けど、タイガの方を進めたい・・・。トリガーまでにはタイガの方を完結させたい・・・・。
一体どうすれば・・・・。
水異怪獣『マジャッパ』登場
「座って下さい。どうぞ。」
「すみません、失礼します。」
GIRLS東京支部の応接室にトモミと先程宇宙人に襲われていた少女『行方舞子』が入ってきた。彼女はトモミの案内で応接室のソファーに座る。彼女をここに案内したのは事情聴取のためだ。この事件は宇宙人が関わっている事もあり、GIRLSで対処する事になった。彼女をここに案内したのは、何故宇宙人に襲われていたのか聞くためである。舞子の隣にはユカが座っている。彼女の緊張を少しでも和らげるため、顔見知りのユカが隣につく事になった。
「えっと、行方舞子さんですね・・・。」
「はい。」
「どうして宇宙人に襲われていたのか心当たりは?」
「いえ、全くありません。」
「いつからなの?」
「確か1週間前から誰かの視線を感じるようになりました・・・。」
ユカの問いかけに答えた舞子。彼女達の事情聴取はまだ続く。
「今回の様に襲われる事は前もあったのですか?」
「いえ、今日が始めてです。」
「そうですか・・・。分かりました。事情聴取、大変お疲れ様でした。この件にはGIRLSが対処致します。護衛の怪獣娘を就けますよ。」
「そ、そんな・・・大袈裟な・・・。」
「そんな事無いよ、最近は宇宙人や怪獣の事件が続いてるし、何があるか分からないから、ピグモンさんの言う通りにした方がいいよ!」
ユカの言葉を聞いて考え始める舞子。やがて彼女は重く口を開いた。
「・・・・・ユカ・・・・・。」
「な、何?」
「御免・・・・ユカにも色々事情があると思う・・・・。けど、わたしのそばに居て・・・・。・・・・怖い・・・・。」
「うん。そばにいるよ。」
震える舞子を抱き締めるユカ。こうして事情聴取が終わり、彼女達は応接室を出る。やがて休憩スペースに出た2人はお茶を飲みながら話していた。
「それにしても・・・・本当に久しぶりだね、ユカ。」
「そうだね・・・。小学五年生の夏に転校して以来だね。」
「驚いたよ、まさかユカが怪獣娘になってたなんて。」
「わたしも色々あって。」
「それにしても、いい友達も出来たみたいだね。誰だっけ、あの青い翼の怪獣娘さん?」
「バサちゃんの事?」
「そうそう、中々元気そうな性格だなって思ったよ。・・・でも良かった。ユカ、全然変わってない。」
「そうかな・・・。」
話は一旦終わってロビーに着くとヒロキとクララがいた。2人は彼女達の姿を見るなり話しかける。
「マガジャッパさん、舞子さん‼︎」
「ヒロキさん!キングジョーさん!」
「舞子さんの様子が気になって来た。これからどうなる?」
「取り敢えず、わたしが護衛につく事になったから心配しないで下さい‼︎」
「そうか・・・。それ、マガバッサーさんも就きたいと言ってるんだけどどうする?」
「バサちゃんが⁉︎わたしはいいですけど・・・舞子ちゃんが・・・どう言うか。」
「いいよ。ユカが怪獣娘になった時に出来た親友でしょ。色々と話したいし構わないよ。」
彼女の許しが出たことで舞子の側にはユカとヨウがいた。お互い自己紹介し合った2人。ヨウは明るい性格なため、すぐに舞子とも仲良くなったようだ。
「ねぇねぇ、舞子はゲームするの?」
「ゲームか・・・・最近はあまりやってないかな・・・。ヨウはゲーム好きなんだね。」
