ファイナルファンタジー14 異譚 獅子の子タジムニウス    作:オラニエ公ジャン・バルジャン

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以前発表した用語集になります。自分でもびっくりするぐらい沢山の設定があった為、物語に必要な情報を絞り、今回はブレトニア王国のみの発表になります。次話以降ライクランドやドワーフやハイエルフの設定を書きたいと思います。


獅子の子タジムニウス用語及び設定集(国別)ブレトニア編

1.ブレトニア王国

正確な時期は不明だが第五霊災直後より誕生した封建制の王国。

 

大元はライクランド帝国より派遣された南方開拓者とその護衛を務める騎士団から端を発する。

開拓は順調だったが諸種族との戦いが激化し、本国ライクランドの政争も激化し事実上放置され、追い詰められ現在のアルトワの森に逃亡した。

開拓団と騎士団は泉より現れた女神ハイデリンの加護を受け、その後騎士団が決死の突撃を敢行、諸種族の連合軍の駆逐に成功し、南方の平地を統一、その後騎士達がそれぞれの地を領有した。

クーロンヌ公爵領、リヨネース公爵領、アルトワ公爵領、アキテーヌ公爵領(帝国奪還戦争時点、つまり現在は欠番)、パラヴォン公爵領、ボルドロー公爵領、カルカソンヌ公爵領の六つの公爵領が誕生し王国を形成するに至った。

 

後に東灰色山脈に東方からの亡命者(タナトス家の先祖)が公爵に叙勲され山城ブラックストーン城を建設、山道入り口に城下町を建設し、ドワーフ族の小都市二つを統合しタナトス公爵領とする。

更に後にドワーフ族一大居住地オルカル山地とアスール(古代エレゼンの巨大王国の民)の末裔が住まう魔法の森も統治者を公爵に叙勲し公爵領として併合する。

 

王国として成立したブレトニアは騎士の国として世界各地に認知され、その名に恥じぬ屈強な騎士団を以て嘗ての同胞にして主君であるライクランド帝国と戦ったり、東方、西方の侵略者を退け、又は泉の女神の名の下に十字軍を差し向け少なく無い領土を切り取ったりしていたが、建国から戦いが頻発していた為文化技術的には周辺国に見劣りする物があった。

 

この文化技術的な差は彼らブレトニア人の独自技術であるブレトニア銀の製造など一部分野の特化や、貴族農民の対立など様々な経緯を挟み、最終的にライクランド帝国と統合しアルトドルフ帝国建国の時まで埋まる事は無かった。

 

文化的な差があって今日に至るまで社会基盤は農民であるがアルトドルフ帝国として統合以降、国民の教育運動も併せて進み、もとより肥沃な大地の恵みを一身に受けるべく長き歴史があり、その恩恵として様々な食材やよく肥えた家畜、優秀な軍馬、天馬を育成する環境も整っており工業化にこそ遅れを取ったものの、国そのものは比較的豊かであったという。

 

始祖王はジル・ル・ブレトン、中興の祖にルーエン・レオンクール(レオンクール王朝の祖)、先王はフィリップ・ド・レオンクール九世、現国王はフィリップ九世の子、タジムニウス・ド・レオンクールである。

 

2.ブレトニア王国軍

ブレトニア王国の暴力を司る部署であり、陸軍と海軍に分かれている。

 

3.ブレトニア陸軍

陸軍は封建制国家の為、実際は各諸侯の領地より徴兵された軍隊の為、最終的な指揮権は王と王に任ぜられた元帥にあるが、基本は領主達がそのまま指揮官として各部隊を動かす。

 

各公爵領二〜四万の軍を保有し、招集ラッパが鳴り響いた時、公爵達は家臣を纏め、王の元に馳せ参じる。

 

