怪獣娘タイガ ~トライスクワッド参上計画~   作:特撮恐竜

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今後のTVでギマイラは見る機会が増えてもあの怪獣は見る事はないだろうと思い登場させました。
それではどうぞ。

人間怪獣『ラブラス』登場


それでも宇宙は夢を見る(中編)

「クワアアアアアァァァァァァ‼︎」

 

ギマイラは吠えた後、口から宇宙のカオスで出来た霧を吐く。それを建物に勢いよく吹きかけるとその建物が火を上げて破壊されていく。実はギマイラが口から吐く霧は建物も破壊する事が出来るのである。その霧の効果で街が破壊されていく。

逃げ惑う人々を見てヒロキとキングジョーは麻璃亜を連れてその場から走り出す。

 

「麻璃亜さん、こっちだ‼︎」

「急ぎまショウ‼︎」

 

3人は使われなくなった倉庫の前に来るとキングジョーがソウルライザーでGIRLSに連絡する。

 

「ピグモン、ギマイラが再び活動を開始しまシタ‼︎」

『こちらでも確認しています‼︎私達は市民の避難を優先します‼︎そちらも急いで市民の避難を‼︎』

「了解デス‼︎」

 

キングジョーがピグモンに電話をしている最中、ヒロキは彼女達から離れてタイガスパークを出現させようとする。しかし、何も起こらなかった。驚いたヒロキはタイガに思わず聞く。

 

「タイガ、タイガスパークが出ないんだけど‼︎」

『この辺りから魔法が消えた影響かもな。』

「それって変身できないって事⁉︎どうすればいいの⁉︎」

『さあな・・・。』

「ヒロキ、どうしたんデスカ?」

「えっ、いや・・・何でもないよ、クララちゃん。」

 

後ろからピグモンとの通信を終えたキングジョーの問いに誤魔化すヒロキ。その場に麻璃亜が話しかけてきた。

 

「ヒロキさん、キングジョーさん‼︎」

「「麻璃亜さん‼︎」」

「魔法は消えない、消えたと思ってもそれはいつだってここにある!消されても奪われてもいつだってここにある‼︎世界に満ちる・・・・それが魔法なんだって‼︎」

『光あれと望めば・・・・闇に光が生まれたと同じって事か‼︎』

 

麻璃亜の言葉を聞いたタイガの言葉でヒロキは右腕を見ながら話す。

 

「力は消えない・・・・そう信じれば・・・それが現実になる‼︎」

「出来ない事なんてない‼︎そう信じれば全てが可能な筈‼︎」

「そう・・・信じれば・・・・全てが・・・可能に・・・・。」

 

麻璃亜の言葉を聞いたキングジョーは下を向きながらその言葉を思わず復唱していた。決意を露わにしたマリアは上に杖を掲げて意識を集中させる。すると何処からともなく麻璃亜目掛けて銃撃が飛んできた。

 

「危ない‼︎」

 

思わずヒロキは麻璃亜を伏せさせる。銃撃のした方に目を向けるとそこにはオショロがいた。どうやら目を覚ましたようだ。オショロはヒロキ達を睨みながら銃を向ける。

 

「計画の途中でウロチョロしてんじゃねぇよ‼︎」

 

オショロはそのまま3人を銃撃する。ヒロキと麻璃亜は柱に身を隠し、キングジョーが盾になってオショロの銃撃からヒロキ達を守る。

 

「どけ‼︎キングジョーの怪獣娘‼︎お前には用はねぇんだよ‼︎」

「アナタに無くともこっちにはありマス‼︎ギマイラなんて危険な怪獣を持ち込んで・・・絶対にアナタの好きにはさせマセン‼︎」

「煩え‼︎これでも喰らいやがれ‼︎」

 

そう言ってオショロは閃光弾を放つ。その光をまともに見たキングジョーは思わず目を閉じてしまう。そして彼女が再び目を開けると閃光弾の影響で目が霞んでしまっていた。

 

「くっ⁉︎」

「クララちゃん‼︎」

「人の心配してる場合かよ‼︎」

 

キングジョーの邪魔が入らなくなったオショロは再びヒロキと麻璃亜を銃撃する。銃を乱射するオショロは麻璃亜に言い放った。

 