「うん、休みの日とかジャッパと一緒にやる事も多いから。」
「そうなんだ。・・・それにしても安心したよ。」
「舞子ちゃん、それってどういう?」
「今のユカにもこういう明るい友達がいてさ。昔のユカ、友達少なかったからさ。」
「そうなの⁉︎何か意外・・・。」
「ユカって、汗っかきでしょ。小学生の頃は男子にその事めちゃくちゃからかわれて・・・中には本当に臭いとか心無い事をいう様な人もいてさ・・・・かなり腹が立ったんだよね。」
「はぁ、何それ‼︎ジャッパってばこんなにいい匂いするのにさ‼︎」
「ふええぇぇ⁉︎バサちゃん⁉︎」
「クラスの女子にもそんな心無い事をいう人がいたから結構心配してたんだよね。・・・ユカ。」
「ふえ?」
「ヨウ、いい子じゃん。大切にしてあげてね。」
「も、勿論だよ。」
彼女達が仲良く話しているのをヒロキは遠目で見ていた。そこにクララがジト目で睨んでくる。
「ヒロキ〜、ストーカーデスカ〜。」
「違うよ、何故あの宇宙人達が彼女を狙ったのか気になって。」
ヒロキの答えにクララは表情を柔らかくして腕を組みながら考えていた。
「確かに・・・何故彼女は狙われていたのか気になりマスネ。」
「この間の藍さんの様な霊能力者には見えないし・・・・、彼女を利用して怪獣を蘇らせるとかは出来ないと思うけど・・・。」
「彼女を狙う宇宙人が現れたら聞き出せばいいだけデス!頑張りまショウ、ヒロキ‼︎」
「うん!」
「そういえば、マガジャッパちゃんとは何処までいったんデスカ〜。ワタシ、少し気になりマース。」
「へっ、何のこと?少し遊びに行っただけだよ。」
クララがヒロキにユカとの関係を問い詰める中、ユカ達は途中でクレープ屋を見つけて、そこに立ち寄っていた。そんな中、舞子が鞄から青い小瓶を落としてしまう。地面に落ちる前にヨウがそれをキャッチした。
「あっ、しまった⁉︎」
「危ない‼︎」
「ありがとう、ヨウ。」
「どういたしまして。」
やがて、公園のベンチに腰を掛けた3人はクレープを食べながら談笑し始める。そこでヨウがさっきの小瓶の事を聞く。
「ねぇ、さっきの小瓶って何なの?化粧水が入ってるとか?」
「ああ、これ?」
舞子は先程の小瓶を取り出す。ユカも不思議そうにそれを見つめていた。彼女と付き合うの長いユカにとっても初めて見るものらしい。舞子はそれを見ながら話し始めた。
「私の家に代々伝わるお守りなんだ。お婆ちゃんから託されたんだよ。」
「へー。」
「お婆ちゃんやお母さんはこう言ってたよ。『幸運のタリスマン』ってさ。」
「幸運の・・・・タリスマンか。」
「けど、今日は災難だったんじゃないが?宇宙人に襲われてさ。」
ヨウの言葉に舞子は首を振って否定する。
「そんな事ないよ。確かに今日は宇宙人に襲われるというトラブルもあったけどさ・・・久しぶりにユカに会えて・・・ユカの親友となったヨウにも会えた。久しぶりに親友に再会できただけでなく、新しい友達にも出会えたんだから。だから、今日もいい事があったと思う。」
「舞子ちゃん・・・・。」
「・・・何か・・・ありがとな・・・。」
彼女の言葉に嬉しそうな表情を浮かべるユカとヨウ。3人の穏やかな時間はこのまま進むと思っていた。しかし、後ろから近づいてくる影がいた。ヨウはそれを察知して舞子を遠ざける。
「危ない‼︎」
「キャッ⁉︎」
