《飯田天哉 対 轟焦凍!!》
ヒーロー一家出身者同士の対決だ。
《START!》
その合図に轟はいつもの様に氷で攻撃を仕掛ける。飯田は見事な立ち幅跳びで攻撃を回避。一気に間合いを詰める。そして
「レシプロバースト!!」
自慢のスピードを乗せた蹴りをする。轟はギリギリ避けた。
「おお!避けた!!」
「スゲェ!!」
しかし飯田は2回目のレシプロバーストを轟の頭に入れたのだ。
「うわ…」
「アレは痛い!」
その様子に思わずマホとお茶子は頭を押さえてしまう。そう思ってしまうのは無理もない。一方、飯田は轟を掴み、場外へ投げ飛ばすために走った。
プスン
「え!止まった!?」
「まだ時間残ってるぞ!?」
「どうして!?」
飯田のレシプロバーストは爆発的な加速を可能にするのだが時間制限があるのだ(実際、本人も「謝った使用法」と言っている)。しかしまだ一応、時間は残っている。なのに止まってしまったのはおかしい。
「もしかしてマフラーに詰まってる!?」
「え!?てことは轟が!?」
マホの言葉に瀬呂が言う。この場合、轟が何かをやったに違いないからだ。すると飯田が凍っていく。
「轟って繊細な技術もできるんだなー」
「いっつも大技で一発だったからな」
「それじゃあ私行ってくる」
「気をつけてね!!」
「無理するなよ!!」
マホの相手は爆豪なので周りは凄く不安なのだ。
《さあさあ次は札野 対 爆豪!!どっちが決勝に進むか!?楽しみー!!》
フィールドにマホと爆豪が立つ。
「やっぱり不安ー」
「ケロ。マホちゃん大丈夫かしら」
「実際勝負するのはこれが初めてだからなー」
「俺は札野さんがギリギリ勝つと思うな」
「え!?どういうことだよ尾白」
USJで一緒だった尾白が説明する。
「俺と札野さんが居たのは火災ゾーンだったから敵の個性は火炎系だったんだよ」
「そっか札野さんは水の魔法を持っている。かっちゃんはニトロのような汗を爆破させているから水で流せばしばらくは使えない。なので爆破による高速移動も少しの間はできない。対して札野さんは高速移動もできるし、剣術もできる。勝てる可能性が高い…『こえーよ』…あ」
治療を終えた出久の分析にA組はツッコむ。とりあえず勝てる可能性が高いのだ
《それじゃあSTART!!》
「『
ガキィン
現れたのは轟程ではないが氷山だった。
《札野氷山出した!氷も出せるのかよ!!》
しかしマホは警戒を緩めていない。すると小さな爆発音が聞こえてくる
「(そろそろ来る)『剣』『水』」
マホは『剣』と『水』を出す。
ドゴォン!!!
爆豪が現れた。
「アクア・アロー!!」
「爆速ターボ!!」
ザパア
ドォン
マホは水の矢を放ち、爆豪は爆速ターボで避ける。
「爆破で穴開けたのかよ!!」
「しかも出てきた瞬間水攻撃だし!!」
「アクア・クリエイト!!」
「く!」
上から来た水に爆豪は避ける。
「
カッ
「ん!?(眩し!)」
《爆豪!札野の真似して目くらまし仕掛けたぞ!!札野大丈夫か!!》
「(このまま居たら喰らう!)『駆』!」
ドゴ
「ち!(避けられたか!!なら逃げられないぐらいの大技喰らわせてやる!!!)」
爆豪は地面に爆速ターボを放ち、宙を飛ぶ。
「(大技!なら私は…)属性剣・水!」
マホは『剣』に『水』を纏わせる
「
「
跳躍中に両手を左右逆方向に向けて爆発を連続発生させ、その反動で錐揉み回転しながら相手に突撃し、その勢いを乗せたまま相手に特大火力の爆発を叩き込む大技を仕掛ける。それを対抗するようにマホは『剣』に『水』を纏わせ、フェンリルから教わった高威力の突き技・
ドゴオオォォン!!
「マホちゃん!!」
「札野さん!!」
「札野!爆豪!」
その威力にA組は心配する。
《爆豪はまさに人間榴弾!!対する札野は暴れる水のドラゴン!!どっちが立ってる!?俺は札野に立っててほしい!!》
《私情入れるな》
すると立ち込める煙が晴れてきた。そこに立っていたのは
「爆豪くん行動不能!札野さんの勝利!!」
マホだった。といっても彼女もボロボロである。
《札野だ――――!!やった!!よって決勝は
轟 対 札野に決定だあ!!!》