それから俺が率いる部隊で今だに混乱している三河の国に侵攻を開始をしたのだった。最初の一戦で俺の軍の強さが理解したのか一気に降伏する城主が多発して更に農民に優しい政策をしていることが三河まで伝わっていたみたいですんなりと農民たちも協力してくれてあっという間に制圧をしていた。
「みんなの協力のおかげで予定よりも早く事が終わらすことが出来そうだ。本当にありがとう」
「いや、これも殿の普段の行いが三河の民たちに理解されていた証拠でござる。某の力ではございません」
「最も~一番理解できる人が理解できていないけどね~」
うん、まあ、それはしょうがないとしか言えないな。俺のことが嫌いでは理解などしたくないだろうしそれでも努力はするけどいい結果が出せるとは思えないよな。でもあの少年、剣丞君はすぐに久遠と仲良くなったことだしこれを機に久遠はほかのみんなと仲良くなってくれると嬉しいだけどな。
そんなことを考えていると雛が俺に対して言葉をかけてきたのだった。
「それにしても将希さんは久遠様以外に好きな人とかいるのですか~」
俺はそれを聞いて少し考えたがそこまで気にする人はいないかな、おそらく異性として好きな人がいるかと聞いているだろうだから素直に今はいないかなと伝えると雛がならば雛を側室に向かえて貰っても良いかなと聞いてきた。
また雛のイタズラかと思い俺はそんなことはイタズラでも言ってはいけないぞと雛に言ってからその場を後にした。
「・・・・これだけはイタズラじゃないよ~雛は本気で狙っているからね~」
誰にも聞こえないような声でそう口から出していたのだったがそれに気が付いたものは誰もいなかった。
そうして進軍をしてついに三河の国でも重要な拠点になるだろう野田城に到着していた。そこは平山城型で居城とかするにはいい場所であった。もし三河を統治して良いと言われたならばここを居城にしたいなと思いながら城を見ていた。
さてさて、意外と要塞みたいになっているからどう攻めようかと思っていた時に信じられないことが起きたのだった。なんと野田城を守っていた城兵が助けを求めてきたのであった。
包囲してからまだ二日しかたっていないから兵糧はまだ残っているはずなのにと思っていたらその城兵から信じられない言葉を口に出した。
それはどこからか現れた鬼たちに城を制圧されてしまったのである、敵ではあるが同じ人間である俺に助けを求めてきたというわけだ。無論、城を取り返したのちは城を好きにして良いと言ってきたので俺はすぐに野田城、攻略戦を始めるのだった。
鬼たちは人よりか身体能力は高いがそれだけでありほかは人間に劣っていた。だからここは乱れずに攻めていけばすんなりと勝てるはずだと思い攻撃を始めた。
すると予想通りに敵に統率らしいことはなくすんなりと撃破して向かっていたが本丸でついに統率らしい攻撃をしてきたのである。おそらくここにここの鬼たちの大将がいるのだろうと思い扉を開けて中に入ってみるとそこには大将らしい鬼を見つけることができたがこの鬼というより鬼女は元々人間だったのではないかと気が付いた。
神の目から見て気が付いた、まだ完全にはなってはいないがこのままでは完全に鬼女となってしまう。そうなれば人に戻るのは困難のことだと思い俺はすぐにその鬼女に向かって突撃をした。
無論、向こうも反撃をしてきたがこちらには時間はないと思いすぐにけりをつけるべく本気を出し俺は神々が使う魔法、中級クラスの雷を出しそれをいつも使っている十文字槍と融合させて鬼女になりかけている者に対して
「痛いかもしれないが我慢してくれ・・・では参る、我が槍裁きを見切られるか、雷竜の舞」
これは十文字槍に雷を融合させて舞うように攻撃をするからこのような名前を付けた。もちろんこの技を地上の人が受けきれるはずもなくその攻撃で吹き飛ばされてその隙に持っていた秘薬でそのの口に飲ましてあげた。
すると痛みが出てきたのか暴れだしそうになっていたが俺が抱きしめて頑張れと言って彼女の無事を祈っていた。
しばらくすると薬が効いていたのか次第におとなしくなり城も完全に制圧して勝利をすることができたのだった。とりあえず先ほど降伏してきた者たちにこの女性は何者かと聞いてみると返ってきた答えは意外な人物だった。
この女性は榊原歌夜康政で三河では有名な人らしい、というよりこの名前って確か徳川四天王の一人で姉川の戦いで奇襲して朝倉を破ったことや秀吉に挑発して十万石の褒美をかけられた人だったじゃないかな。
というかものすごい優秀な人ではないですか、出来ることならば家臣に欲しいぐらいだ。今の家臣は寄騎でくれた雛以外では頼れるのが虎繁しかいないから本当に欲しいけど素直に家臣になってくれるかな・・・それよりも彼女は大丈夫かな。
とりあえず当分この野田城で休んで彼女の状態を見ることにしよう、軍勢を休めたいしそれに残りの城にも降伏してくれと手紙を書かないといけないしと思い野田城でしばらくとどまった。
そして数日後には彼女は目を覚ましたが鬼女になっていたのか恐怖と混乱で悲鳴に近い声をだしていた。俺はすぐに彼女の手を握り
「大丈夫だ、もう君は鬼になったりはしないから落ち着いて。怖いならば俺が握ってあげるから」
そう言うと彼女は少しずつ落ち着きを取り戻ししばらくすると静かになり彼女が俺に対して謝ってきたが別に謝る必要はない、あんな状況になればしょうがない。むしろそれで大丈夫な奴が可笑しい・・・まあ、かつてはそんなやつがいたがな。
とりあえず彼女の無事を確認したから仕事に戻ろうとしたときに彼女が寂しそうな声でこのまままだいてくれませんかと泣きそうな声と表情で言ってきたので俺はそんな顔をされると弱いので残ることにしたがその前に乱れた行動のせいで胸が見えている服を伝えた。
「分かった、残ることにするけど・・・その服装を何とかしてくれないか。先ほどから目の置き所がなくて困っているだ」
そう言うと歌夜はすぐに自分の服装を見て何を言っているのかすぐに気が付き俺に対してみましたと聞いてきたので
「残念ながら俺も男だ、見るものは見てしまう。見たことに関しては謝るけど頼むから服装を直してくれよ」
そうしてその後はお互いの自己紹介をして話を始めた。すると意外にも話が合うので楽しく話をしていたらあっという間に夕暮れとなり俺はやばい全然今日は仕事していないじゃんと思い慌てて歌夜に対して
「すまないが歌夜、仕事に戻って良いか。君と話が盛り上がって気が付いてみれば夕暮れになっていた。俺は仕事に戻るけど歌夜はここでゆっくりとして大丈夫だから、ではまた明日会おう」
俺はそう言い終えるとすぐに仕事場に向かって走り出した、やばい久しぶりに仕事に覆われている。こんな場所で時間を使っていたら久遠に何をしていたと怒られるからなと思い仕事を始めるのだった。
終わるのはいつになることやら、でも本当に気が合いそうな人で良かった。これで家臣になってくれたら最高な展開になるのだけど、そんな展開はないか。
でも彼女はどうして鬼女になりそうになっていたのであろうか。そのことも探して行かないとこの先にこのような展開がないとは言い消えないからな、彼女みたいに嫌な思いをする人を無くすためにも今は頑張るしかないと思い俺は出来る限りのことを尽くすのだった。
そしてそのころに野田城に忍び込もうとする忍びが森の中から観察をしているのであった。