あやかし漂流記   作:カゲの草

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お久しぶりです。

随分期間を開けてしまいましたが、ぼちぼち投稿していきますのでよろしくお願いします。

また、ここから他作品のネタみたいな話も出ますのでご了承下さい。


第4話:舐めてかかると痛い目に合う

 ―――優しい風が頬を撫でる

 

『っ……うう』

 

 徐々に意識が覚醒していき、目を開くと。

 

『……あれ? ここは?』

 

 眼前には、日差しを遮る程の木々の枝と生い茂る新緑の葉が映った。どうやら仰向けで寝ていたらしい。何が何だか分からない。……とりあえず体を起こさないと

 

『……』

 

 ゆっくり体を起き上がらせていくとそこは見知らぬ場所だった。目の前には、見上げても天辺が見えない程の巨大な樹があった。ご神木か何かだろうかそれにしては大きすぎる。こんな巨大な樹なんて見たこともない。いったい、どれほどの樹齢になればここまで巨大な樹になるのだろうか。そう思えるほどの大きさの大樹だった。その大樹のあまりの存在感で思わず

 

『……でけぇ樹だ……あ、いやいや呆ける場合じゃない。まずはここがどこか知らないと』

 

 呆けてしまった。が、意外にもすぐに冷静になれた。改めて巨大樹の根本付近に視線を向けてみると、根本の近くに神社で見るような社みたいなものが見えた。更にその付近に

 

『――』

 

 巨大樹に触れている人がいた。白銀ともいえるような長い髪をした人が巨大樹に触れていた。こちらから見ると背を向けている状態だから、どんな人かは分からない。言葉が通じるのかも分からない。でも、何とかしなければ。そう思って俺は

 

『あのー、すみませんー』

 

 その人に歩み寄りつつ、声をかけることにした。

 

 その言葉に反応した人がこちらを振り向こうとして―――

 

 

     ◇

 

 

「! なんだ今の?」

 ガバッと勢いよく起き上がると

 

「!?」

見渡す限り樹しかない場所だった。だが、あの時に見た巨大樹はどこにも見当たらなかった。どうやらまた訳の分からない場所にいるらしい。

色々気になるが、ここはひとまず

 

「一体、何がどうなってるんだ? ……うっ」

 

 立ち上がらないと。そう思って立とうとするが、突然立ちくらみの様な強烈な吐き気と頭痛が起こり始めた。

 

「うえっぷ……なんか急に気分が悪くなってき……た。おまけに頭も痛くなってきたぞ……うう」

 

 あまりの痛みと吐き気でその場に倒れこむようにうずくまってしまった。少しでも動くとホントにヤバイ……吐きそう。そう感じている。

とりあえず今は吐き気が収まるまで動かないでいよう。そう結論を出して、俺はその場で楽な状態でじっとすることにした。

 

 

 

「……はあー、ふう……やっと落ち着いてきた……かな」

 

 その場でうずくまってはや数分。何とか回復してきたので、改めてゆっくりと体を起き上がらせていくと

 

「……」

やはり、見渡す限り草や木しかない場所、つまり森の中にいる。ということは理解できた。しかし

 

「……俺はあれからどうなったんだ?」

 

 その場で座り、肩を組み込みながら『なんで森の中にいるのだろう?』とか『チハヤさんとあの黒い影のような化け物はどうなったんだろう?』とか様々な疑問が頭に湧き上がってくるが、色々あったせいかイマイチまとまりづらい。でも、こんな状況だからこそ冷静になって物事を整理しないといけない。とかどこかでみたような台詞を浮かばせながら考えてみる。

 とりあえず、これまでの自分の周りで起こった事をざっくりと整理してみようと思考を凝らしてみた。

 

 ざっくりまとめると

1、俺は、ある日チハヤという少女(?)に出会った。その少女からなんか占い(?)みたいなものを聞いて、その対策としておまじないやらお守り的なものを貰った。

2、その後、ほぼ成り行きで憑いてきたチハヤさんを連れて帰るような形で家に帰ってきた。そして何やかんやしていたら、紫の霧から化け物が出てきて、俺はその化け物になすすべなくどこかへ引きずり込まれた……ような気がする。