軍の主力は何処の国にも漏れず歩兵であるが、ブレトニアの歩兵の大部分は領内に住む農民達である、それ故に士気や能力の差はブレトニアにとって大きな弱点となった、然しそれを補って余りある各騎士団の戦闘力は他国の追随を許さず(元を正すと非騎士階級の兵が弱いのはブレトニアの農作物やら家畜の肉やら酒やらを貴族が年貢として納めさせ、これら平民農民がその恩恵に預かれないからだが)、無敵と評された馬上槍を構えた突撃(ランスチャージ)など世界各地で武勇伝を量産した。

 

国内事情が磐石化していくにつれ、騎士団の増員と合わせこれら徴収兵の改革も進んで行った。

 

先ず、国民の食事情の改善により、貧相な体格が主だった農民達は体格がガッシリとしていき軍役に耐える様になり、工業化の促進により、同一規格の軍装が整えられる様になり、ライクランド帝国式の歩兵戦術の導入など様々な形で進化していった。

 

装備する武器は主に剣や槍、弓や弩、そして投石機トレビュジェットであったが、次第に火薬式の武器、つまり銃火器や火砲も装備に入った。

 

ブレトニアは騎士道を重んじるが故に銃火器は当然、弓や弩も忌避されてきた、更に始祖王ジルが弓矢によって暗殺された事からブレトニアはこう言う遠距離武器は主体を占めることは無かった。

 

しかしルーエン王の統治が始まると近代化政策が進み、銃火器を主武装とする銃士隊の創設やライクランド式火砲の輸入、製造技術、設備の導入、騎士、貴族階級の意識改革などが進み、ブレトニア軍は近代化軍への歩みを始めた。

 

その頃には徴収された兵より志願して軍役に就いた職業軍人の数も多くなっていったという。

 

然し、ガレマール帝国との決戦後敗退した事により大部分が解体され、各公爵領の騎士団は縮小させられた為後の独立戦争、以降の帝国再統一戦争時は軍役復帰者も含め徴収兵が大半を占めてしまっている。

 

4.ブレトニア海軍

ブレトニア王国は重農国家であるが海運国家としての側面も併せ持ち、それを成し得る為、海軍の整備に余念が無かった。

 

成立後暫く時が経ったが木造帆船を多数建造し、様々な国への交易を始めた、これら船の積荷はブレトニアで採れた豊富な農作物や塩、陶器、家畜、馬、ある時はブレトニア銀を使った豪華な甲冑や武器であった。

 

そして、それを護衛するための船の建造も併せて行われ、豊富な火砲を積む大型ガレオン船も多数建造され、一大軍事組織として誕生したのがブレトニア海軍であった。

 

ブレトニア海軍の戦歴そのものは余り無いものの、船団護衛に全力を注ぎ、常に訓練に明け暮れていた事から大半の戦果は白星を上げている。

 

第六星暦中期頃、ブレトニア海軍、というよりアルトドルフ帝国海軍は大規模改革が行われる事になった、全ての軍艦は空中及び水上航行可能な装甲艦とするという前代未聞の改革が行われた。

 

これが完遂するのはガレマール帝国台頭の数年後であるが、小型コルベットから全長一キロに匹敵する艦隊旗艦級戦艦に至るまで全ての軍艦が装甲飛行艦で有り、ガレマール帝国と唯一同等の飛行戦力を保有するに至った。

 

そしてその長年の努力はガレマール帝国との艦隊決戦となったノルドランド上空会戦に於いて辛勝では有ったものの、ガレマール帝国軍の大艦隊に勝利し、当初世界各国に世界の覇者はアルトドルフ帝国に違いないと認識させる程であった。

 

その会戦に於いて、ブレトニア海軍は主に装甲巡洋艦と、ペガサス、ピポグリフ騎士と小型飛空艇を収容する空母を主力とする空母戦隊の任に就き、ガレマール帝国軍艦隊への先制攻撃を成功させ、巡洋艦以下小型艦艇での突撃戦に於いては友軍艦隊を鼓舞し、多大な戦果を上げ、ソル帝をして、空中での勝利は不可能と判断し、帝国存亡と天下を賭けた大規模陸戦に望みを託させるに至り、結果諸国への侵略を遅らせる要因にもなった。

