感情・愛情・CRAZY   作:ENDLICHERI

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 『湊友希那』と『今井リサ』ってタグの恋愛小説を1話出しただけでお気に入りが8人になるなんて、みんな単純だね~w ありがとうございます。




Ep.03 僕の癖は仕事へ変わる

 

 

 

 

 

 漫画やアニメでの高校生は、基本一人暮らしが多い。親が描きにくいとかって理由だろう。実際には一人で家賃とかすべて(なん)とかなる高校生はいない。

 

 僕だってそうだ。親がいなかったら、まず家賃が払えない。アパートで生活しているのに、家賃が払えなかったら即ホームレスまっしぐらだ。僕の親は二人共、早朝出勤の深夜帰宅だ。だから、家事は基本自分でやらなければならない。両親がやってくれるのは、洗濯機を回すことぐらいだろう。洗濯物を干すのと、自分の食事は自分でやっている。高校1年生の時は手探りでやって失敗だらけだったけどね・・・・・・。

 

 そんな生活も慣れてきて、親からのおこずかいが無い僕は、ライブハウスでバイトをすることにした。両親とは、メールやLINEなどでなら返信に間はあるけど、連絡して許可も得ている。

 

 今日はそんなバイトの日。僕はライブの照明の準備をしている。

 

 

「・・・・・・あれ?なんか変だな・・・。」

 

「何か気になることでもあるの?」

 

「ちょっと照明で不自然なところがあって──うん?」

 

 

今の声は・・・・・・オーナーの声じゃない。でも、どこかで聞いたことがあるような・・・・・・?

 

 僕は恐る恐る声がした方を見てみた。すると、見知った人がいました。

 

 

「どうかしたの?」

 

「・・・・・・なんでいるんですか?僕、バイト先を教えたことないですよ?」

 

「偶然、このライブハウスに入っていくあなたを見つけてね。ここのオーナーと話をして、ここに入れてもらったの。」

 

「あぁ・・・・・・そうなんですね・・・・・・。」

 

 

正直、ちょっとガッカリしている。ここで照明準備している時かいつもの公園で音楽聴いてる時が一人で集中できる時間だったんだけどな・・・・・・。

 

 

「蒼空く~ん、ちょっといい~?」

 

「はい。」

 

「実はね、今日ライブをやるグループが照明で色々意見を言いたいって言ってくるの。一緒に来てくれる?」

 

「いいですよ。」

 

「ありがと~!助かるよ~!」

 

 

いや、ここが一人で集中できる場所じゃなかったな。オーナーが意外とバイトの僕に頼ってくるからね・・・・・・。僕、バイトだよ?

 

 僕はオーナーについていき、今日ライブをするバンドの人たちと会った。

 

 

「待たせちゃってごめんね。」

 

「いえ。・・・・・・バイトの人ですか?」

 

「うん、バイトの『堂本蒼空』くん。」

 

「へぇ~、このライブハウスはこんなバイトの人に私たちのライブの照明を任せてるんですか?」

 

 

なんか、良いイメージを持たれてないな・・・。それもそっか。免許取ったから車買おうって時に正社員じゃなくてバイトが来たら嫌だもんね。

 

 

「みんな、蒼空くんの実力をなめちゃいけないよ~?今はこのライブハウスで『蒼空くんに照明をお願いしたい』って人いっぱいいるんだから!」

 

「そ、そんなに・・・・・・!?」

 

 

うんうん。・・・・・・うん?えっ!?

 

 

「オーナー!僕その話初めて聞いたんですけど!?」

 

「あれ?言ってなかったっけ?」

 

「聞いてませんよ!まさか・・・・・・最近、照明の担当が多いのって・・・・・・!?」

 

「そそ!蒼空くんのファンが多いから!」

 

「えぇ・・・・・・。」

 

「だったら、私たちのライブの照明もやってもらおうかしら?納得いかなかったら・・・・・・分かってるでしょうね?」

 

 

怖い・・・・・・。

 

 僕はそのバンドの人たちとステージに行き、バンドの人たちには音の調整などをしてもらっている。僕は彼女たちの音楽を聴いて、照明の演出を考えている。

 

 

「・・・・・・。」

 

「ねぇ!もう終わったの!?」

 

「・・・・・・えぇ。今聴き終えました。少しお待ちください。」

 

 

僕は機械を操作して、照明の設定をしていく。

 

 

「・・・・・・終わりました。一度通しで見ますか?」

 

「え、えぇ・・・・・・。」

 

 

僕は彼女たちから借りた音楽プレーヤーから音を流し、それに合わせて僕がイメージした照明を見せる。

 

 

「・・・・・・こんな感じですね。どうですか?」

 

「ねぇ、これイイ感じゃない?」

 

「だね。」

 

「あとは・・・・・・お客さんの反応次第ね。」

 

 

その後、僕は彼女たちの演奏中にも照明を操作していた。そして!お客さんの反応としては、『今までの感じとは違う、こっちの方がいい!』ってリアクションが多かった。

 

 

「あなた、これからも私たちの照明をよろしくね。」

 

「えっ!?」

 

「何か不満でも?」

 

「いえ、何も・・・・・・。」

 

 

どうやらまた僕にライブの照明演出をお願いしてくる人が増えたようだ。彼女たちが立ち去ったあと、僕は軽くため息をついた。

 

 

「あなたの照明演出、かなり良かったわよ。」

 

「友希那さん・・・・・・見ていたんですね。」

 

「えぇ。是非とも、私たち『Roselia』の照明もやっていただきたいものね。」

 

「・・・・・・そんな機会があれば、ですけど。」

 

「そうね、私たちがここでライブをするのはかなり先かもしれないけど・・・・・・。」

 

 

僕たちは、契約書とかも何もない、口約束だけでそんな約束をした。もしも、僕がまだここで働いていて、友希那さんたちが来たら、照明を考えてあげよう。心の中で、そう思った。

 

 

 

 

 




 
 
 ねぇ、ライブハウスってこういうことある?アタイが住んでるとこ、ライブハウスなんか無いのよ。だからめっちゃアタイのイメージで書いてんだけどね。
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