怪獣娘タイガ ~トライスクワッド参上計画~   作:特撮恐竜

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今までヴォル『グ』だと思っていましたのがヴォル『ク』と知りました。 

申し訳ございません。


群狼の挽歌(後編)

怪獣爆弾が爆発する少し前、ヴォルクの部下はヴィラン・ギルドの追手と激しい銃撃戦を繰り広げていた。

 

「貴様らが我々から奪った怪獣爆弾は必ず返してもらうぞ‼︎」

「絶対に渡すか‼︎ヴォルグさんのためにもあれは絶対に渡さない‼︎」

 

銃撃戦を繰り広げている中、突然大爆発が起こり彼等は巻き込まれる。

 

『うわああああああああ‼︎』

『ぐわああああああああ‼︎』

 

大爆発に巻き込まれ、虫の息になる彼等が最後に見たのは怪獣爆弾から放たれたデアボリックの巨大な足だった。彼等はそれが自分の上にいると分かった時、自分達の最後を悟った。

 

「何故・・・・・だ・・・・・。まだ・・・・・・時間に・・・・・。」

 

一言呟いたヴォルグの部下は怪獣爆弾の爆発から長く息があった方だった。しかし、彼はデアボリックの足元におり、自分の最後を知りながら怪獣の巨大な足に踏み潰される。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヒロキが目を覚ました時、最初に見えたのはミクラスが瓦礫の下敷きになったヴォルクを助けている光景だった。ミクラスは必死にヴォルクに呼び掛けている。

 

「ヴォルクお兄ちゃん‼︎しっかりして‼︎ヴォルクお兄ちゃん‼︎」

「ギュアアアアアアアア!!」

 

それを見て、ヒロキも助けに入ろうとするも目の前でお台場を破壊しながら歩くデアボリックを見て、そっちの方に走っていった。

ヒロキは右腕にタイガスパークを出現させ、相棒の顔が刻まれたキーホルダーを手にし、叫ぶ。

 

〈カモン!〉

 

「光の勇者、タイガ!!」

『はあーっ!ふっ!』

「バディィィゴーーーー!!!」

 

〈ウルトラマンタイガ!〉

 

「ヘアッ!!」

「ギュアアアアアア!?」

 

タイガは空中で一回転してデアボリックに飛び蹴りを仕掛ける。飛び蹴りを食らったデアボリックは地面に倒れ込む。タイガは相手が立ち上がった時、デアボリックに向かってファイティングポーズを取る。タイガを敵と判断したデアボリックは背中の機械に付いた砲台や体中から光弾の弾幕を発射する。

タイガはバク転しながら、弾幕を避け、両手を合わせ突き出した光線『ハンドビーム』を放ち、応戦する。

 

『ハンドビーム!!』

 

しかし、その攻撃は多彩な火力を持つデアボリックには届かなかった。デアボリックは体中から光弾やミサイルを発射する。

タイガはバク転しながら避けるも、このままでは地上に被害をもたらすと判断したヒロキの言葉で煙の中から空に飛び上がる。

 

(タイガ、このまま戦ったら地上に被害が出る!一旦、飛んでこっちに注意を引こう!!)

『ああ、そうした方がいいな!!』

 

空に飛び上がったタイガに照準を定め、再び体中から光弾やミサイルを発射するデアボリック。タイガは時に回避し、時に手先から放つ無数の光弾『タイガスプラッシャー』でミサイルを撃ち落とす。そのまま、タイガはデアボリックに向かっていくも、デアボリックは右腕に埋め込まれた赤い結晶からビームを放つ。最初は横に逸れて、2度目は回転して避けるも、3度目をかわした後にビームの追撃を受けて、地上に落ちてしまう。

 

『ぐああああああっ!!』

 

 

 

 

 

 

タイガとデアボリックが戦いを繰り広げている頃、ミクラスはヴォルクを助けていた。しかし、彼女は驚いた。今、ヴォルグの腹に尖った瓦礫が貫通していたのだから。

 

「ヴォルクお兄ちゃん・・・・。」

「はっ、ざまあないな・・・・・。地球人に裏切られ・・・・俺自身が組織を裏切って・・・・怪獣爆弾を手に入れて、地球人を脅して金を手にして・・・・・俺の様な宇宙人の為に出来る事をしたい・・・・・その・・・末路がこれか・・・・。結局・・・・俺は・・・・何も・・・。」

