魔法剣士のヒーローアカデミア   作:WATAHUWA

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マスコミパニック

 今、雄英高校には悩みがある。それは……

 

「オールマイトの様子を教えてください!」

 

 オールマイトが教師になったことにより連日マスコミが押し寄せてくるのだ。生徒たちは「用事があるから」と逃げるように校舎に入ったり、見た目の筋骨隆々と答えたり、真面目に答えたり(ただし長い)している。マホにもマスコミが聞いてきた。彼女の答えは……

 

「聖徳太子と叫んだりしてましたよ」

 

 

 実際、授業で生徒たちに勝敗のシステム等々たくさん聞かれた時「聖徳太子ィィ!!!」と叫んでいたから。

 

 

「聖徳太子!? どういうことですか!?」

「といっても……それでは」

 

 門に入ろうとするマホ。

 

「もう一言! もう一言お願いします!!」

「カンペ見ながら説明してました」

 

 そう言って門に入った。

 

 ーホームルームー

 

 相澤が現れる。昨日の戦闘訓練の結果について爆豪と出久は注意されていた。

 

「急で悪いが今日は君らに……」

 

 それを聞いた生徒たちはまさかまた臨時テストかと思った。緊張気味の生徒たちに相澤は言う。

 

「学級委員長を決めてもらう」

 

『学校っぽいの来た────―!!!』

 

 ただの委員長決めだった。生徒たちが叫んだ後、すぐさま自分がすると手を上げる。

 ただしこのままでは決まらない。すると飯田が「これは投票で決めるべき議案」と提案してくれた(ただし飯田自身も「自分がなりたい」といわんばかりに手を伸ばしていた)。こうして投票することになった生徒たち。その結果は……

 

「僕 四票────!!!?」

 

 委員長は出久。副委員長は二票だった八百万に決定した。

 

 ーお昼の食堂ー

 

 出久はまだ不安そうだ。そんな彼にお茶子、マホ、飯田は「ツトマル」「同じく」「大丈夫さ」と言ってあげた。そうお話をしている中、驚きの事実が判明した。

 兄は大人気のターボヒーロー・インゲニウムだったのだ。(出久曰く65人の相棒を持っている)インゲニウムの話をしている飯田の表情は生き生きしている。

 

「私と同じなんだ」

「「「同じ!?」」」

 

 同じ。つまりマホにも家族にヒーローがいるという事だ。

 

「だれだれ!?」

「どんな人!?」

「ヒーロー名は!?」

 

 思わず聞いてしまう3人。マホは答える。

 

「お母さんの従弟がフェンリル」

「フェンリル!? 狼の仮面を被り、剣を振るう剣術ヒーローフェンリル!?」

「お母さんの従弟さんがフェンリルだったんや!!」

「なるほど! 札野くんの見事な剣術は彼の指導のお陰なのか!!」

 

 その正体に3人は驚いてしまった。

 

「ん。小さい頃観たアニメの魔法剣士がカッコよくって『剣』を作ってね。其の後、個性が魔剣のおじさんから剣術を習ったの。三連突もおじさんから教わったものだよ」

「「「おお~~~~」」」

 

ウウ────────

 

 

「警報!?」

 

 警報が鳴り響いたのだ。しかも《セキュリティ3が突破されました》と放送が入る。セキュリティ3が突破されたという事は校舎内に侵入者が現れたという事。とにかく生徒たちは屋外に避難する。ただしだ。

 

「いてえいてえ!!」「押すなって!」「ちょっと待って倒れる!」「押ーすなって!!」

 

 危機への対応が迅速すぎてパニックを起こしてしまったのだ。小学校で習った避難の心得”おかし”を確実に忘れている。

 

「どわ────しまったー!!」

 

「出久くん!?」

「デクくん!!」

「緑谷く───ん!!!」

 

 出久が人ごみに巻き込まれ、流されてしまったのだ。

 

「きゃ!」

「おっと! お茶子ちゃん大丈夫!?」

 

 マホは倒れかけたお茶子を慌てて支える。するとあることに気づいた。

 

「お茶子ちゃんあれ! マスコミ!!」

「えぇ!?」

 

 窓の外には入れないはずのマスコミが居たのだ。

 

「じゃこれマスコミが原因なん!?」

「ん。確実に」

 

 すると「うわ!!」と飯田の声が聞こえた。

 

「飯田く───ん!!」

「大丈夫───!?」

 

 お茶子とマホは心配して声を上げる。

 

「どちらでもいい!! 俺を……浮かせろ麗日くん! 札野くん!」

「へ!?」

「ん!?」

 

 浮かせろの言葉に疑問を浮かべたがマホは行動した。

 

「上手くバランスとってね!! 『翔』!!」

 

 マホの『翔』により飯田は浮かぶ。そして彼が起こした行動は

 

「ヌオオオオオオオオ!! (汗)」

 

「「ええ!?」」

 

 エンジンをふかし、回転しながら進んだのだ。そして飯田は非常口に到着。非常口ポーズをし、あることを大声で叫んだ。

 

「皆さん……大丈ー夫!! ただのマスコミです! なにもパニックになることはありません大丈ー夫!!」

 

彼の説明により生徒たちは落ち着いたのだった。

 

ー午後ー

 

他の委員決めをする。その前に出久はあることを言った。

 

「委員長はやっぱり飯田くんが良いと…思います!」

 

皆パニックになった時、飯田は見事落ち着かせた。カッコよく人をまとめられるなら彼がやったほうがいいと思ったのだ。実際、その様子を見ていた赤髪の男子、切島 鋭児郎と上鳴も納得する。そんな彼らの後押しに飯田が委員長になったのだった。

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