怪獣娘タイガ ~トライスクワッド参上計画~   作:特撮恐竜

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多分、今まで書かれたウルトラマンの二次創作の中で1番強いダロンを書いたと思います。
というよりここまでがっつりダロンに出番があるウルトラマンの二次創作を書いた人っているんでしょうか。
もしあったら教えていただけないでしょうか?

それと電王牙さんの意見を参考にしました。電王牙さん、ありがとうございます。

吸血怪獣『ギマイラ』登場


星の魔法が消えた午後(後編)

海から出現した怪獣『ダロン』を見てオショロは驚いた顔をしていた。

 

「あ、あれ⁉︎俺の怪獣じゃない‼︎」

「はっ⁉︎どういう意味だ‼︎」

「俺が買った怪獣はあんな蛸みたいな奴じゃない‼︎もっと凶暴な奴だ‼︎」

 

オショロの言葉を聞いたヒロキは目の前の男がどんな怪獣を買ったのか気になり始めた。

その一方で陸に完全に上陸したダロンは触手でビルの上に設置された貯水缶を叩き落とす。ホーも貯水缶を撃ち落とす準備をする。オショロとヒロキは腕で頭を覆うも麻璃亜が呪文を唱えて貯水缶を打ち消した。

 

「麻璃亜さん‼︎」

「ソリア‼︎」

 

彼女の呪文で助かったヒロキは一息ついていた。しかし、思い出したかのようにオショロが後ろにいるヒロキを見るとヒロキに肘打ちをする。まともに喰らったヒロキは思わずよろけり、それをホーが支えた。

 

「ぐっ⁉︎」

「ヒロキさん‼︎」

「お嬢ちゃん、魔法は使えなくなったんじゃないのか⁉︎」

「い、今のは必死だったから」

「アンタを必死にさせれば魔法が使えるって事か‼︎ならば」

「させません‼︎」

 

動こうとしたオショロにホーが光線を放つ。オショロはホーの光線に吹っ飛んでいくと麻璃亜の方を見た。

 

「お嬢ちゃん‼︎俺は諦めないからな‼︎」

 

捨て台詞を残してオショロはその場から消えていく。ヒロキとホーが麻璃亜に駆け寄った。

 

「大丈夫ですか⁉︎」

「は、はい‼︎」

「ホー、麻璃亜さんを連れてここから逃げろ‼︎」

 

ヒロキの言葉に頷くとホーは麻璃亜を連れてその場を去る。ヒロキは目の前で触手を振り回しながら暴れるダロンを見据えると右腕にタイガスパークを出現させる。

 

〈カモン!〉

 

「光の勇者、タイガ!!」

『はあーっ!ふっ!』

「バディィィゴーーーー!!!」

 

〈ウルトラマンタイガ!〉

 

 

 

 

 

 

 

その頃、キングジョー、2人のガッツ星人にアギラは霧の篭る町で倒れている人達を守りながら地面から襲いくる触手に立ち向かっていた。

 

「くっ、次から次へト・・・‼︎」

「これ、キリがないよ‼︎」

「これは地中にいる怪獣本体を叩くしかないわよ。」

「そんな事言ってもどうやって地面に潜っている怪獣を攻撃すれば・・・うっ‼︎」

 

途中でアギラは苦しそうな表情を浮かべながら頭を支える。ガッツ星人(ミコ)は思わずアギラに駆け寄った。

 

「アギ、大丈夫⁉︎」

「う、うん・・・何だか頭痛と目眩がしてきて・・・・。それに何だか意識もボーッとするような・・・・。」

 

明らかに体調に異常が生じているアギラ。ガッツ星人(マコ)はそれを見てこの霧の影響だと推測し、キングジョーは一気に勝負を畳み掛けようとする。

 

「まさか・・・この霧の影響⁉︎この霧が怪獣娘にも影響を及ぼすなら時間はかけていられないわね!」

「だったら一気に勝負を決めマース‼︎」

 

そう言ってキングジョーは意識を集中させる。しかし、彼女の身には何も起こらずその獣殻は黒いままだった。

 

「ア、アレ・・・どうしてあの姿ニ・・・。」

「おジョー、考えている時間は無いよ‼︎ここから一旦退却しよう‼︎」

 

アギラを抱えたガッツ星人(ミコ)の言葉で彼女達は霧が掛からないところまで脱出した。その視界には大きな蛸を思わせる怪獣と睨み合うウルトラマンタイガが見えた。

 

「あ、アレって最近新しく地球に現れたっていう‼︎」

「そう、ウルトラマンタイガ。今、地球を守ってくれているウルトラマンだよ‼︎」

「他にもタイタスもフーマという3人のウルトラマンがイマース‼︎」

 

