怪獣娘タイガ ~トライスクワッド参上計画~   作:特撮恐竜

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こちらもようやく更新出来ました。
それではどうぞ。

毒炎怪獣『セグメゲル』登場


君の決める未来(前編)

ヒロキは学校から帰っている途中だった。下校しながら、ヒロキはトライスクワッドの3人と話していた。

 

『・・・でそのキングジョーの姉ちゃんはお前の恋人か?』

「ち、違うよ!」

『その割には顔が赤いぜ、ヒロキ。』

「こらこら、2人とも。ヒロキを余り困らせるな。』

「ありがとう、タイタス。」

 

ヒロキをからかうフーマとタイガを嗜めるタイタスに礼を言うヒロキ。そこにヒロキと同じ学校の女子生徒が現れ、ヒロキに話しかける。それはピリカだ。

 

「あっ、ヒロくん。」

「ピリカさん。ピリカさんも帰ってる途中?」

「うん、それよりヒロくんはさっき誰と話してたの?」

「あっ、いや・・・その・・・。」

 

ヒロキはピリカからの質問に戸惑った。何故なら彼女はヒロキが再び地球に現れたウルトラマン達と融合している事を知らないからだ。迷った後、ヒロキは結論付けた。

 

「け、携帯で、む、昔の友達と話してたんだ!ほら、僕、神戸から来たじゃん!だから、皆あっちで変わりないか気になったんだって‼︎」

「へぇー、でも携帯を耳に「イヤホンだよ‼︎ほら、最近は直接携帯に繋がなくても電話とかできるし‼︎」ふーん・・・。ま、そういう事にしておくよ。」

(助かった‼︎)

 

ピリカは府に落ちない部分もあるようだが、納得したようだ。ピリカがヒロキに話しかけようとした時、異変が起こる。

突如近くから人々の悲鳴が聞こえてきたからだ。

 

『ギャアアアァぁ!』

『助けてくれぇぇ!!』

 

ヒロキはその声の方角へ走っていく。ピリカは必死に呼びかけながら追いかけるもヒロキの足は止まらなかった。

 

「あっ、ヒロくん待って‼︎」

 

 

 

 

 

 

ヒロキの走った方では、人類の敵『シャドウ』が出現し、人々を襲っていた。

現場ではキングジョー、ガッツ星人、ノイズラー、マガバッサー、マガジャッパの5人がシャドウと戦っている。

ガッツ星人は分身して光線を放ち、ノイズラーは音波で周りのシャドウを一掃する。マガバッサーはマガジャッパを足で掴み、上に飛び上がって高い所にいるシャドウを追跡する。マガバッサーがシャドウに追い付くと、マガジャッパが水流でシャドウを消滅させる。

 

「よっしゃ!上のシャドウはこれで全部片付いた!」

「下に降りて、先輩達と合流しないと・・・。」

 

マガバッサー達が降り立つと同時にキングジョーか上からシャドウを急降下して押し潰す。しかし、かなりの重量で押し潰したため道路が大きく壊れてしまう。

それを見て、マガバッサー達はキングジョーを制止しようとするも振り切られてしまう。

 

「ちょっ、キングジョーさん‼︎そんな強く急降下したら‼︎」

「ま、町の方が壊れちゃいますよ‼︎」

「煩イ‼︎邪魔デス‼︎」

「キャッ⁉︎」

 

キングジョーは再び急降下する。2人はその前に水流と空気の刃でシャドウを消滅させる。キングジョーは周りのシャドウがいなくなったと判断し、下に降りる。地面に降り立つとマガバッサーとマガジャッパに詰め寄った。

 

「何故、邪魔をしたんデスカ⁉︎」

「何故って・・・・・あのままだったら、周りの方にもっと被害が出てましたよ‼︎」

「そうですよ‼︎こんな戦い方を繰り返したら、シャドウの被害より大きくなっちゃいますよ‼︎」

「これはワタシの戦いデス‼︎余計な手出しはしないでくだサイ‼︎」

「余計な手出しって・・・そんな言い方ないじゃないですか⁉︎」

「どうしたの⁉︎」

 

