霧幻旅【秘封倶楽部】 作:萩崎紅葉
少女幻葬~Necro-Fantasy
幻想の永遠祭
いろいろ調べたんですけど、冥界を探索した様子が載っていなかったので冥界探索は飛ばします。
冥界探索をしようとした3人だったが、結局幽霊であろう白髪の侍に追い返されてしまった。
「そういえばこれ、誰のお墓かしら?結構古いお墓みたいだけど。」
メリーが2人に聞いた。
「最初の文字は『西』に読めなくもないね。後は『古』と読めるぐらいか。」
「最後の文字は『年』?『寺』に読めなくもないけれど。」
「真ん中に関してはもう解読不能ね。」
夏楓と蓮子が読みにくい墓の文字を調べる。こんなところにぽつんとある墓だ。流石に最近建てられたものとは思えない。献花もされていないあたり、管理者もいないのだろう
、
「読めない、ってことはやっぱり風化してしまったのかしら。」
「相当古い墓だろうね。」
夏楓の考えでは、この墓はもう建てられてから1000年以上は経過しているらしい。
「でも1000年以上前でこんなお墓が建てられるなんて、この人は結構な偉人だったんだのね。」
「そんな偉人なら、役所に何かしらの記録が残ってるんじゃないの?わざわざここに放置しておくとは思えない。」
蓮子が聞いた。
「いや、この地域にはそういう墓も多いんだ。無理もないよ。なんてったって都だもんね。」
「まぁ、冥界に行けただけでもう十分じゃない。もうすぐ夜も開けるし、そろそろ帰りましょう。」
こうして、秘封倶楽部の蓮台野探索は終わった。
3人は、『冥界に行く』という偉業?を成し遂げたのだった。
秘封倶楽部―――表向きはオカルトサークルのくせに降霊や除霊をしない不良サークル。しかし裏の顔は日本中に張り巡らされた結界を暴くサークルだった。均衡を崩してしまう恐れがある為、日本では『結界を暴く』という行為は禁止されていたのだった。
まず、一般人は結界を見ることも通り抜けることも出来ないので、結界を暴く事は不可能である。
しかしメリーは結界を見ることが出来る。
メリー曰く、「不可抗力だから仕方がない」とのこと。
こう見ると、いかに秘封倶楽部が不思議なサークルであるのかがよく分かる。
蓮台野探索からしばらくして―――
紅葉も終わる晩秋、またしても秘封倶楽部の会議が始まろうとしていた。
いつもの事ながら、蓮子は会議に2分19秒遅刻していた。彼女は夜、曇っていなければ空を見上げるだけで時間が分かるので、時計を見るという習慣が無いらしい。そして蓮子はいつものように写真を取り出し、話し始めた。
「ねぇ2人とも、博麗神社にある入口を見に行かない?」
また秘封倶楽部の活動が始まるのであった。
次は番外編です。