タイガを指差すガッツ星人(マコ)に解説をするガッツ星人(ミコ)とキングジョー。彼女達が見てる中、タイガとダロンの戦いが始まった。

タイガは目の前の怪獣に向かって走り出した。ダロンに接近するとダロンの体にパンチを打ち込む。1発、2発、3発・・・と次々と拳をダロンに叩き込んでいく。

 

「ピギイイィィィィ‼︎」

 

ダロンもやられっぱなしというわけにはいかない。ダロンは触手を振り回してタイガを攻撃する。タイガは触手を避けるとダロンから距離を取り再びパンチを打ち込んだ。

 

「シェアッ‼︎」

 

ダロンはそれでも怯まずにタイガに向かっていく。ダロンはタイガに触手を振り下ろした。タイガはバク転して触手を避けるとヒロキに指示を出す。

 

『手強いな、ヘルベロスの力で奴を切り裂くぞ‼︎』

(分かった‼︎)

 

〈カモン!〉

 

ヒロキはタイガスパークのレバーを引いて左手の中指に意識を集中させた。そしてヘルベロスリングを具現化させタイガスパークに読み込ませる。

 

〈ヘルベロスリング、エンゲージ‼︎〉

 

タイガはヘルベロスの力を宿した斬撃光線をダロンに放った。

 

『ヘルスラッシュ‼︎』

 

しかし、思ったよりダロンの皮膚は頑丈だった。タイガのヘルスラッシュを触手を振り回して打ち落としたのだ。コレにはタイガとヒロキも驚きを隠せない。

 

『嘘だろ⁉︎なんて硬い奴なんだ‼︎』

(本当に蛸の怪獣⁉︎そうは思えないよ‼︎)

『ヒロキ、私が力を貸そう‼︎』

(分かった‼︎)

『頼んだぜ、タイタス‼︎』

 

〈カモン!〉

 

タイタスの声を聞いたヒロキは再びタイガスパークのレバーを引き、タイタスの顔が刻まれたキーホルダーを手に取る。

 

「力の賢者、タイタス!!」

『うおおおおおっ!ふんっ!』

「バディィィゴーーーー!!!」

 

〈ウルトラマンタイタス!〉

 

タイタスはダロンに向かって走り出した。そしてタイタスの剛腕の拳がダロンに命中する。

 

「ふん‼︎」

「ピギイイイイィィィィィ⁉︎」

 

タイタスの拳をまともに受けたダロンは悲鳴を上げながら後退する。タイタスは更に追い討ちをかけるように右腕を何度もダロンにぶつける。

 

『マッスル!マッスル‼︎スーパーマッスル‼︎』

「ピギイイイィィィィィ⁉︎」

 

ダロンは悲鳴を上げながら怯んで後ろに後退していく。その姿を見ながらタイタスはポーズを決めた後、再びダロンに向かっていく。

 

『パワー勝負なら負けない‼︎』

 

再びタイタスは拳をダロンに打ち込もうとする。その時、ダロンはタイタスの両腕と胴体に触手を巻き付けた。

 

『ぬうっ⁉︎』

 

タイタスは何とか触手から逃れようとするもダロンの力は思ったより強く中々振り切れずにいた。ダロンは触手の締め付ける力を強くしてタイタスの体力を削ろうとする。タイタスは必死に耐えるもダロンは電流を流してタイタスを弱らせる。

 

『ぐっ、くっ、うおおおお⁉︎』

 

ダロンはタイタスが弱った時、タイタスをそのまま海に引き摺り込んだ。タイタスはダロンと共に海の中に消えていく。

 

 

 

 

 

 

 

 

その頃、キングジョー達はホー、麻璃亜の2人と合流していた。その場にはピグモンもいる。

 

「霧がかかった地域の街の人達が意識を失って病院に運び込まれました。更にあの触手に何かを吸われたのか殆どの人達が昏睡状態となっています‼︎」

「先程現れたあの怪獣の仕業って事だよね・・・・。早く何とかしないと・・・。」

「ザンザンとノイノイがアギアギが斬った触手の一部と霧のサンプルを持ち帰ってくれましたから怪獣の特定は出来ると思います。後はどうしてこの事態になったのか解明しないと‼︎」

 

ピグモンの言葉を聞いていた麻璃亜が口を出してきた。

 

「怪獣娘の皆さん、聞いて欲しい事があるんです‼︎」

「麻璃亜さん⁉︎」

「さっきの・・・。」

「先程魔法がどうとか言っていましたけど・・・アレはどういう意味デスカ?」

 

