怪獣娘タイガ ~トライスクワッド参上計画~   作:特撮恐竜

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ペロリンガ星人の本来の姿の喋り方は苦労しました。

宇宙ヒットマン『ガピヤ星人アベル』登場
サイケ宇宙人『ペロリンガ星人』登場


円盤が来ない(前編)

ある日の夜、高台で望遠鏡で星空を眺める男がいた。その男は望遠鏡で何かを探していたようだった。

その時、星空から何かが降りて来た。それを見て男は嬉しそうに声を上げる。

 

「来た・・・!遂に来た・・・!」

 

星空から降りて来たのは円盤だった。円盤から光が放たれ、光は1人の人影となる。

 

「あらやだ。辺鄙な星ねぇ。」

 

降り立ったのは全身を機械で改造した青い色が所々にあり、6つの目も青い宇宙人だった。宇宙人の名は宇宙ヒットマン『ガピヤ星人アベル』。口調は女言葉だが、れっきとした男である。彼はある目的で地球にやって来たのだ。

その時、先程の男がアベルに抱き付いた。アベルは男に困惑するが男は嬉しそうな表情をしていた。

 

「おーい!待ってたよ!」

「ちょっ、何よアンタ⁉︎離しなさいよ‼︎」

「離さない!さあ、星の世界に帰ろう‼︎」

 

 

 

 

 

「キンキン、キンキンの怪獣娘としての活動を一旦お休みしましょう。」

「何でデスか⁉︎納得出来まセン‼︎ワタシの怪獣娘としての活動が停止なんテ‼︎」

「お、落ち着いて下さい、キンキン‼︎」

 

その頃、GIRLS東京支部ではトモミがクララに怪獣娘としての活動を停止する様に言ったため、クララが逆上していた。

 

「けど、最近じゃカメラマンなどのスタッフの人や後輩の怪獣娘達にかなり怒鳴り散らしてるそうじゃないですか‼︎今日も芸能課に所属する怪獣娘さんが涙を浮かべながら芸能課を辞めたいと申告して来たんですよ‼︎」

「あれはあの子が遅刻してきたカラ・・・・‼︎」

「だけど30秒の遅刻で『GIRLSを辞めろ、怪獣娘の資格は貴方にはない』は明らかに言い過ぎです‼︎ザンザンやノイノイが説得してくれたから何とか辞めずに済みましたが・・・・最近のキンキンは「説教はもううんざりデス‼︎」ち、ちょっと待って下さい、キンキン‼︎」

 

クララは荷物を纏めて部屋から出て行った。心配そうな表情を浮かべるトモミに後ろからゼットンが話しかける。

 

「・・・・・ピグモン・・・・・。」

「ゼットン・・・・・、来てたんですね・・・・・。」

「・・・・・今のキングジョーにあの言葉は逆効果かもしれない。」

「けど、最近のキンキンは些細な事で怒りやすくなっています。今日もカメラマンや照明のスタッフの位置が気に入らないとすぐに怒鳴り散らしたらしいですし、後輩の怪獣娘と一悶着ありました。暫く彼女の活動を止めて落ち着く時間を与えないと。」

「・・・・・あのキングゲスラの事件以来・・・・・・。」

「ええ、キンキンは変わってしまいました。あんなに優しくていい子だったのに・・・・・。」

 

トモミは悩ましい表情を浮かべながらゼットンとクララの最近の状況について話す。ゼットンも少し考えながら言葉を繋ぐ。

 

「ピグモン、このままだとキングジョーは・・・・・。」

「・・・・・ええ、暴走してしまうかもしれません。もし・・・・キンキンが暴走したら・・・・。」

「苦戦は免れない。」

「ええ、キンキンの精神状態に気を付けないと・・・・。」

「・・・・それよりも資料の方大丈夫?手伝うけど。」

「ゼットン・・・・・ではお願いします。」

 

トモミはゼットンと共に資料を作っている。それは新しい怪獣娘の授業の為に作った資料だ。

時計が夜9時30分を過ぎた頃、トモミは嬉しそうな声を上げる。

 

「ようやく完成しました‼︎今月から入った怪獣娘さんのための資料‼︎」

「お疲れ・・・、ピグモン。」

「はい、今日は何時もより早く帰れそうです〜。」

「送っていく・・・。」

「大丈夫ですよ。それじゃあお疲れ様でした〜。」

「・・・・・お疲れ。」

 

トモミは鞄を持ってゼットンに見送られながら部屋を出て行った。

 

 

 

 

 

 

 

その頃、ヒロキは夜道を駆け回っていた。辺りを見渡しながらヒロキはタイガ達に話しかける。

 

「ねぇ、本当にこの辺りだったの⁉︎」

『間違いない!確かに地球外の何かが来たのはこの辺りだ‼︎』

「けど、何も無いよ‼︎」

 

実はトライスクワッドの3人が妙な気配を感知したため彼らと共に夜の町を歩いていたのだ。しかし、何も見つけられずヒロキはただ夜の町を歩くだけだった。

 

