かなり気になります。
悪魔魔獣『ナイトファング』登場
「どうして貴方がここにいるんですか⁉︎今頃山に登っている筈じゃ⁉︎」
ピグモンは山に登っている筈の藍のプロデューサーがここに現れた事に戸惑い彼に問い詰める。プロデューサーは焦りながら彼女の質問に答える。
「実は昨日、金髪の宇宙人が現れてそいつに気絶させられたんです‼︎気が付いて今日の仕事に完全に遅刻したと思って急いで来たんですよ‼︎」
「けど、彼女は霊能力アイドルと言っているけど所詮は作ったキャラ設定ですよね。」
「キャラ設定?とんでもない‼︎それは誤解です、怪獣娘の皆さん‼︎」
エレキングの言葉を力説して否定するプロデューサー。彼の口から次に出た言葉に彼女達は驚いた。
「彼女は本物の霊能力者なんです‼︎それも強い力を持った‼︎」
『⁉︎』
「・・・・・まさか、映像越しでも村人達の心臓の音が聞こえないのは・・・。」
プロデューサーの言葉を聞いて思わず映像を思い出し顔を青ざめるノイズラー。そんな彼女の横で藍の生中継は続いていた。そしてプロデューサーは自身と瓜二つの人物を見て驚きながら気絶する。気絶したプロデューサーにピグモンが駆け寄り指示を出す。
「生配信に俺がいる⁉︎あそこにいる俺は・・・一体・・・・誰なんだ・・・。」
「ちょ、ちょっとしっかりしてください‼︎・・・・エレエレ、ミクミク、ウインウイン、ザンザン、ノイノイを連れて山に登って下さい‼︎私とバサバサとジャパジャパはこの人の介抱をしますから‼︎」
「・・・・・・分かったわ‼︎行くわよ‼︎」
「エ、エレキングさん、待って下さい‼︎」
「離して‼︎これがアクセス回数稼ぐチャンスなんだから‼︎」
「止めた方がいいって‼︎これ以上は危険だから‼︎」
「彼女から離れなさい‼︎本当に悪魔が復活するわけじゃないから‼︎」
「ヒロキ、アナタも落ち着いて下サイ‼︎」
その頃、藍をヒロキが止めようとして、それをプロデューサーそっくりの男が止めようとするカオスな状況になっていた。ヒロキがプロデューサーそっくりの男を振り切ると男はしめ縄に引っかかる。すると男に電流のような衝撃か走りプロデューサーそっくりの男は別の姿になっていた。
「ギャアアアア‼︎」
「すいません‼︎大丈夫ですか・・・・って・・・・え‼︎アンタ誰‼︎」
「あー、さっき村人達に紛れてた宇宙人‼︎」
そこにいたのは村人達に紛れて暗躍していたババルウ星人だった。ババルウ星人は変身能力を得意とする種族である。その能力で彼女のプロデューサーに化けていたのだ。藍は思わぬ展開に狼狽始める。その横でヒロキとタイガかババルウ星人について話していた。
「えっ、嘘・・・・、どういう事⁉︎一体何がどうなってるの⁉︎」
「タイガ、あの宇宙人って確かウルトラマンレオと戦った宇宙人だよね⁉︎確か名前は・・・・・暗黒星人『ババルウ星人』‼︎」
『ああ、レオの弟、アストラに化けてウルトラキーを盗み、地球と光の国を衝突させようと目論んだ奴らの同族だ‼︎』
「・・・ウルトラキーって何?」
『光の国の軌道をコントロールする鍵だよ‼︎あれが奪われたせいで光の国は地球と衝突しかけたんだ‼︎』
「えええええっ⁉︎アストラに化けたババルウ星人が何か鍵のようなものを持っていたけどあれってそんなに重要なものだったの⁉︎っていうかあの事件ってそんなヤバい事になってたのか⁉︎」