キングジョーの言葉に麻璃亜は解説を始める。それは怪獣娘達にとっても未知の領域だった。

 

「どの星の生き物も多かれ少なかれ宇宙に満ちる魔法と共鳴しています。私も貴方も・・・夢を見る力、それ自体が魔法なんです!だから・・・本当は皆が魔法使い・・・。あの触手はそれを吸い取っているんです・・・。」

「夢を見る力・・・・そのものが・・・魔法・・・・。」

「つまりあの触手はあの怪獣の攻撃だったという事だね・・・。あの霧もその力を確実に奪うためにあの怪獣が起こしていた・・・。成る程、そう考えれば辻褄が合うね・・・。」

「じゃあ、あの怪獣を倒せば全て解決するって事?」

 

アギラが皆の後ろから声を上げる。ガッツ星人(ミコ)は思わず駆け寄った。

 

「アギ‼︎大丈夫なの⁉︎」

「うん、少しは楽になったから・・・。その怪獣は今は?」

「あの怪獣ならウルトラマンを海に引き摺り込んでいったわよ。」

「えっ・・・じゃあウルトラマンは・・・。」

「アギ、ウルトラマンなら大丈夫だよ‼︎信じよう、絶対に勝つって‼︎」

「ガッツ・・・うん‼︎」

 

タイタスが海に引き摺り込まれた事をガッツ星人(マコ)から伝えられたアギラは顔を青くするもガッツ星人(ミコ)の言葉に励まされる。その一方でキングジョーは神妙な顔をしていた。

 

「キンキン、どうしました?」

「いえ、本当にあのOctopusの怪獣の仕業なのかと思いましテ・・・何か過去のアーカイブで見た記憶がある気がするんデスヨネ・・・人々の意識を奪う霧を発生させる怪獣ヲ・・・・。」

 

 

 

 

 

その頃、タイタスは海の中でダロンの触手から逃れようともがいていた。しかし、ダロンは電流をタイタスに流してタイタスの戦力を奪っていく。しかも海の中でタイタスの体には余計に電気が全身に流れていたのだ。タイタスはダロンに海の奥まで引き摺り込まれていく。

 

『ぐおおおおお‼︎』

(ぐっ、このままじゃ本当にヤバい・・・‼︎何とかしないと‼︎)

 

ヒロキはダロンの触手から逃れる方法を考える。何か使えるものはないかと周りを見渡していた。そしてヒロキは崖を発見する。それを見たヒロキはタイタスに話す。

 

(タイタス、あの崖に向かって‼︎)

『分かった‼︎』

 

タイタスはダロンの顔に肘打ちをする。ダロンが肘打ちに怯んだため、動きの主導権を握る事に成功する。そしてダロンを背中にして崖に向かっていった。

 

(今だ‼︎)

 

タイタスはダロンもろとも崖に激突する。勢いよくダロンの体は崖にぶつかったため、その痛みに苦痛の声を上げる。

 

「ピギイイィィィィィ⁉︎」

『よし‼︎』

 

ダロンは痛みのあまりタイタスを縛り付けていた触手を解放してしまう。タイタスは今のうちに浮上する。後少しのところでダロンもタイタスに追い付きタイタスの足に触手を巻き付けた。

 

『ぐっ⁉︎』

 

そのまま巻き付く力を強くしてタイタスの足を締め付けるダロン。ダロンは再びそのまま海の奥までタイタスを引き摺り込もうとした。その時、タイタスの強力な蹴りがダロンの脳天に命中する。力強いタイタスの蹴りを脳天にまともに受けたダロンはタイタスの足から離れていく。

 

「ふん‼︎」

「ピギイイイィィィィ⁉︎」

 

その隙にタイタスは海から完全に浮上した。空中に浮かぶタイタスは海を見る。するとダロンが海から顔を出してきた。

 

『今だ、ヒロキ‼︎』

『うん‼︎』

 

ヒロキはタイガスパークのレバーを引いて意識を左腕に集中させる。

 

〈カモン!〉

 

ヒロキはジードレットを具現化させ、タイガスパークに読み込ませる。

 

〈ジードレッド、コネクトオン‼︎〉

 

タイタスはジードの闇の力で強化された破壊光弾を海から顔を出すダロンに叩き込んだ。

 

『(レッキングバスター‼︎)』

 

闇の力を秘めた破壊光弾をまともに浴びたダロンはそのまま海に沈んでいった。タイタスは怪獣が完全に倒された事を確認するとそのまま空に飛んでいった。

 

 

 

 

 

 

 

