《今回の体育祭、両者トップクラスの成績!!まさしく両雄並びたち今!!緑谷バーサス轟!!START!!》
二回戦の最初の組は出久と轟。プレゼント・マイクの合図が出た瞬間、轟は大量の氷を仕掛ける。出久はその氷をデコピンで破壊した。当然、使った指はボロボロである。
(二人とも…)
事情を知っているマホは心配そうに出久と轟を見る。
「デクくん大丈夫かな」
「開始早々、指を怪我しているしな」
「んー。焦凍くんが個性を使い過ぎたら一応勝てると思うよ」
「使い過ぎたら?」
マホの言葉にお茶子は疑問符を浮かべる。
「真冬の外にコート無しで出るとするでしょ?焦凍くんはその状況。更にその状態で吹雪が吹いて来たら?」
「なるほど!動けなくなる!」
飯田は答えを言う。
「焦凍くんの場合、左の炎を使えばそんなことはならないんだけど今はね」
『?』
マホの言う通り左の炎を使えば体温調節もできる。しかし轟の事情によって使わないだろう。
「でも出久くんの個性は見ての通り、使う度に怪我をする。もしかしたら自滅が先になるかもしれない」
「そ、そんな」
出久の指はボロボロ。右手の指は全滅してしまった。自滅が先になりそうだ。でもその時だ。
「全力でかかって来い!!」
なんと出久が轟を煽り始めたのだ。
「ええ?どういうこと?」
「なぜ緑谷くんは煽っているんだ!?」
(もしかして出久くん。焦凍くんを救おうと)
優しい出久の事だ。もしかしたら轟を救おうとしているのかもしれない。
ドゴォ!!
轟の腹に一撃を入れる出久。その勢いで轟は飛ばされる。
《モロだぁー!! 生々しいの入ったあ!!》
プレゼントマイクの言う通り生々しい音だ。
「うお!緑谷スゲェ!!」
「まさか勝つのか!?」
「マホちゃん!轟君もしかして…」
「ん!限界が来た!でも勝率は微妙!」
「微妙なのか!?」
マホが勝率が微妙と言った理由。出久の手がもう限界。なのに出久は轟に炎を使わせようと煽るからだ。
「今焦凍くんが炎を出したら出久の勝率0なの!」
「なのに緑谷くんは煽っているのか!!」
すると轟を殴りつけていた出久があることを叫ぶ。
「君の!力じゃないか!!」
その言葉に何か響いたのか
ゴオ
「使った」
轟が炎を出したのだ。出久と轟はこれで最後と言わんばかりに超パワーと大量の氷を出す。
「やばい!『盾』!」
マホはA組全員が入る大きさの『盾』を出した。その瞬間だった。
ゴオオオオオオ!!
ステージが大爆発を起こしたのだ。
「なになになに!!?」
「爆発!?爆発起きたのか!?」
「でも俺たちは平気!?」
「飯田ちゃんなんで爆発したか分かるかしら?」
梅雨の問いに飯田は答える。
「轟くん、最初に氷を大量に出しただろ?あれはフィールドを極限まで冷やすため!!そして高温の炎を出した瞬間、熱され膨張!!その結果が大爆発だ!!」
「ええ!?」
「二人大丈夫なのか!?」
「煙で見えないよー」
そう言っていたらマホがあることに気づいた。
「ア!出久君いた!」
出久は場外に居たのだ。一方、轟はフィールドにいる。
「緑谷くん……場外。轟くん三回戦進出」
こうして出久は医務室に運ばれた。マホ、お茶子、飯田、梅雨、峰田が代表として行く。そして出久の診察結果は…
「これから手術さね」
『シュジュツ―!!?Σ(・□・;)』
やっぱり手術しないといけない結果だった。
《さあさあ補修終了!!次はコレ!!強力な酸を使った機動力で上鳴を翻弄!芦戸 三奈!対するは思いっきり利用されちゃったよ!!眼鏡な爆走野郎飯田 天哉!!》
直されたフィールドには飯田と芦戸。今度はどっちが勝つか。
《ではSTART!!》
プレゼントマイクが合図する。その瞬間
「レシブロバースト!!!」
「へ?」
がし
芦戸を掴む飯田。そのまま……
「ヌオオオオオオオオ!!」
ごおおおおおお
「わわわわわわ!!速い速い!!!」
ドンドン押されていく芦戸。そして
とん
「あ。」
「芦戸さん場外!!飯田くんの勝ち!!」
「あ―――ん!負けた――――!!」
勝ったのは飯田だった。
《魔法剣士!札野マホ!対!影のモンスター使い!常闇踏陰!!START!!》
合図を出した瞬間、常闇は「捕まえろ!」と黒影を出す。『雷』を出す前に場外させるようだ。
ガシ
《おっと捕まったぞ札野!!》
「黒影!!外へ!!」
「アイヨ!!」
しかしだ
「ごめんね『
カッ
「ギャ――――!!!(泣)」
「Σ黒影――――!!!」
『光』によって悲鳴を上げる黒影。思わずマホを落としてしまう。
「そして『風』!」
ゴオオオオオオ
「む!?」
『風』で作り出した強風に飛ばされた常闇。場外になった。
「常闇くん場外!札野さんの勝利!」
「エーン!眩シー!(泣)」
「踏陰くん。黒影って暗いの好きなの?」
「ああ。闇は体力だ。」
「それじゃあお詫びに」
マホは手を黒影に向ける
「『
「ワ!」
闇が黒影に纏まりつく。そして…
「フッカーツ!!」
「おお!?」
復活するのだった。
最後は切島対爆豪だ。防御力が高い切島の方が有利かと思ったのだが…
《ああ―――効いた!!?》
最初は効いてなかった爆豪の攻撃が効いてきたのだ。
「ええー!どういうことー!!」
「三奈ちゃん。二人と騎馬組んでたわよね?」
「理由分かる?」
梅雨と耳郎の問いに芦戸は答える
「爆豪の爆破でも耐えられるからって!実際耐えてたし何で!?」
するとマホが思い当たることがあるのか言い始めた
「まさか疲れ始めている?」
「え?」
「おじさんから聞いた事あるんだけど鋭児郎君のような個性はずーっと力を入れているようなものなの。その状態で戦い続ければいつか綻ぶ。だからおじさんはその時が攻撃のチャンスだって言ってた」
「つまり爆豪はそのチャンスを見つけたって事か」
マホの説明に上鳴は納得する。
ドドドドドドドドドドドドドドドド!!
「死ねぇ!!!」
ドオン!!
そうしている内に爆豪は爆発を込めた連打で切島を倒した。
《爆豪エゲツない絨毯爆撃で三回戦進出!!これでベスト4が出揃った!!》
『轟VS飯田』『マホVS爆豪』となった。