「何言ってるの‼︎この星で必死に生きている宇宙人を助けたいんでしょ‼︎だったら、死んじゃ駄目だよ‼︎生きて、一緒にやり直そうよ!あたしの友達や先輩、後輩達も力を貸してくれるから‼︎」

「羨ましい・・・・・ぜ・・・・・。お前ら怪獣娘が・・・・・・。」

 

ヴォルクの脳裏にはGIRLSに知られているスライムの様な黒い生命体かも分からない存在『シャドウ』と呼ばれる人類の脅威から人々を守ってお礼の言葉を言われる怪獣娘の姿が脳裏に映った。

その怪獣娘は赤い獣殻に赤い髪、頭部にはアンテナの様な器官を3本備えた『ヒッポリト星人』の怪獣娘と青い獣殻と髪に背中に金色のマントを背負い、肩に猿の人形を乗せた『テンペラー星人』の怪獣娘がシャドウを退治し、人々を救出して称賛されていた。

 

『怪獣娘さん、ありがとう‼︎』

『ありがとう‼︎怪獣娘のお姉ちゃん‼︎』

『どういたしまして!坊や!』

『これからも困った事があったら私達に任せて‼︎いつだって助けに行くから‼︎』

 

その光景をヴォルクは建物の影から羨ましそうな表情で見ていた。そんな記憶が今、ヴォルクの中で流れていた。そんなヴォルクにミクラスは必死に呼び掛ける。

 

「ヴォルクお兄ちゃん‼︎ヴォルクお兄ちゃんってば‼︎しっかりしてよ‼︎」

「なぁ、ミク・・・」

 

ヴォルクがミクラスの呼び掛けに反応して、彼女に呟こうとした時、ビーフジャーキーを咥えた青年が現れる。それはヴォルクにこの計画を持ち掛けた霧崎だった。

ミクラスは銀座で出会った事をうろ覚えではあるが覚えていたらしく、何故ここにいるのか聞こうとするも、ヴォルクの歯軋りしながら霧崎を呼ぶ声にただならぬ因縁を感じていた。

 

「あれ・・・確か銀座にいたお兄さん⁉︎何故」

「霧ぃ崎ぃ・・・っ‼︎」

 

霧崎は瀕死状態のヴォルグに侮辱の言葉を掛ける。そんな霧崎にミクラスは掴み掛かる。

 

「所詮、負け犬は負け犬だったな。」

「今、何て言ったの・・・。負け犬・・・。ヴォルクお兄ちゃんが・・・負け犬・・・。アンタねぇ‼︎」

「よせよ、服がしわになる・・・。」

 

ミクラスは拳を振り上げて殴ろうとするもヴォルクに止められる。

 

「おいおい・・・。一般人を殴るのかい・・・。」

「くっ!!」

「よせ・・・‼︎ミク・・・奴は・・・霧崎は・・・只者じゃない‼︎奴が・・・宇宙人なのは・・・間違いないが、危険な相手だ!その姿が・・・本当の・・・姿かも・・・分からん‼︎」

「だったら、余計許せないよ‼︎よくもヴォルクお兄ちゃんを唆したな‼︎アンタが余計な事しなけりゃヴォルクお兄ちゃんは‼︎」

「まぁ、こうなって当然だよ・・・・。あの怪獣爆弾は私が細工してタイマーが止まったら強制的に爆発するようにしていたんだから。」

「!!・・・何だと!?」

「あんたが仕組んだの・・・。あんたのせいじゃん、・・・・・全部あんたのせいで、全部あんたのせいでーーー!!」

 

真実を告げた霧崎にミクラスは怒りをあらわにし、拳に力を込める。その手には血が滲み出ていた。タイガとデアボリックが格闘戦を繰り広げる中でミクラスは拳に力を入れて霧崎に殴り掛かる。霧崎はあっさりとその一撃をかわす。続いて右足で蹴りを放つもこれも受け止められ、霧崎が指から放った光弾を受けて、後ろに吹っ飛ぶ。

 

「負け犬が一瞬でも夢を見られたんだからいいじゃないか。あ、そこ、危ないよ。」

 