そこにシャドウを全て片付けたガッツ星人とノイズラーが合流する。

ガッツ星人はマガジャッパの言葉に周りを見て納得し、ノイズラーがキングジョーに申す。

 

「キングジョーさんが町を壊しかねない戦いをして、それで私達」

「ああ、納得したよ・・・。」

「キングジョーさん、これはバッサー達が正しいですよ‼︎シャドウを倒すのもアタシ達の使命です‼︎けど、周りの被害はもう少し考えないと‼︎」

「ノイズラーちゃんは甘すぎデス‼︎人類の脅威はどんな手段を使っても排除しなければいけマセン‼︎」

「ふえええぇぇ‼︎」

「それで市民に被害が出たらおジョーもそいつらと同じになっちゃうよ‼︎それに最近のおジョーは変だよ‼︎凄く怒りっぽくなったり、シャドウに対してオーバーキルじゃないかと思う位の攻撃を仕掛けてさ‼︎」

「ワタシの何処がおかしいんデスカ‼︎」

「辞めて下さい‼︎ジャッパが怯えてるじゃないですか‼︎」

 

キングジョーとノイズラー、ガッツ星人の言い争いに怯えるマガジャッパ。その様子を見て、マガバッサーも割って入る。

その場にヒロキとピリカが辿り着き、怪獣娘達の口論に割って入る。

 

「クララちゃん⁉︎それに怪獣娘の皆さん⁉︎」

「どうしたの⁉︎こんな所で言い争って⁉︎」

「ヒロキに・・・・ピリカ⁉︎どうしテ⁉︎」

「ヒロキさんは知ってるけど、貴方は?」

「クララの中学校時代からの親友の旭川ピリカです‼︎よろしくお願いします、怪獣娘の皆さん‼︎ねぇ、クララ一体何があったの⁉︎最近のクララは人付き合いが悪くなったから凄く心配してたんだよ‼︎

「・・・・・・人の事情に立ち入らないで下サイ・・・・。」

「そんな事言わないでさ、話してよ‼︎私にも力になれる事がある筈だから‼︎」

「一体何があったの?」

「実は・・・・。」

 

ピリカがクララに問い詰めている頃、ヒロキはガッツ星人から事情を聞いていた。大まかな事情を知ったヒロキはクララに口を開く。

 

「クララちゃん、チビスケの事で怒る気持ちは分かるよ。けど、その怒りをぶつける為に町の被害を考えずにシャドウと戦うのは違うと思うんだ。」

「ヒロキ・・・・・。」

「それに最近の事聞いたよ。クララちゃんが怒りっぽくなって後輩の怪獣娘さん達がクララちゃんの事を怖がっているんだって。今は怒ってその感情を出し切ってもいいと思う。けど、他の人にそれをぶつけるのは駄目だよ。」

「・・・・・・・I'm sorry。けど・・・ワタシは・・・・・。」

「大丈夫‼︎どんなクララちゃんになっても僕は受け入れるから‼︎」

「・・・・・・・・・ヒロキ・・・・・・・・。」

 

クララはヒロキの名前を呼ぶと空に飛び上がり、去っていく。ガッツ星人とノイズラーは呼び止めるもピリカに止められる。

 

「ちょっと‼︎おジョー‼︎」

「キングジョーさん‼︎」

「今はクララを1人にしてあげて下さい。きっと彼女ならもう一度優しくて明るいあのクララに戻ってくれますから。」

「ピリカさん・・・。」

 

怪獣娘達はヒロキ達に向き合い、感謝の言葉を述べ、彼女達はウルトラマンについて話し始める。

 

