魔法剣士のヒーローアカデミア   作:WATAHUWA

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文化祭準備 その2

A組は各隊に分かれて練習を始める。共同スペースにはマホ、轟、切島、瀬呂、口田、ボールで遊んでいるウルシが居た。

 

「それではこれをやろうぜ!!演出!!会議を始めるぜ!!」

「芦戸のチームスノーマンズ以外でやってみたい演出あるか?」

 

気合を入れる切島。瀬呂の問いにマホが「ん」と手を上げる。

 

「魔法の中にライブに相応しい奴が4つほどあるんだけど」

「マジで!?」

「見せてくれ!」

「どんなやつなんだ?」

「?」

 

興味津々の男子たちにマホは「それじゃ」と準備する。

 

「まずは『灯(グロウ)』」

 

ふわ…

 

「おー」

「蛍だ蛍!!」

 

「次は『光』」

 

カッ

 

「眩し!!」

 

「その次は『泡(バブル)』」

 

「今度はシャボン玉か!」

 

シャボン玉が現れたことにウルシは尻尾を振る。

 

「最後は『花』」

 

ぶわ

 

「うお!!」

「花か!?」

 

「ワンワン!」

 

花が現れたことにウルシは捕まえようとする。

 

「よしよしウルシ食べちゃメだよー」

「(コクコク)」

 

マホと口田に言われウルシは「ワン!」と応えた。

 

「それでどれがイイかな?私は『花』がおすすめ」

「その『花』は色んな花を出せるのか?」

 

マホの問いに轟は聞く。

 

「ん!季節関係なく色んな花が出せるよ」

「じゃあ花びらだけっていうのは出来るか?」

 

今度は切島が聞いてきた。

 

「ん!できるけどやりすぎると室内が埋まっちゃう」

「(それじゃあここぞという場面だけにしないといけないね)」

 

演出はまず『花』

 

「次は誰が提案するか?」

「んじゃ今度はオレ!」

 

次は瀬呂だ。

 

「ステージ近くの奴らは楽しめると思うけど遠くの奴らはステージの様子がよくわからないだろ?」

「あーそういえばそうだな」

「ん!大きな画面が無いからね」

 

切島とマホは納得する。確かにステージ近くならバンドとダンスがよく見れて楽しめるが遠くにいる人たちからすれば小さく見えるので物足りないだろう。

 

「それで轟の出番だ!!」

「おれ?」

 

瀬呂の言葉に轟はキョトンとする。

 

「轟の氷で足場を作る!そしてその足場の上でダンス隊が踊るっていうのはどうだ!?」

 

『おぉー!』

 

確かに足場を作れば遠くまで行ける。そこで踊れば遠くにいる人たちも楽しめそうだ。

 

「うん?ちょっと待て!滑って思うように踊れなかったらどうするんだ!?」

 

切島が慌てて聞く。

 

「それだったら衣装の靴に滑り止めつけるのはどうだ?実際俺もやっている」

「ん。それなら大丈夫そう」

 

轟の滑り止めの提案によって瀬呂のアイディアも合格した。

 

「甲司くんは何やりたい?」

 

マホの問いに口田は説明する。

 

「(色んな所から照明が動くのやってみたい。動物たちに手伝ってもらえばできると思う)」

 

動物達に手伝ってもらって照明を動かすだ。こうして色んなアイディアを出す5人。更に出してみる。

 

「なるほど!そりゃ良いアイディア!!ダンス隊に打診してみようぜ」

「待てよでもそうなると人手が足りねェぞ」

「ん……バンド隊から引き抜いたら駄目だし、ダンス隊に相談した方が良いね」

 

 

なので外で練習しているダンス隊に相談することにした。

 

「おーいダンス隊!!ちょっと話が…Σってエリちゃん!!?」

「ん!?なんでエリちゃんここに!?」

 

切島とマホは驚く。入院しているはずのエリちゃんが雄英に居るから驚くのは無理もない。

 

「オッスオッス!って俺の事は知らねーか!」

「エリちゃん体の具合はどう?」

「くぅーん?」

切島とマホとウルシが聞くが緊張しているのかミリオの後ろに隠れてしまう。それを見たマホは慌ててウルシを抱っこした。

 

 

「エリちゃん、この人が札野マホさん!お花を贈ってくれた人だよ」

 

出久が説明するとエリちゃんはちょっとだけ出て来てくれた。

 

「あ、あの……お花ありがと」

「ん!どういたしまして」

 

エリちゃんのお礼にマホは笑顔で応えた。するとエリちゃんはマホの腕の中に居るウルシを見る。ウルシも興味津々だ。

 

「……ウルシ、驚かせない?」

 

確認するとウルシは「大丈夫!!」と言う感じに鳴く。

 

「この仔ね。ウルシって言うんだよ。触ってみる?」

 

抱っこしながらエリちゃんに見せるマホ。エリちゃんは恐る恐る触ってみる。

 

「くぅーん♪」

「……ウルシカワイイ」

 

その様子を見てマホは試しにエリちゃんの前に降ろしてみた。降ろしてもエリちゃん自身気にしていない。ウルシの性格が功を奏した。

 

「にしても先生。どうしてエリちゃんがここに?」

 

実は出久とミリオはエリちゃんを文化祭に誘っていたのだ。でも準備期間に来ているのには訳がある。

 

「この子からすれば非日常。パニックにならないように慣れさせようってことだ。」

 

その説明に納得した。

 

「ウルシバイバイ」

「ワン!」

 

こうして出久とミリオはエリちゃんを案内するために校舎へ向かった。

 

 

 

「いや~エリちゃん元気そうだね!」

「ん!エリちゃんの為にもがんばらないと」

「そういえば切島ちゃん、どうかしたの?」

「ア!そうだった!」

 

 

 

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