怪獣娘タイガ ~トライスクワッド参上計画~   作:特撮恐竜

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作業用BGMとしてZERO to INFINITYと RESTARTを聞いております。

ウルトラギャラクシーファイト大いなる陰謀におけるタイガ達の活躍が待ち遠しいです。

最凶獣『ヘルベロス』登場


バディゴー!(中編)

日比谷公園ではGIRLSの怪獣娘と職員がイベントに向けて準備していた。GIRLSとは、国際怪獣救助指導組織と呼ばれる怪獣娘のための組織である。主な活動内容は怪獣娘の保護やカウンセリング、怪獣娘の研究、怪獣娘が生活できるよう支援する組織である。

他にも、未知なる脅威から人類を守る防衛組織としても活動している。

 

「あーっ、緊張するよーっ!!」

 

そう叫んだのはウエスタンを思わせるビキニのような獣殻に頭に4本の角があるカプセル怪獣の怪獣娘である『ミクラス』である。

 

「大丈夫だよ、お前なら。」

 

ミクラスを励ましたのは鍛え抜かれた太い手足と黄色の獣殻に覆われており、下半身はフリルのような飾りと尻尾の先にはリボンと可愛らしさを詰め込んだどくろ怪獣の怪獣娘『レッドキング』である。

 

「そうですよ、あたしたちだって無事ライブ出来たんすよ!」

「ミクちゃんなら絶対成功させられるよ!」

 

セーラー服にスク水のような獣殻を身に覆われ、背中に翼が生えただだっこ怪獣の怪獣娘『ザンドリアス』と頭に三日月のような角と尻尾を身に付けスク水のような獣殻に覆われた古代怪獣の怪獣娘『ゴモラ』がミクラスを励ます。

 

「そろそろ本番デース。」

「みんな、準備はいい?」

 

暗い茶色の腰まで届く髪に金色の獣殻をまとった宇宙ロボット『キングジョー』の怪獣娘に変身したクララが開始することを伝えにきた。

白と水色の獣殻に水色の髪の分身宇宙人の怪獣娘『ガッツ星人』が皆の様子を聞く。

 

「あたしは大丈夫です。いつでもギターを弾けますんで。」

 

パンクファッションを思わせる獣殻に大きな耳とギターを持った騒音怪獣の怪獣娘『ノイズラー』が答える。

 

「おジョー、何かいつにも増して張り切ってない?」

「ハイ!今日はワタシの幼馴染が来てくれてマス!折角来てくれたのデスから彼にも楽しんでもらいたいデース!!」

「へ~、キングジョーさんの幼馴染が・・・。」

「だから、尚更張り切ってたんだね。」

「ようし、行くぜ!お前ら!」

 

レッドキングがそう言うと皆が日比谷公園に設置された会場に向かっていた。

今日のイベントを成功させるために。

しかし、彼女はこの時は気付いていなかった。

今日という日が最悪な意味で忘れられない日になることに。

 

 

 

 

 

 

「よし、間に合った。」

『本当に来てよかったのか、さっきの男は嫌な感じがしたぜ。』

「またこの声か、いいんだよ。今日は幼馴染の晴れ舞台を生で初めて見れる日だし、約束したからな。」

 

ヒロキは頭の中から聞こえる変な声に対してそう答えた。実は1か月前からヒロキは頭の中から突然声が聞こえてくることがあった。

最初こそ、戸惑いもあったが、今では慣れてしまっている。最初は曖昧に聞こえたものの、ここ1週間ははっきり聞こえるようになった。

先ほどの青年に会った後、その声に、今日のイベントに来ることを反対されていたのだ。

 

「友達との約束を守るのは当然だろ。」

『そうか・・・。』

「みんなーっっっ、今日は来てくれてありがとーーーっ!!!」

 

ゴモラが会場に現れ、イベントに来た観客にお礼を言った。

その後からレッドキングが決めポーズをきめ、ガッツ星人とキングジョーが手を振った。

 

「クララちゃん・・」

 

ヒロキと怪獣娘に変身したクララの目が合った。キングジョーはヒロキにウインクした。

その瞬間、会場が歓喜に溢れた。 

 

「す、凄い・・・。」

 

幼馴染の影響がここまですごいとは思っていなかったヒロキは思わず、呟いた。

 

「早速、今日を盛り上げるために大怪獣ファイトエキシビジョンマッチを開催するよ-!」

 

ゴモラが宣言するとどこからともなく会場に設置されたリングに光が灯る。そこにレッドキングとミクラスが向かい合わせになっていた。

司会席にはガッツ星人とキングジョーが座り、開催を宣言する。

「さて、さてさてさて、大怪獣ファイトエキシビジョンを始めるよ!司会は私ガッツ星人が!」

「解説は私、ゴモラが務めるよ!」

「まずは選手紹介!赤コーナーは大怪獣ファイト初代チャンピオンレッドキング、青コーナーはデビューしたばかりの新人ファイターミクラス!」

「3分間の試合になるよ。それでは2人とも準備はいい?」

「「OK!!」」

「それでは大怪獣ファイト、レディーーーゴーーーッ!!」

 