3、そして、今はその化け物はいなくなったが、どこだかさっぱり分からない森の中にいた。チハヤさんは現状において詳細は不明。

 

とこんな感じで色々起こった訳だが

 

「ほんとに何がどうなってるのやら……」

 

 そう言いながら、今の自分の恰好や持ち物を確かめてみると

恰好は上下ともにジャージで、裸足

持ち物は貰ったお守り

占い(?)のラッキーアイテムの赤い布(何となく持ってきた)

これしかないようだ。

 

「……まあなんにしても、まずはここから動かないと――」

 

 ひとまず立ち上がって、この場から動こうと思った矢先に

「!?」

 

 目の前にあの時見た紫の霧が現れて

「―――――!」

 

 あの時の化け物かと思ってビビってしまったが、全く違う奴が出てきた。

ソイツは一つ目玉が特徴の真っ黒なお化けみたいな奴だった。黒い体色をしているところはあの化け物と同じだが、あの化け物にあった凶悪そうな大口や爪はソイツにはなさそうだった。もう少し具体的に言うとどっかのゲームにいる白いオバケや帽子をかぶったオバケのような感じの奴だ。正直

『あっコイツなら倒せるかも』

とか思っちゃえるほどの相手だった。

 冷静に考えてみると今の俺は、おまじないという名の強力な力を貰っている……はずだ。それが何かは分からないが、おそらくどっかの異世界転生物で割とありがちな転生特権のようなものに違いない。その力を使えばきっとアニメやゲームで見たあの技この技が俺にもできるかもしれない。それを駆使して戦えばあの化け物は無理でも、俺の目の前にいるあの弱そうなお化けに負けることはないだろう。

 正直、面と向かって自分は神だ―とか言っていた人をかなり胡散臭く思っていたが、あれは嘘だ。

 

そうと決まれば

 

「よし、来い。オバケ野郎! 俺がやっつけてやる!」

「―――――!!」

 

 俺は現れたオバケと戦うことにした。

どうせただの雑魚だ。勝てる。負けるわけない。そう思って。

 

 

 こうして彼と黒いオバケの戦いが始まったのである。

 

 

     □

 

 

 ここからは彼とオバケのやり取りになります。

 

 

 

「とりあえずここは俺の眠れる小宇宙(コスモ)をこの拳に込めて……!」

 

幽鬼は右の拳に力を溜めている!

オバケは様子を見ている

 

「見えた! 喰らえ! 俺の渾身の一撃を! おりゃああ!!」

 

幽鬼は渾身のパンチを放った!

 ミス

なんとオバケにすり抜けられてしまった!

「なにぃぃぃ!?」

 

「―――――!」

 

 オバケの攻撃! たいあたり!

「ぶふぅぅぅ!?」

幽鬼はダメージを受けた!

 

「かはぁ…やるじゃないか。だが、まだだ! はああああ!」

 

幽鬼は両手に力を込めながら何かの構えをとっている!

オバケは様子を見ている

 

「行くぞ! あの有名な亀の老師様の直伝の必殺……か~~!」

幽鬼は構えをとりながら技の呪文(?)を唱えている!

 

「―――――!」

オバケの攻撃!

「めえぇぇぇ!!?」

幽鬼はダメージを受けた!

技は失敗した

 

「ぐふぅ……おい! 溜めている最中に攻撃するなんて卑怯だぞ! だったらこれならどうだ! はああああ!」

 

幽鬼は両手に力を込めながらさっきとは違う構えととっている!

オバケは様子を見ている

 

「喰らえ! かの有名な格闘家の必殺……○○拳!!」

幽鬼は○○拳(?)を放った!

しかし、何も出なかった

「あれ?」

 

「―――――!」

オバケの攻撃! オバケは幽鬼の懐に飛び込み、顎にたいあたりを放った!

