魔法剣士のヒーローアカデミア   作:WATAHUWA

6 / 42
USJ襲撃事件

「すっげ―――――!!USJかよ!!?」

 

興奮する生徒たち。今日のヒーロー基礎学は人命救助訓練。相澤とオールマイト、もう一人の3人体制でやることになった。そして少し離れたところにある訓練場はあの有名なテーマパークUSJにそっくりだ。そんな生徒たちにスペースヒーロー・13号が言う。ここはあらゆる事故や災害を想定した訓練場。その名も

 

「U(ウソの)S(災害や)J(事故ルーム)」

 

そのまんまのUSJだった(汗)。生徒たちも心の中で叫んでしまう。

その後、13号は小言を4つ言う。でもその小言はとてもためになる。なので「ステキ—!」「ブラボー!!ブラーボー!!」と生徒は称える。流石ヒーローだ。

 

ぞわ…

 

「!?」

 

マホに寒気が襲った。

 

「マホどうしたの?」

 

マホの様子に耳郎が聞くがマホは答えない。じっと中央広場。というよりそこにあるモヤを睨んでいるだけ。するとそのモヤに気づいた相澤の様子もおかしい。そのモヤから現れたのはたくさんの手をコスチュームの様につけた男。彼に連れられて怪しい雰囲気の一行が現れた。それを見た相澤は「一かたまりになって動くな」と叫ぶ。するとモヤから色んな人物が現れた。これは訓練ではない。あれは…

 

「敵(ヴィラン)だ!!!!」

 

セキュリティ完璧の雄英に敵が現れたのだ。

 

現れたのは敵。あのマスコミが入って来れたのはこいつらのせいだった。警報装置は作動していない。確実にこいつらが壊したのだろう。こいつらは敵連合。そして目的を黒いモヤが教える。

 

「平和の象徴オールマイトに息絶えて頂きたいと思っての事でして」

 

オールマイトを亡き者にするためだった。するとモヤの敵・黒霧は自らの体であるモヤを大きく広げ、生徒たちを飲み込んだ。

 

ズズズズズ…

 

「!?」

 

マホは驚いた。

 

ゴオオォォ……

 

下は燃え盛る炎。火災ゾーンに移動されていたのだ。

 

「うわああぁぁ!?」

 

少し離れたところに太くて大きい尻尾が個性の男子・尾白 猿夫が落ちていた。

 

「『翔』!」

 

ふわぁ

 

「!?」

 

『翔』のおかげで浮いたマホと尾白。マホは違う方向へ行かないようガシッと尾白の腕を掴む。

 

「猿夫くん大丈夫!?」

「札野さん!無事でよかった!それに助かった!」

 

尾白は1人でもクラスメイトが無事だったことに安心する。

 

「とにかく降りよ!」

「ああ!」

 

マホの提案に頷く尾白。降りようとした時だ。

 

ぶぉ

 

「わ!?」

「きゃ!?」

 

火炎放射が来たのだ。

 

「ガキ見っけー」

 

敵がぞろぞろ現れたのだ。様子からして全員火炎系の個性だ。

 

「札野さん!一旦離れよう!」

「ん!力抜いていて!引っ張っていくから!」

 

マホの指示に尾白は力を抜く。

 

ごぉ!!

 

マホは尾白を連れて燃えていない建物の陰に隠れた。

 

「『盾』」

 

さらにマホは敵や炎が来ないよう『盾』を出す。これで少しの間は大丈夫だ。

 

 

「にしてもオールマイトを亡き者にするってイカレているな」

「さっきの様子からして手がたくさんの男と黒い靄が黒幕だね」

 

マホの言う通り黒幕は先程の男2人のようだ。

 

「不幸中の幸いは火災ゾーンのやつらがチンピラで私たちの個性を知らないことだね」

「え?知らないってどういうこと?」

 

尾白の説明にマホは教える。

 

「梅雨ちゃんが居ないからだよ。梅雨ちゃん見ての通り、個性が蛙だし、教室で水難は独壇場だって」

「そっか。知っているなら確実にここに飛ばされてる!」

 

その説明に尾白も納得した。

 

「敵の目的はオールマイト。倒す算段があるならチンピラは邪魔でしかない!」

「ん。なら私たちがするのは一つ」

「「戦って阻止する(かつ)こと」」

 

チンピラは後で必ず戦闘中のオールマイトの邪魔をするだろう。なら自分たち生徒はチンピラに勝ち、戦闘中のオールマイトの邪魔を阻止することだ。

 

「私はあいつらの個性をしのげるよ『水(ウォーティ)』」

 

そう言うとマホの手のひらに水が集まった。

 

「それをあいつらに」

「ん。ぶっかける!そしたらすぐに個性は使えない。だからその隙に」

「ああ!俺が倒す!」

 

マホの『水』で隙が出来た瞬間、尾白が倒していくのだ。

 

「『盾』解除。それじゃ行ってくる!」

「気をつけて!」

「ん!猿夫くんもね!『剣』そして『駆』!!」

 

マホは『駆』で現れる。チンピラたちは「倒せ――――!!」「襲え――――!!」と叫ぶ

 

「『水』!」

 

『え……』

 

「喰らいなさい!!アクア・クリエイト!!!」

 

ザッパアアアン

 

「うわ!!しまった!!」

 

ぼ…

 

「ちっちぇ火しか出ない!!」

 

慌てるチンピラたち。その瞬間

 

「は!!」

 

バキ!!

 

「ぐは!!」

 

「せい!!」

 

ドゴ!!

 

「ふぐ!?」

 

マホの『水』のおかげで炎がしょぼい火しか出なくなったチンピラたち。その隙をついて尾白は格闘技で倒していく。

 

「ええい!!女を狙え!!」

 

しかし

 

「は!!」

 

ガガガ

 

マホを狙ってきたが三連突で倒される。しばらくして……

 

「やったぁ!!!」

「私達の勝利!!!」

 

所々煤がついているが全員倒した。チンピラたちを倒したマホと尾白は気絶したチンピラたちを引っ張って脱出する。

 

「皆大丈夫かなぁ?」

「無事だといいけど……」

 

「ああ!お前達無事だったか!!」

 

雄英教師のヒーローだった。

 

「先生!!」

「何とか大丈夫です!!」

 

飯田が非常事態を伝えてくれたのだ。出久と人命救助訓練の教師三人は重傷だったが全員生きている。こうして襲撃事件は幕を閉じた。

 

 

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定