ゴングが鳴り、試合が始まる。レッドキングはミクラスに先攻を譲った。

 

「来な!ミクラス!」

「勿論!!どりゃあああああ!!」

「先攻はミクラス!飛び上がりました!!」

 

ミクラスは飛び上がり、その拳をレッドキング目掛けて、降下する。レッドキングは右腕でその一撃を受け止めた。

ミクラスは受け止められたと知るとレッドキングから距離を離す。

 

「高いところから勢いを付けたパンチを放って、先攻を取るつもりだったんだね!でも甘いよ、ミクちゃん!」

「いいパンチだぜ、ミクラス!!」

「あざっす!ずっと鍛えてましたから!!」

 

ミクラスは飛び上がり、飛び蹴りを放つ。レッドキングはまたも右腕で受け止める。

しかし、ミクラスはレッドキングの右腕を軸にして、回し蹴りを放つ。

レッドキングも流石にこれは受け止められず、まともに蹴りを食らう。

 

「おおっと、レッドに回し蹴りが命中したーーー!これは大きいぞ!!」

「いいぜ、ミクラス!!強くなったじゃねえか!けどな!」

 

レッドキングはすぐに立ち上がり、ミクラスに拳を放った。ミクラスはなんとか避けるも、リングを利用して、反動でドロップキックを放つ。

 

「俺だって、まだまだ負けられねえんだよ、再びチャンピオンに帰り咲くまではな!!」

「うわあっ⁉︎」

「負けじとレッドのドロップキックが命中!!これは大きなダメージの筈!!」

 

ミクラスはレッドキングのドロップキックをまともに受けてしまう。しかし、ミクラスは体を立ち上がらせ、レッドキングに向き合う。

彼女は怪獣娘になる前から大怪獣ファイトを見ており、レッドキングの大ファンでもある。今回のイベントで正式な試合ではないエキシビジョンマッチとはいえ、レッドキング相手に戦える事が誰より嬉しかった。見習い時代から気にかけてくれたレッドキングに自分の成長と全力をみせたいという思いが彼女を立ち上がらせたのだ。

 

「先輩、あたしはまだまだです!まだまだやれますよ!」

「上等じゃねえか!時間もねえ!次で決めるぜ!」

 

レッドキングは右腕に力を溜める。ミクラスも同じく右腕に力を溜め出した。残り30秒になったところで、2人は走り出す。

 

「うおりゃあああああああああ!!」

「どおりゃあああああああああ!!」

「この一撃にレッドちゃんもミクちゃんも賭けたみたいだね!!」

 

お互いの拳がぶつかり合う。その衝撃は凄まじく、客席のヒロキにまで届いた。

 

「す、凄い。どっちが勝ったんだ・・・。」

 

ミクラスとレッドキングはお互いの放ったパンチで激しくぶつかり合う。やがて、2人の体はお互い後ろに吹っ飛ぶ。2人とも地面について、試合終了のホイッスルが鳴った。

 

「そこまで!!この勝負、決着つかず!それでも、お互い全力を出したいい試合だったと思います!会場を盛り上げてくれた2人の大怪獣ファイターに拍手を!!」

 

ガッツのその声と同時に客席から2人を称賛する拍手が起こる。

レッドキングとミクラスはお礼を言いながら手を客席に振る。

 

「みんなーっ、ありがとな!!」

「これからも大怪獣ファイトをよろしくーーーっ!!」

「続いて、ザンドリアスとノイズラーの生ライブをお届けするよーっ!!」

 

ガッツ星人の言葉と同時にライブステージにはマイクを構えたザンドリアスとギターを構えたノイズラーが準備万端な状態で構えていた。

 

「みんなーっ、アタシ達の曲を聞けーーーっ!!」

「いくよ、準備はいいーっ!?」

 

観客から歓声の声が挙がる。観客の様子に満足した2人はライブを始める。

 

「それじゃあ、行くよ!!曲は『Forgive me, kay?』!!」

 

2人のライブは観客を湧かせるいいライブだった。ギターの音にザンドリアスの歌声がマッチして、ヒロキも盛り上がっていた。

 

「いいぞー!!」

「「イエーイ!!」

 

『Forgive me, kay?』の後も彼女達は『Ultra Spiral』、『ヒトツボシ』、『Sign』、『ドラマティック』、『ZERO to INFINITY』に 『RESTART』の7曲を歌った。

どの曲も観客を盛り上がらせたところで、一旦休憩に入る。休憩に入ったので、ジュースを買おうと思ったヒロキの所に1人の怪獣娘が来た。襟巻と角がついたパーカーのような獣殻をつけたカプセル怪獣『アギラ』だ。

 

「白鳥ヒロキさん・・・?」

「そうだけど?君は怪獣娘だよね?何か?」

「キングジョーさんが呼んでるから、一緒に来て。」

 

そう言われて、彼女に着いていくヒロキ。

彼女に案内されて、舞台裏らしきテントに入るとさっきまでステージに立っていた怪獣娘達がいた。

勿論、怪獣娘に変身した幼馴染もいた。

 