『知らなかったのかよ⁉︎この宇宙の地球でも同じ事件が起こっていたのに‼︎』
そんな会話をする横でババルウ星人が藍の腕を掴み無理やり動かす。当然藍は抵抗するものババルウ星人の握力には敵わない。そこにキングジョー達がババルウ星人の前に立ち塞がる。
「彼女を離しなサイ‼︎」
「まさかババルウ星人が化けていたなんてね。お得意の変身能力で彼女のプロデューサーに化けて近づいた訳か。」
「でも、ここにはボク達がいる‼︎その人を離せ‼︎」
怪獣娘達はババルウ星人に警告するもババルウ星人は動揺する事なく藍の腕を掴みながら言葉を放つ。
「おいおい、怪獣娘。こっちにはコイツがいる事を忘れていないか?お前らが余計な動きをすればどうなると思う。」
「離して、離してよ‼︎」
「くっ‼︎」
「クララちゃん、皆、今はババルウ星人の言葉を聞こう。お前の目的は何だ⁉︎」
ババルウ星人はヒロキの言葉を聞き、その視線を自分達の反対側にある岩山に目を向けながら話す。
「あの山には赤目様が封印されている。かつて赤目様は太古のシャーマンによって封印された。こいつはその子孫だ‼︎」
「「「「「!!?」」」」」
ヒロキ達はババルウ星人の言葉に驚いた表情をする。そんな彼女達を前にババルウ星人は言葉を続ける。
「だからこの女でその封印を解くのさ‼︎そうすれば人柱となった奴らも成仏し、人柱から解放される‼︎さぁ、やれ‼︎」
「⁉︎」
ババルウ星人は藍の眼帯を無理矢理外す。すると彼女が隠していたドットアイが見えた。そしてババルウ星人は藍の腕を無理矢理動かし祀られている丸石に触らせる。すると石は光りだし、彼女の脳裏に一つのビジョンが浮かぶ。それは彼女と瓜二つの巫女が光の剣を振りかざす姿だった。
「⁉︎・・・これがあたしの・・・・先祖の・・・・。」
そして丸石から放たれた光は岩山に向かう。岩山は2つに割れようとしていた。その光景を見てババルウ星人が歓喜の声を上げる。
「これで・・・これで・・・・赤目様が復活する‼︎皆既日食の今日‼︎この時を待っていたぞ‼︎」
「皆既日食の日に封印が弱まるのか‼︎」
「その通りさ‼︎赤目様はかつて大昔に宇宙から飛来した怪獣だ‼︎」
「「「「「⁉︎」」」」」
ババルウ星人の言葉に驚くヒロキ達を横にババルウ星人は解説を続ける。
「赤目様に人柱にされていた村人達の霊のお陰で人が滅多に寄らないこの山で封印された赤目様はずっと眠りについていた。だから怪獣がこの星からいなくなった今日まで目覚める事は無かったのさ‼︎」
「人柱にされた村人達の霊って・・・・‼︎」
視線を感じたヒロキが振り向くとそこには薄ら笑いを浮かべた村人達が集まっていた。彼らの不気味な気配にヒロキはやはりフーマの話が本当だと実感する。その一方でアギラ、ガッツ星人、キングジョーは体を震え上がらせていた。いくら怪獣の魂を継いだ怪獣娘とはいえ彼女達はうら若き乙女。自分達を取り囲む本物の幽霊に恐怖心を出さずにはいられなかった。アギラ、ガッツ星人、キングジョーの順で取り囲む村人達を見て言葉を放つ。キングジョーがソウルライザー越しで村人達を見ながら震えていた。
「何でそんな薄ら笑いを浮かべているの・・・・。」
「多分、ヒロの話が本当だって事だよ・・・・。本当にこの村人達が幽霊だったなんて・・・・。」
「ワタシも認めたくないデスが・・・・・、ソウルライザーで赤外線センサーで確かめたら・・・・、この村人達が写りまセン・・・。本当にゴーストのようデスネ・・・・。」
