魔法剣士のヒーローアカデミア   作:WATAHUWA

14 / 42
授与はやっぱり!

ボリボリ

 

「このハリボーって美味しいですね!」

「だろー?しっかり食べて体力回復させな!」

 

しばし気絶していたマホは保険医・リカバリーガールから貰ったハリボーを食べている。リカバリーガール曰く「体力が消費しているだけならこれがいい」らしい。ちなみに爆豪と轟はというとだ

 

「デカリボン気絶なんていい度胸だなゴラ!!!」

「まて札野は個性を使い過ぎたんだ。怒るな」

「てめーもそうだ舐めプ野郎!!炎出したと思えば消したなんてふざけんじゃねー!!!」

 

マホは気絶。轟は炎を消したのだ。(尻もちは曰く札野の技の衝撃が凄かったの事)なので爆豪は怒り狂っている。余りの暴れっぷりにリカバリーガールは生活指導のハウンドドッグを呼び、鎖でグルグル巻きにしてもらった。

 

 

「それじゃあ轟君、札野さん。ついてきてね」

「「はい」」

 

「ん”~~(怒)」

 

轟とマホは素直にミッドナイトについていき、爆豪はハウンドドッグに俵担ぎされていた。表彰台は地下にあり、トップ3人はそれに乗って地上に出るそうだ。すると轟がマホに話しかける。

 

「札野…オレお母さんに会いに行く」

「ん!?……行くの?」

 

その問いに轟は頷く。

 

「緑谷が抱えている物壊してくれたおかげだと思う。だが俺が吹っ切れて終わりじゃダメだと思って……」

「お母さんを助けようとしてるんだね?」

「ああ。………ただ正直不安だ」

 

もう何年も会っていない母に会いに行く。ちゃんと話ができるかどうか不安そうだ。

 

ぽん

 

「!」

 

「宣誓で私言ったよね。不安な時は?」

「………『絶対に大丈夫』」

「ん!」

 

『絶対に大丈夫』

 

その言葉のお陰で落ち着いたようだ。

 

***

 

轟とマホは束縛されている爆豪の隣の表彰台に立った。しばらくして花火の音が聞こえ、天井が開き、三人が乗った表彰台が地上に現れた。やっぱり生徒たちは爆豪の姿にドン引きである。

 

(ん。気持ちはよくわかる)

 

「メダル授与よ! 今年メダルを授与するのはもちろんこの人!」

 

「私が、メダルを「我らがヒーローオールマイト!」来た!!!」

 

・・・・・・・・・・。

 

カッコよく出てきたのにセリフがミッドナイトと被ったオールマイト。悲しみのあまり震えていた。察したミッドナイトは「かぶった」と手を合わせて謝罪する。とりあえず気を取り直してメダル授与をすることになった。まずは3位になった爆豪。

 

「爆豪少年 ……っとこりゃあんまりだ。」

(確かに)

 

オールマイトの言葉にマホは思わず頷いてしまう。流石にガチガチの拘束具に猿轡は可哀想。なので猿轡だけ取ってあげた。……が

 

「3番なんてなんの価値もねえんだよ!ゴミなんだよ!!」

 

爆豪本人にとっては3位はゴミ当然なのだ。まあ女子に負けたから納得する。オールマイトは「メダルは受け取っとけよ。自分の傷として!決して忘れぬよう」と銅メダルを首にかけようとする。当然嫌がったが

 

「セイ」

「!!!」

 

下の歯に挟まるようにしておさまった。

 

「次は札野少女!宣誓良かったよー!『絶対に大丈夫』!良いね!その後の競技も凄かった!」

「ん!ありがとうございます!」

 

オールマイトは2位になったマホの首に銀メダルを掛ける。

 

「今度は力の配分に注意しよう!そしたら次は金メダルだ!!」

「ん!必ず1位の表彰台に立って見せます!」

「その粋だ!」

 

最後は1位になった轟。

 

「轟少年、おめでとう。決勝で左側を収めてしまったのはワケがあるのかな?」

 

その問いに金メダルを首にかけた轟は答える。すべてを答えた轟にオールマイトは抱きしめる。

 

「今の君ならきっと清算できる」

 

そう言って。

 

 

「今回の勝者は彼らだった! しかし皆さん! この場の誰にもここに立つ可能性はあった! 競い、高め合い、さらに先へと登っていくその姿! 次代のヒーローは確実にその芽を伸ばしている! てな感じで最後に一言! 皆さんご唱和下さい!」

 

そして「せーのっ!」に合わせて皆は叫ぶ

 

『プル「お疲れさまでした!!!」トラ!!!……え?

 

そこはプルスウルトラでしょオールマイト!!』

 

締めもかっこよく決められなかったオールマイト。とりあえず。雄英体育祭は終了した。

 

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定