霧崎が指差した場所にデアボリックが放つ光弾の流れ弾が降ってくる。ミクラスに直撃はしなかったものの爆風で彼女の体は倒された。

 

「では、また地獄で。ウルトラセブンの飼い犬のお嬢さん。あ、飼い怪獣といった方がいいのかな。」

「待てぇ‼︎」

 

ミクラスは制止するも、霧崎は炎を背に何処かに消えていった。

 

 

 

その一方でタイガはデアボリック相手に接近戦を繰り広げていた。デアボリックの顔と右手の間に入り、首を押さえて顔を何度も殴りつける。

しかし、タイガが体の向きを変えた時、デアボリックの右手のアームがタイガを捕まえる。そのままデアボリックは強力なビームを発射し、タイガは後ろの建物を突き破って吹っ飛ばされる。

 

「ギュイアアアアアアアア!!」

『うわああああああ!』

 

 

 

 

その戦いを見ながらヴォルクはミクラスにペンダントを渡す。そして彼女に胸の内を打ち明ける。

 

「これって?」

「分からん。・・・だが、ヴィラン・ギルドから・・・・・巻き上げたものだ・・・・・凄い力がある・・・・らしい。俺は金を・・・・・手にして・・・・・この星で生きる宇宙人を助けたかった・・・・・。だから・・・・、」

「金目の物を回収していたんだね・・・・、ヴォルクお兄ちゃん・・・・。」

「あの怪獣爆弾の・・・・・パスコードの意味は・・・俺達の星の言葉で・・・・・永遠の・・・・・友達・・・・・。その前に・・・お前の兄『牛丸シゲル』の名が・・・あったって・・・・事は・・・・何が・・・・言いたいか・・・分かるよな・・・。」

「シゲル兄ちゃんと結んだ友情だけは捨てられなかったんだね。」

「ああ・・・・シゲルには・・・・・・・・仲間達の・・・・元に帰ったと・・・・・伝えてくれ・・・・・。」

「辞めてよ!!シゲル兄ちゃんだけじゃない!!あたしの家族皆会いたがってるんだよ!!お願い!!生きて!!」

 

 

 

 

その頃、タイガはデアボリックの左腕から放たれる機関銃に苦戦していた。ヒロキは一か八かタイタスに変わろうとする。すると、彼等に呼び掛ける声が聞こえた。

 

(タイガ、タイタスに変わろう‼︎このままじゃ不利だ‼︎・・・タイタス、頼む‼︎)

『分かった‼︎力には力だ!!』

『ちょっと待ちな!!仲間と頭は生きてる内に使うもんだぜ!!』

『その声は!!』

 

その時、ヴォルクのペンダントから一筋の光が流れ、タイガのカラータイマーに吸い込まれる。

ヒロキの手にはタイガ、タイタスのようなキーホルダーが現れた。そのキーホルダーはヒロキに話しかける。

 

『よう、タイガ、旦那。そして兄ちゃん!!』

『久しぶりだな!!』

『これで3人が揃った!!』

「もしかして、君がタイガ達の仲間の・・・・。」

『ああ、そうさ。兄ちゃん、俺の事はこう呼べ!!風の覇者、フーマ!!』

 

ヒロキはタイガスパークの引き金を引く。そのキーホルダーを左手で掴んだ。

 

〈カモン!〉

 

「風の覇者、フーマ!!」

 

キーホルダーを右手に持ち、タイガスパークに青い光が集まる。

 

『はあああっ、ふん!』

 

タイガスパークを装着し、キーホルダーを持った右手を上に掲げた。

 

「バディィィゴーーーー!!!」

 

一点の光から風と共に青いカラーリングに後ろに伸びるトサカが特徴のウルトラマンが左腕を上げて手は薬指と小指を若干曲げた状態にして巨大化する。オーブ、ロッソとブルと同じ惑星O-50を起源に持つ速さ(スピード)のウルトラマン。その名は

 

〈ウルトラマンフーマ!〉

 

 

風と共に青いウルトラマンが降り立つ。そのウルトラマンはこう名乗った。

 

『俺の名はフーマ!!銀河の風と共に参上!!』

「ギュアアアアアアァァァァ!!」

『へい、兄ちゃん!!覚悟はいいか!!』

(うん!)

