イナズマイレブン Fast Feet   作:いないいないはぁー

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どうも、いないいないはぁーです。
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第18話 VS帝国学園1

「いよいよ地区大会決勝だ!あの帝国とまた戦えるんだ!特訓の成果、出し切っていこうぜ!」

 

『おおぉー!』

 

「皆張り切ってわね。決勝だもんね」

 

電車の中で張り切る雷門イレブン。まぁ、移動手段がバスでなく電車なのはいろいろと察してほしい。

理由は明白で不愉快が細工したからだけどな。

 

「響木監督!」

 

円堂に呼ばれて立ち上がった響木監督。

 

「俺からはたった一つ。全てを出し切るんだ。後悔しない為に!」

 

『はい!』

 

(……気がかりなのは影山だ。どんな罠を仕掛けているか分からない。試合が始まるその時まで注意しなければ。俺がこいつらの盾にならねばな。40年前のような思いをするのは俺たちだけで沢山だ)

 

問題は帝国の総帥。あの人は俺達の命を軽く見てる。更にはそれを揉み消すことも可能なのだ。だからどんな手で来るかわからない。気を抜いたらどんな手を使ってくるかわからないからな。

原作通りとは限らないしな。

 

「あれ?夏未さんは?」

 

「電車は嫌いなんですって……」

 

お嬢様は電車よりも車かよ......。お嬢様はイメージ通りだな。

 

「な、何スか!?アレ!」

 

「まるで要塞だな……」

 

「あれが帝国学園です。そして中央に大きくそびえているのが……決勝を戦うスタジアムです」

 

ほんと、40年間無敗だとこんな中学校みたいになるのかよ。まるで軍事施設みたいじゃないか。

無印版のゴットエデンだな。

 

到着した俺達は中へと進んでいったが円堂だけは入り口で叫んでいたのを木野に見つかり腕を引っ張られながら連れてこられていた。

 

「気をつけろ!バスに細工してくる連中だ!何をしてくるか分からん!落とし穴があるかもしれない!壁が迫ってくるかもしれない!」

 

響木監督の言葉に壁山、栗松、宍戸、少林は壁や床のチェックを始める。それを見た一部の奴らは呆れる。

 

「……監督が選手をからかうなんて」

 

「た、多分監督なりの緊張をほぐす方法なんだよ……」

 

「ま、用心に越したことはねぇだろ。冬海みたいに何かしてくる可能性もあるからな」

 

とりあえずは何事もなく俺達のロッカールームに辿り着く。

さすがは帝国学園。今までの対戦校とは違い立派なロッカールームだな。

円堂が扉を開けようとしたその時、中から鬼道が出てきた。

 

「鬼道!」

 

「無事に着いたみたいだな」

 

「何だと!?まるで事故でもあった方が良いような言い方じゃねぇか!まさか、この部屋に何かしかけたんじゃ……」

 

「安心しろ。何もない」

 

そのまま去っていく鬼道。

 

「待て!何やってたのか白状しろ!」

 

「染岡。鬼道はそんな奴じゃない」

 

「止めるな円堂!」

 

「落ち着け。頭に血が上りすぎだ」

 

円堂と豪炎寺が染岡を必死に抑える。染岡の気持ちも理解できる。もし、俺も何も知らない状況でこの現場に遭遇したら疑いたくなるに決まってる。

 

「勝手に入ってすまなかった」

 

一言残し、今度こそ去る。

 

「鬼道!試合楽しみにしてるからな!」

 

円堂が声をかける。

 

「とりあえず入って荷物を置こう。」

 

と言いながら俺はさっさと入ってさっさと荷物を置き準備をする。

 

「おい風丸!何か仕掛けてあるかもしれねぇだろ」

 

「別に、鬼道が何もないって言ってたし、何かを仕掛けるんだったら態々俺達が来る時に仕掛けたりはしないだろうよ。それに鬼道のあの感じは何かを探している感じだったしな」

 

そう言うと他のメンバーも周りを警戒しながら入り何かないか調べ始める。調べてないのは俺と、円堂、豪炎寺、土門、マネージャーチーム

 

「……はぁ。どうせ、何もないさ」

 

「そうだぞ。鬼道が言ってたじゃないか」

 