「ありがとう。君達が来なかったら、わたし達ずっとここで言い争っていたかも。」

「それにしても、最近は変な事件が立て続けに起こりますよね。この間は新しいウルトラマンも現れましたし。」

「エレキング先輩があの青いウルトラマンを気に入ってましたね。レッドキングさんはあの筋肉質のウルトラマンを気に入っていましたけど。」

「あっ、あたしもあの力強いウルトラマンが好きなんだ。」

「わたしはあの青い忍者っぽいウルトラマンかな。」

「へぇー、ピリカさんとレッドキングさんがタイタスで、ガッツ星人さんとエレキング?さんはフーマなんだ。」

「そうそう、タイタスで・・・・・え?」

 

ヒロキの呟きにその場にいた者達がヒロキの方を向く。ガッツ星人はヒロキに詰め寄った。墓穴を掘ったヒロキに一体化した3人は大声で叫ぶ。

 

「あっ‼︎」

『『『ヒロキッ‼︎』』』

「ちょっ、ちょっと待って!タイタスとフーマってあのウルトラマン達の名前だよね⁉︎何で君がその名前を知ってるの⁉︎」

「えっ、えーと(どうしよう、3人とも・・・。)。」

『ヒロキ、頼むぜ‼︎何とか切り抜けろ‼︎』

『もし、彼女達に正体がバレたら・・・‼︎』

『怪獣娘の姉ちゃん達が更に危険な目に遭うぞ‼︎』

「(そんな事言われても・・・・)あっ・・・、怪獣だ‼︎」

『おいっ‼︎ヒロキ‼︎』

 

ヒロキが何とか話を誤魔化す為に勢いよく指を指して、嘘を吐く。余りに苦しい嘘にタイガは慌てるも、彼女達はその方向を見て唖然としていた。

 

「あれ、皆?」

『ヒロキ、アレを見ろ‼︎』

「グルアアアアアァァァァッ‼︎」

 

皆が唖然としているのでヒロキは彼女達に呼びかけるも返事が無い。不思議に思ったヒロキがタイガに指摘された方向を向くと衝撃的な光景が目に映った。

それは緑色の体表に背中に刺々しい背鰭、ギョロっとした目に口には鋭い歯を備えた巨大な怪獣が暴れまわっていたからだ。

それを見たガッツ星人はソウルライザーでGIRLS本部に連絡する。

 

「本部、こちらガッツ‼︎また怪獣が現れたよ‼︎」

「嘘だろ、またかよ‼︎」

「ヒロくん、どうして分かったの⁉︎」

「えっ、いや、その・・・。」

「それよりも早く避難して下さい‼︎ここはわたし達が‼︎」

 

マガバッサーの言葉に頷くとヒロキとピリカは走っていく。そしてヒロキはピリカが自分から離れた所で裏路地に入る。

 

 

 

 

 

 

その頃、GIRLS東京支部司令室ではピグモンとエレキングが司令室の職員の指揮をとっていた。

 

「出現した怪獣の記録は⁉︎」

「記録がありません‼︎前のデアボリック同様、新種の怪獣だと思われます‼︎」

「近くにガッツ達がいるわ‼︎彼女達に市民の避難と救助活動を‼︎」

「はい!」

 

その頃、ガッツ星人達は怪獣から逃げる人々の避難誘導を行なっていた。

 

「皆さん‼︎こちらです‼︎」

「慌てないで‼︎落ち着いて避難して下さい‼︎」

 

彼女達が避難誘導を行なっている時、怪獣に飛び蹴りをかまし、タイガが現れた。それを見て、マガバッサーがその名を呼ぶ。

 

「あっ、タイガ‼︎」

 

 

 

 

 

(何処から現れたんだ⁉︎この怪獣‼︎)

『考えるのは後だ‼︎今はこの怪獣を何とかするぞ‼︎』

「グルアアアアァァ‼︎」

 

タイガは怪獣にファイティングポーズを構える。

怪獣はタイガを見て、自分を攻撃した相手と知ると、口から紫色の炎を吐き出す。タイガは炎を左腕で受け止める。しかし、炎を受けた左腕は紫色に浸食し、痛々しい傷を残す。その一撃はタイガと一体化しているヒロキにもダメージを与えた。