 

これだけの戦果を上げたものの、キスレフ国境の決戦に於いて、ライクランド選帝諸侯の裏切りによりアルトドルフ帝国は敗北、ライクランド帝国の艦艇は比較的温存を許されたのに対しブレトニア王国の艦艇は解体破棄を命じられ相当数が解体される羽目になり、一挙に衰退する事になる。

 

然し、それでも尚、多くの艦艇が混乱に紛れガレマール帝国の手から逃れ、その大半が遠く任地に居る遍歴騎士団に合流し、帝国再統一戦争時には逃れた艦艇は王国に合流、嘗ての同胞を相手に砲火を交えている。

 

5.泉の女神

ブレトニア王国記に度々登場する人智を超えた存在。

 

その見た目は正にヒューラン族の美女である。

 

凄まじい魔力を持ち、その力は天地すらも左右してしまうほどである。

 

女神が最初に現れたのは始祖王ジルがアルトワの森に逃れた時である。

 

女神はジルが居た泉から現れた、ジルは咄嗟に我が剣と旗を祝福して欲しいと懇願し女神はその様にし、黄金の杯に泉の水を汲むとジルに飲む様に促したという。

 

かくして水を飲んだジルは凄まじい力と勇気に溢れ、他の騎士達も同じ様に水を飲み敵を倒し、王国を作り上げた…。

 

この女神は以降ブレトニアを事あるごとに導く様になるが、実のところ女神の正体は、この星の歴史にて度々登場する光の戦士に力を与えたと語られる星の意思であるハイデリンその人であり、ハイデリンの加護を受けた騎士は光の戦士という事になる。

 

ジルの治世迄は女神はジルの元で民を導いたがジルが死ぬと女神は泉の底に姿を隠し、以降女神が指名した代理人泉の聖女が事あるごとにブレトニアを導く様になる。

 

余談だがエオルゼアの北方都市シャーレアンは当初泉の女神をハイデリンでは無いかとするブレトニア側の主張を一切取り合わなかったがそれに対し怒り狂った神父が十字軍を提唱し、同調する騎士や従軍神父達が現れ、侵略寸前にまで外交問題が悪化した事と、考古学権威を務めるシャーレアンの賢人達の研究報告によりハイデリンである可能性が高くなり第六星暦末にはハイデリンであるという認識に改めたが一部学会は否定しており、ブレトニア王国はこれら学会の領内領海侵入を固く禁じており、これらに侵入した暁には一切の裁判を行わず聖杯教の名の下に火炙りに処すと宣言している。

 

6.聖杯教

泉の女神を信仰する宗教。

 

泉の女神、つまりハイデリンを信仰する宗教(ハイデリンを信仰している事を知るのは成立から遥か時を隔てた後であった。)であり、三大陸を広く見渡してもハイデリンを信仰する宗教は他に無い、そもそも光の使徒以外ハイデリンの存在を基本知る事極めて珍しい為ハイデリンを信仰する宗教としては唯一である。

(ライクランド帝国に於けるシグマー教は、ハイデリンの加護を受けたとされる始祖帝シグマーを信仰する宗教の為ハイデリン信仰では無い)

 

聖杯教の発端も彼女によって加護を受けた騎士達とその戦いを見た民草が発端であり、王国成立と同時に国教となった。

 

名前の由来は泉の女神の持つ黄金の杯から来ている。

 

教えの内容は、女神を信仰し、清く正しい心と勇気を持ち、困難と恐怖に立ち向かえば、皆誰しも聖杯を口にし、永遠の命を得ると言うものである。

 

宗教指導者は象徴として泉の聖女が担い、実務は大司教が務める、現大司教はカルカソンヌ公ジャンである。

 

7.ブレトニア騎士団

各公爵領によって組織された公爵直属騎士団や巡礼遍歴騎士団、聖杯教によって結成された聖騎士団の総称である。

 

ブレトニアの歴史は騎士団の歴史でもあり、必ず騎士団が関わる。

 

