宇宙大怪獣『アストロモンス』登場
「アナタ達、またあんな騒動を引き起こすつもりデスカ⁉︎そうはさせまセンヨ‼︎」
「は?あんな騒動・・・ってどういう事だ⁉︎」
「とぼけんな‼︎お前らが最近買った球根は何処に埋めたんだ‼︎」
「おい、何だ⁉︎何の話をしている⁉︎確かに3日前に皆で金を出し合って珍しい球根を買ったが・・・。」
遭遇していきなりキングジョー達とブラックスターズは揉め始めた。その横で頭を抱えるヒロキ。ヒロキはキングジョー達とブラック指令を落ち着かせるためにも冷静に話しかける。
「落ち着いてよ、このままじゃ両方ともまともな話が出来ないでしょ。貴方達がブラックスターズですよね。」
「え、ああ・・・そうだが?」
「前に貴方達はとある花屋で球根を買いませんでしたか?」
「ああ、確かに買ったぞ・・・。」
「その球根は実はチグリスフラワーと呼ばれる宇宙植物で・・・成長すると巨大な怪獣に変貌するんです。」
「へっ、チグリスフラワー?何だ、それは?」
ヒロキの言葉にブラック指令はピンと来ていない様子だ。チグリスフラワーの名を聞いた赤いマントを羽織った『ノーバ』の怪獣娘が黒と白のゴスロリ風の『ペガッサ星人』の怪獣娘に確認を取るよう言い放つ。
「おい、ソウルライザーでチグリスフラワーについて調べてみろ。本当に怪獣になるのならソウルライザーに記録がある筈だ。」
「は、はい‼︎分かりました‼︎」
ペガッサ星人はソウルライザーでチグリスフラワーについて調べ始める。チグリスフラワーについて記された情報が出たのかそれを読み上げるペガッサ星人。彼女は読むに連れて顔が青ざめていった。その横で白を基調とした褐色肌の『シルバーブルーメ』がそれを聞いて驚いていた。
「あ、ありました‼︎『チグリスフラワー』!砂漠で数百年に1度美しい花を咲かせるがその実態は宇宙から来た吸血植物であり・・・土の中から蔓を延ばして捕らえた獲物の血液を吸い取り・・・完全に成長すると宇宙大怪獣『アストロモンス』に変貌する!!!?」
「えええっ⁉︎あの球根が怪獣だったって事⁉︎」
「おい、まさかとは思うが・・・あれが本物のチグリスフラワーだとしてこの辺りに植えた筈なのに姿を消したって事は・・・。」
「そういえばこの辺りで野良猫などの小動物が姿を消したって噂があったぞ・・・。」
ブラック指令とノーバも完全に顔を青くしていた。自分達が埋めた球根がとんでもない代物であると勘づいたらしい。その時、地面が揺れ始める。そしてコンクリートの道路を破って鞭になった右腕と鎌になった左腕を備えお腹に大きな花を咲かせた宇宙大怪獣『アストロモンス』が姿を現した。
「ピギイイイイイィィィィ‼︎」
「ぎぃやあああああああ⁉︎本物の怪獣アストロモンスだぁぁぁぁ‼︎」
「最悪だ・・・。ピグモン、こちらレッドキング。残り1つを見つけたが既にアストロモンスに成長してた・・・。」
『こちらでも確認しました‼︎市民の皆さんの避難誘導をお願いします‼︎』
悲鳴を上げるブラック指令の前でレッドキングが苦い表情でピグモンに連絡を取る。その前ではシルバーブルーメとペガッサ星人が狼狽えていた。
「で、でも何であの花屋にチグリスフラワーの球根が売ってたの⁉︎」
「分かりません‼︎そんなのは私が知りたいです‼︎」
「知らなかったんだな・・・その花屋を経営していたのは宇宙人なんだよ。」
「「ええっ⁉︎」」
ヒロキの言葉に驚く2人。2人ともあの花屋が宇宙人の経営していたものとは知らなかったようだ。そんな会話など知った事ないとばかりにアストロモンスは暴れ回る。右手の鞭と左手の鎌を近くにあったビルに叩き付ける。たちまちビルはあっという間に崩壊していく。
「ピギイイイィィィ‼︎」
そしてアストロモンスはお腹に付いたチグリスフラワーから黄色い液体を発射する。それが降り注いだビル、車、道路はあっという間に溶けていった。アストロモンスは周りに溶解液を吐き続ける。怪獣娘達はその場から撤退しようとするも、シルバーブルーメが足を挫いて転んでしまう。