「ねぇ、もう帰らない?そろそろ未成年が出歩くのはまずい時間だよ。続きは明日にしても遅くないと思うけど・・・・。」

『確かに・・・・・これ以上ヒロキを振り回すわけにもいかんか・・・ヒロキ、一旦家に戻って続きは明日にしよ『ちょっと待て‼︎その下‼︎明らかに地球人じゃない奴がいるぞ‼︎』何⁉︎』

 

タイタスが家に帰ろうと提案しようとした時、フーマが待ったを掛ける。フーマの声の通り下に降りると明らかに地球人ではない半分機械の異形と1人の男が座りながら何かを話していた。それはアベルと先程星を眺めていた男だ。

ヒロキは隠れて彼らの会話を聞く。

 

「ふーん、それで迎えを・・・・。」

「本当だよ‼︎仲間が迎えに来てくれるのをずっと待っていたんだ‼︎」

「アタシが送ってあげない事もないけど・・・。」

「本当か‼︎」

「ええ・・・・ただし。」

 

アベルは立ち上がると右手に装着されたレールガンを展開する。

 

「行き先はアタシが決めちゃうけど・・・!」

 

アベルはレールガンを男に向けて光弾を放とうとする。ヒロキは駆けつけようとするがそこに新たな乱入者が現れた。それはトモミだった。

 

「辞めて下さーい‼︎ソウルライド、『ピグモン』‼︎」

 

実は帰りの最中トモミは偶然ここに通りかかり、アベルが男を殺そうとする現場を見てしまったのだ。困っている人を放っておけないトモミは宇宙人に襲われていると感じ、ソウルライザーを構えて怪獣娘『ピグモン』に変身する。そしてアベルに向かって勢いよく体当たりを仕掛けた。

 

「ちょっ、何よアンタ⁉︎」

「大丈夫ですか⁉︎宇宙人に襲われるのは初めてで不安だったでしょうけど安心してください‼︎私達怪獣娘が守ります!」

「何するんだ⁉︎僕はあの人と故郷に帰るんだ!」

 

しかし戦闘能力を持たないピグモンの弱々しい体当たりはあっさりかわされてしまう。アベルはピグモンに体当たりされそうになったため彼女にもレールガンを放った。2人は慌てて横に動いてそれをかわすもアベルのその様子に男は焦ってピグモンに言葉を放つ。

 

「ほら〜、怒らせちゃったじゃん!」

「違います‼︎あの宇宙人は最初から貴方を殺すつもりだったんです‼︎」

「僕を⁉︎どうして⁉︎さっき会ったばかりなのに‼︎」

 

アベルは再びレールガンを放とうとした。そこにヒロキが現れて飛び蹴りを決める。

 

「はあっ‼︎」

「ぐうっ⁉︎また邪魔者⁉︎」

 

アベルが後退した隙をついてヒロキはピグモンと男に駆け寄る。ピグモンはヒロキを見て驚いていた。

 

「大丈夫ですか⁉︎」

「貴方は・・・・、確かキンキンの幼馴染の・・・・確かヒロキさん‼︎どうしてここに⁉︎」

「話は後!逃げましょう‼︎」

「は、はい‼︎」

 

ヒロキとピグモンは男を連れてその場を去って行った。アベルが立ち上がった頃には3人の姿は無かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その頃、GIRLS東京支部ではゼットンが残っていた。そこにヒロキとピグモンが男を連れて現れる。ゼットンは無表情ながらも少し驚いた様子で家に帰った筈のピグモンを見た。

 

「・・・・‼︎ピグモン⁉︎どうして・・・・・それにそこの2人は。」

「話は後です‼︎とにかくこの人にお茶を入れてあげてください‼︎」

「・・・・・分かった。」

 

少し落ち着いた所でピグモンは変身を解除してトモミに戻っていた。4人はソファーに腰をかけ男に何故宇宙人に狙われていたのかを聞く。そして男の事情を聞いた3人は驚いていた。

 

「「迎えの円盤が来るのを待っていた⁉︎」」

「・・・・‼︎」

「そうだよ。僕は地球人じゃない。ずっと星の世界に迎えに来てくれる円盤を待っていたんだ。」

 

なんと彼は宇宙人だと名乗り、故郷からの迎えを待っていたと言ったのだ。話に一瞬唖然とするも、ゼットンはトモミに耳打ちした。

 

「・・・・・何か胡散臭くない?」

「し、しかし現在宇宙人や怪獣の事件が多発しています。この人の話が嘘ではない可能性もありますよ。」

 

トモミとゼットンが小声で話す中、ヒロキは男に質問した。

 

「あ、あの宇宙人なんですよね?」

「そうだけど?」

「その姿って本当の姿ですか?」

「いや、これはあくまで地球人に変身してるだけさ。僕の本当の姿がこれさ。」

 