「必死になれば魔法が使えるんだよな‼︎さぁ、必死になれ‼︎ギマイラと一緒に魔法を奪い尽くすんだ‼︎奪った魔法がギマイラの力になる‼︎そう説明書に書いてあったんだ‼︎そうすればお前はあのプレッシャーさえも超える力を持つ宇宙最強の魔法使いになれるんだ‼︎悪い話じゃないだろうが‼︎」

 

麻璃亜はオショロに魔法の杖を向ける。すると杖がピンクに光り始める。それを見てオショロは歓喜の声を上げた。

 

「ほら見ろ‼︎必死になれば使えんじゃん‼︎」

 

そのまま麻璃亜は光をオショロに放った。しかし、オショロはその光を避ける。

 

「俺の夢も現実にしろ‼︎」

 

オショロは再び銃撃するも麻璃亜は魔法で銃撃を受け流し、上に魔法の杖を掲げて呪文を唱える。

 

「アナスタン‼︎ヒロキくん、ウルトラマン、今よ‼︎今ならウルトラマンに変身できる筈‼︎」

 

麻璃亜の声を聞いたヒロキは思わず右腕に意識を集中させる。するとタイガスパークが出現した。光り輝くタイガスパークを見てヒロキは麻璃亜にお礼を言う。その一方でオショロは本能的にマズイと察したのかその場から離れようとする。

 

「あっ・・・ヤバ・・・。」

「タイガスパークが!ありがとう、麻璃亜さん‼︎」

『よっしゃ、行くぜ‼︎ヒロキ‼︎』

 

タイガの言葉を聞いたヒロキはタイガスパークのレバーを引いた。

 

〈カモン!〉

 

「光の勇者、タイガ!!」

『はあーっ!ふっ!』

「バディィィゴーーーー!!!」

 

〈ウルトラマンタイガ!〉

 

ウルトラマンタイガがギマイラに向かって飛んで行く。その姿を霧崎は見送っていた。彼はタイガが飛び去った後を体を反らせながら呟いた

 

「シェアッ‼︎」

「タロウの息子よ。魔法は両刃の剣。頼れば頼るほど闇に呑まれ光の魔法はいつしか黒魔術に変わる・・。」

 

タイガは街を破壊するギマイラの上で体を捻って一回転し、ギマイラの頭に蹴りを入れる。ギマイラは頭の衝撃に倒れる。

 

「クワアアアァァァァァァ⁉︎」

「シェアッ‼︎」

 

タイガは着地してギマイラに向かって構える。ギマイラはタイガを認識すると再びタイガに向かっていった。タイガもそのままギマイラに向かっていき、ギマイラに飛び蹴りを打ち込んだ。少し下がったギマイラに接近したタイガはギマイラの腹に5発程連続でパンチを打ち込んだ。ギマイラも腕を振り回して応戦する。タイガはギマイラの腕を受け止めるもギマイラは頭の角でタイガを攻撃する。何とか頭を押さえつけて角の動きを逸らしたタイガは再びギマイラにパンチを打ち込んだ。

 

 

 

 

 

 

 

「わたしも行かなきゃ‼︎キングジョーさん、大丈夫ですか⁉︎」

「エエ、はっきりと見えるようになりマシタネ・・・。」

 

麻璃亜はキングジョーに駆け寄って彼女を介抱する。キングジョーはオショロの閃光弾にやられたダメージが回復してきたようだ。キングジョーはふらつきながらも足を進み始める。麻璃亜もキングジョーと共にタイガの元に行こうとする。そこに再び邪魔者が現れた。

 

「おい‼︎何処へ行こうとしてんだよ‼︎」

「アナタ・・・まだいたの⁉︎」

「あったり前だろうが‼︎もう俺の計画は滅茶苦茶だ‼︎こうなったらお前だけでもぶっ殺してやる‼︎」

 

ヤケクソになったのかオショロは手に持った銃を乱射し始める。キングジョーは咄嗟に受け止めた。

 

「嘘だろ・・・どんだけ堅いんだよ・・・この怪獣娘は・・・。」

「乙女のガードは固いんデス‼︎」

 

キングジョーはそう言って意識を集中させる。意識を集中させながら麻璃亜にお礼を言う。

 

「麻璃亜さん、ありがとうございマス‼︎先程の『出来ない事なんて無い。そう信じれば全てが可能なら筈‼︎』・・・あの言葉がワタシに勇気をくれマシタ‼︎」

「えっ⁉︎わたしの言葉が⁉︎」

「ハイ‼︎」

 

