それと次回はオリジナル回をやりますのでご了承ください。
ピグモン達がアベルと一悶着していた頃、ヒロキはペロリンガ星人を探していた。突然タイガが声を掛ける。
『ヒロキ、アレを見ろ‼︎』
「・・・‼︎あれって昨日の・・・‼︎」
その時、アベルが巨大化するのが彼らの目に写った。ヒロキはタイガの声でタイガスパークを出現させる。
『行くぞ、ヒロキ‼︎』
「ああ‼︎」
〈カモン!〉
「光の勇者、タイガ!!」
『はあーっ!ふっ!』
「バディィィゴーーーー!!!」
〈ウルトラマンタイガ!〉
「マジか⁉︎」
「踏み潰してやるから!!!!」
そう言ってアベルは巨大な足でレッドキングとゴモラを踏み潰そうとする。そこにタイガが飛びながらアベルに拳を叩き込む。
「あっ止まらない・・・・・・止まった‼︎何すんだゴルアアァァァ‼︎」
アベルが地面を転がって行く。やがて立ち上がったアベルは自分を攻撃した相手を確認する。
タイガはアベルにファイティングポーズを決める。
「あらウルトラマンじゃない⁉︎ラッキー、ターゲットの方から来てくれた‼︎」
(ターゲット⁉︎殺し屋か、こいつ‼︎)
『本命はこっちってわけか‼︎』
「悪いけどねちっこく追い込むよう頼まれてるから恨まないでよね‼︎」
アベルは右手のレールガンから光弾を放つ。タイガはかわすと負けじとスワローバレットを放つ。しかしアベルはそれを避け、再び銃撃する。
(頼まれたって言ってたな、一体誰に頼まれた‼︎)
「あら、昨日の坊やじゃない⁉︎アンタがウルトラマンだったのね‼︎依頼人の事を話すヒットマンがいると思う!」
『だったら力尽くでも聞かせてもらうぜ‼︎』
タイガは再びかわしながらスワローバレットを放つ。アベルはビルの影に隠れて再び銃撃する。
タイガは横に側転してかわす。タイガもビルの影に隠れてタイミングを見計らいスワローバレットを放つ。しかしアベルはタイガをビルともろとも銃撃して来た。タイガは横にそれてかわす。
「ヤダ、丸見え‼︎」
タイガはアベルの姿を確認する。アベルもタイガの姿を確認して銃撃して来た。タイガは今度はバク転してかわす。するとアベルはその場にあったビルを引っこ抜きタイガに投げつけて来た。
『えっ、うおあああっ‼︎』
タイガはビルを受け止めてそっとその場に置く。そこを突いてアベルがタイガの背中に銃撃して来た。
「ガラ空き‼︎」
『ぐあっ‼︎うわああ‼︎』
アベルは更に追い打ちをかける。タイガはジャンプしてアベルの銃撃を避ける。タイガは空中で1回転しながらアベルの更なる銃撃を回避した。
『手強いな‼︎怪獣の指輪を使うぞ‼︎この間手に入れたセグメゲルの指輪だ‼︎』
(・・・・・あんまり気は進まないけど仕方ないか・・・・・。)
ヒロキはタイガスパークのレバーを引く。
〈カモン!〉
そして左手に意識を集中させ、セグメゲルの顔を模した『セグメゲルリング』が左中指に出現する。ヒロキはタイガスパークを装着した右手を指輪が付いた左中指に重ねる。
〈セグメゲルリング、エンゲージ!!〉
タイガは空中から『セゲルフレイム』を放つ。アベルは毒の炎をまともに浴びて苦しんだ。
「毒攻撃⁉︎ああっ、生身の部分が痺れてる‼︎」
その戦いを見ていた霧崎は右手でクルミを砕き一口口に入れて呟いた。
「そうだ・・・・。使える力は存分に使え・・・・。」
タイガが着陸するとタイタスが声を掛けた。
『私が行こう‼︎鍛え抜かれた筋肉が銃弾にも勝る事を見せてやる‼︎』
『頼んだ‼︎』
ヒロキはタイガスパークのレバーを引いた。
〈カモン!〉
「力の賢者、タイタス!!」
『うおおおおおっ!ふんっ!』
「バディィィゴーーーー!!!」
〈ウルトラマンタイタス!〉
『うおおおお‼︎』
登場と同時にタイタスは雄叫びを上げながらボディビルのポージングを決める。
『タ!』
両手を握りこぶしにして身体をやや前に倒しながら三角筋、僧帽筋、腕を強調するモストマスキュラーで上半身アピールをする。
『イ‼︎』
腕を横から見せながら、サイドトライセップスで上腕三頭筋アピールをする。
『タス!!!』
胸の厚みを横から見せながらサイドチェストで胸筋と二の腕アピールをする。これを見てミクラスが歓声の声を上げた。テンションが上がって思わずキングジョーを抑えていた手を離したミクラスにウインダムが抗議の声を上げる。
「切れてるよー‼︎」
