モモンガから見たシャルティア
俺の名前は鈴木悟 いやモモンガ
俺は今サービス終了のゲームに取り残されたと思いきや、異世界に転移してきている
苦楽を共にした仲間は一人もおらず、あるのはナザリックと仲間が残していった忘形見とも呼べるNPCだけ
不安、孤独、焦り、そんな感情が延々と湧き出てくる
ここのいるのは悪意に満ちた化け物として生み出されたものばかり
きっと俺の本質に気づけば裏切ってくるだろう
怖い
だが俺はきっとナザリックもNPCも殺せない
大切な思い出だから
そんな矛盾した思いを救ってくれたのはシャルティアだった
ペロロンチーノさんが俺を支えるために設定を練り直したシャルティアはなぜが一目あった時から大丈夫と言う確信があった
しかし忠誠の儀とやらが終わりおそらく守護者たちは俺に対して絶対の忠誠を抱いているのがわかったあとシャルティアの気持ちは他の守護者とは違うのではないかと言うことを思い始めていた
そして第一階層でシャルティアに会い、ペロロンチーノさんからの話を聞いたあと違和感の正体を知る
あぁ、シャルティアは俺の隣に立とうとしているのか。後ろに控えるのでもなく、前でひざまづくのでもなく、隣
これがどうしようもなく嬉しかった
まだ俺には仲間がいた、ただその事実が
そして色々な感情に呑まれているうちにシャルティアに頭を抱きしめられていた
ふわりと香る女の子らしい匂いや柔らかさ、そしてシャルティアからの愛を感じ涙が止まらなかった
それは幼い時の母の愛を思い出させ、仲間といた時の心強さを彷彿とさせるものだった
シャルティアが抱きしめるのをやめるとついもう少し抱きしめてほしいだなんて恥ずかしいことも言ってしまった
マーレに対しても大人気ない嫉妬をしてしまい反省をした
だがそのくらい俺の中でシャルティアを離したくないと言う思いが膨れ上がってしまっていた
以前の俺なら世界で一番大切なものはギルドメンバーと言っていただろうが、今ならシャルティアと言ってしまうかもしれない…
シャルティアは俺の心の穴を塞いでくれたのだ
そして心の穴が埋まるとマーレやデミウルゴスがナザリックのために動いてくれていることに対しても愛おしくなりついつい頭を撫でてしまった
俺がされて嬉しかったことをしてあげたいそんな子供っぽい気持ちだったがマーレとデミウルゴスは喜んでくれたようでよかった
また俺もやってもらわねばな…
ただ怖いのがアルベドだ
ギラギラとした獣の様な目をしており、忠誠の儀でもマーレに向かってきつい口調で注意をしていたし、怖い性格なのだろう
マーレやデミウルゴスの頭を撫でた時も般若の様な顔をしていたので、守護者や俺がこんな緊急事態にまったりとした空気を出しているのが相当不快だったのだろう
どんどんアルベドから出る凄みは増していったのでつい逃げる様にその場を後にしてしまった
だが重要な事は忘れない、シャルティアにはちゃんとまた甘えさせて欲しいと言っておかねば、そしてシャルティアはわたしのものだと男性守護者にもそれとなくアピールをしなくては
シャルティアは私のことを落とすと言っていたがもうとっくに落ちているのだから
次こそイチャイチャパラダイス
この世界に対してナザリックは
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親愛なる隣人スパイダーマッ!
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この世界は悪意と地獄でできてる
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可哀想は可愛いって本当ですか?
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正義降臨