実はキングジョーは赤い獣殻に右腕に槍を身につけた姿にこれまで何度も変身しようとしていた。しかし、それは今まで出来なかったのた。キングジョーの脳裏に自身が暴走した後、自身の新たな力を制御する訓練を思い出す。ピグモン達はキングジョー自身に宿った新たなる力の内、黒い姿を『ブラックスタイル』、赤い姿を『スカーレットスタイル』と名付けることにした。

 

『それではキンキン。キンキンの新しい力をもう一度見せてくれませんか?』

『新たな姿になった事で新たな可能性と同時に新たな危険性も生まれたわ。その事を計測するためにここで見せてもらうわよ。』

『ハイ‼︎準備はOKデース‼︎』

 

その訓練の中、1番心配な顔をしていたのはヒロキだ。ヒロキは今回の訓練で彼女の心の傷が更に深くなるのではないかと思っていたのだ。そんなヒロキの前でキングジョーは意識を集中させる。すると彼女の獣殻は黒く染まり右腕にはランチャーが装備された。

 

『ひとまず第1段階は成功です‼︎キンキンは暴走する事なくブラックスタイルになれました‼︎』

『やったデス!ヒロキ‼︎見て下サーイ‼︎ワタシ、意識がちゃんとありマース‼︎』

『分かった‼︎分かったから抱きつかないで‼︎』

『オホン‼︎それではスカーレットスタイルへの変身をお願いします‼︎』

 

彼女がかなり密着しながら抱きついてきたためキングジョーの豊満な胸の感触をダイレクトに感じてしまい、顔を赤くしながら離れるように促すヒロキ。ピグモンもそんなヒロキの心の声を感じたのか咳払いしながら次に進むよう促す。再びキングジョーは意識を集中させる。しかし、意識を集中させて3分間何の反応も起こらなかった。

 

『変身出来ないね・・・。』

『大丈夫デース‼︎一度は変身出来たんデス‼︎これから変身できるようになれば』

『キンキン、もう1度やりますか?』

『勿論デース。何度も挑戦させて下サーイ‼︎』

 

その後も何度も挑戦するもキングジョーに異変は起こらなかった。それどころか10回目の挑戦で彼女の変身が解除されてしまう。

 

『あ、アレ・・・どうして・・・ワタシ・・・。』

『・・・・キンキン、恐らくですがキンキンは赤い『スカーレットスタイル』に変身した時に暴走してゴモゴモを手に掛けてしまいそうになった事でスカーレットスタイルになる事が怖くなってしまったのではないですか?』

『な・・・何言ってるんデスカ・・・。ワタシが・・・・』

『キンキン・・・声がふるえていますよ。』

 

ピグモンに可能性を指摘されるとクララは声がかなり震えていた。自分自身の力を怖がっていた証だ。

 

『やはりあの力の事、怖がっていたのですね・・・。時々、訓練の時にソウルライドするのを躊躇う様子がありましたから予感はしていましたが。』

『I'm sorry・・・。隠してて御免なサイ・・・。ワタシ・・・自分が怪獣娘だと知った時以上に・・・今回の事、怖くなってしまったようデス・・・。』

『でも、普通にソウルライドするのはできるんだからそれだけで十分じゃないの?少なくともシャドウやシャドウビースト相手なら・・・。』

『確かに今まではそうだったかもしれません・・・。けど、本物の怪獣や宇宙人といったシャドウ以上の脅威が既に何度も現れて事件が起きています。』

『この事態を収拾するためには私達怪獣娘も強くならなければならないわ。まして敵にもウルトラマンがいるくらいの状況よ。少しでも戦力を整えなければこの先どうなるか分からないわ。』

 

ピグモンとエレキングの言葉でヒロキはある程度納得したようだ。ピグモンはクララに向き合って言葉を発した。

 

『キンキン。キンキンにはやはり心を落ち着かせる時間が必要です。少しずつでいいでさからスカーレットに変身出来るようになりましょう。私達も協力しますから‼︎』

『・・・・ハイ・・・・。』

 

その後、彼女は何度も訓練を受けて今までのキングジョーの姿とブラックスタイルには変身出来る自信がついた。しかし、スカーレットスタイルの方だけはどうしても変身出来なかったのだ。しかし、麻璃亜の言葉で決心がついたようだ。

 

「出来ない事なんてありまセン‼︎ワタシもそう信じマス‼︎」

「何をゴチャゴチャと‼︎食らいやがれ‼︎」

 