ヨウの咄嗟の判断で後ろから飛びかかってきた影を回避した3人。彼女達が振り返るとそこには3人の男がいた。その内、1人は顔が完全に人間ではなかった。先程、舞子を襲った青い顔に刺が生えた異形『ヒュプナス』と同じ顔だった事からユカとヨウは先程の宇宙人達と同じだと判断した。
「くそっ、邪魔しやがって‼︎」
「こいつら、さっきの‼︎」
「どうして舞子ちゃんを狙うの⁉︎」
「そいつが守り人の末裔だからだ‼︎」
「守り人⁉︎一体何の事⁉︎」
舞子の疑問に応える事なく宇宙人達は舞子に飛びかかる。ユカとヨウはソウルライザーを取り出して怪獣娘に変身する。
「「ソウルライド‼︎」」
「『マガバッサー』‼︎」
「『マガジャッパ』‼︎」
「こいつら、さっきの怪獣娘か‼︎」
「くそっ、ならば力づくだ‼︎」
マガバッサーとマガジャッパは宇宙人と格闘戦を始める。マガジャッパがヒュプナスの蹴りを腕で弾き、水流で吹き飛ばす。マガバッサーがサングラスを掛けた2人の男に飛び蹴りを仕掛けたところでマガジャッパが舞子に逃げる様言い放つ。
「舞子ちゃん、今のうちに‼︎」
「うん‼︎」
舞子は走り出すもそれを狙う影がいた。虫の様な顔をした異形のスナイパーが彼女を狙っていたのだ。その宇宙人がライフルの引き金に手を掛けた時、キングジョーが頭から光線を放ち、スナイパーを吹き飛ばす。
「ぐわあああああ⁉︎」
「させまセン‼︎」
スナイパーは体を回転させながら地面に倒れる。地面に倒れたスナイパーの腕を押させてヒロキが詰め寄った。
「お前らの目的は何だ‼︎」
「あの女は水獣の守り人の末裔・・・。奴のタリスマンを奪って我々、ヴィラン・ギルドの商売にするために・・・。」
「アナタ達、ヴィラン・ギルドだったのデスネ!詳しい話を聞かせてもらいマス‼︎」
「クララちゃん、僕は彼女達に奴らの狙いを伝えてくる‼︎」
「分かりまシタ。ヒロキ、気を付けてくだサイ。」
ヒロキは舞子のもとに向かう。キングジョーはヒロキに変わってスナイパーを務めた宇宙人を拘束した。
その頃、舞子はマガジャッパ達を撒いた追手から逃げていた。そこにマガバッサーが追いつき、追手に飛び蹴りを食らわす。
「させるかーーー‼︎」
「ぐはっ⁉︎」
「ヨウ‼︎」
マガバッサーが追手と戦う中にヒロキとマガジャッパが合流する。ヒロキは舞子とマガバッサーに奴らの狙いを伝える。
「マガバッサーさん‼︎マガジャッパさん‼︎舞子さん‼︎そいつらの狙いは舞子さんの持ってるタリスマンだ‼︎」
「タリスマン・・・・ってまさかあの‼︎」
「えっ⁉︎」
3人はそれぞれ驚いた反応をしていた。マガバッサーとマガジャッパはヒロキの方を向き、舞子は思わず小瓶が入った鞄を見る。その隙を突いて新たに現れた青い仮面の宇宙人が舞子の腕を掴む。
「さあ、タリスマンを寄越せ‼︎」
「ま、舞子さん‼︎」
「させない‼︎」
ユカが青い仮面の宇宙人『キール星人』に飛びつき投げ飛ばす。しかし、舞子は腕を振り払った時、鞄の中身をぶちまけてしまう。
「あっ‼︎」
「ヤバい‼︎」
舞子に続き、ヒロキとマガバッサーが鞄の中身に駆け寄る。しかし、ヒロキの行く手はヒュプナスによって阻まれる。
「地球人が‼︎我々の邪魔をするな‼︎」
「くっ、やるしかないか・・・‼︎」
