言い訳になっちゃいますが、最近別の作品書くのにはまっちゃってましてこっちを全然書けてませんでした!
すみません。
まあその作品まだ書き終えてないので、まだ暫くは更新遅くなると思いますが、ご了承ください。
朝の4時。
いつも通りに起床したベルは、部屋に置いてある剣を持って中庭に出た。
昨日から所属することになった【ロキ・ファミリア】。
さすが都市で一位二位を争う派閥なだけあり、中庭も中々の広さだった。
「ちょっと調整するか」
『
慣らすことは別に【虚飾魔王】の能力を使用すれば全く問題無いのだが、折角なのでスキルには頼らずにやる事にした。
ヒュンヒュンと風を斬る音がする。
剣だけを使うだけでなく、体全体を使って自主練をするのはラキア王国でよくやっていた。
「何やってるの?」
ベルが自主練していると、急にそんな事を問いかけられた。
声のした方を見ると、そこには
「アイズ、か」
ベルの特訓に付き合ってくれると自主的に言った、言ってくれた少女、【剣姫】アイズ・ヴァレンシュタインだった。
「日課の自主練だ。それよりも朝早いんだなアイズ」
アイズの何してるの?という問いに答えつつ、アイズに話しかける。
ベルはアイズが朝早くから起きるような人に見えなかったので、意外といえば意外だ。
ちなみにベルは【虚飾魔王】の能力で、別に寝ても寝なくても全く問題が無いようになってる。
「うん。ベルも、朝早いんだね」
「まあな。昔いた場所だったらこれくらい普通だ」
「そう?私たちのところは朝はいつも私が一番で、他の人は居ないよ?」
ベルは【ロキ・ファミリア】の人物が朝に弱い人が多いのか、それとも目の前の少女に遠慮してるのか、少し考えた。
結果、後者だろうなと思った。
「じゃあせっかくだし、一緒にやるか?昨日俺の特訓メニュー考えてくれたんだろ?」
ベルはオラリオが誇る第一級冒険者の特訓メニューに期待していたが、
「………何をしようか?」
「は?」
実はアイズは人に教えるのがはじめてで、先ず何をするべきかわからなかったのだ。
「ちょっと待っててね」
何かを思いついたアイズはベルにそう言うと、木剣を二本持ってきた。
「ベルは剣を使うんだよね?」
「ああ。そうだが」
「じゃあ体術は?」
「勿論出来るぞ」
「そう」
アイズはそれだけ言うと、急に回し蹴りをかましてきた。
「危な!」
瞬時に反応して後ろに跳ぶことによって衝撃を受け流した事によってダメージを負わなかったベルだが、急な出来事にびっくりしていた。
対してアイズは『
「おい、アイズ。どういうつもりだ?」
そう言いながら、ベルはアイズに全力の殺気を向ける。
それを真正面から受けたアイズはその膨大な殺気に気押されながらも、
「戦おう」
ただそれだけ言った。
「は?」
「だから、戦お?実戦に勝る特訓は無いって言うし、さっきみたベルの動きは普通じゃない。たぶん私が教えることはもう何も無いくらいに。じゃあ実戦訓練で少しでも感覚を掴んで強くなってほしい」
アイズはそう言うと木剣をベルに向けた。
「第一級冒険者との模擬戦か。上等だ!全力でやってやるから後悔するなよ?」
ベルはそう言うと、全神経を研ぎ澄まして、アイズの攻撃に備える。
駆け出し冒険者と第一級冒険者。
普通なら絶対に戦わない、戦えないもの同士の全力の
………【ロキ・ファミリア】の中庭で。