王国建国に関わったのもジルとその友人達で構成された『開拓者護衛の騎士団』であり、ガレマール帝国に敗北後、国外へ脱出する者たちの時間稼ぎの為にフィリップ九世と共に出撃したのも王直属騎士団『獅子心騎士団』であり、現リヨネース家の始祖聖女レパンスが結成したリヨネース騎士団など様々な歴史に関わっている。

 

ただ一つ共通点があるとすれば彼らはブレトニアの為に女神の為に、騎乗し、槍と剣を振るう存在であると言う事である。

 

戦史の観点で見てもこれら騎士団は騎馬戦、そして徒歩騎士としての歩兵戦でも卓越した戦士であり、有能な騎士団総長や将軍に率いられた彼らは他国からは正に尊敬と畏怖の対象になったとされる。

 

現在世界各国でも騎馬戦闘や重歩兵戦術の教本では彼等の戦史が参考にされる程である。

 

8.ブレトニア銀

ブレトニア領内で豊富に取れる特殊な銀であり、通常の銀より遥かに高い質と硬度を合わせ持つ。

 

ブレトニアの鍛治士達はこのブレトニア銀を使い武器や鎧を組み上げ、これら武器は刃こぼれや錆に強く、鎧は生半可な銃弾は弾き返してしまうほどの強度を誇る(これ程の性能の鎧は高位の貴族や騎士でなければ装備出来ず、平騎士や一般兵が装備する鎧は丈夫でこそあれ、そこまでの性能は無い)とされる。

 

その秘訣は銀鉱石に魔力が秘められており、これを丹念に叩き、鍛え上げる事で強力な武具になる。

 

過程こそ違えど、魔力を込めて製造される鉄鋼資材ミスリルに通じる物もあり、ミスリルの亜種として認識されることもある。

 

古代のブレトニア銀を使用した武具は伝説級の価値と性能を誇る事で知られており、王の佩剣である『クーロンヌの剣』やリヨネース家に伝わる大剣『リヨネースの剣』がそれに当たる。

 

9.泉の聖女

泉の女神により任命された自身の代理人である。

 

高い魔力を与えられ、最初の聖女は女神自身によって修行を受け、歴代の聖女にその技術と知恵は継承された。

 

聖杯を飲む、つまり女神の加護を受けた騎士、聖杯騎士を光の戦士とするなら彼女達泉の聖女もまた光の戦士なのだ。

 

中には素質の高い者は魔力との親和性が高い故に不老長生になった者が時折現れており先代聖女モルジアナは百数十年に及び聖女として存在したが最後の時までうら若き乙女の姿をしたままであった。

 

その理由は解明しておらず、聖杯の水を飲んで不老になったとも、ハイデリンの力を手にした事により名実共に現人神になったとも言われている。

 

これと同様の存在、と言うより遥かにハイデリンに近い存在として光の巫女が存在し、光の巫女になったミンフィリアは彼女達の究極の姿と言っても差し支えは無い。

 

10.タジムニウス・レオンクール

現ブレトニア国王、二十五歳ヒューラン族の男性。

 

フィリップ九世と王妃ブリジットの間に産まれた王国の跡継ぎである。

 

生後一ヶ月余りの時に祖国から逃亡するという経験をし、遥か異国の地で母を病にて亡くすと養父となった騎士と共に流浪の傭兵人生を歩み、そこで世界の成り立ちや歴史、軍学、兵法、政治を学び、二十五年の時を過ごした。

 

そしてとある時に潜伏するブレトニア残党と接触しようと冒険者としてエオルゼアに訪れ、そこで不思議な縁に導かれ、彼はその地にてガレマール帝国軍第十四軍団と戦い、竜詩戦争を終わらせ、アラミゴ王国をガレマール帝国皇太子ゼノスより取り戻し、遂には並行世界である第一世界に夜の闇を取り戻した英雄となった。

 

そしてその甲斐あってかガレマール帝国に政変が起き、そして新たな脅威テロフォロイの台頭を目の当たりにし、遂に王国奪還の時来たれりと行動を起こし、駐屯するガレマール軍を駆逐し、ブレトニア王に即位する。

