シャルティアの中身が一般人だったら   作:ロリ子

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一度消えてしまって、モチベ死んでました


一般人 寄り添う

「マーレよ、今回はナザリックを隠蔽するという大役ご苦労だった。

お前の働きはナザリックの者たちを守ることに大きく繋がる大事な役目、それを早くクオリティの高く仕上げてくれたこと感謝する」

 

「か、感謝などもったいない!!」

 

「マーレ、そのやりとりもう3回目でありんすよ。

モモンガ様が感謝を伝えているのだから素直に受け取るのが忠義でありんすえ。」

 

私たちがこのやりとりをしている理由は空から降りて、マーレの側に着地する少し前に遡る

 

空から降りる最中、マーレの働きに報いようと何かいい褒美はないかと考えていたモモンガだったが私としては原作で渡されていた、リング・オブ・アインズ・ウール・ゴウンは渡して欲しくなかった

 

あればナザリックの防衛という面でも、正妃争いという面でも不要な火種を起こす代物だ

 

それに褒美というなら声をかけるだけでも十分だろうと私は思っている

 

別にマーレの働きを軽く見ているとか、ナザリックのために働くのは当然だからという理由ではない

 

これはモモンガ様の意識改革のためなのだ

 

モモンガ様は自虐的なところがあり、私たちに対してもいつか見捨てられるのではないかという思いを持っている

 

しかしナザリックにいる全てのものは例えモモンガ様が偉大な支配者でなくとも、弱い人間であろうとも見捨てることなどない

 

私たちを繋いでいるのは義務感や力や恐怖によるものではなく敬愛や尊敬、家族の絆のような、父母と子の絆にも近いものなのだ

 

母との温もりや仲間との絆を大事にしてきたモモンガ様が私たちとの間にある絆を理解することでモモンガ様の精神的な孤独は少し良くなるのではないかそう考えてのことである

 

「モモンガ様、マーレには物品による褒美よりお褒めの言葉をかけるのが宜しいと思いんす。」

 

「ん?流石に何か渡してやらないといけないのではないか?

これだけのことをやってくれたし、部下の働きに応えるのが上司というものだろう?」

 

「確かに妾たちはモモンガ様の僕、ですがそれと同時に心の奥底では家族のような絆を感じていんす。

それにマーレはまだ幼いでありんすからものによる褒美よりも父に褒められるということの方がいい褒美になると思いんす。

ぶくぶく茶釜様がお隠れになられ幼いあの子たちは寂しく思っていると思いんすから。」

 

「そうか…マーレたちも寂しかったんだよな…

俺も母親に褒められた時はどうしようもなく心が温まったものだ…

わかった、マーレにはしっかりと褒め言葉をやらねばな!」

 

「それがいいと思いんす!」

 

というわけでマーレの側に降り立ち、その仕事っぷりを褒めたのだが、感謝などもったいないと言われ何度もそのやりとりをしてどうしていいかわからなくなったモモンガ様がこちらに助けを求めるような雰囲気で顔を向けられたので、マーレにアドバイスをすることになったということだ

 

「そうだマーレ、少しこちらへ近づいてくれるか?」

 

そうモモンガ様がマーレに自分の元へ近づくように命令し、マーレがおどおとと近くと優しくマーレの頭を撫でた

 

「も、モモンガ様!?!」

 

「すまない、驚かせたか?」

 

「い、いえ、嬉しいです。

でもなぜ急に頭を?」

 

「恥ずかしい話だが先程シャルティアに抱きしめられ頭を撫でてもらっていたのだ…

そしたら、不安や寂しさとか薄れたのでな。

マーレにもしてあげようとと思ったのだ。

シャルティアがお前たちも私と同じように寂しがっていると教えてくれたのだ。

マーレにとってぶくぶく茶釜さんは親のようなものだからな、寂しいはずなのに気づいてやれずにすまなかった…

代わりにというのはおこがましいが、私はお前たちの皆自分の子供のように愛している。だから寂しくなったらちゃんと言いなさい。」

 

「ありがとうございます…」

 

