俺はそれから野田城で休みながら鬼に関することを集めて分析をしていた。鬼はある時に突如として現れたと考えれば自然にいたとは考えにくい。もしかして人口で作られた存在なのであれば何かしらの証拠が残るはずだ。
それさえ手に入ればこの事件の解決策が出てくるかもしれないが流石に相手もそこまで馬鹿ではないから出してはくれないがな、でも人・・・いや神でもいずれは失敗はするその時こそ勝負に出る時だと思い今はただこの鬼を食い止めるということを考えたほうが良いと思い対策を考えるのだった。
こうして数日が過ぎてある日に歌夜は国が心配です、我儘は承知ですが国に帰らしてもらってもよろしいでしょうかと言われたので出来ることならば家臣に引き入れたかったが本人がそう望んでいるのならば俺は止める権利はないと思い素直に彼女の帰路の手伝いをした。
荷物やお金さらに万が一また鬼女になりそうになった時のための薬を七つほど差し上げた。歌夜は俺に対して頭を下げて感謝をして歌夜の君主がいる駿河の国に向かって歩き出した。
俺は歌夜が見えなくなるまで見送り俺は城に戻ろうかと思ったときに近くで弱っている人たちを見つけてすぐに持っているおにぎりに水を持って行き大丈夫ですかと聞いてみると何かを言う前に水とおにぎりを食べ始めた。
本当にお腹が空いていたのだろう、それにしてもそこそこな身分の格好をしている二人がここまでなるとはよほどな事情があったのであろうと思い何も言わずただ待っていた。
するとまだ幼さが残っている少女が俺に対して俺を言ってきたのだが別に気にしないでくださいと伝えた。困ったときはお互い様だからな、それにこんな状況を見捨てたら後味も割るしと思っていると
「本当にありがとうなんだぜ、あたいは山県粉雪昌景だぜ」
うん、山県昌景ってあの赤備えの山県昌景ですか。徳川四天王に出会ったと思っていたら今度は武田四天王に出会うことになるとは何か運が良いのか。でもそんな彼女がこんな風になっているなんて武田で何が起きたのかと思っていると
「そして私は武田薫信廉と言うの、よろしくねお兄ちゃん」
「そうか、二人が自己紹介をしたのならば俺もすることにしよう。俺は荒木将希村重という、二人ともよろしくな」
それを聞いた瞬間、二人とも目を開いて俺を見つめた。何かおかしなことを言ったかな、大したことは言っているつもりはないだけどだが粉雪が
「もしかしてあの尾張の龍と呼ばれているあの荒木将希なんだぜ」
「別に驚くことではないよ、俺は龍ではないし君たちと同じ感情を持っている生物だよ」
うん、嘘は言っていない。俺は別に感情はある生物と言ったぐらいだから嘘ではない。それにしてもどうしてこのような場所にいるのかと聞いてみるとそれは武田家で大規模な内乱が起きたというのだ。
その理由として今川義元が死んだので弱くなった今川家を事実上、松平家が奪ったので今川を助ける名分に駿河と遠江の二つの国に侵攻しようとしていたらしい。
けれど薫と粉雪は反対した、それでは今まで今川家から貰った恩を仇に帰すことになるからと言って反対したが聞いてくれずに武田の主は無理やりで鎮圧させようとして軍隊を差し向けてきたので応戦したが負けてこの三河の国まで逃げてきたらしい。
なるほど確かに元の歴史にもこれに近いことは起きているから真実なのであろう。最も起こしたのは信玄の息子とこの山県昌景の兄だがな、やはり少し本来の歴史と違うようだなと改めてそう感じていた。
なぜ三河に逃げてきたと聞くと三河を統一した俺のことを詳しく調べていたのである。その中に俺と久遠の仲が良くないことを知られており薫と粉雪はそれならば相手になりそうな女性を探していると考えたらしくならばそれをうまく利用すれば助かるのではないかと考えたらしい。
別にそんなことをされなくても助けますから安心してください、それに俺にはそんな気はないから安心してくれ・・・・はい、嘘です。少し粉雪に対しては考えていました。
だって風が吹けば確実に下着が見えそうな服装をしているですよ、これを着て恥ずかしくないのと聞きたいが普通にしているから恥ずかしくないのだろうと思う。
それは置いといてならば家臣に誘えるのではないかと思い誘ってみると承諾をしてくれたのであった。やったー、有能な家臣が増えた。これで仕事量が少しは減ると思いながら喜んでいた。
・・・よく考えると俺の家臣は大半が元武田家家臣だなと思った。
武田薫信廉←武田一門
山県粉雪昌景←武田家臣
秋山虎繁←武田家臣
滝川雛一益←織田家臣
もうこれは織田軍ではなく武田軍だなと感じていた。でも家臣が増えたことはうれしいので二人のために歓迎会を開くことにした。これには秋山に雛は賛成して野田城で宴会を開いていた。
すると雛が二人に贈り物を渡したのである、二人は雛の性格を知らないから素直に受け取ったが周りの者たちはまたかと思っていた。すると箱を開けた瞬間、白い煙が一気に出て来て雛はそれを見てにやにやしていた。
そして白い煙が無くなると二人は見事に顔が真っ白になっていて粉雪に対して雛が
「粉雪ちゃん~、名前の通りに真っ白になったね~。とても似合っているよ~」
粉雪は良くもなったのぜ、こちらも仕返しだぜと言って反撃しようとしたがこれも雛の計算内で雛の前は床が滑りやすくなっていたので粉雪は思わず足を滑らした。しかも勢いが良かったのかこちらまで向かってきたのである。
俺は思わず粉雪を受け止めた、本当に雛のイタズラは本気だよなと思っていたら目の前の粉雪が真っ赤になっているのが分かったがなぜだと思っていると手に柔らかいものを握っているように感じていた。そして手のほうを見てみると俺の手が粉雪の胸を揉むように掴んでいた。ついにで言うととても柔らかいです、はい先ほどの下心が出ています。
うん、この後の展開はもうお約束だ。でも知っている攻撃ならば少しは防御力が上がるはずだ、さあ、粉雪よ攻撃をしてこいと思いながら待ち構えていたら案の定に粉雪が真っ赤になり叫んだ。
「な、なにどさくさに紛れて人の胸をもんでいるだぜーー」
そして攻撃された場所は攻撃が来るとわかっていても防御力が上がらない息子に攻撃されて俺は一撃でその場で倒れこんだ。無理無理、ここだけは分かっていてもいたいから本当にやめてほしい。
俺が倒れた反応が周りに受けたのか周りの者たちはみんな笑っていたがここで雛だけは小さな声で
「失敗したよ~こうなることが分かっているならば自分が将希の場所まですべて逃げて行けばよかったよ~」
笑い声でこの言葉は気づかれることはなかった、いろんなことがあったがとりあえず楽しく宴会が出来たことは変わりはなく一応良かったと言うべきなのか、それとも今だに息子が痛く起き上がれない俺は失敗と言うべきなのであろうか。
でも家臣が増えたことはとても良くしかも歴史に名前を聞く人物であり良かったと思うことにした。でも雛には今度は辛い仕返しでもしてやろうかなと思いながら自分の部屋で痛みに耐えながら寝ていた。
翌朝から雛が嫌いな野菜ばかりの料理に変えたおかげで数日後には泣いて謝ってきたので許すことにした。ついでに今更だが俺はこんな身分になっても料理を作ったり調味料を作ったりしています。
これからのことを考えると確かに辛いことが増えるかもしれないが仲間が増えていけばいつかは乗り越えられると信じている。
さて、明日のためにも休むかと思い寝に入るのだった。