 

現在はアルトドルフ帝国再建を悲願と定め戦場に立つ。

 

性格は基本物腰柔らかな温和な人物であるが、歯に布着せぬ物言いや辛辣な発言、認識を述べる毒舌家であり、必要であればどんなに残酷な事も一切の躊躇をせず行う事も出来る冷酷な面を併せ持つという側面も持つ。

 

趣味は暴飲暴食と音楽鑑賞と考古学的遺物の収集と研究。

 

好みの酒はブレトニアワイン第六星暦408年物の赤とラム酒。

 

11.カムイ・タナトス

ブレトニア公爵タナトス公爵家当主、タジムニウスの育ての親。ヒューラン族の男性、54歳。

 

元々タナトス家は勝名取家という東方の豪族で有り、戦に敗れ国を追われた後、親交の有ったブレトニアに移住、仕官した事で端を発した一族で有る。

 

カムイは先王フィリップ9世の一の家臣にして、親友であり、王の盾である獅子心騎士団団長を務めていたがブレトニア敗北後先王に王妃と王子を託されエオルゼアに逃亡、王妃死後は王子と共に世界を流浪、傭兵で生計を立て、各地に離散した同胞を探し纏めていた。

 

現在は新生獅子心騎士団を編成し、帝都アルトドルフの防衛司令官を担当している。

 

12.ジャン・ド・カルカソンヌ

ブレトニア公爵家の一翼カルカソンヌ家の当主にしてブレトニア国教聖杯教会大司教。ヒューラン族の男性、54歳。

 

先王フィリップ9世とカムイとは友人の間柄で有る。

 

元々ジャンは三男の為、家督を継ぐことは無く、若い時は魔法研究者としてブレトニアでは名声を集めていたが、父と二人の兄が戦死・病死してしまい家督を継ぐ。

 

カルカソンヌ家は聖杯教会の守護を担当する家であり、代々司教、大司教を輩出しており、ジャンは家督相続後コンクラーベ(大司教選挙)にて推薦多数にて大司教になった。(尚、本人は研究をする暇が無くなってしまったので大層落ち込んだ)

 

現在は帝都アルトドルフにてその頭脳を活かし国内外に謀略の手伸ばし、迫り来る敵の謀略の手から国を守るべく活動している。

 

13.レパン・ド・リヨネース

ブレトニア公爵家の一翼リヨネース公爵家の当主。ヒューラン族とヴィエラ族のハーフヴィエラの女性29歳。

 

世にも珍しいハーフヴィエラの女性、ハーフヴィエラは容姿こそヴィエラ族のそれだが、人間より少し長い寿命(ヴィエラ族の半分程度)と老化速度の遅さが知られており、天寿を全うしても40〜50代の見た目で死ぬ。

 

リヨネース家は聖女レパンス(迫り来る夷狄に対して大剣を持って立ち上がり騎士と民衆を指揮した村娘)が断絶したリヨネース家を継いだ事で端を発した一族である。

 

レパンは正に先祖レパンスの生き写しと云われており、代々伝わる聖大剣リヨネースの剣を振い、先祖譲りの勇猛さと正義感と慈愛を併せ持つ立派な女騎士である。

 

戦乙女という文字が歩いていると評されるレパンだが女性らしい趣味や服、芸術が好きでブレトニアを訪れた暁の血盟のアリゼー・ルヴェユールやヤ・シュトラ・ルルのドレスや化粧の面倒を見た時は我が事のように楽しんでいた。

 

 

14.アルベルト・ド・バストンヌ

ブレトニア公爵家の一翼バストンヌ家の当主にして王国最精鋭銃兵部隊近衛銃士軍団軍団長。

28歳ヒューラン族の男性。

 

バストンヌ家の当主を務める男性で、自身も優秀な銃士である。

 