オショロが銃の引き金を引く。キングジョーは意識を集中させる。すると彼女の獣殻は赤く染まり右腕には槍が装備されたスカーレットスタイルになった。彼女は右腕の槍でオショロの銃弾を弾く。

 

「赤くなった⁉︎」

「やりましたね、キングジョーさん‼︎」

「や・・・やりまシタ‼︎ワタシ、スカーレットスタイルになれマス‼︎自分の意思で変身出来マス‼︎」

 

キングジョーは目の前のオショロに向かって構える。オショロは怖気付きながらキングジョーを銃撃する。しかし、彼の撃った弾をキングジョーはあっさりかわす。それも今までの彼女では考えられない速さで。あっという間にキングジョーはオショロの背後に回り込む。

 

「なっ⁉︎いつの間に‼︎」

「ワタシがこんなに速く動けるなんて・・・どうやら今まで苦手だった動きの遅さも克服したようデスネ‼︎」

 

キングジョーは右腕の槍でオショロに斬りかかるもオショロは間一髪で避ける。再びオショロはキングジョーを銃撃するもその獣殻には傷一つつかない。どうやら硬さはそのまま機動力が大幅に上がったらしい。キングジョーは再びオショロに接近すると右腕の槍でオショロに一撃を決める。

 

「ぐあっ・・・。」

「峰打ちデス・・・アナタをGIRLSに連行シマス‼︎」

 

崩れ落ちるオショロを抱えたキングジョーの元に麻璃亜がやってくる。

 

「やりましたね‼︎キングジョーさん‼︎」

「ハイ、ワタシはPower UP出来マシタ‼︎スカーレットに変身出来ただけでなく苦手だった手加減も出来るようになりマシタ‼︎」

 

お互い笑い合うキングジョーと麻璃亜。しかし、力を振り絞ったオショロがキングジョーから離れる。

 

「あっ⁉︎」

「追いましょう‼︎」

「くそっ、ここまで来て捕まってたまるか‼︎」

 

全力でキングジョーと麻璃亜から逃げるオショロ。その方向ではギマイラがタイガに霧を吹きかけてダメージを与えていた。しかし、タイガは霧から脱出すると両手を合わせてハンドビームを撃つ。そのビームを受けてギマイラが後退する。

 

『ハンドビーム‼︎』

「クワアアアアァァァァァァ⁉︎」

「何やってんだ‼︎ギマイラ、しっかり戦いやがれ‼︎」

 

オショロはギマイラの前に立つとギマイラに言い放つ。しかし、戦いの最中に横綱を入れてきたオショロを鬱陶しく感じたギマイラは角にエネルギーを溜める。その行為に嫌な予感を感じたオショロは後退りしながら訴える。

 

「何をする気だ‼︎俺はお前の飼い主だぞ‼︎飼い主に逆らうのか‼︎」

 

ギマイラはオショロの言葉など知ったことかとオショロに角から怪光線を放つ。その光線はオショロに直撃した。

 

「ギャアアアアァァァァ‼︎」

「あの怪獣、一体何を⁉︎」

「今の光線・・・まさか・・・麻璃亜さん、ここを離れまショウ‼︎」

「えっ⁉︎」

 

キングジョーはその光景にここから離れるよう促す。麻璃亜はキングジョーの言葉を聞いて驚くも目の前のオショロの様子を見て彼女の意図を知った。

 

「ぐあああっ⁉︎苦しい・・・体が・・・熱い・・・ギマイラの野郎・・・俺に・・・何を・・・したんだ・・・。」

「一体何が起きてるんですか⁉︎」

「ギマイラの角から放たれる光線は生物を怪獣に出来る力がありマス‼︎それは人間であっても同じ効果デス‼︎」

「それではゼラン星人は⁉︎」

「うあああああああ‼︎」

 

オショロの体は大きく変化していき、巨大な怪獣に姿を変える。やがてオショロは左手に大きな鋏を構えた人間怪獣『ラブラス』に姿を変えた。

 

「グオオオオオオオォォォォォォ‼︎」




ゼラン星人が変身させられたのに『人間』怪獣でいいのかというツッコミは無しでお願いします。

それとトリガーが始まるまでにタイガの方も終わらせられないと確定しましたのでスピンオフの方も本格的に考えていきます。

よろしくお願いします。
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