 

(ぐあああっ‼︎何だ、コレ⁉︎)

『これは・・・毒だ‼︎毒の炎だ‼︎」

(えぇっ⁉︎毒の炎⁉︎)

 

そう、怪獣が吐き出した炎は毒を含んだ非常に強力で危険なものだったのだ。それを知ったヒロキは時間を掛けてられないと思い、タイガに呼び掛ける。

 

(タイガ‼︎早めに終わらせよう‼︎こんな危険な怪獣、絶対に野放しに出来ない‼︎)

『ああっ‼︎・・・・・ってうわぁっ‼︎』

 

怪獣はタイガに突進してきた。タイガは突進を食らい、後ろに向けて地面に倒れる。すると怪獣は鋭い牙でタイガに噛みつこうとしてきた。タイガは何とか怪獣の顔を押さえつける。

 

(不味い‼︎このままじゃ‼︎)

『ヒロキ‼︎少し荒い事をするが持ち堪えろ‼︎』

(えっ⁉︎何をするの⁉︎)

 

タイガは手を離し、怪獣を顔を別の方向に背ける。タイガの顔の横で怪獣が勢いよく空を噛む音が聞こえる。怪獣が再びタイガに噛みつこうとし、タイガに顔を近づけた時、タイガの体が虹色に光る。

 

『ストリウムブラスター‼︎』

 

何とタイガはゼロ距離で必殺光線であるストリウムブラスターを放ったのだ。これには怪獣も耐え切れず、怪獣は大爆発を起こした。

タイガ自身も毒の炎によるダメージからゼロ距離から光線を撃った事でダメージを重ね、光の粒子となって消滅した。

その光景を見て、怪獣娘はその場に向かい始めた。

 

「行こう、3人とも‼︎」

「「「はい‼︎」」」

 

 

 

 

 

怪獣が現れた現場から少し離れて、ヒロキは左手を押さえ、ふらつきながら歩いていた。

 

「あんな戦法を取るなんて無茶苦茶だよ・・・。」

『アレしか方法が無かったんだ‼︎仕方ないだろ‼︎』

『しかし余り良い結果とは言えんぞ・・・。ヒロキの体にかなり負担が掛かっている。』

『タイガ、お前な、危なっかしいぞ‼︎このままだと、何かヤバい事起こしそうだぞ‼︎・・・・・大丈夫か、ヒロキ⁉︎』

「フーマ、僕は大丈夫だから・・・。」

 

そう言ってヒロキは地面に倒れた。トライスクワッドが必死にヒロキに呼び掛ける。

 

『ヒロキ⁉︎』

『おい!しっかりするんだ‼︎ヒロキ‼︎』

『全然大丈夫じゃねえじゃねえか‼︎おい、ヒロキ、しっかりしろ⁉︎』

 

そこにガッツ星人達が現れた。彼女達はヒロキを見て、慌てて駆け寄る。

 

「ヒロキさん⁉︎何でここに⁉︎」

「っていうか・・・凄い怪我じゃん‼︎」

「早く病院に運ばないと‼︎」

「わたしが救急車を呼びます‼︎」

 

マガジャッパは急いでヒロキを運んでいった。マガバッサーが救急車の手配をする中、途中でガッツ星人とノイズラーが妙な事に気付く。

 

「ねぇ、ノイズラー、ヒロキさ左腕を抑えてなかった?」

「あー、そう言えば確かに・・・・あれ、タイガが怪獣の攻撃を受けたのも左腕でしたよね?何で・・・・。」

「救急車を呼びました‼︎こちらに向かっているそうです‼︎」

「行こうか、ノイズラー。」

「はい。」

 

気になる事はありながらも、彼女達はマガバッサーの呼び掛けに答えて彼女の方向へ向かっていった。




昨日のギャラファイは良かったですね。
タイガももう立派に先輩ですね。

いつかタイガとゼット、お互いの最強形態が並び立つ光景も見たいです。
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