バストンヌ家は元は始祖王ジルの生家であり、王家とは一門関係に有る一族で有り(正確には王家ブレトニア家がバストンヌ家の分家)、現在王家にあるレオンクール家(王家ブレトニア家の家督を継がなかった子が創設した)よりも王家としての正統性を持つがバストンヌ家始祖が如何なる時も王と王家に絶対の忠誠を誓う事を末代にまで誓っており、アルベルトもまたタジムニウスに絶対の忠誠を誓っている。

 

レパンとは歳が近い事もあって子供の時から良く一緒に行動していた間柄であり彼女と共に若きカムイ・タナトスに剣の稽古を付けて貰っていた。

その為彼らはカムイのことを時折師範、マスターと呼ぶ事がある。

 

15.シグルド・ド・パラヴォン

ブレトニア公爵家の一翼パラヴォン家の当主。ヒューラン族の男性33歳。

 

ブレトニア公爵家パラヴォン家の当主であるシグルドは優秀な天馬騎士として有名を馳せている。

 

若い騎士達の年長に当たるため彼らを諌めたりフォローに回ったりする等派手な一面はあまり無いがその性格は冷静沈着であり、堅実に職務を全うするため皆に信頼される。

 

パラヴォン家は代々灰色山脈の西部を管轄しており、そこはペガサスやグリフォンの群生地になっている。

 

それ故にパラヴォンの民草はペガサスやグリフォンの飼育で生計を立てる者も多くシグルドもまた優秀なブリーダーでもあるが、同時に芸術家としての側面も併せ持ち、彼の作品の一つはガレマール帝国の皇帝ソルに献上されている。

 

現在はカムイの副将として選帝諸侯軍との戦線に睨みを利かせている。

 

16.アレクサンデル・ラ・フェール

ブレトニア公爵家の一翼ボルドロー公爵家に仕える騎士、ボルドロー公爵家を継承したルガディン族の男性42歳。

 

ボルドロー公爵家に仕える歴戦の騎士、ラ・フェール家は男爵家であり、ボルドロー家とは血縁関係にある。

 

主家ボルドローが断絶してからはボルドロー公爵領を纏めてガレマールの支配下の中雌伏していたがタジムニウス王蜂起後のボルドロー攻囲戦の際に部下、領民と共に蜂起、その後帰参した。

 

現在は後方司令官としてブレトニア王国本土防衛部隊や各地より馳せ参じて来る残党の再編を担当している。

 

17.シリュウ・タナトス

ブレトニア王国の貴族、カムイ・タナトスの弟。タナトス公爵領を兄に託された官僚。ヒューラン族の男性50歳

 

タナトス公爵家の次男として生まれたシリュウは兄と共に剣術や政治学を学ぶ。

兄が獅子心騎士団に入団すると共に入団するが、父の死後領地を経営する者が居なくなってしまう為騎士団を辞してタナトス伯爵号(兄カムイからは公爵を名乗れと言われたが固辞した)を名乗る。

 

兵站、街道整備、都市開発、開墾開発等内政での才能に目覚め兄と共に王を支えた。

 

王の死後、帝国支配下に於いても重用されたが、シリュウはこれを良い事に他の公爵家や、各地に離散した残党軍に資金や物資を横流し来る蜂起に備えてた。

 

タジムニウス王蜂起後は王都、または帝都に於いて兵站や内政に力を注いでいる。

 

18.フィリップ・ド・レオンクール9世

ブレトニア王国先代国王、アルトドルフ帝国筆頭将軍、元帥。故人。享年26歳

 

ブレトニア王国先代国王にしてタジムニウスの父親。武勇目覚ましい活躍をして諸国に恐れられる若き王だった。

 

皇帝ジギスムントからは無二の親友と呼ばれ共に戦場に立った数は10を下らないと云う。

 

然し二十五年前のキスレブの戦いでジギスムントが討死すると帝国の命運は最早これまでと悟り残った公爵と家臣と共に敗走、他の者は全員降らせ、親友に妻と子を託すと自身は獅子心騎士団共にガレマール帝国軍の大軍目掛けて特攻。