ヒュプナスは刺又に似た武器を取り出してヒロキに襲いかかる。ヒロキが応戦する中、マガバッサーは鞄の中身にたどり着き、先程彼女から見せてもらった小瓶をはじめ、鞄の中身を回収し始める。すると先程のサングラスの男達が再び邪魔をする。マガバッサーは顔を歪めて応戦する。
「怪獣娘‼︎そいつを寄越せ‼︎」
「そう言われて渡せる訳ないだろ‼︎」
するとマガバッサーは翼を羽ばたかせて竜巻を起こす。その竜巻はあっという間に2人の男達を吹き飛ばしていった。マガジャッパと戦っていたキール星人はそれを見て手に持っていた銃を取り出した。
「あの青い怪獣娘‼︎これでも食らえ‼︎」
「バサちゃん、危ない‼︎」
マガジャッパは手から泡を放ち銃から放たれた光線を包んでマガバッサーを守る。しかし、1発目、2発目から守り損ねたため、マガバッサーは被弾してしまった。
「ぐあっ⁉︎」
「バサちゃん‼︎」
攻撃を食らったマガバッサーは思わず顔を歪める。また、その衝撃でその手から小瓶を離してしまった。
「ヤバい‼︎」
「食らえ‼︎」
マガジャッパに至近距離で銃撃するキール星人。マガジャッパはそれを食らって後退する。そして再びキール星人がマガバッサーを銃撃する。
マガバッサーは間一髪で小瓶を掴むも2度目の銃撃を腕に受け、小瓶を再び手放してしまう。そして、2発目の銃撃が小瓶に直撃した。
「しまった‼︎」
「ヤバッ‼︎」
「あっ・・・って、何でそっちまで⁉︎」
それを見てキール星人もやっちまったみたいな声を上げる事に疑問を浮かべるマガジャッパ。すると割れた小瓶の中から黄色い粒子と青い粒子が飛んでいった。
「今のは何?」
それらは近くにあった池の水を取り込んでいく。そして、巨大な何かが姿を現した。
その頃、ヒロキはヒュプナスの刺又を抑えつけ、奴の体にパンチを打ち込む。すると公園の池の上に黄色い粒子と青い粒子が降りてくるのを見る。
「何だ?」
「あれは・・・まさか・・・。」
そして粒子は池の水を取り込み、巨大な怪獣の姿になった。その怪獣は全体的に黄色い色だが、体の所々が青みがかっていた。その顔にはタツノオトシゴのような細長い鼻につぶらな瞳、そしてトサカがあり、背中には大きな背鰭が付いていた。その姿を見たヒロキ、舞子、マガバッサー、マガジャッパの4人は思わず呟いた。
「次から次へと何なんだよ!?」
「嘘・・・怪獣・・・!?」
「マジかよ・・・・しかもあの怪獣って・・・!!」
「わたしの元の怪獣の・・・・マガジャッパ⁉︎けど・・・何か色が違う様な・・・。」
ヒロキ達の目の前に現れた水ノ魔王獣『マガジャッパ』の原種でもある水異怪獣『マジャッパ』は復活の雄叫びを上げた。
「グワッグワアアアアアアア‼︎」
スピンオフをやる場合、最初の中身は決まっています。
怪獣娘タイガの方はヒロキの祖父の人生を描いた『Memory Of Grandfather Message For Taro』。
怪獣娘Zの方はハルキとミコの学生生活を描いた『学校の彼ら!』。
両方で考えているのが怪獣娘がウルトラマンと怪獣の戦いをひたすら実況するだけの『実況:怪獣娘によるウルトラファイト‼︎』。
これは怪獣娘タイガ、怪獣娘Zのウルトラマンの戦いを映像で見直した怪獣娘達がその戦いをひたすらに実況していくウルトラマンとウルトラセブンの戦いに実況が加わった初期のウルトラファイトっぽい話にしようと思います。
ただ、あくまで予定なので本当にやるかは分かりません。仮にやるとしてもかなり後になる可能性が高いです。