ボーカロイドの恋模様   作:睡眠

5 / 7
性的表現が大嫌いマン。
ウナちゃんは11歳だそうですね。
主人公の名前は…とりあえず金田(キンタ)で良いと思います。
キンタマリオの大冒険って言った人は出てきなさい。
後一人称がよくわかんなかったので「ウナ」と呼んでいます。許してちょ


音街ウナの恋模様

 

金田の家

 

「…なぜ貴様がここにいる」

 

「ウナ、お兄さんの家の合鍵持ってるから!」

 

「何言ってんだお前は…そしていつ作ったそんなもん!」

 

「お母さんに頼んだら作ってくれたもん!」

 

「お前んとこの母さん何者だよ!?」

 

鍵を一から作る親を持つこいつは音街ウナ…らしい。お隣さんだ。しかしまぁ確か11歳だろ?いや、そういう話じゃねえんだがな。まあ、普通、11歳の子供に鍵を作って渡すか?…あ、俺の母さんに頼んだのかこいつ!?いや、ウチの母さん前変なやつ通したことがあるからって鍵は全部取り上げてるし…誰かこの部屋にいるのか?団地だぞ?団地。鍵どうこう以前にそもそも母さん鍵持ってなかったし!大家さんかな!大家さんなのかな!?

 

「お兄さんはねー、ウナからは逃げられないんだよー」

 

「何言ってんだお前…いや、良いけどさ。また飯食いに来たのか?」

 

「いいでしょ!」

 

「そろそろ11歳なんだから調理実習くらいはやってるだろ」

 

「ウナねー…お料理できない」

 

「そこに問題がありやしたか!?」

 

「お兄さんは用事あったのー?」

 

「いや、ねえけどさ…」

 

「じゃあ良いよね〜!ウナはオムライスを希望していましゅ!」

 

「そこで噛むのかよ…」

 

「痛いよ〜!」

 

やれやれ御両親様は鬼かはたまた世紀末救世主伝説の時代に生まれた奴らだな。高校生に子供預ける奴がいるか?普通、まあ学校終わってからも児童館なり公民館なり何なりあんだろ。確か。ここらへんにあるかどうかはさておいてとしてだ。いや、近所に確かあったけど!なおさら意味がわからんぞ…?共働きだけど金がねえのかな。まあ良いや…

 

「学校でウナのことウナって読んでたら先生が『流行のゲームでそういう呼び方してる人がいる』とか言いだしたのー!」

 

「自分の名前の部分だけで自分のこと呼ぶ奴は結構多いからな…ガキの流行りはプリキュアか戦隊物か仮面ライダーって言ってやれ」

 

「ウナそんなお子様向けの物見ないもん!」

 

「じゃテレビつけて見ろ」

 

「?」ポチッ

 

テレビ<小学生歌手、音街ウナちゃんの登場です!

 

「ウナが映ってる!」

 

「そうか。オムライスできたぞ」

 

「いやっほー!」

 

「そんじゃ俺お前が飯食い終わったら外に出るから」

 

「え?」

 

「皿洗いはするから安心しろ。本屋に行って勉強しねえと…」

 

「ウナも行く!!」

 

「…何言ってんだ?」

 

「お兄さん一人にしたら迷子になる!」

 

「誰がなるかお前じゃあるまいし!」

 

「んな!?」

 

数分後

 

ルナめ…やりやがったなこの野郎…結局本屋行っても何もないとか言ったらそのまま『じゃあこの場所にいるのー!』とか、何がじゃあだこいつ…確認するが11歳なんだよな?ほんっとーに11歳なんだよな??小学五年生…だよな?まあ良いか。勉強ついでに考えることじゃねーしな…とりあえずウナは寝たし、さっさと課題終わらせてゲームでもするかな…ウナが起きた時用にローカルプレイの奴か…

 

「お兄さん〜」グヘヘー

 

「しかし懐きすぎだろ。ポケ○ンでもこんな懐かんぞ」

 

「十字固め〜」

 