「きゃっ⁉︎」
「おい、アイツ転んだぞ‼︎」
「痛い・・・少しやっちゃったかも・・・。」
「ねぇ、アナタそこにいたらアストロモンスの溶解液が‼︎」
「シルバーさん‼︎逃げて下さい‼︎」
「「シルバーブルーメ‼︎」」
レッドキング、ガッツ星人、ペガッサ星人、ブラック指令、ノーバの言葉に振り向いたシルバーブルーメの先にはアストロモンスが自身目掛けて溶解液を吐き出そうとするところだった。シルバーブルーメはそれを見て思わず目を閉じる。
(えっ・・・私・・・こんなところで・・・死んじゃうの・・・。)
けどシルバーブルーメに溶解液がかかる事は無かった。何故ならヒロキがシルバーブルーメをお姫様抱っこして抱えながら走ってたからだ。
「えっ、君は・・・。」
「いいから‼︎しっかり捕まってて‼︎」
ヒロキはキングジョー達と離れてシルバーブルーメを抱えてアストロモンスの溶解液が降り注ぐ町から走って逃げる。やがて溶解液が来ないところまでやって来たヒロキはシルバーブルーメを下ろして問いかける。
「大丈夫?」
「う、うん・・・。でも、どうして私を助けてくれたの?私達があの怪獣を」
「君は何も知らずにチグリスフラワーを買っただけだろ?だったら君達の責任じゃない。チグリスフラワーの球根を売った宇宙人のせいだ。それに・・・。」
「?」
「怪我した女の子を放って自分だけ先に逃げるなんてカッコ悪いし、後で絶対に後悔する事になると思うんだ。君も・・・ううん、君達だってそんなに悪い人には見えないしね。」
ヒロキの言葉に思わず顔を赤くしてしまうシルバーブルーメ。ヒロキはシルバーブルーメの肩を掴み目線を合わせて告げる。
「ここで待ってて‼︎助けを呼んでくるから‼︎」
「う、うん、分かった・・・。あ・・・あのさ‼︎」
「?」
「・・・気を・・・つけて。」
「うん‼︎」
顔を赤くしながら気をつけるよう言ってきたシルバーブルーメにヒロキは笑顔でそう言って走っていく。シルバーブルーメの視界から完全に外れると目の前で暴れるアストロモンスを見据えてタイガスパークを出現させた。
「行くよ、タイガ‼︎」
『ああ‼︎』
ヒロキはタイガに呼び掛けるとタイガスパークのレバーを引く。
〈カモン!〉
「光の勇者、タイガ!!」
『はあーっ!ふっ!』
「バディィィゴーーーー!!!」
〈ウルトラマンタイガ!〉
ウルトラマンタイガは着地するとアストロモンスに向かって構える。アストロモンスはタイガを認識すると右腕の鞭を振るって襲いかかる。タイガは鞭を掴むと自身に引き寄せてアストロモンスにパンチを1発放つ。
「シェアッ‼︎シィアッ‼︎」
「ピギイイイイィィィ⁉︎」
タイガはその後もアストロモンスの腹に合計10発のパンチをお見舞いする。そして少し距離を離すとアストロモンスの腹に強力な前蹴りを放ってアストロモンスを怯ませた。
「シェアッ‼︎」
「ピギイイイィィィィ⁉︎」
アストロモンスは態勢を立て直すとタイガに向かって腹のチグリスフラワーから溶解液を放つ。タイガは横に逸れて溶解液を避けた後、アストロモンスに向かって走り出す。そしてアストロモンスに飛び蹴りを喰らわせた。
その頃、ブラック指令、ノーバ、ペガッサ星人がシルバーブルーメに駆け寄った。
「大丈夫ですか、シルバーさん?」
「う、うん・・・平気だよ。」
「良かった〜っ。シルバーブルーメが助かって〜。」
「無事で何よりだ。」
シルバーブルーメの無事を確認するブラックスターズ。その後ろではキングジョーのソウルライザーに電話が掛かっていた。相手はエレキングだ。
「エレキング、どうしマシタ?」
『大変な事が分かったわ、ある宇宙人が経営していた花屋は他に支店が1つあったの。そこでも宇宙植物が販売されててその中でチグリスフラワーを買った者が3名いる事が分かったわ。』
「他にも支店があったのデスカ⁉︎しかもチグリスフラワーも3つ買われたっテ・・・。」