「ぐはぁぁぁ!?」

幽鬼はダメージを受けた! 

なんと宙に舞いあげられてしまった!

 

「…しょ…○○拳だと……ぐふっ」

幽鬼はちからつきた!

 

幽鬼は全滅した

 

 

 

「く……くそぉぉぉぉぉ!!」

「!」

なんと幽鬼が起き上がり、オバケをにらみつけている!

オバケは驚いている

 

「はあ……ははは。おい、お前やっこうやるじゃないか。かくなるうえは……」

幽鬼は身構えている

オバケは様子をうかがっている

 

 

 

「逃げるぜ~~~!!」

 

幽鬼はにげだした

 

 

 

「―――――!」

「ぶへっ!?」

 

しかし、まわりこまれてしまった!

 

「くそぉぉ! 逃がす気はないってか。……こうなったらとことんまでやってやる! うおおお!!」

「―――――!!」

 

こうして、彼とオバケの戦いは続いた。

 

 

     しばらく後

 

 

「はあ、はあ……はぁ」

「―――――!」

幽鬼は疲れている

オバケはまだまだ元気そうだ

 

「なぜだ!? なぜ奴に攻撃が当たらない!? なんで奴に俺の必殺技が通じないんだ! やっぱりあの女、ただの痛い子じゃねーか畜生!」

 

 今までの戦いの中で起こっている理不尽に抗議をするように叫びだした。しかし、その叫びに答えてくれるものは誰もいなかった。

 

 

 流れるようなやり取りになっていたが、これまでの彼に起こっている状況は、相手に攻撃は一切与えられないのである。ミス連発である。対して、相手は彼の事情など知らんというかのように彼を攻撃できている。つまり、一方的にタコ殴りにされているという状況である。しかも、逃げられない。

例えると、圧倒的な戦闘力差で戦いというよりも蹂躙に近い戦闘のようなモノであり、一切アタックしない得点稼ぎの糧にされる物体とほとんど同等の扱いを受けているようなモノである。彼のこの叫びはある種当然のようなものである。

 しかし、彼は気づいていない。あの少女から貰っているおまじないもとい力は別に転生特権とかにあるような有名であり伝説的な方々の技や能力を得たとかではなく、単なる体がとても丈夫になっているだけである。それに伴いついでに身体能力もほんのちょっぴり上昇している。……現状はただそれだけものなのである。

 

 

「くっ……」

「―――――!!」

 オバケとの度重なる戦いの末、膝をついた俺に向かってオバケがとどめを刺そうと何回目か分からないタックルを喰らわせようとしたその時――

 

「¬——はあ!」

 彼の目の前に誰かが飛び込んできて、オバケに鋭い一閃を放つ。

 

「!? なんだ!?」

「――…」

 

 思わぬ斬撃を受けたオバケはよほど効いたのか。あっさりと崩れ落ち、黒い霧を発生させながら消えていった。

 『なんだ今の? 何が起こったんだ?』と考えるが、頭が上手く纏まらず困惑していた。

思わぬ光景に唖然としていると

 

「ふう、あの~そこの方。だいぶやられていますが、大丈夫ですか?」

 

 声をかけられたほうに視線を向けると、刀を鞘にしまいながら、こちらに歩み寄ってきた人を確認した。さっきのはこの人がやったのか。一体、何者なんだろうかこの人は。そして

 

「ケモミミだ」

「はい? けもみみ?」

「あっ、いやすみません。こっちの話です。あまり気にしないでください」

「は、はあ」

 

 そうこの人にはケモミミが生えているのである。見間違いとかではない。信じられないことに。

その人の容姿は、狐色の長髪に耳飾りのような鈴を身に着けている白と赤の和服に身を包んだどこか旅慣れてそうな人。刀を携えている様子からどこかの武芸者のような印象もある。