「漸くあの怪獣が倒されて一件落着といったところだね。」

「それにしても人々の夢見る力を奪う怪獣か・・・。」

「私の場合はノイズラーさん達と一緒にメジャーなバンドになりたいという夢があったから狙われたんですね・・・。」

「大丈夫だよ、怪獣は倒されたんだからもうホーが狙われる事はないよ。」

 

アギラ、ガッツ星人(ミコ)、ホーが談笑する中、ピグモンのソウルライザーに電話がかかってきた。相手はエレキングからだ。

 

「ピグモン、電話鳴ってマスヨ。」

「御免なさい、出ますね・・・はい、こちらピグモン。」

『ピグモン、悪い知らせよ。この事件は終わっていないわ。』

「エレエレ、事件は終わって無いってどういう事ですか⁉︎」

「「「「⁉︎」」」」

 

 

 

 

 

その頃、ヒロキは足を引きずりながら歩いていた。どうやらダロンに足を締め付けられたダメージが残ってしまったらしい。

 

「はぁ・・・まさか怪獣に海に引き摺り込まれるとは・・・・・。」

『ヒロキ、お疲れさん‼︎』

「ああ、フーマ、お疲れ・・・。」

 

ヒロキを労るフーマの横でタイガが考え事をしていた。タイタスはタイガに話しかける。

 

『どうした、タイガ?』

『ああ、さっきの怪獣・・・何か見た事あるような気がしたんだよな・・・・どこでだったかな・・・・・。』

 

その時、ヒロキのソウルライザーに電話がかかる。相手はウインダムだった。

 

「ウインダムさん?・・・・もしもし、どうしたの⁉︎」

『大変です、ヒロキさん‼︎この事件はまだ終わっていません‼︎』

「えっ、それってどういう⁉︎」

 

 

 

 

 

 

その頃、ピグモンはエレキングからの電話を聞いていた。その横でキングジョー、アギラ、2人のガッツ星人にホーは驚いた表情でその電話を聞く。

 

『あの触手のDNAと一致する怪獣を調べていたら過去に出現したある怪獣と一致したわ。その怪獣は先程現れた怪獣とは別の怪獣よ。』

「何ですって⁉︎」

「その怪獣は霧を発生させる事が出来る。しかもその霧は・・・」

 

 

 

 

「宇宙のカオスで出来た霧⁉︎」

『はい、あの霧は吸い込んだ人間の思考能力を低下させてしまう恐ろしい霧です‼︎』

 

ヒロキとウインダムの電話を聞いたタイガは抱いていた違和感がはっきりと分かったのか大声で叫ぶ。

 

『宇宙のカオスで出来た霧に・・・・あのタコ怪獣・・・・思い出した‼︎あの怪獣はダロンだ‼︎』

『ダロン?そいつはどんな怪獣だ?』

『地球の蛸が怪獣になった奴だ‼︎確か・・・ダロンは・・・。』

『先程現れた怪獣ダロンはかつて潮風島に現れたある怪獣によって蛸が怪獣になった姿です‼︎つまりこの事件の裏には・・・』

 

 

 

 

 

 

 

その頃、キングジョー達の後ろからさっきの触手が襲いかかってきた。ホーを狙ったそれはキングジョーが掴んでビームを撃つ。その触手はビームを受けると下がっていった。しかし、それと同時に無数の触手が飛び出してくる。そして怪獣娘達の目の前で地面から何かが土煙を上げて飛び出してくる。それは全身が鋭く青黒い刺で覆われ、額には白く鋭く長い角が生えた怪獣が現れた。その怪獣の名は吸血怪獣『ギマイラ』。この事件の本当の原因を起こした怪獣だ。

 

「クワアアアアアアアァァァァァァ‼︎」

『あ、アレは確か、』

『『吸血怪獣『ギマイラ』‼︎』』

 

タイガとウインダムの言葉にヒロキは思わず祖父の手帳を見る。それを見て顔を青ざめたヒロキはタイガスパークを出現させる。

 

「ウインダムさん、御免、また後で‼︎」

『えっ、ちょっとヒロキさん⁉︎』

〈カモン!〉

 

ヒロキはウルトラマンタイガに変身してギマイラに向かって構える。タイガとギマイラはそのままお互い睨み合った。




次回予告(CV:ウルトラマンタイガ)
『宇宙に満ちるエネルギーを吸い取る吸血怪獣『ギマイラ』。その影響で俺達は変身する力を封じられてしまった。だがここで諦める訳にはいかない。力は消えない、そう信じればそれが現実になるんだ‼︎次回‼︎

怪獣娘タイガ ~トライスクワッド参上計画~


それでも宇宙は夢を見る


まだ最後なんかじゃない!ヒロキ、行くぞ‼︎』
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