「村人達は自分達が解放されるために・・・宇宙人と結託して・・・。」
「さぁ、怪獣娘ども、見るがいい!悪魔復活の瞬間を‼︎」
警戒するヒロキを前にババルウ星人は解説を終えると巨大化して岩山まで走る。そこにレッドキングとゴモラが合流した。2人に藍を任せてキングジョー、ガッツ星人、アギラはババルウ星人に向かっていく。
「皆、大丈夫⁉︎」
「おい、何がどうなってる⁉︎」
「ゴモたん、レッドキングさん‼︎」
「丁度良かっタ‼︎彼女をお願いシマス‼︎」
ババルウ星人に向かっていく3人を見送るレッドキング。その横でゴモラが藍に駆け寄りながら、ヒロキに事情を聞く。
「大丈夫?ヒロちゃん、何があったの?」
「それが・・・・・。」
ヒロキは今まで起こった事をゴモラとレッドキングに話す。すると2人は納得した。
「そんな事に・・・・。じゃあ、全て本当だったんだ・・・・・。」
「マジかよ・・・・。この村は今までの人生で忘れられない場所になるぞ・・・・・。」
レッドキングは顔を青ざめ体を震わせながら村人達を見る。村人達は今も薄ら笑いを浮かべて4人を見ていた。
その頃、ババルウ星人のところまで辿り着いたキングジョー達はババルウ星人に真っ直ぐ向かっていく。それに気付いたババルウ星人は口から冷凍ガスを吐き出した。
「食らいやがれ‼︎怪獣娘ども‼︎」
「「「⁉︎」」」
「皆、逃げてーーー‼︎」
ゴモラが叫ぶ中、ヒロキはこっそりと彼女達から離れて右腕にタイガスパークを出現させてレバーを引いた。
〈カモン!〉
「光の勇者、タイガ!!」
『はあーっ!ふっ!』
「バディィィゴーーーー!!!」
〈ウルトラマンタイガ!〉
「シェア‼︎」
「ぐあっ‼︎」
ウルトラマンタイガは空中で体を捻らせて一回転し、飛び蹴りをババルウ星人に放つ。飛び蹴りを食らったババルウ星人は横に吹き飛び、冷凍ガスは彼女達から逸れる。タイガはファイティングポーズを構える。目の前のタイガを見たババルウ星人はタイガに向かって突進する。
「タイガ‼︎」
「シェアッ‼︎」
「何処のどいつだか知らんが復活の邪魔はさせん‼︎」
ババルウ星人は腕からカッター状の刃を出して、タイガに斬りかかる。タイガは避けてババルウ星人の腕を掴みそのまま背負い投げをする。ババルウは地面に思いきり背中を叩きつけられるも起き上がり振り向いたと同時に腕のカッターでタイガを斬ろうとする。タイガは1度、2度、3度・・・とその斬撃をかわしていく。タイガはタイガは拳を放つも受け止められ、脇腹に斬りかかるババルウ星人。間一髪でタイガはかわした、再びババルウ星人は腕の刃で1度、2度と斬りかかる。タイガは何とかかわすも3度目の斬撃を脇腹に食らってしまう。
『ぐああああっ⁉︎・・・・くっ、このババルウ星人、速い‼︎』
「もう終わりかよ‼︎退屈だ‼︎」
『舐めやがって‼︎俺がぶっちぎる‼︎」
髪をかきあげながら挑発するババルウ星人。フーマの声を聞いたヒロキは再びタイガスパークのレバーを引く。
〈カモン!〉
「風の覇者、フーマ!!」
『はあああっ、ふん!』
「バディィィゴーーーー!!!」
〈ウルトラマンフーマ!〉
「セイヤッ!!」
『おい、金髪野郎‼︎覚悟しな‼︎調子こいてられんのも今のうちだ‼︎』
フーマが一瞬でババルウ星人の前に突撃して2度、蹴りを放つ。蹴り付けられたババルウ星人は地面に倒れる。