 

数多の道連れを作った後に灰色山脈の洞窟で人知れず息絶えた。

 

19.ブリジット・ド・レオンクール(ジソルー)

ブレトニア王国先代国王の妃、故人。享年32歳。

 

ブレトニア王国先代国王の妃、タジムニウスの母親。生家はジソルー伯爵家である。

 

フィリップ9世と結ばれ、一男を儲けた直後に祖国が敗北し、夫と死別してしまう。

 

遠く離れたエオルゼア小大陸の一国イシュガルドにて失意の内に病死した。

 

因みに現在ブレトニア王国外務省はイシュガルド共和国に対し王妃の移葬協力を要請している。

 

20.獅子心騎士団

ブレトニア王国最精鋭騎士団、聖杯騎士(光の加護を受けた者)のみが所属する事が許される王の盾。

 

ブレトニア王国最精鋭騎士団にあたる集団。結成時は聖杯を賜った騎士(光の戦士)のみが所属を許されたが、光の加護を受けられる人間の数が一気に減ってしまった事により、聖杯を賜るに値する騎士としての聖杯騎士が確立すると光の加護を持たない騎士が主流になり、やがて完全に後者に統一されたがその実力は如何程も損なわれておらず無数の武勇伝を作り上げた。

 

二十五年前の敗北後フィリップ9世と共に特攻、直前に解任された騎士団長カムイ・タナトスを除き全員が王に殉死した。

 

現在はカムイ・タナトスにより再編されており、身分、出身問わず剛の者が集められ現在は千名ほどになっている。

 

21.御旗御身も御照覧あれ

ブレトニア王国必勝の誓い。

御旗は、ブレトニア王国旗を指し、御身は泉の女神(ハイデリン)または泉の聖女を指す。

 

王国旗と女神とその代理人の名誉と誇りに戦う事を宣誓する為この誓いが出されれば、たとえ誰であろうとそれを覆す事は決して罷り通らない。

 

その為この誓いは軽々しく使えず王はこの誓いをする時は皆悩んだという。

 

この誓いが為されて敗北した戦いはブレトニアの歴史上現在たった一つであり、それは二十五年前のキスレブの戦いであり、それ以外の戦いは全て無敗である。

 

この誓いのモチーフは日本で甲斐、信濃を納めた甲斐源氏武田家に伝わる御旗楯無も御照覧あれから得ている。御旗は後冷泉天皇(1025〜1068)より賜ったと伝わる日の丸の旗、楯無は盾が無くとも矢を跳ね返すほど強靭な鎧と伝わる武田家家宝の大鎧を指す、

 

元ネタ(フィギュア型ボードゲーム等シリーズwarhammar)でのブレトニア。

 

warhammarにおけるブレトニアは中世フランスをモチーフにした人間の封建国家であり、人間の国の中で二番目の大国に位置する。

 

国の成り立ちや設定は上記で説明した事とほぼ同じであるがジルに祝福を与えた女神、泉の聖女はこの物語ではハイデリンとなっているが、その正体はエルフの女神リリスである。

 

ゲームにおいてはブレトニアは様々な加護を付与してユニットを強化し、強力な騎士団で敵を蹴散らす間、全勢力最弱クラスの農民歩兵軍団を消費して敵を引きつける戦法を取る。

 

その為ストーリーブックなどではブレトニアの農民は扱いや生い立ちがとても悲惨。

 

この物語では近代化して銃火器や大砲を使うが、元ネタブレトニアはそう言った火器は一切使用しない。

 

この勢力の主要キャラとして、ルーエン・レオンクール王、アルベリック・ボルドロー、レパンス・リヨネース、フェイ・エンチャントレス(泉の聖女)・モルジアナの4体のキャラクターを軸に騎士団や農民歩兵軍団を形成する

 

その一風変わったゲーム性故に大元のボードゲームや派生のPCリアルタイムストラテジーゲームやMMOゲームではぶっち切りのロマン枠(媒体によっては苦行枠)である。

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