「アギラちゃん、ヒロキを連れてきてくれてありがとうございマス!」

「クララちゃん!?どうして僕をここに!?」

「皆にヒロキの事を紹介したかったんデス。ヒロキ、生で見る怪獣娘のイベントはいかがデシタ?」

「凄く盛り上がったよ。ありがとう、誘ってくれて。」

「ワタシも誘った甲斐がありマシタ。皆さんに紹介シマス!ワタシの幼馴染、白鳥ヒロキデス!」

「は、初めまして、白鳥ヒロキです。」

「よろしくな!」

 

ヒロキは怪獣娘に自己紹介する。怪獣娘達も、ヒロキに自己紹介する。

 

「キングジョーさんに男の子の幼馴染がいたなんて、ちょっと羨ましいです。だって、気心の知れない幼馴染との恋とか憧れるじゃないですか!!」

「僕とクララちゃんはそういう関係じゃないよ!それに、そういうのって漫画とかアニメの話でしょ。現実では中々無いと思うけど。」

「そんな事無いと思いますよ。アタシのクラスメイトにも幼馴染で両想いなのに、喧嘩ばかりのやついますから。」

「まあ、おジョーとは久しぶりに会ったみたいだし、そういう事も無さそうだけどね。」

 

ヒロキがザンドリアスとノイズラーと話をしているところにガッツ星人が割り込む。彼女はキングジョーの胸を指差し、ヒロキと会話する。

 

「ねえ、ヒロは久しぶりに会った幼馴染のアレをどう思っているの?」

「ブッ!!」

 

ガッツ星人の質問にヒロキは思わずキングジョーから貰ったジュースを噴き出しかけそうになる。

ヒロキは大きな声でガッツ星人に言い返す。

 

「あのさ、いきなり同年代の異性にそんな事聞く!?」

「でもさ、ぶっちゃけ気になるでしょ。男の子なら尚更。」

(つーか胸の大きさなら君も変わらないんじゃ・・・)

 

視線がガッツ星人の胸に目がいきかけながら、ヒロキは思う。

キングジョーが黒いオーラを出しながら、ヒロキに笑いかけていた。

 

「ヒロキ~ッ!」

「待って、誤解だよ!決してやましい事は思ってない!本当だから!!」

「本当デスカ~?ガッツにデレデレしてるように見えましたガ~?」

「本当だから!!」

「あの・・・そろそろ、休憩時間は終わりです。キングジョーさん、準備してください。」

「オー、そろそろデスカ~。では準備がありますから、行きマスネ。ヒロキ、後で聞かせてくだサイネ。」

「う、うん・・・。」

 

ヒロキはキングジョーの言葉に引き攣った笑みを返して、会場に戻っていった。

そんなヒロキをゴモラは慰めていた。

 

「まあ、色々ある事はあるから。あんまり引きずっちゃ駄目だよ。」

「ゴモラさん。」

「ゴモたんでいいよ。」

 

 

 

そして、メインイベントであるキングジョーとの握手会が始まった。ヒロキのだいぶ前に並んでいた黒いスーツの男性がキングジョーさんとの握手でテンションが高くなっていた。

 

「いつも応援ありがとうございマス。」

「今日もキラッキラですね!最高の気分です!」

 

黒いスーツの男性の番が終わって、しばらくしてからヒロキの番がいよいよ回ってきた。

キングジョーはヒロキを見た。彼女は笑顔だったが目は一切も笑っていなかった。まるで逃がさないといわんばかりに。

 

「いよいよか・・・。早く終わらせて、誤解だと説明しよう・・・。」

 

ヒロキは覚悟を決めた時、晴天だった空に黒い渦のような雲が発生した。

 

「何だ、あれ。」

 

怪獣娘達も黒い雲を気にしていて、有事に備えていた。彼女達は、ある人類の脅威とも戦っているため、警戒態勢に入っていた。

 

 

 

 

 

 

その頃銀座の高いビルから日比谷公園をみている男がいた。

それは先程ヒロキとぶつかった白と黒のブラウスを着た男だ。

 

「いい盛り上がりだ、怪獣娘の皆。では私からも贈り物を。」

「・・・・・・・・ヘルべロス・・・・・・。」

 

男が風船を手放すと同時に呟いた瞬間、雲から赤い光弾が降ってきた。それらは銀座の町に降り注ぎ、建物を破壊する。

 

「何だ、何が起こっているんだ!?」

誰かがそう言った瞬間、雲から何かが落ちてきた。

それは腹と背中の部分が赤いカラーで目立ち、全身のあちこちに刃物のような突起が生えた60mはある怪獣としか言えない生物だった。

怪獣の名は最凶獣『ヘルベロス』、宇宙に名を馳せる凶悪な怪獣だ。

地球から絶滅したはずの怪獣が再び地球に現れた。

その時、人々は思い出した。怪獣の恐怖とその脅威的な力を。




後、どれくらい投稿できるか分かりません。

最低でもクロスオーバーユニバースの方の怪獣娘×Zの1話の後編は更新したいです。
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