 

デアボリックはフーマを敵と判断し、左手の機関銃をぶっ放す。その瞬間、フーマは目に止まらぬ速さで銃撃を避けた。

 

『ぶっ飛ばすぜ!!』

 

その後、フーマは目に見えぬ速さで飛び回り、デアボリックの右、左、右と現れ、手裏剣状のエネルギー弾である『光波手裏剣』を放ち、デアボリックを斬りつける。デアボリックも全身から光弾やミサイルを放ち、左腕の機関銃で銃撃するもその速さはデアボリックの目に付いたスコープの照準が捉える事が出来ない速さだった。

 

(す、凄い・・・。あの攻撃が一つも当たらない・・・・。)

『まだまだ飛ばすぜ!!兄ちゃん、大丈夫だよな!!』

(勿論!!)

 

フーマはデアボリックの体中から放つ攻撃を全てかわし、光波手裏剣を放ち続ける。やがて、フーマは太陽を背に浮かび上がる。

デアボリックはチャンスだと思ったのか、右手からタイガを吹っ飛ばしたビームを放つ。

 

(まずい!!あのビームは!!)

『心配すんな!!このまま突っ込むぜ!!』

(ええ!?)

 

フーマはビーム目掛けて空から急降下する。フーマはビームをものともせず、デアボリックの右手に突っ込む。急降下からの頭突きはデアボリックの右手を完全に破壊した。フーマはスライディングしながら着地するもカラータイマーが鳴り始める。

 

(凄い、タイガを吹っ飛ばしたあのビームを・・・・。)

『当然!!と言いたいが、そろそろ時間切れだ!!兄ちゃん、ギンガレットを使え!!』

(ギンガレット・・・、もしかして・・・。)

 

ヒロキはタイガスパークのレバーを引き、左手に意識を集中させる。するとフーマがウルトラマンギンガから託されたブレスレット『ギンガレット』が出現した。

 

〈カモン!〉

 

ヒロキはタイガスパークを装着した右手に左手を重ね、ギンガレットのエネルギーをタイガスパークに読み込ませる。

 

〈ギンガレット、コネクトオン!!〉

 

フーマにギンガのビジョンが合わさる。フーマは人差し指と中指を立てる。

 

『これはピースマークじゃねぇぞ!!お前はあと2秒で終わりってことだ!』

 

デアボリックは再び全身から弾幕を放つもフーマは一瞬で背後に移動し、ギンガのプラズマの力を宿した強化技『七星光波手裏剣』を2発放つ。これにはデアボリックも耐えられず、機械部分の破片が辺りに飛び散り爆発四散する。

デアボリックの爆発と同時にフーマは左腕を後ろにして着地した。

 

 

 

 

 

「俺のペンダントから・・・・・ウルトラマンが・・・・。」

「うん・・・。」

「成程な・・・道理で・・・高い・・・わけ・・・だ。」

 

その勝利をミクラスとヴォルクは見ていた。ヴォルクは何故あのペンダントが高い値段で売り買いされていたのか納得していた。ヴォルクはミクラスに頼み事をしていた。

 

「ミク・・・頼む・・・・。ヴィラン・ギルドの・・・・下っ端は・・・・俺達の・・・・ように・・・・生きるために必死な宇宙人が殆どだ・・・・。俺達の・・・・ような・・・・宇宙人がいたら・・・・GIRLSで助けて・・・・・やってくれないか・・・・。」

「うん!!約束するよ!!」

「そうか・・・・・。お前は・・・・笑顔で・・・・明るく生きろ・・・・・。お前らの・・・・・家族と出会えて・・・・・良かったぜ・・・。故郷で・・・失った・・・・家族が・・・・・。」

「ヴォルクお兄ちゃん!?・・・・・・ねぇ、起きてよ・・・・起きてよ!!ヴォルクお兄ちゃん!!ヴォルクお兄ちゃーーーーーん!!」

 

ヴォルクは妹分のミクラスが頼みを聞いてくれると知ると、感謝の言葉を告げて息絶えた。ミクラスは必死で兄貴分の名前を叫ぶも、返事が返って来ることは無かった。

 

 

 

 

 

その頃、霧崎はトレギアアイを広げて、目に翳す。そして霧崎はトレギアに変身し、その場を去ろうとするフーマの足を掴み、地面に叩きつけた。

 