それだけじゃなく、この人には狐の尻尾のようなふさふさした大きな尻尾が生えている。ファンタジーとかだとこの人みたいな人を獣人っていうやつになるはず。人種あるいは種族でいえば。少なくともこの人は純粋な人間ではないのだろう。そう思う。

 って、そんなことよりも

 

「あ、あの、えっと……さっきは助けて下さりありがとうございます」

「えっ? あーいえいえ、お気になさらずに」

 

 とりあえずお礼を言っておかないと。どのみちあのままじゃ俺はあのオバケにやられていたのは確実だったし。全く何だよアイツ、強いじゃないか。攻撃当たらないなんて反則じゃないか。というか、おまじないの恩恵全く発揮してないんだけど。あの人、俺を騙したのか。俺に絶対の力を授けたんじゃないのか。おまじないという名の(チート)を。

 などとか考えていると

 

「そういえば、先ほどから気になっていたのですが」

「えっ、なんですか?」

「ずいぶん見慣れない格好していますが、あなたはどこから来たんですか?」

「え」

「あとあなたは何かを叫びながらマガツヒに何度も突っ込んでいましたが、あれは何ですか?」

「えーと、それは……」

 

 ケモミミさんもとい狐の姉さんの方から次々と疑問を投げかけられた。なんというかこの人は俺に警戒しているというより、単純に興味を示しているように感じた。そのついでに何か怪しいセリフも聞こえてきた。

 もしかして見られていたのか? あれが? 一応、質問に答えるついでに確認してみよう。

 

「俺はその……海の向こうから来た外国人ってやつかな」

「海の向こうの外国人? ……ああ、だからあなたはそんな見慣れない格好をしているんですね」

「ええ。それとあのオバケにやっていたのは……掛け声です。『おりゃぁぁ!』とかの間違いではないでしょうか?」

「掛け声? ……時々、何かの技を叫んでいたように聞こえましたが?」

「海の向こうではそういう掛け声が割とあるんです」

「ん? そういうものなんですか?」

「そういうものなんです。はい」

「ふむ……そうですか」

 

 とりあえず誤魔化す形で“海の向こうの外国人”という設定でこの場を何とかしようと動いてみたが、思った以上に何とかなっていて内心『えっ? 信じるの? 言ってて結構苦しい内容だけど』みたいな感じになっている。……まあ本当のことを言っても多分信じてもらえないだろう。初対面でそんなことを言っても、変な奴だと思われるのがオチだ。ちょっと気が引けるが、ここは仕方ないことだと割り切っておく。そんなことよりも

 

「……ところで、その掛け声を聞いたのはいつ頃なのでしょうか?」

「ん~。……私が聞いたのはあなたが嘆いている直前くらいの所でしょうかね」

「そう……ですか」

 

 ということは、このねーちゃんはほぼ終盤に助けに現れたということになる。つまり、俺がほぼほぼ不発していたあの技、この技を披露していた序盤から中盤は見ていない。

ということは、冷静に見ると間違いなく黒歴史になるであろうあの一部始終は見られていないことになる。ということは

 

「ふう……よかった」

「何がですか?」

「いえ、こちらの話です」

「? まあいいでしょう」

 

 そう言いながら、狐の姉さんの追及は終わる。そして、思い出したかのように

 

「そういえばまだお互い名乗っていませんでしたね」

「えっ。ああ、そうでしたね」

「それでは、あらためて」

 

 軽く咳払いした後に、互いの自己紹介のために向き合う。というか意外と近い。

 

「私は小狐丸。しがない流浪者です。あなたは?」

「俺は賀島……賀島幽鬼です。小狐丸さん」

「ガシマユウキ……では、私はユウキさんと呼びますから、あなたも私のことは気軽に小狐とでも呼んでください」

「え!? いや、それはちょっとアレなので、代案として小狐姉さんでお願いします」

「いえ、それは全然かまいませんが……あのユウキさん。何故、私から視線を逸らすんですか? 出来れば私に視線を合わせてほしいのですが」

「いや、その、すいません。ちょっと人慣れしてないもので。……もう少しだけ俺から離れてくれるとありがたいです」

「! そうですね。ごめんなさい。少し近すぎましたね」

 