「お前ほんとねてるんだよな!?」

 

…こうして、俺の休日は潰れてしまった。いや、急に考え方を変えたのは、これからが現在進行形だからだ。なんかウナは『お兄さんは私といるのー!』とか言って、なぜか学校にまでついてこようとする。ウチの高校でもウナのことを知らん奴は少数派。すぐに人集りができるのは明白だ。ただ、ただちょっとそれが苦手なんだ。俺がボッチとかそういうわけではないんだ。クソ、嫌な言い訳してるようにしか聞こえん。その上音街御両親の車で送られている…これ高校まで行ってウナごと落としていく作戦か…!?と思ったがウナが駄々こねたらしい。またウナか…

 

私立ワンベナツーリム少年ボール高校

 

「こんなデカい看板見てーの作る金があるならもうちょっと教室わかりやすくしたら良いと思うんだがね」

 

「しりつ…わ、わんべなー…?」

 

「覚える必要ねえぞ。俺も覚えとらんからな」

 

「まじか!」

 

「…後、校舎歩くときはこれな。シューズ。まあ人が集まったら適当に俺の妹とか言っとけ」

 

「彼女さんってこと!?」

 

「お前本当に話聞かないよね。いや、妹にしようとした俺も俺だけどさ?」

 

「じゃお兄さん肩車!」

 

「小五でも重いんだぞ!?」

 

「重い!?」

 

校舎内部

 

「…」

 

「かわいー!本物は違うねー!」

 

「スッゲー!本物だよほんとこれ!」

 

「あう…」

 

「あーほら言わんこっちゃない…いや言ってもねえけど…」

 

「お兄さん…この人たち四角い変なのに向かって喋ってるよ…」

 

「いやそっち?」

 

「天然〜!?きゃーかわいー!」

 

「ウナ。今の人類は語彙力が少なく、その少ない語彙力で生きていこうと努力している途中なんだ。わかるかい?」

 

「ウナはねー、お兄さんの妹なんだよー」

 

「おまここで言うのかよ!?」

 

「そんな!?」

 

「…俺たち、友達だよな!」

 

「うるせー!アイドルが来たのかってくらいうるさいぞお前ら!」バンッ

 

「アイドルが来たんですよ先生!」

 

「うそぉ!?」

 

四時間目

 

「ウナお腹減ったよ〜」

 

「学校休んでまで言うことか…」

 

結果、担当教師とかクラスメイトの目が常にこちら側に来ているのがむしろきつい。こいつ投げてどっか行きたい気分だ。ただそんなことやって見ろ、俺の成績と評判が0からマイナスだ。それだけは避けなくてはならん!しかし、お前飯食いたいのか!?連れていく気がそもそもなかったから弁当も俺の分だけだぞ!?アレか!?俺にパン買ってこいと!?どこの世紀末覇者!?いつの番長!?時代いつ頃だよ!?

 

「…お腹すいた〜!」グリグリ

 

「頬を押すなちょっと待ってろ弁当食わしてやるからほんとやめて顔が揺れてほんと何も書け」グイッ

 

「…罰」ニヤッ

 

「可愛いなー…アレが妹って良いな…」ボソッ

 

「あーあー、帰るまで静かにしてたらプリンあったのになー?」

 

「!?」

 

「卑怯だ…」ボソッ

 

「この元素がここと結びついて(ここで聞き取る)そしてそれが金田お前の頭に当たると言うわけだ」

 

「その後出しはずるいぞ金田!」

 

「…これだから連れてきたくなかったんだよなぁ…」

 

「…えへ」ニヤッ

 

昼食

 

「…ウナのお弁当!」

 

「やっぱか…ほれ、飯だ」

 

「あー金田くん、一緒に食べて良い?」

 

「…あんたは…えっと…」

 

「ダメ」

 

「え?」

 

「…いや確かに一緒に食いたいのはウナだろうけどさ…」

 

「やだ」

 

「え、えぇ…?」

 