「セイヤッチ!!セヤ!?」

『いってぇ・・・、てめぇはトレギア!?』

 

フーマは振り返り、相手を確認する。するとトレギアは手を添えて、フーマを挑発する。

 

『久しぶりだな、O-50。最後に会った時は惨めに泣き叫んでいたんじゃなかったか?』

『こんのヤローッ!!』

『辞めろ、フーマ!!彼は君を怒らせようとしている!!』

 

フーマはトレギアに怒りを込めて蹴りを放つ。しかし、どれもかわされてしまう。

 

『おいおい。』

『上等じゃねぇか!!てめぇ!!』

 

フーマは手刀から右足で膝蹴りを放つも、受け流される。トレギアと同時に蹴りがぶつかり合う。フーマは今度は右腕で肘撃ちを放つも受け止められ、逆にトレギアに手刀を放たれる。フーマは受け止め、トレギアと距離を取ると左腕でタイガスパークをスライドし、光の手裏剣状の光弾を生成する。そして必殺技である『極星光波手裏剣』を放つ。

 

『極星光波手裏剣!!』

『おいで・・・。』

 

極星光波手裏剣は見事にトレギアに命中するも、トレギアは平然であった。奴は空に描いた魔法陣に消えていく。

 

『残念・・・。ハハハハハハ。』

『待て!!』

『辞めろ、フーマ!!深追いするな!!ヒロキの体が持たない!!』

 

フーマはトレギアを追おうとするも、タイガに制止される。タイタスはそんなフーマを咎める。

 

『全く、フーマ、君は軽率すぎる!!もっと考えて行動してもらわんと!!』

『そう言うなって、旦那!!そんな事してたら、相手に逃げられちまうだろ!!』

『お前ら、いっぺんに喋るな!!ヒロキが混乱するだろ!!』

(ぼ、僕の事は大丈夫!!それより、ミクラスさんの元へ急がないと!!)

 

 

 

 

 

夕日の中、ミクラスは元の人間である牛丸ミクに戻り、ヴォルクの亡骸に縋りつきながら泣いていた。その光景を見て、彼女の同期であり、親友であるアキとレイカは声が掛けられなくなっていた。

 

「うわああああああああああん!!ヴォルクお兄ちゃあああああああん!!起きてよ!!ねぇ、ねぇってばーー!!うわあああああああん!!」

「ミクちゃん・・・・。」

「ミクさん・・・・。」

 

ヒロキはタイガ達と共に隠れてその光景を見て己の無力さを嘆くも、トライスクワッドが励ます。

 

「何で・・・何で救えなかったんだ!!あの人は・・・ただ単に・・・恵まれない宇宙人達を助けたかっただけなのに・・・。」

『ヒロキ、それは違う!!君は君に出来る事を一生懸命やった!!私達ウルトラマンでも救えない命があるんだ!』

「タイタス・・・。」

『ヒロキ、俺達ももっと強くなって、もっと多くの命を救ってみせる!!だから、一緒に頑張ろうぜ!!』

『兄ちゃん、いや、ヒロキだっけか。俺も協力するからよ!!だから前に進もうぜ!!』

 

ヒロキはトライスクワッドの言葉を聞いて頷く。

 

「・・・・・・・皆・・・・・。そうだね、地球人も怪獣娘も宇宙人も共に生きる。そんな世界にできるように頑張らないと!!」

『『おう!!』』

『うむ!・・・そう言えば、アレをしていなかったな。』

『ああ、アレか。』

『そうだな、全員揃ったんだ!!ここでやっておくか!!』

「何をするの?」

『俺達、トライスクワッドの誓いさ。行くぜ!!』

『生まれた星は違っていても!!』

『共に進む道は同じ!!』

『我ら!!』

『『『トライスクワッド!!!』』』




次回予告(CV:ウルトラマンタイガ)

『セゲル星人の侵略怪獣セグメゲル。町に繰り出したピリカとレイカが出会い、更に1人の女の子と心を通わせる。だが、その女の子には重大な使命があって。次回!!

怪獣娘タイガ ~トライスクワッド参上計画~


きみの決める未来


ヒロキ、急げ!!変身だ!!』
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