2回戦
A組は青山、八百万、常闇、葉隠。B組は拳藤、黒色、吹出、小森だ。
《ガンバレ拳藤第2チーム!START!!》
ブラドキングの偏向実況で始まった。
「個性は拳藤さんしか知らないけどどうするんだろ」
「ん?サポートアイテムで意外とわかるってさっき言ったけど容姿やコスチュームデザインでもわかるものだよ」
「えー!そうなん?」
「黒い男子はなんだか影とかに入りそうだし、希乃子ちゃんのコスチュームデザインはキノコだからなんだかキノコ菌とか出しそうだし、漫画の男子は………絵の具現化でもしそうだな」
「あーなるほど」
マホの説明にお茶子は納得する。
「(マズイ当たってるのあるぞ!)」
「(吹出の個性も近いし!)」
B組は慌ててしまう。そうしている内に2回戦開始。実際、映像でも黒色は黒影から出てきたり、パイプの影に入り込んでいた。さらには
《ヘーゥプ!!》
『青山(君)――!?Σ(・□・;)』
青山が物凄い速さで移動させられたのだ。
「どーしよ!青山くんが!!」
「マホちゃん何かわかるかしら」
「相手が影なら光で影を少なくすればいいんだけど」
「なるほど!だから青山を捕まえようとしたんだな!!」
「ん!鋭児郎くん正解!」
青山の個性はへそからビーム。文化祭の時のような人間花火をすれば影が減る。つまり黒色は影に入ることが出来ない。なので切島の言う通り青山を先に捕まえたのだ。
するとマホは気づく。
「ん!踏陰くん来た!」
《黒影 黒の堕天使》
『飛んだ!!!Σ(・□・;)』
なんと常闇の背中に翼が生え、空を飛んだのだ。A組・B組関係なく驚いてしまった!
「常闇飛んでる―――!?」
「翼作ったのかよ!?」
「ん?……ちがう!アレ
「腕ぇ!?」
マホに言われ、常闇の翼を観察する。
「マジで腕だ!!」
実は黒影は常に浮遊状態。常闇を抱えて移動ができるのだ。青山はおかげで救出された。さらに青山は八百万の指示通りレーザーを放つ。そのおかげで黒色が見つかった。
「やった!」
「見つかった!」
その時だ。
ポム
『え?』
生えたのはキノコ。パイプなのにドンドン増えていく。さらには八百万たちの体からも生えているのだ。
「こ、怖い」
「ホラーだ」
「精神攻撃にも使えるな」
この個性はマホが思った通り、小森だった。
「札野。この場合どうすると思う?」
瀬呂の問いにマホは「んー」と考える。
「希乃子ちゃんには悪いけどビニール袋に入れるかエタノールをぶっかけるかする」
「エタノール?」
疑問符を浮かべる瀬呂。すると轟が言う。
「確か滅菌スプレーの材料だった気がするんだが」
「ん!正解」
マホが考え出したのは小森をビニール袋に入れる。またはエタノールをかけてキノコ菌を飛ばさせないようにするだ。
《ゴンッガンッドガッあ―――~ズドッズンッ》
『?』
「これって…」
「擬音?」
吹出の声に疑問符を浮かべるA組。その瞬間だった。
ばかでかい
ゴンッガンッドガッズドッズンッ
が出てきたのだ。
「なんか出た―――!!」
「ド〇えもんかよ!?」
「コエカタ〇リンだ!!」
吹出の個性は絵の具現化ではなく擬音の具現化だった。その様子はまさにド〇えもんである。
「これはマズイ。八百万さんが分断された。確実に格闘タイプの拳藤さんが現れる」
出久の言う通り、拳藤が八百万に攻撃を仕掛けてきた。
「大丈夫」
「え?」
マホの言葉に出久は固まる。
「百ちゃんは落ち着いている。大丈夫だよ」
試験でマホと八百万と組んだ轟も落ち着いている。
「あいつを警戒すんなら4人の総力でまっさきに潰すべきだった」
八百万はあるものを出した。
『大砲~~~!!!?』
まさかの大砲。石の拳藤も怯む。しかし八百万は文字の向こうへ撃った。
「え?なんで」
「何かあるのか?」
その疑問の答えはこれ
《ゴーグル!?とエタノール…滅菌スプレーだ!!》
『おお!!』
常闇の下へ届いたのは吹出たちを見つけるための暗視ゴーグル。キノコ菌を増やさないための滅菌スプレーだった。滅菌スプレーを吹きかけた常闇は小森と黒色を、葉隠は吹出を探しに行く。
《
『おおおおおおお!!』
常闇は見事小森を攻撃、黒色を捕まえる。しかしだ。
《ゴホッ》
常闇が苦しそうにせき込みだしたのだ。
「あれ?常闇どうしたの?」
「どうした常闇!!」
「……あ!気管支に菌が入っちゃったんだ!!」
咳き込む。そばにはキノコ菌を出す小森。それにより出久は分かった。さらには八百万と葉隠が拳藤に捕まってしまった。
《第2セット!!4-0でB組勝利!!》
『よっしゃー!』
『あ~~~~』
こうして第2回戦はB組が勝った。