「ウナ、お兄さんと食べたい」ムスッ

 

「そ、そう…」アハハ

 

「…お前ほんと我儘だよな」

 

「ふん!ウナはウナの幸せを追い求めるもん!」

 

「小五が言うセリフか…」

 

さらに翌週

 

とまぁ、かなり失礼なことがあった1週間だった。いや、むしろあの後俺の住んでるアパートに変な奴が集まるようになったくらいだろうか。変な奴が「おたく〜…お金あるんでしょ〜?」とか言ってきた時は思わずフライパンで蒸しちゃったよ。全く最近の奴は礼儀がなっとらんからいけんのだな。こればっかりはおっさんの言うことに賛成だ。あとは…変な女が「一目惚れしました!」とか言ってきた時はウナが出たな。なんかすごい悲痛な叫びで何かを訴えてたけどとりあえずギャン泣きしてたのか全く聞き取れんかった。

 

「…ね、お兄さんは好きな人いるの?」

 

「おらんな。おらなさすぎてオランダが成長するくらいにはおらん」

 

「何言ってるのお兄さん」

 

「で、それ聞いて何がしたいんだ?」

 

「お兄さんが誰かにって考えるだけでウナの胸がざわつくの何でだと思うー?」

 

「…それって胸痛(きょうつう)じゃね?なんかの初期症状だった気が…」

 

「ええ!?」

 

と、いうわけでかなりの病院を回ろうとしたがウナの「大きい病院行こー!」という一言で一つだけになっちゃった。結果は何もなし。いや、そりゃそうだよなぁ…うん、だってさ…まあ、胸の正体がわかんないままはダメだろうと一応御両親には伝えましたけどね!両親も心当たりないから仕方ないね!

 

数ヶ月後

 

「ね!お兄さんはさ!勉強に集中してるんだよね!」

 

「…まあ、そうだな」

 

「…お兄さんはそのせいで最近オムライス作ってくれないの?」

 

「いや、まあ…な。そろそろ勉強しないとやばいって前言ったろ」

 

「…じゃあ、どうすればオムライス作ってくれるの?」

 

「何言ってんだお前?オムライスなんて、俺が昼飯作るときに呼べば」

 

「お兄さんがずっとウナと一緒にいてくれるにはどうしたら良いの?」

 

「え、いや…むずいな…」

 

「じゃあ…」スッ

 

「ウナ、フォークをそうして持ったら危ないって」

 

「こうする!」ブスッ

 

「!?」

 

…ウナちゃんはもうウナさんと言いたい気分だ。御両親にどうやって言えば良いんだか。誰が言えるんだよ。医者が代わりに言ってくれねーかな。フォークで目ん玉ブッ刺しましたなんて御両親信じるか?しかも、何?原因は多分僕ですって付け足して言えるか?いや、今後生きてく先で、片目失明したって歌手としてなら生きていけんのか?いや知らねえけどさ。怖えよ。もう。左目にフォークがブッ刺さる瞬間なんて思い出したくもねえっつーのに…

 

「…どうしよ…」

 

「お兄さん…」

 

「ウナ…お前、やってくれたなぁ…!」

 

「こうすれば、お兄さんは…一緒にいてくれる…かな…?」

 

「一緒にいるからもう目は潰さないでくれよ?」

 

「えへへ…」

 

これは後で知ったのだが、御両親はこのことを聞いて「とうとうやったか…」と言葉を漏らしていた。理由聞くと随分前から精神が不安定だかなんだかで危険っぽい感じになってたとか、なってなかったとか。それでこの行動かい。社会的に死ぬとこだったわ…!

 

「…とりあえず、左目の失明で済んだのは…良しとして」

 

「金田くんは…もうウナから離れるのは難しいかな…」

 

「ま、ですよね…」

 

 

 

 

 

 

 




大体二人目の無傷で帰還しちゃった系主人公。
気に食わんかったらお詫びします。お腹の調子に誓いますよ。ええ。
お腹の調子悪いですけどね!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。