「本日はよろしくお願いします」
男性が挨拶する。轟は「こちらこそお願いします」とちゃんと挨拶をするのだが
「当り前だろうが」
爆豪はやはり上から目線だった。
『(上から目線だ―――!)』
男性はというと
(あーやっぱりかこの子体育祭で文句ばっかりだったんだよね。トラブルなく行けるかなー)
体育祭の爆豪の様子のおかげで不安そうだ。
「やっぱり不安そうだね」
「ん。基本的な性格は変わってないからね」
「大丈夫なのか?」
A組も離れたところから心配そうに見守る。
「それでは最初の質問です。」
そう言ってインタビューを開始したのだが…
「それでは次の質問。その時、お二人は息が合っていました。やはり仲良く訓練する仲なのですか?」
「はあ!?仲良くねーよ!!」
「仲良いです」
「ウソつくんじゃねーよ!!舐めプ野郎!!」
『(やっぱりだ―――!!!)』
A組が思っていた通りの展開になっていた。
(も…もう終わってほしい)
男性自身も早く終わってほしいと心の底からお願いしていた。後日、放送されたTVには爆豪が半分しか映っていなかった。インタビュー2回目も同じ状態。そして3回目のインタビューも
「普段から仲良く訓練されているんでしょうか!?」
女性の問いに爆豪はムッスと「そう見えンなら眼科か脳外科行った方がいいぜ」と大人相手に失礼な答えを言い。轟はホケーと「仲は良いです」と答える。当然爆豪は
「テキトーこいてンじゃねーぞいつ仲良くなったんだコラ」
轟の返答に怒鳴る。
『(まただ――――!!)』
当然、後日放送されたTVには爆豪のインタビューだけカットされていた。
***
今日の授業はメディア演習。自称・現役美麗注目株のMt.レディが特別講師として現れた。ステージを作り、TVカメラがたくさんある本格的な場所で授業を行う。皆は中々ちゃんとできていた(爆豪も1人だけでやったらちゃんと出来ると判明した)。
《次は魔法剣士ヒーロー・フランさん!魔法は色々あるのですが自分で考えてつくっているんですか?》
Mt.レディの問いにマホは答える。
「はい。あんな魔法があったら役に立ちそうだなー。と考え、その魔法のイメージを思い浮かべて作っています。例えば剣があるなら盾も作った方がいいよねって感じにです」
《なるほど!それじゃあ初めて個性が出た時もそのようなことを考えていたんですか?》
「はい。実は幼稚園の頃、担任の先生が結婚したんです」
《まあ!なんてステキな話!!》
女として結婚はステキな話題だ。
「それで小さかった私は「何が欲しい?」って先生に言ったんです。先生は「お花1本あるだけで十分嬉しいよ」って言ったんですが、私は小さかったので「お花は沢山あったほうが嬉しいよ」って思ったら……」
《思ったら?》
「上から大量の花がドバッて落ちてきたんです。部屋が埋まるぐらい大量の花だったので私や友達は大泣きして、先生たちは大慌てで救出してましたね」
《えぇ!?Σ(・□・;)》
最初に作った魔法が花。そのことに驚くMt.レディに対し、演出隊と出久は『(あれか)』と思い出す。
「それが私の初めての魔法『花』です。今でも『花』は役立っていますよ!文化祭の演出だったり、お見舞いに役立っています。あ、良かったらどうぞ」
そう言って可愛い花を出す。
《まあ!ありがとうございます♥》
こうしてマホの演習も終わった