そう言うと男は意識を集中させる。すると男の姿は明らかに人間ではない姿になった。全体は赤い色ながらどこかトサカや両手は緑色で口はどこか魚を思わせる。男の正体はサイケ宇宙人『ペロリンガ星人』だったのだ。宇宙人としての姿を現し、3人は驚いた表情でペロリンガ星人を見ている。

 

「コレデ納得シテクレタカイ。」

「ほ、本当に宇宙人だったんですね・・・・。」

「あっ、記録がありますよ、サイケ宇宙人『ペロリンガ星人』。かつて円盤を星に擬装して地球侵略しようとした宇宙人です!」

「懐カシイ話ダネ。私ガ地球二来タノモソノ時ダ。」

「ええっ⁉︎じゃあ貴方はかつて地球侵略に来たあのペロリンガ星人本人なんですが?」

「ソノ通リサ。」

「そんな人が何で今も地球に?」

 

ヒロキの質問にペロリンガ星人は話し始める。

 

「昔、私達ノトリックガ当時地球ヲ守ッテイタ『ウルトラ警備隊』二バレ、私自身モ当時地球を守っていたウルトラマン『ウルトラセブン』ト戦イ敗レタ。ケド、一命ハ取リ留メタ私ハ当時出会ッタ1人ノ青年ト本当二友達二ナッタ。」

 

ペロリンガ星人は先程の人間の男性の姿になり、言葉を続ける。それを3人は黙って聞いていた。

 

「彼は星を見るのが好きな青年でね。私は彼を綺麗な星の世界に連れていってあげると言ったんだ。けど、彼は踏ん張りがつかなくてね、結局私1人がこの星に取り残されてしまったんだ。」

「じゃあ、もう侵略をするつもりはないんですね。」

「勿論。あのトリックだってもう使えないだろうし、仲間達もいないからね。」

「じゃあ結構前からこの星にいるんですね。」

「ああ、怪獣がこの星からいなくなり、君達怪獣娘が生まれる前からずっとこの星にいるんだ。・・・・はあ、星の世界に帰りたい。」

 

ペロリンガ星人は話終わった後一言呟く。その様子に何も言えない3人。そこでトモミが口を開く。

 

「と、とにかく今日はここに泊まっていってください。仮眠室があるので案内しますよ。」

「ありがとう。」

 

トモミがペロリンガ星人を仮眠室に案内しようとする。そこでゼットンがヒロキに口を開いた。

 

「・・・・聞き忘れていたけど、君は?」

「白鳥ヒロキです。大怪獣ファイトチャンピオンのゼットンさんですよね。凄かったですよ!あの大怪獣ファイト!」

「・・・そう。」

「彼はキンキンの幼馴染です。」

「キングジョーの・・・・。もしかしたら・・・。」

「ゼットンさん?」

「ヒロキさんはどうしますか?」

 

ここでトモミがヒロキに口を開く。

 

「何がですか?」

「もう夜遅いです。お家の人に連絡は・・・。」

「あっ、今日から母は出張で北海道に行ってますし、父も今日は職場で泊まるらしいので大丈夫です。」

「そうですか。なら、ここに泊まっていきませんか?」

「いいんですか?」

「もう未成年が出歩いていい時間じゃないですから。」

「すみません、ありがとうございます。」

 

 

 

 

 

 

やがて2人が仮眠室で落ち着いた頃、ゼットンはトモミと話をしていた。話の内容はヒロキについてだった。

 

「ピグモン、ヒロキはキングジョーの幼馴染って言ったけど。」

「はい。」

「もしかしたら・・・・・彼がキングジョーの希望になるかもしれない。」

「どういう事ですか?」

「・・・・・彼がいればキングジョーの暴走を止められる可能性があると思う。」

「ゼットン・・・・でも彼は一般人です。怪獣娘の暴走にヒロキさんを巻き込むわけにはいきません。また、キンキンの心の問題はキンキン自身が解決しないと・・・・・。」

「・・・・・。今日は私も仮眠室で寝る。」

「ゼットン・・・・・。そうですね・・・・。あの宇宙人が来る可能性もあります。監視も含めて今日はここに泊まりましょう。」

 

そう言って2人はヒロキ達がいる仮眠室とは違う場所にある仮眠室に向かっていた。

 

 

 

 

 

 

 

「全くもう!やんなっちゃう‼︎この星に来て早々ロクな事がないわ!」

 

その頃、アベルは夜の町を歩いていた。自分の姿を見た3人を見失ってしまい、探し回っていたのだ。

 

「おっと、そろそろ約束の場所で依頼人の霧崎ちゃんに会わないと‼︎」

 

実はアベルはあの霧崎から依頼を受けてこの星に来たのだ。アベルは右手のレールガンを展開して近くにあった空き缶を撃つ。

 

「今回のターゲットが楽しみだわ・・・・。」

 

アベルはそう言って夜の暗闇の中に消えていった。




坂本監督っぽい生身アクションをやろうと考えているんですが、生身で戦える怪獣娘ってどのくらいいるんでしょうか?

ノイちゃんは格闘技やってたから生身で宇宙人と殴り合っても大丈夫でしょうけど・・・。
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