「着いた。ここがオラリオ」
あの日から一年経った。
あの黒龍を殺すためにラキア王国にて一年も『技と駆け引き』を磨いてきた。
ちなみにきちんと能力を使ったため終始疑われる事は無かった。
しかもこの能力は神にも効くらしく、あそこの主神も疑っていなかった。
ラキア王国に入ってすぐに【この能力はステイタスに表示されない】と、【自分は神に嘘を言ってもバレるわけが無い】と言うことにしたため、これまで特に苦労せずに過ごしてきた。
そして遂に念願のオラリオに来た。
ちなみに今の装備はバックパックを背負い、腰にはクロッゾの家に作って貰った剣を装備している。
あそこの家は落ちぶれ貴族等と言われてるが、鍛冶師としての腕は確かだった。
騙して給金も貰い、村に借金も返して、俺は満を持してオラリオに来たという訳だ。
「次の方。どうぞ」
遂に俺の番になった。
「はい。止まってください。通行許可証はお持ちですか?」
「持ってません。冒険者になるために来ました」
俺は素直に持ってないことを認め、すぐに冒険者になるために来たと告げた。
「そうでしたか。では『
そう言われると、俺は背中を晒し、そこに『
「はい。『
俺を担当していた女性はそう言うと、俺を中に通してくれた。
その間、俺は一年間とださなかった憎悪の瞳を消し、純粋な瞳で物事を見ていた。
そして中に入った瞬間に、その瞳は憎悪に埋め尽くされる。
「まずはどこに行こうか」
どこかのファミリアに入らなければ話にならない。
ならばまずはギルドに赴いておすすめのファミリアを教えてもらおうと早速歩きだそうとすると、
「なあ、自分面白そうやな。どや?うちのファミリアに来んか?」
早速勧誘された。
□■
ベルを勧誘した神………ロキは偶々オラリオの門前にいた所だったのだ。
なぜそこにいたかと言うとたんなる暇潰し。
何となく来てみた、というところなのだが、その少年を見てここに暇潰しに来てよかったと思った。
最初は純粋そうな少年だと思った。
キラキラした瞳で、初めて来たオラリオが物珍しくてしょうがないのだろうと思っていた。
そして門をくぐった瞬間に、その瞳は純粋な瞳から憎悪に染められた瞳に変化した。
興味を持ったなどでは無い。
むしろ心配に思った。
それは自分のファミリアに在籍しているある少女、【剣姫】アイズ・ヴァレンシュタインが子供の頃に宿していた瞳と同じだったから。
(あの子と似た境遇の子なら)
(アイズたんの成長にも繋がるし、あの子もアイズたんみたいに変われるかもしれんな)
そう思って勧誘した。
ただそれだけだった。
ベル・クラネル
Lv.0
力:I 0
耐久:I 0
器用:I 0
敏捷:I 0
魔力:I 0
魔法
【ファルシュ】
・創造魔法
・詠唱式【眠れる愚者よ】
スキル
【
・早熟する
・復讐心が続く限り効果持続
・憎悪の丈により効果向上
【
・
・怪物種に対し攻撃力高域強化
・竜種に対し攻撃力超域強化
・憎悪の丈により効果向上
【
・
・憎悪の丈により効果向上
【流血昇華】
・出血時における全ステイタス補正
・出血量に比例して効果向上
【虚飾魔王】
・事象改変
・概念操作
【超神権能】
・