ベストジーニスト
雄英高校OB。ベストジーニスト8年連続受賞等輝かしい経歴を持つ大人気ヒーローである。そんな彼には悩みがある。
「爆豪くん。そういう性格だと敵と勘違いされてしまうよ」
「ああ!?うるせぇ!!!」
職場体験に来た爆豪だ。なぜ爆豪がここに居るのかと言うとベストジーニスト本人が指名したため。その指名した理由は敵の勘違いされてしまう程ギラついた爆豪の性格を矯正するためである。しかし髪型を8:2までにしか矯正できない(実際、髪もワックスたっぷり塗り付けないとできなかった)。
(もうすぐ最終日。どうしたものか……ん?待てよ)
ドナドロンド名物「ヒーローの心得百か条」ならば多少は修正できるかもしれない。実際、合同訓練でお願いした時、爆豪ほどではないが問題児は大人しくなった。丁度明日はチームアレッサと合同訓練だ
(これだ!!)
ベストジーニストは電話をとる。
プルルルル
「はい こちらチームアレッサ事務所です。ご用件をお願いします」
そう言って電話を取ったのは少年の姿の幽霊・ステファン。ジャンが召喚した使い魔だ。普段は事務。有事のさいは戦闘にも現れる、ジャン曰く人型では一番な幽霊だ。
《ヒーロー事務所『ジーニアス』の代表、ベストジーニストです。ドナドロンドいますか?》
「はい 少々お待ちください。ドナドロンドさ―――ん!凄いですよベストジーニストです―――!」
「ベストジーニスト?ちょっと待て!」
ドナドロンドは慌ててきた。
「はいこちらドナドロンド」
「何するんでしょうねマホさん」
「ん。明日は合同訓練なのに」
「明日の打ち合わせはもう終わらせてますよ?」
「ん?そうなの?」
ステファンとマホが離れたところでヒソヒソ話していると話し終わったのかドナドロンドは受話器を置いた。
「ドナドロンド話終わった?」
「ああ、終わった。マホ嬢ちゃん明日は頑張るぞ」
「ん?」
一体どういうことなのか
ー翌日ー
「・・・・・・・・・・どなた?」
「爆豪だ!!忘れるなデカリボン!!!」
「いやいや爆豪君の髪あり得ない程変わっちゃってるからどなたって言われるのは仕方がないぜ?」
「ん!おじ…フェンリルの言う通りだし、勝己くん自身普段から人の名前全然覚えてくれないじゃない。名前を覚えないことがブーメランになって帰っただけ」
「ぐ」
確かに爆豪は全員モブ扱い。多少覚えてもマホの様に外見の特徴しか言わない。なのでブーメランになって帰ってきた。3人の様子にドナドロンドは納得する。
「確かにお願いしたくなるな」
「見ての通り性格は変わらず。修正できたのは髪型だけです」
ドナドロンドとベストジーニストの話を聞いてマホは納得。
(ん。なるほど。お願いしたくなるよね。…………終わった後勝己くんどうなるんだろ)
出久、轟、飯田は看護師が来たおかげで途中で終わった。ただしぐったりしていた。爆豪の場合はどうなるか気になる。
「じゃあまずは「ヒーローの心得百か条」10セット教え込む必要があるな」
そういうとドナドロンドは爆豪の頭をがしっ!と鷲掴みする。
「てめ!何しやがる!!」
「ひとおぉつ!人より努力を惜しまず!!」
「!!」
「ふたあぁつ!不埒な悪に染まらず!!」
「………!」
「みいぃっつ!みんなに迷惑かけない!!」
「てめ!!うるせ!!」
爆豪は当然、爆破しようとしたが
ザパア
シュルルルルギュ!
「むぐ!」
「暴れちゃ駄目!」
「彼女の言う通り暴れない」
マホの水魔法アクア・クリエイトをぶっかけられ、ベストジーニストの繊維を操る個性・ファイバーマスターで縛り付け、及び口を塞がれる。
「よおぉっつ!良い子なヒーロー!!」
「………!」
「いつぅつ!いつでも笑顔でパトロール!!」
「………!」
こうして合同訓練が終わり、チームアレッサが帰った後は…
ボオォン!!ボオォン!!
「あいつ絶対倒す!!!」
「すまないドナドロンド。無理だった」
《ハハハハハ!!!また「ヒーローの心得百か条」10セットをやってやるよ!!》
「ヒーローの心得百か条」10セットは幼い頃から頭も良く何でもできる天才である爆豪にとって屈辱的なお説教。ドナドロンドを必ず倒すと宣言するのだった。