イナズマイレブン Fast Feet 作:いないいないはぁー
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そんな俺達をあとに豪炎寺はこの場を立ち去ろうとする。
それを見て声を掛ける円堂だったが、豪炎寺はユニフォームを脱ぎ渡し「今回だけだ」と言って去って行く。
「豪炎寺、お前のお陰で助かった。ありがとう」
その背中に向けて、俺は礼を言う。
去りながらも片手を挙げ反応してくれた。
イケメンかよ!←
「みんな見ろよ、この3点!! この3点が、雷門の.......俺達の始まりだ!!」
円堂の言葉に答え、皆でVサインをして声を上げる。最初は不安そうにしていたやつもみんな表情が和らぎ楽しそうな顔をしていた。
そして、次の日
「さてと、皆。帝国戦で俺たちの問題点が分かった」
部室で昨日の試合の反省会をしていた。反省を次の試合に活かそうと話をしていた。
「問題点も何もまず体力無さすぎ」
「後は、基礎だな。」
俺とマックスは現状の痛い点を指摘した。
「あ、ごめん。今の凹んだ?」
「まぁ、事実だけどな」
事実を指摘され更に凹む円堂たち。
「円堂。話を続けてくれ」
「まぁ、体力作りはもちろんなんだけど、こんなフォーメーションを考えたんだ」
円堂が考えたフォーメーションは俺をミッドフィルダーに上げ、ディフェンダーを3人にするというフォーメーションだ。
なるほど、攻撃面を強化するということか
「あの~キャプテン」
「ん?なんだ?」
「この間の豪炎寺さん呼べないんですかねぇ」
「豪炎寺君のシュートはまさにストライカーでしたねぇ」
宍戸とベンチの目金が豪炎寺を呼べないかと円堂に相談を持ち掛けた。
あの試合でのシュートを見たら誰でも仲間になってほしいって思うよな。
まぁ現状一人を除いては.....だけど。
「今の俺たちじゃ、あんな風になれないっす」
壁山も続けて言う。
「いや、壁山もシュートは決められなくても相手のシュートを止めれるというすごい技があるじゃないか」
「そ、そうっすか?」
「あんなのは邪道だ……俺が本物のサッカーを見せてやる」
染岡のプライドとして許せないんだろうな。染岡もゴールを決めたといっても相手の虚をついたシュートで豪炎寺みたいに真正面から破ったわけではないからな。
「豪炎寺はやらないんだろ?」
「それは分からないけど……」
「円堂までアイツを頼りすぎだ」
「そ、そんなことは」
「俺たちだって出来るさ。もっと俺たちを信じろよ」
「円堂、今回の件は染岡の意見に俺は賛成だ。実際に豪炎寺はサッカーをやらないと言ったし、俺達だって豪炎寺が来るまでにあの帝国学園から2点も取っている。
円堂が言っているのは豪炎寺がいないと俺達は勝てないと言っているようなもんだぞ。
そして、宍戸に目金、もし豪炎寺がチームに入ってくれたとしてお前たちは全て豪炎寺に任せるのか?」
「そ、それは」
「そうですけど.....」
「豪炎寺がいないから負けた、豪炎寺がいたから勝てたって言うのは本当に俺達のサッカーだと胸を張って言えるのか?」
「あぁ......そうだな!風丸の言う通りだ!豪炎寺がいようといまいと俺達は俺達のサッカーでフットボールフロンティアに出るんだ!」
『おう!』
今回の件で、各々しっかりと特訓をしてくれるといいんだけどな。
豪炎寺頼りのチームにはしたくないしな。
「皆お客さんよ……何かあったの?」
「いや、ちょっとな」
「ど、どうぞ」
お客さんと言って木野が中に入れたのは、
「くさいわ」
雷門夏未。理事長の娘だった。
そして第一声が全運動部を侮辱する一言から始まった。
「こんな奴、何で連れてきたんだよ」
「話があるって言うから」
明らかに苛立つ染岡。面と向かって言われたらそういう反応になるよな。
「帝国学園との練習試合、廃部だけは逃れたようね」
「これからガンガン試合していくからな」
試合出来るかどうかは顧問の先生とか理事長が決めると思うんだが.....まぁいいか。
「次の対戦校を決めてあげたわ」
雷門は微笑みと共に告げらた。
帝国学園との試合が終わったってことは次の対戦相手は....
「次の試合……!」
喜ぶ円堂を筆頭としたサッカー部の面々。
「話を聞くの?聞かないの?」
「ああ。で?どこの学校なんだ?」
「尾刈斗中。試合は一週間後よ」
あー......尾刈斗中か。監督とキーパーが催眠術を使うというあのチームか。
「そして、今回の試合に負けたら廃部。ただし、勝利すればフットボールフロンティアへの参加は認めましょう。精々頑張ることね」
そのまま去っていく雷門。フットボールフロンティア……日本一の中学サッカー部を決める大会。これに参加できるということで盛り上がる円堂たち。
「喜ぶのは早いだろ。俺たちは次の試合に勝たない限り出場できないんだぞ」
「染岡の言う通りだな。そもそも負けたら廃部だし」
「確かにその通りだな!皆、この一戦絶対に負けられないぜ。早速練習だ!!」
『おー』
練習試合の内容を聞いた俺達は、放課後にいつも通り河川敷に集まって練習をしていた。
やはり勝てばフットボールフロンティア出場を認められると言うのを聞いたお陰か、みんないつも以上に練習に気合が入っている。
だがそんな中、染岡は何故か焦りを覚えるかのように荒々しいプレーをしている。
「染岡!! お前、一年の連中に当たるような事するなよ!!」
「……! 悪い……立てるか?」
「だ、大丈夫です……」
半田に指摘され我に返ったのか、突き飛ばしてしまった少林に手を貸す。
やはり染岡は焦っているんだな……。
閲覧ありがとうございました!
アンケートなのですが16話目を投稿したのと同時に受付を終了しようと思います。
誤字脱字、アドバイス等ありましたらお願いします。
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