目を真っ赤にさせ、泣く寸前と言った姿のマーレの優しく撫でるモモンガ様は種族が違っても本当の親子のようだった

 

しかし、ずっとこうしているわけにはいかない…こちらに向かって歩いてくる人影が2人

恐らくアルベドとデミウルゴスだろう

 

「モモンガ様、アルベドからとデミウルゴスがこちらに向かってこられていんす。」

 

あまりおおきな声を出してこの優しい雰囲気を壊すのが嫌だったので背伸びをして、耳元で小さく囁く

 

「こちらにおられましたかモモンガ様」

 

「あら、シャルティアもここにいたのね」

 

「デミウルゴスにアルベドか、何かあったか?」

 

デミウルゴスとアルベドに気づいたモモンガ様はマーレの頭から手を離し、デミウルゴスとアルベドの方を向き話すが、忠誠の儀の時とは全く違う柔らかい雰囲気を出している

 

「はい、私はナザリックの警備システムの再構築が終わりましたのでそのご報告を。」

 

「私はシャルティアがモモンガ様の共をすることになったので第一階層の警備の強化と何かあった時すぐ駆けつけられるようにするために、第一階層に控えておりました。

話は変わるのですがモモンガ様、何やら良いことがあったようですがどうされました?」

 

まぁそう言ってしまうのも当たり前だろう

先程押しつぶすようなオーラを放っていた支配者がいまはホワホワしたオーラを放っているのだから…

 

「あぁ、大したことではないのだがな。

私もこの状況に不安や寂しさを感じていたようでな…

それをシャルティアが見抜いてな、抱きしめられ頭を撫でられていたのだが、久しぶりに母の愛や仲間との絆、そしてお前たちからの想いを感じて久しぶりに孤独から解放された気分になっていたのだ。」

 

ギリィィ

金属音かと間違えるほどの歯軋りがこのホワホワした空間に響く

誰が聞いてもわかるだろうが発生源はアルベドだ

般若のような形相で私を見つめているがデミウルゴスやマーレ、モモンガ様もスルーすることにしたようだ

 

「そうでしたか…シャルティアがそんなことを。

モモンガ様の孤独を見抜けたかったのはこのデミウルゴス不徳の致すところであります。

しかしながらモモンガ様ナザリックに住まうもの皆がモモンガ様を尊敬し、慕っているのです。

決して我らがモモンガ様を孤独にさせないと断言致しましょう!」

 

「そうか、お前もウルベルトさんがいなくなって寂しいはずなのに、俺は幸せ者だな…」

 

「モモンガ様、確かにウルベルト様はお隠れになりました。

しかし私たちにはまだモモンガ様がおられます。

だから皆立っていられるのです。

最もお優しい方は貴方様なのですよ。」

 

その言葉を聞きモモンガ様は固まったかと思うと先程マーレにやったようにデミウルゴスの頭を優しく撫でる

 

「これからも私を支えてくれるか?」

 

「もちろんですとも!!

このデミウルゴスこの身が朽ちようと御身を支えさせていただきます!」

 

ギリィィギリィィギリィィ

 

歯軋りの音に流石に危機感を感じ耐えきれなくなったモモンガ様はデミウルゴスから手を離し早口で喋り始める

 

「そ、そうか!よろしく頼む!

それでは私は一度自室に戻りこれからのことを考える。

各員はそれぞれの次の動きに入れ!

 

 

それではな、ゲート!」

 

 

 

「あとシャルティアよ…

お前に救われた。

ありがとう、また甘えさせてくれ…」

 

 

そう言い残しモモンガ様は逃げるようにゲートに入っていった

 

 

え、この空気どうしたらいいの??

アルベド超睨んできてるんですけど…




ペースが遅いので少し駆け足で行きました
次で異世界転移編を終わらせてカルネ村編に行きたいです

この世界に対してナザリックは

  • 親愛なる隣人スパイダーマッ!
  • この世界は悪意と地獄でできてる
  • 可哀想は可愛いって本当ですか?
  • 正義降臨
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