魔法剣士のヒーローアカデミア   作:WATAHUWA

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雄英高校
最初の試練!


「行ってきます!」

「「行ってらっしゃい!」」

「ワン!」

 

両親とウルシに見送られてマホは登校する。雄英に受かったのだ。夢への第一歩である。しばらくして雄英に到着したマホ。すると

 

「ア!試験の子!」

 

目元が隠れた女子だった。

 

「あ、あなたも受かったんだ」

「うん!私小森希乃子っていうの!あの時はホントにありがと!」

 

小森は試験のお礼を言う。

 

「私は札野マホ。希乃子ちゃんよろしく」

 

マホと小森は談笑しながらクラス発表の掲示板を見に行く。その結果

 

「あー…残念だったぁ」

「…ん。せっかく友達になったのに」

 

マホはA組。小森はB組になってしまったのだ。

 

「たまには会おうね」

「ん!メール送るよ!」

 

残念がる二人は渋々自分のクラスへ向かうのだった。

 

(もうすぐA組…ん?)

 

扉の傍で出久と茶髪ボブ。飯田が話していた。

 

「おはよう!」

「え!あ、試験の……えーと」

 

出久は言うが自己紹介をしていなかったのでマホの名前を知らない。

 

「あ、自己紹介まだだったね。私は札野マホ。3人は?」

「み、緑谷出久です」

「私は麗日お茶子!」

「ぼ…俺は飯田天哉だ!よろしく!」

 

自己紹介をしていた時だった。

 

「お友達ごっこは他所へ行け ここはヒーロー科だぞ」

 

『(なんか!!!いるぅぅ!!!)』

 

寝袋に入った男が寝っ転がっていた。

 

「ふ、不審者!」

『(確かに!!!不審者!!!)』

 

マホの言葉に生徒たちは同意してしまった。寝袋に入り寝っ転がった男。そして栄養ゼリーを一気に飲んだその姿は確かに不審者だ。

 

 

「ハイ。静かになるまで8秒かかりました」

 

そう言って起き上がる男性の名前は相澤消太。この1-Aの担任だ。相澤は寝袋から体育着を出し、「グランドに出ろ」と言う。

 

ー女子更衣室ー

 

「ねえねえせっかくだから自己紹介しない?」

「ん!賛成!」

「いーね!やろう!」

 

肌も髪もピンク。目が黒で触角がある女子が提案する。その提案にマホと透明人間が同意した。

 

「芦戸三奈っていうのよろしく!」

「札野マホだよ」

「私は葉隠透!個性は見ての通り透明人間だよー!」

「私は麗日お茶子!」

 

雰囲気が蛙の女子が言う。

 

「蛙吹 梅雨よ。梅雨ちゃんて呼んで」

 

続いて耳たぶがイヤホンジャックになっている女子が言う。

 

「ウチは耳郎 響香。よろしく」

 

次は凛としたふるまいの女子。

 

「八百万 百ですわ」

 

着替え終わった女子たちはグランドへ行く。最初の試練があるのを知らずに

 

 

「個性把握…テストォ!?」

 

 

お茶子が慌てて「入学式は!?ガイダンスは!?」と聞くが相澤は「ヒーローになるならそんな悠長な行事に出る時間ないよ。」と言う。

 

「 雄英は自由な校風が売り文句。そしてそれは先生側もまた然り」

 

今から行う個性把握テストとは個性アリの体力テストだ。相澤は分かりやすく説明するために、マホに話しかける。

 

「札野は入試1位だったな。中学の時ソフトボール投げ何メートルだった?」

「23メートルです」

 

不良のような男子に睨まれながらマホは答える。

 

「じゃあ個性を使ってやってみろ。円から出なきゃ何をしてもいい。早よ。思いっきりな」

 

「はい」

 

マホは円へ向かう。

 

(個性で飛ばす。なら使うのは)

 

マホが投げた瞬間、「『風(ウインディ)』!」と叫ぶ

 

ビュオオオオオ

 

「何!?」

「風!?」

 

その風に飛ばされ、ボールはかなり遠くに落ちた。

 

「まず、自分の最大値を知る。それが、ヒーローの素地を形成する合理的手段」

 

そう言って結果を見せる相澤。690メートルと表示されている。その結果に周りは「面白そう!」と言う。しかしその言葉はまずかった。

 

「………面白そう…………か。ヒーローになる為の3年間、そんな腹積もりで過ごす気でいるのかい?」

 

遊び感覚の彼らに相澤は恐ろしいことを言った。………最下位の者は見込みなしと判断し除籍処分にしようと言ったのだ。当然、周りは文句あり。お茶子が代表として「理不尽すぎる!!」と言う。するとだ。