 『あはは』と言いながら、少し距離を置いてくれる小狐丸さん。心なしかどこかばつが悪そうにしてる様にも見える。もしかしたらこの人はもともと人当たりのいい人なのかもしれない。何だか申し訳ないことをしている気がする。視線を合わせないのはよくない事なのは分かっている。でも、どうか許してほしい。

 

 俺はただでさえ、異性とそこまで近くで話した経験なんて数えるほどしか無かったのだ。相手が美人ならなおの事。あと近くで見て改めて気づいたが、この小狐丸さん。とても顔立ちの整っていて、和服も動きやすさを重視しているのか割と体のスタイルが分かってしまうような軽装な恰好をしている。そのスタイルがまた、まさに出るところは出てて、締まるところは締まっているという感じなものだ。

 情けないが、異性経験の薄い俺には視線を合わせるだけでもなかなかこう来るものがある。もちろん顔から下は見れない……色々な意味で。もしこんな人と何食わぬ顔で話せる人がいるものなら『えっ? なんで普通に話せるの? すげーな』と本気で思えてしまうもんである。

 そんなモヤモヤとした心情に駆られている間に

 

「……まあ、今日はもう日が暮れそうですし、野営でもしましょうか。あなたもどうですか?」

「えっ」

 言われてから気づいたが、辺りはすっかり夕暮れを迎えていた。こっちの世界の正確な時間は分からないが、どんだけあのオバケ相手に時間をかけていたんだろうと考えてしまう。

 

「今から村へ行くと暗い夜道を歩くことになりますし、一人だと危険なマガツヒに出会うかもしれません。他にあてがなければ……一緒にどうですか? ユウキさん?」

 

 マガツヒってなんだ? まあ、それはともかく。こちらの様子を探っているかのように思わぬ提案を出してくれる小狐姉さん。ある意味、俺にとっては願ってもない提案を提示してくれた。答えなんてもう考えるまでもない。だから俺は

 

「すみません、小狐姉さん。一緒について行ってもいいですか」

「ええ、構いませんよ」

 

 俺は有難く小狐丸さんの提案を受け入れることにした。提案を受け入れたからなのか小狐姉さんはどこか嬉しそうに顔を綻ばせていた。ほんと美人の笑顔は様になる。

 まあ実際のところ、俺には彼女の言っているその村が何処にあるか分からないし、ロクに明かりのない場所でまたさっきのオバケとかに出会ってタコ殴りにされるよりもこの狐のねーちゃんについて行った方が安全そうだと思える。実質、選択肢一択というやつだ。

 

「では、ユウキさん。私から離れないでくださいね」

「あ、はい」

 

 こうして俺は見知らぬ地で小狐丸という狐のねーちゃんについて行ったのである。

 腰を落ち着ける場所が見つかったら、まずはこの世界の色々な事を小狐丸さんに聞いてみようと思う。

 

 あの後、道中でオバケもといマガツヒに何体か遭遇したが、彼女の剣技によりあっという間に消滅していったので、道中はとても楽だった。……勝てないとはいえ女の人の後ろで何もせずにほぼ棒立ちしていた件についてはあまり深く考えないでおくことにする。

 

 

 

 

 

「あっ、そこの木の実。いくつか拾っといて下さい。今日の晩御飯です」

「あっはい」

 ……気のせいだった。棒立ちではなく、荷物持ちとして役に立つようだ。というか、落ちてるのを食べるのか。……出来るだけきれいなのを拾っておこう。

ちなみに、あのオバケのマガツヒは実は一番雑魚だったらしい。流石に冗談だと思いたかった。

 




ちなみに彼とオバケの戦いのイメージは赤と白の色をしたボールが出てくるゲームで例えると
かくとうとノーマルタイプの技しかないかくとうタイプがゴーストタイプに挑むようなものです。
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