「ミクさん‼︎一番推しのタイタスさんが出て興奮したのは分かりましたからキングジョーさんを抑えるの手伝って下さい‼︎私1人では絶対に無理です‼︎』
「あっ、御免‼︎」
「離しなサイ、2人トモ‼︎」
タイタスはアベルにファイティングポーズを決める。アベルはタイタスの筋肉質な姿に驚きを隠せない。
「あらヤダ、ゴリマッチョ‼︎」
アベルはタイタスを右腕のレールガンで銃撃する。しかし彼のその筋肉は銃弾をあっさり跳ね返す。アベルは再び光弾を放つも今度は肩で弾かれ、3度目は大賢筋で跳ね返す。その筋肉の強度もアベルにとっては驚きでしかなかった。
「何よそれ⁉︎」
タイタスはアベルに接近戦を挑む。アベルは迎え撃つもタイタスの鍛え上げられた筋肉から放たれる拳の一撃は重い威力を秘めていた。それを2度食らい地面に倒れる。
更にタイタスはアベルの腰を支えて持ち上げ地面に落とす。
その戦いを川越しで見ている3人がいた。アギラ、ピグモン、ペロリンガ星人の男だ。ピグモンはペロリンガ星人に自分達を狙って来た宇宙人と戦う巨人を見ながら話す。
「あれが今この星を守っているウルトラマンですよ。」
「あれが・・・・。ウルトラマンも色々な色の人が出て来たね・・・。僕が戦った彼は全体的は赤かったかな。それにしても・・・・・。」
「?」
言葉が止まったペロリンガ星人にアギラが首を傾げる。ペロリンガ星人の男は言葉を置いて俯きながら呟いた。
「昔から思っていたけどウルトラマンの戦いでどんどん町が壊れていくよ。そりゃああんなに大きい者同士が戦ったならそうなるんだろうけどさ・・・・もっと壊さずに戦えないのかな・・・・・はぁ、星の世界に帰りたい・・・・・。」
「・・・・・それって本当に本心ですか?」
ピグモンの言葉を聞いたペロリンガ星人は思わずピグモンの顔を見る。
その頃タイタスはアベルに善戦していた。
『鍛え方がなっていないな‼︎私が適切なトレーニング方法を教えようか‼︎』
「何よ!ダッサい星付けちゃって‼︎」
『貴様、U40の勲章を馬鹿にする奴は許さんぞ‼︎』
アベルの苦し紛れの負け惜しみに故郷U40の勇者の証である『スターシンボル』を馬鹿にしたアベルにタイタスは怒りをあわらにし拳を放つ。
タイタスが拳を放った時と同時にアベルも拳を放った。
「ファンタスティックアベルフィクション!!!」
2人の拳がぶつかり合う。負けたのはアベルだ。アベルは空中で回転しながら吹っ飛んでいく。
「あ〜‼︎地面は何処‼︎地面・・・・あっ、あった‼︎」
アベルは吹っ飛びながらも何とか着地する。
「全くもういやんなっちゃう‼︎」
アベルはうんざりしながらも自身の下にいるピグモン達に気付く。ピグモン達の姿を確認したアベルは逆恨みを言いながら右手のレールガンをピグモン達に向ける。
「アンタ達に見られてからどうもケチが付いたのよ‼︎」
アベルはレールガンにエネルギーを溜める。アギラがピグモンとペロリンガ星人を守るため身構える。
その時、タイタスはフーマと交代する。
『変われ、旦那‼︎』
「消えちゃいなさい‼︎」
『ぐあっ⁉︎』
「あらヤダ!邪魔よ細マッチョ‼︎」
『痛ぇな‼︎』
高速移動したフーマがアギラ達を庇う。カラータイマーが鳴り始めるもフーマは右回し蹴りをアベルに決め、次に左回し蹴りを放つ。後退するアベルを追うフーマ。
ピグモンはフーマに大声で応援の声を送る。ペロリンガ星人は抱いていた疑問を口にする。
「ありがとうございます〜、ウルトラマンさ〜ん!頑張って下さ〜い‼︎」
「何でそんなに他人のために頑張れるの?君達もあのウルトラマンも⁉︎」
ペロリンガ星人の疑問にピグモンは笑顔で答えた。
「困っている人を助けるのは当然じゃないですか。少なくとも私は人間がとっても大好きだと感じた時に怪獣娘に変身できるようになりました。だから私は誰であっても困っている人は絶対に助けたいんです。」
「変わっているね・・・・。」
「ピグモンさんだけじゃないですよ、ボクだってボクがやらなきゃと思う事があって怪獣娘になれました。だからこの力をどう使っていくか、その答えは1つです。それに・・・・・。」
「?」
「ボクが知ってる怪獣娘さんは皆困っている人を放っておけない、そんな人達ばかりですよ。ペロリンガ星人さん、長年地球にいたなら分かるんじゃないですか?困っている人に手を差し伸べる人々だって見てきた筈です。」
「・・・・・でも全ての地球人が・・・・・。」
