しいはずなのになぜか眩しさを感じられずただ温かいと思って光を出している方を見ていた。
その光は次第に形になって来てその姿は将希になっていたが久遠はいつもと違うとみていたなぜならばいつもの羽が黒ではなく白に変化しており将希自身の髪の毛も白になりどころどころ紋章みたいなものを体に浮かべていた。
光も無くなり姿が完全に見えるようになるとそこには神々しい将希の姿があった、本当にそんな雰囲気を出していたがいつものように将希が
「久遠、心配をかけたな。でも心配をかけた分だけ頑張るから許してほしいな、久遠たちはここに集まって見守ってくれ」
そう言うと久遠の周りに大きな結界が出現して光を出していた、そしてそこに一葉、結菜たちを始めその場にいた者たちが転送されるように集まった。ほかの世界の住民たちはこれ以上巻き込まれないように元の世界に帰して安全を確保していた。
そしてその結界では受けていた傷が治って、体力も回復していた。久遠は将希を呼び止めた。
「烏、頑張ってほしいのと・・・これが終わってもどうか我のもとに留まってほしい・・頼む」
そう言うと将希は笑顔をしながら・・・もちろんと言い返してきた。そして将希は久遠たちに対して
「だからみんなにお願いをしたい、これから戦う相手は一人では無理だ。たとえ俺でも勝てないだろう・・・でもみんなは俺を信じてほしいみんなの想いを一つにすればきっと・・きっと勝てる。どうか祈ってください、その想いが力に変わります。この大神、八咫烏を信じてください」
それを聞いたみんなはもちろんと言い返してだから将希も私たちの想いを信じて戦ってと言われて・・ありがとうと言って将希はアフリマンと対峙した。
「そろそろ良いかな、大切な彼女たちとの別れは済んだかな。どちらにせよこの暗黒が広がるこの世界ではこのアフリマンに傷一つつけられはしない、たとえどれだけの修行をしようともな」
「確かにたとえ今まで修行をしてきた分を百回分をしてもあなたには勝てないでしょう・・・それは俺が一人だから。でも今は違う、俺のことを想ってくれる人、信じてくれている人がいる。これからお前は俺だけではない俺を信じて祈っている人たちとも戦うことになる。それで俺はお前に勝てる」
アフリマンはそれを聞いてならば証明でもしてみるがいいと言い攻撃を始めるのであった。確かにアフリマンの言う通りにこの世界に闇が広がっている以上はアフリマンにダメージすら入ることはない。そう、アフリマンの言っていることは正しいのであったがここでアフリマンに信じられない物を出されたのである。
「ば、馬鹿な。どうして太陽があるのだ、このアフリマンが消したはずなのにどうしてあるのだ」
そう突如現れた太陽で周りは明るくなり闇は無くなり照らされてた。どうしてだとアフリマンが将希を見て理解をした将希があの太陽を創り出したのだとでもありえない、そんなことができるはずがないと考えていると
「この太陽は俺一人の力ではない、ここにいるみんな・・・そして日ノ本の民たち・・・すべての世界の民たちが生み出した日輪だ。お前一人でこの日輪は消すことはできない。そしてこの光は日ノ本を世界を・・そして闇を照らす光だ」
アフリマンはふざけるな、そんな弱者たちが集まった太陽如きで我が闇が照らされてたまるかと言い攻撃を開始した。そんなことでアフリマンであるこの自分が負けるはずがないと思い攻撃をした。
そのころ将希はみんなの想いが伝わりそのうれしさを感じながらこの世界を救う、誰も悲しませずに最高の未来を創ると覚悟を決めて今、アフリマンを対峙した。
俺は溢れる力、みんなの想いを体に集めてそれを力に変えて完全体になったアフリマンと決戦を始めた。余りにも多くの攻撃をしてきたので俺は飛びながら祈って力をくれている雛と麦穂の力を借りた。お家流、暗夜灯明と蒼燕瞬歩の二つの力を使わせてもらうと思いでその身に宿した。
迫りくる攻撃を麦穂のお家流で感じて雛のお家流でそれを回避していった。それを見ていたアフリマンは馬鹿なと言いながら次々へと攻撃をしていたがすべてよけて無傷だった。
見ていた久遠たちは将希の戦いの姿を見て
「おい、麦穂に雛、あれはお前たちのお家流ではないか。烏、いつの間に使えるようになったのだ。その前にほかにもお家流が使えるようになっているのか」
「雛にもわかりませんけど・・・もしかしたら使えるようになっているかもしれませんよ」
「はい、それでも私のお家流が有効活用されて良かったです」
「ということは余のお家流も使えるようになっているのか。主様、どうか余のお家流も使ってほしいのじゃ」
俺は思いでそれに届きながら全く一葉はと思いながらも確かに反撃のためにもここは一葉のお家流を使わせてもらうと思いで避けながら一葉のお家流を発動をしようとしていた。
「一つはこの世にある力・・・二つ、この世に存在しない力・・・三つ、姿はなくともある力・・・今、三つの力を合わせよ・・、そして未来に繋がれる礎となれ、三千世界ーーー」
そう言いながら俺の背後から現れた無数の武器に魔法が一斉にアフリマンに向かって攻撃をした。アフリマンは己が攻撃している物を相殺されたどころかこちらまで来て傷をつけたのである。
ありえない、そんなことはそんなことはと思いで将希を見ていた。だが俺はアフリマンに対して宣言をするのだった。
「みんなの想いの強さ、そしてそれにより生まれ変わった俺を。大神、八咫烏である、太陽の化身となり闇を照らして見せよう」
俺はそう言いアフリマンとの最後の戦いを続けるのだった。この世界にすべての者たちに太陽を・・・光を・・・ありがとうを伝えるために。