「騙されてんじゃないのか?あいつも帝国の一員だぞ」

 

「鬼道は信じていい!俺には分かる!」

 

「はいはい。この話は終わり。今は試合に集中しましょ」

 

 

ロッカールームから結局何も見つからなかった為疑っていたメンバーは安心して着替えてアップをしにグランドに向かった。

 

 

「うわっ!」

 

アップ中に壁山がこける。どうやらいつにない大舞台で緊張しているようだ。

他のメンバーもどこかぎこちない様子。

 

 

「行くぞ、円堂」

 

円堂のキーパー練習。染岡がシュートを打つも、棒立ちのままで止める素振りも見せなかった。

きっと、鬼道と音無のことを気にしているんだろう

 

「おいおい、円堂大丈夫かよ?」

 

「あ、ああ。悪いな染岡!ちょっと顔洗ってくる」

 

「全く……」

 

そう言いスタジアムから降りていく円堂。

それを見て木野は慌てて追い掛けていった。いつもの円堂の様子とは違うのを気付いているんだろうな

 

円堂はいなくなったが染岡、豪炎寺はシュート練習を再開した。

俺は俺で練習を再開しようと思ってると宍戸が壁山をくすぐってるのが見えた。余りのことに壁山がボールを高く蹴り上げ、

 

ガンっ!

 

天井に当ててた。宍戸なりに緊張を解そうとしているんだろうけどあまりやり過ぎないように注意しとかないとな

 

「おい、二人とも。悪ふざけもその辺にしとけよ」

 

宍戸と壁山に注意をすると落ちてきたボールが宍戸の頭に当たった。

 

「いてっ!」

 

因果応報だ。

そしてボールとは別な物も壁山の頭に落ちてきた。

 

「ぎゃあーーーーーーー!!」

 

「だ、大丈夫か壁山!」

 

「うぅ。一体なんなんすか?」

 

「……ボルトが六本?しかもかなり大きいやつだ」

 

今更だがこの二人がこんなことしなければ誰も気付くことなかったんだよな。もし気付くことがなかったら今頃........

 

「大丈夫か!」

 

「こんなもんが降ってきたっす」

 

落ちてきたボルトを心配して近付いてきた響木監督に渡した。響木監督の他にも鬼道もこちらへと様子を見に来てくれた。

 

くっそ!やはりその手を使ってくるのか影山は!

 

 

 

その後アップを再開しいよいよ試合開始だ。両チーム整列して入場する。落ちてきたボルトはそのまま監督に預けておいた。監督は鬼瓦刑事に渡したそうだ。

 

『雷門。帝国。両チームの入場です』

 

そして整列し、全員と握手していく。円堂は握手をした時に鬼道に何かを囁かれていた。

 

「円堂。鬼道はなんて?」

 

「ああ。試合開始と同時に全員を下げろって」

 

「なるほどな。極端なまでに下がった方がいいな」

 

ということでスターティングメンバーには最初からいつもより後ろめに居てもらい、その上でホイッスルと同時にペナルティーエリア内くらいまで下がるように指示。当然、意味の分からん指示に反発はあったものの円堂が真剣な表情で頼み込む。

 

ピー

 

雷門ボールでキックオフ。ホイッスルと同時に全員が下がってくる。

 

「な、なんだよこれ」

 

誰かの呟きが聞こえたので上を見上げると

 

ドンッ!ドンッドンッ!

 

鉄骨が降り注いできた。鉄骨はスタジアムに落ちると同時に砂煙を上げる。

 

『ああっと!?どういうことだ!?突然雷門中側の天井から鉄骨が降り注いできた!?大事故発生!』

 

くそっ!砂煙で何も見えない!みんな無事だろうな?

 

『酷い……グラウンドには鉄骨が突き刺さり、雷門中イレブンも……お?何と!雷門中イレブンは無事です!誰一人怪我さえしてない模様です!』

 

ここまでして勝ちたいのかよ!!

 

「鬼道が言っていたのはこういうことだったのか……」

 

俺は鬼道がどこかへ消えてくのを見て慌ててみんなで追いかけていった。

 




閲覧ありがとうございました。
次回はいよいよ帝国学園戦ですのでお楽しみに!
誤字脱字、感想等あればよろしくお願い致します!

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