「確かにそうかもしれません。でも、少しずつでもいい。きっと皆いい意味で変わって来ている筈です。最初は怪獣娘の確認や人間社会との共存、GIRLSの設立、どれも困難でした。けど、それを乗り越えて今の社会が・・・・今の時代があるんです。きっとこれからもっともっといい世の中に出来る筈ですよ。」
『クソッ、ヒットマンの癖に派手にやりやがって‼︎』
「煩いわね、でももうアンタも終わりよ‼︎」
その頃、フーマはアベルの銃撃を受け流しながら手刀を浴びせ、アベルと激しい戦いを繰り広げていた。フーマが受け流した時流れ弾が町に被弾するも両者は銃撃と手刀を撃ち合い交戦する。やがてアベルが剣を取り出しフーマを貫いた。
『ぐっ、があぁ・・・。』
「ニヒッ。」
その途端フーマは煙と共に姿を消す。驚いて辺りを見渡すアベルの後ろにフーマは立っていた。
『残像だ。』
「そんなのアリか⁉︎」
アベルは再び剣で斬り付けようとするも逆に剣を奪われてしまう。フーマは奪った剣でアベルを斬る。偶然にも機械の部分を斬ったようでアベルから火花が飛び散っていた。
『今だ、ヒロキ!!』
ヒロキはタイガスパークのレバーを引き、左手に意識を集中させる。するとフーマが地底世界の勇者『ウルトラマンビクトリー』から託されたブレスレット『ビクトリーレット』が出現した。
〈カモン!〉
ヒロキはタイガスパークを装着した右手に左手を重ね、ビクトリーレットのエネルギーをタイガスパークに読み込ませる。
〈ビクトリーレット、コネクトオン!!〉
フーマにビクトリーのビジョンが合わさる。極星光波手裏剣と同じチャージを行いフーマのタイガスパークにV字の光弾が形成される。フーマは光弾を弓矢を放つように発射した。
『(鋭星光波手裏剣!!)』
アベルは鋭星光波手裏剣を受けて体が真っ二つになる。
「あらヤダ、こんなやられ方兄貴に面目」
最期まで言い切れずアベルは大爆発する。機械の残骸が周りに飛び散る。ウルトラマンの勝利をアギラ達は喜んでいた。
「わぁ・・・・‼︎」
「やったーーー‼︎」
「やりましたね‼︎地球もまだまだ捨てたものじゃないでしょう。」
「どうだろうね・・・・・。」
「そうだ!今度一緒に蕎麦を食べに行きましょうよ‼︎信州の本場の蕎麦を!」
「本場の・・・・蕎麦・・・・。」
「セイヤッチ‼︎」
フーマは飛び去って行った。元の人間であるヒロキに戻った所でヒロキが何かを思い出して焦った様に叫ぶ。
「あーーーー‼︎」
『おい、どうしたヒロキ⁉︎』
「あの宇宙人が誰から僕達の暗殺を依頼されたのか聞き出すのを忘れてた‼︎」
『あー、悪い・・・。忘れてた・・・・。』
『恐らくは私達の存在が邪魔な宇宙人だろう・・・・。それが誰なのかは奴が倒された今は分からんが・・・・・。』
ヒロキとトライスクワッドはそんな会話をしながら歩いていく。
その夜、ペロリンガ星人の男は一昨日の夜の様に望遠鏡で星を見渡していた。そこに1人のペロリンガ星人がそのままの姿で現れる。2人のペロリンガ星人は夜の星空を見ながら話を続ける。
「やあ、君か!」
「長イコト、待タセテシマッタネ。」
「そうだねえ。随分と、待ったよ。」
「サア帰ロウ。綺麗ナ星ノ世界ヘ。」
「・・・・・・星の世界か・・・・・・。」
「ドウシタンダイ?」
「・・・・・・やっぱり、やめとくよ。」
「エエッ?」
「友達、と言えるかわからないけど、蕎麦を食べに行く約束をしたんだ。」
「本当ニ、イイノカイ?」
「うん。もう少し、この星で暮らしてみるよ。」
その時、星空から光る空飛ぶ円盤が降りてきた。
「ああ、懐かしい円盤が来たね!」
「サヨウナラ。」
「・・・・・・さようなら。」
そう言って地球人の姿のペロリンガ星人は円盤を見る。その隣にはもう本来の姿の同胞はいなかった。
翌日、ペロリンガ星人の男は自転車に乗って川辺を走り何処かへ向かっていく。彼が昔会った星を見るのが好きな地球人の友人と同じように。
次回はタイガ原作には参加しなかったウルトラマンシリーズの救世主と言っても過言ではない坂本浩一監督風なアクションをやりたいと思います。
次回予告(CV:ウルトラマンタイガ)
『ある日機械化され改造された怪獣娘が現れる。その事件の裏では宇宙人達の恐ろしい計画が進行していた。その計画にクララの妹が巻き込まれる時、彼女の怒りが完全に爆発する。次回‼︎
よせ、ヒロキ‼︎』