 

「普通だよ」

『え?』

「ほう」

 

マホが説明する

 

「おじさんが言ってたよ?災害、事故、敵事件。このヒーロー社会では理不尽は当たり前だって」

 

「札野の言う通りだ。そういう理不尽を覆していくのがヒーロー」

 

雄英は生徒たちにたくさんの理不尽を与えてヒーローにするのだ。こうして一番最初の試練が始まった。

 

***

 

始まった最初の試練・個性把握テスト。まずは50メートル走。エンジンがふくらはぎにある飯田は純粋に走り、お茶子は服や靴を軽くして走る。へそからビームを出す男子・青山はビームを出す勢いで進む考えを披露した(ただし途中で落ち、またビームを出す前に芦戸に抜かれた)。マホはさっきから睨んでいる男子・爆豪と走ることになった。

 

「マホちゃん頑張れ―――!」

「ん!」

 

「ヨーイSTART!」

 

「爆速ターボ!!!」

「『駆(ダッシュ)』!!」

 

ビュン

 

「3秒04」

「やった!」

「4秒13」

「何ぃ!!?」

 

マホは飯田と同じ3秒04。爆豪は4秒13だ。4秒13でも十分速いのに爆豪は納得出来ずマホを睨む。一方、マホはお茶子と飯田と話をしていた。

 

「マホちゃんすごーい!」

「まさかオレと同じだとは!」

「長時間は流石に無理だけどね」

 

ー握力ー

 

ピピ

 

「これは平均だな」

「ん。これはね」

 

25.71kgだった。

 

ー立ち幅跳びー

 

「……先生。私の場合はどうすればいいんですか?」

「?」

 

どういうことなのかというとマホは実践する。

 

「『翔(フライ)』」

 

ふわぁ

 

『飛んだ!?Σ(・□・;)』

 

飛んだマホに生徒たちは驚く。相澤はマホに確認した。

 

「どれだけ飛べる」

「私の体力次第です」

 

「∞っと」

『無限でたぁ!?』

 

ー反復横跳びー

 

「ほ!ほ!ほ!ほ!ほ!」

 

「おー!速い速い」

 

結果60回。平均より多い。

 

ーボール投げー

 

お茶子が∞を出したため、『二度目!?』と驚かれた。

 

「んじゃまぁ(球威に爆風を乗せるー!)死ねぇ!!!」

 

ボオォン!!

『・・・・・・・死ね?』

 

爆豪の個性は爆破。爆風でボールを飛ばしたのだ。物騒なセリフをはいた爆豪の結果は……

 

「705.2m」

「どーだデカリボン!!」

 

マホに勝ったおかげか機嫌が良くなった。次は出久なのだが全然記録が伸びていない

 

(むしろ躊躇している?)

 

そして彼の結果は

「46m」

 

出久は本気で投げようとしたのに結果が出なかった。理由は相澤は個性を「消した」から。それを聞いて出久は相澤の正体を叫ぶ

 

「視ただけで人の個性を抹消する個性!!!抹消ヒーロー、イレイザー・ヘッド!!!」

 

人の個性を消す。たったそれだけの個性だが、それを補うように近接格闘にも対応する凄い人物だ。ちなみになぜ有名じゃないのかと言うと

 

「メディアに出たくない」

 

 

………ただそれだけだ。そして相澤はあることを出久に言う。その言葉に腹を括ったのか、2回目のボールを投げた。結果は

 

705.3m

 

爆豪の記録を超えたのだ。その後、すべてのテストが終わった一同。そして衝撃の言葉に驚く。

 

 

「ちなみに除籍はウソな。君らの最大限を引き出す、合理的虚偽」

 

『は―――――!?』

 

「あんなのウソに決まってるじゃない…ちょっと考えれば分かりますわ…」

 

皆の様子に呆れる八百万だった。こうして生徒たちは最初の試練・個性把握テストをクリアしたのであった。

 

帰り道

 

「マホちゃーん!」

「希乃子ちゃん」

 

小森が声をかけてきた。

 

「マホちゃんのクラス入学式に出てなかったね。どうしたの?」

「個性把握テストやってたの」

「個性把握?」

 

マホはかくかくしかじかと小森に説明する。

 

「そっかー嘘で良かったねー」

 

話を聞き、嘘でよかったと安心する小森。ただしだ。

 

「あれ、嘘じゃなかったよ」

「え」

 

除籍処分は本当にするつもりだったのだ。なぜやらなかったのかというと出久のボール投げで前言撤回しただけだ

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