『疾風怒濤、俺はお前より速えぞ‼︎』
「こんの〜‼︎行くぜーっ‼︎」
立ち上がったババルウ星人がフーマに突撃するもフーマはババルウ星人の背中に回り込む。ババルウ星人は腕の刃で斬りかかるも受け止められ、腹に手刀を浴びせる。
「うおっ⁉︎」
再び斬りかかるも受け流され背中に肘打ちからの左跳び回し蹴りでババルウ星人は地面に倒れる。
『へっへん‼︎』
「このぉぉぉぉ‼︎」
フーマが指で挑発し、ババルウ星人がそれに乗ってしまう。ババルウ星人が手刀を放つも手をクロスさせて防ぐフーマ。フーマは距離を取るとさっきのババルウ星人の真似をする。
『もう終わりかよ‼︎退屈だぜ‼︎』
「真似しやがって‼︎これでも食らえ‼︎」
『極星光波手裏剣‼︎』
「何だと⁉︎」
フーマがタイガスパークをスライドさせて放つ手裏剣状の光線はババルウ星人の光線をかき消した。
『どうだ‼︎俺の光線は一味違うぜ‼︎』
「黙れ‼︎」
ババルウ星人は剣を取り出して突撃する。ヒロキはタイガスパークのレバーを引いた。
〈カモン!〉
ヒロキはビクトリーレットのエネルギーをタイガスパークに読み込ませる。
〈ビクトリーレット、コネクトオン!!〉
フーマにビクトリーのビジョンが合わさる。極星光波手裏剣と同じチャージを行いフーマのタイガスパークにV字の光弾が形成される。
『(鋭星光波手裏剣!!)』
そのままフーマはババルウ星人に突撃する。ババルウ星人も剣で突撃してやがて両者はすれ違った。そのまま暫く両者は立っていたがやがてババルウ星人が倒れた。
『おめえは遅すぎだ‼︎』
ババルウ星人は大爆発する。それと同時にタイタスが声を掛けた。
『何が来る‼︎』
『旦那、何かって何だ⁉︎』
その時、後ろの岩山が二つに割れて赤い目を持つ何かが姿を見せる。岩山から現れたのは背中に翼を持ち、両手に長い触手を備えた紫色の怪獣だった。その怪獣こそ赤目様の正体である悪魔魔獣『ナイトファング』だった。
「グワァァギィィィァァァァ‼︎」
(これが赤目様の正体⁉︎どう見たって悪魔じゃん‼︎こんなのが守り神って・・・。)
ナイトファングは口から火球を吐く。フーマはバク転して避けるも2、3発目はダメージを受けてしまう。
『最後は俺が決める‼︎』
そう言ってタイガに交代し、突撃するもナイトファングは隠していた第3の目から音波攻撃を放ち、タイガは吹っ飛ばされる。
『うわああああああ⁉︎』
吹っ飛ばされたと同時にタイガのカラータイマーが鳴り始める。
それを見ていたゴモラ、レッドキング、藍。藍は暗い表情で呟く。
「あたしのせいだ・・・、あたしのせいで・・・封印が・・・・。」
「おい、しっかりしろ‼︎」
「悪いのは君を利用して怪獣を復活させようとした宇宙人だよ‼︎」
レッドキングとゴモラは彼女を励ますも彼女は聞こうとしない。その前で薄ら笑いを浮かべていた村人達は消えていく。
「レッドちゃん、村人達が‼︎」
「消えた・・・・。あの怪獣が復活したから人柱の霊は役目を果たして成仏できたのか・・・。」
ナイトファングは再び口から火球を放つ。それを食らったタイガは再び吹っ飛ばされてしまった。
『ぐあああああああっ⁉︎』
次回予告(CV:ウルトラマンタイガ)
『封印が解かれた悪魔魔獣『ナイトファング』。その第三の目から放たれる怪音波が人々を恐怖の夢へ誘う。だかその時、地球に眠る光が俺に新たな力を授けた‼︎次回‼︎
俺の、光の力と共鳴している!?』