4回戦。マホ、爆豪、瀬呂、耳郎、砂藤は自分たちの陣へ向かう。その時だ。
「いいかお前ら作戦がある。協力しろ」
「「「「え?」」」」
マホたちは固まってしまった。あの爆豪が「協力しろ」と言ったのだ。
「爆豪あんた変な物食べた?」
「頭ぶつけたのか?」
「棄権した方が良い?」
「リカバリーガールのとこ行くか?」
マホたちは思わず心配してしまう。
「なんだその言葉は!?アァ!?特にデカリボン!!この俺が棄権するわけねーだろうが!!!」
「だって勝己くん初めての戦闘訓練は勝手に行動するし、体育祭では気絶した私や炎を消した焦凍くんに文句を言うし、ドナドロンドとジーニストでも矯正できなかったし、仮免ではその性格のせいで落ちるは、出久君にイラつきをぶつけて謹慎喰らったんだよ!?そんな勝己くんが「協力しろ」だよ!!天変地異の前触れだよ。きっと敵がまた雄英を襲撃するよ!!」
「「「確かに」」」
「……ぐ」
瀬呂、耳郎、砂藤にも納得されてしまった爆豪だった。取りあえず爆豪の作戦で行くA組。ただし
「遅ェ―――ンだよのろまが!!」
やっぱり自分勝手だ。彼らの作戦はこう。爆豪が先に走り、マホ、瀬呂、耳郎、砂藤がサポートする作戦だ。
「止まれ!いる!!」
髪が見えた。耳郎は指示通り自慢の耳で周囲を探るが…
「やっぱやられた」
「ハイしゅーりょう」
B組・取蔭だ。彼女の個性はトカゲのしっぽ切り。全身をバラバラにして行動できるなんだが怖い個性だ。色んな場所にばら撒いた肉片が物音を立てるので耳郎は何処にB組がいるのか分からない。
「勝己くん屈んで!『凍』」
「!」
「わ!!ヤバい!!」
取蔭を動けないようにするために『凍』を出すマホ。それに気づいた取蔭は慌てて逃げた。
その一方、耳郎たちは自分たちの個性を逆手に取られ、苦戦を強いられている。しかしマホとあの爆豪が助けにきた。あの爆豪がチームワークをしている。そのおかげでB組がだんだん劣勢になっていく。
「あ、5人目発見!響香ちゃん行ってくる」
「了解!」
マホは5人目の下へ走る。
「げ!まず!!」
B組5人目の男子は迎撃の準備をする。その一方、マホは『剣』を出した。
「衝波斬!!」
ドゴオォォン
「ぐは!!!」
マホの衝波斬を喰らった男子は気絶する。その間に一番迷惑な取蔭を爆豪が攻撃する。
「ゼロ距離閃光弾」
ゼロ距離で放たれた閃光弾。そのおかげで取蔭もやられた。
「よっしゃ!」
「さっすが爆豪!!」
「容赦ないねー」
「敵相手に容赦するか!!さっさと運ぶぞ!!デカリボン!!デカ犬を出せ!!」
「デカ犬?」
疑問符を浮かべるマホ。マホのウルシは小型犬。デカくない。すると耳郎がある事を思い出す
「あ、もしかして仮免に出した大きいウルシ?」
「あーあの子か!でも勝己くん。あの子は狼だからね」
そう言ってマホは『闇』をする。
「召喚!暗黒魔狼!!」
「ガアアアァァァァァァァ!!!」
暗黒魔狼(後にデカウルシと呼ばれる)が召喚される。
「この5人を乗せてほしいんだけど」
「ウォン!!」
デカウルシは気絶したB組を乗せやすいように伏せをする。
「いやー賢いなこいつ」
「ん!モデルがウルシだから賢いのは当然だよ!」
「あー確かに」
そう言いながらB組を乗せるマホたち。デカウルシはA組の陣へ運んだ。
《わずか5分足らず…思わぬチームワークでA組5-0の勝利だ!!》
こうして第4回戦はA組が勝った。
『やった―――!!!』
マホたちは大喜び。観戦していたA組も大喜びだ。