「おい、まさか・・・。」
その時、地面が大きく揺れてコンクリートを突き破って3体のアストロモンスが現れた。新たに増えた怪獣に怪獣娘達だけでなくタイガも同様を隠せない。
「嘘・・・アストロモンスが更に増えた・・・。」
「4体の・・・アストロモンスだと⁉︎」
「かつてマンモスフラワーって言う巨大植物がいたらしいけど・・・それ以上にヤバいってコレ‼︎」
(嘘でしょ⁉︎またアストロモンスが出てきた⁉︎)
『くっ、コレは流石に不味いぜ・・・!怪獣の指輪を使って一気に終わらせる‼︎セグメゲルの指輪で奴らを焼き尽くすぞ‼︎』
ヒロキはタイガの言葉を聞くとタイガスパークのレバーを引いた。
〈カモン!〉
ヒロキは左中指に意識を集めてセグメゲルの指輪を出現させた。その指輪をタイガスパークに読み込ませる。
〈セグメゲルリング、エンゲージ‼︎〉
タイガの放ったセグメゲルの力を宿したセゲルフレイムは植物怪獣であるアストロモンスに炎と毒の大ダメージを与えた。1体のアストロモンスがセゲルフレイムを喰らって体がふらつき始める。タイガは必殺光線を撃とうとするも後ろからもう1体のアストロモンスが鞭をタイガに叩きつける。後ろからの衝撃に振り向いたタイガの視線には自分の首目掛けてアストロモンスの鎌が振り下ろされるところだった。
「ピギイイイイイイィィィィ‼︎」
『ぐっ・・・。』
アストロモンスの鎌にもがくタイガ。しかし後ろからもう1体のアストロモンスが鞭で襲いくる。アストロモンスの鞭が何度もタイガの体を痛めつける。ヒロキはこのままでは不利だと判断してタイタスに交代するようにタイガに促す。しかし、タイガはヒロキの言葉を拒んだ。
(このままじゃマズい‼︎タイガ、タイタスに交代しよう‼︎こいつらを押し返すにはタイタスしかない‼︎)
『要らねぇ‼︎こんな奴ら俺1人で十分だ‼︎』
再びアストロモンスの鞭がタイガに振り下ろされる。するとタイガはその鞭を掴んで自身の首を拘束しているアストロモンス目掛けて振り回す。巨大な体同士がぶつかり合い、地面に倒れるもう1体に押しつぶされながらアストロモンスが倒れる。倒れたアストロモンスの腹目掛けてタイガの右ストレートが放たれた。それは重なっていた2体のアストロモンスの腹ごと地面に突き刺さる。思いっきり腹をぶち抜かれたアストロモンスは悲鳴を上げた。
「「ピギイイイイイイイィィィィィ⁉︎」」
そして2体のアストロモンスの顔を殴りつけようとするタイガ。すると3体目のアストロモンスが同胞を守ろうというのかタイガの右腕を鞭で縛った。
タイガは右腕を振り回して今度は4体目のアストロモンスにぶつけた。アストロモンスの鞭が離れたところでタイガはジャンピングキックを放とうとするも4体目のアストロモンスが再びタイガを鞭で捕まえる。
『ぐっ・・・!』
『タイガ、無理をするな‼︎』
(タイガ、タイタスに変わろう‼︎)
『し・・・仕方ねぇな・・・。』
ヒロキの言葉にタイガは仕方ないと言った表情でタイタスと交代する決意をした。タイガの声を聞いたヒロキはタイガスパークのレバーを引いた。
〈カモン!〉
「力の賢者、タイタス!!」
『うおおおおおっ!ふんっ!』
「バディィィゴーーーー!!!」
〈ウルトラマンタイタス!〉
タイタスは右腕を縛るアストロモンスの鞭を引きちぎってその腹に剛力の拳を叩き込んだ。その一撃に目の前のアストロモンスは地面に勢いよく倒れる。そして腹を貫かれた2体のアストロモンスが起き上がって来た。その内の一体がタイタスに死に物狂いで迫るも手負いの怪獣相手に怯むタイタスではない。アストロモンスの横顔に拳を叩き込んであっという間に吹っ飛ばした。
「ふん‼︎」
「ピギイイィィィ⁉︎」
ヒロキはタイガスパークのレバーを引いて左手首に意識を集中させてジードレットを出現させる。
〈カモン!〉
ヒロキはジードレットを具現化させ、タイガスパークに読み込ませる。
〈ジードレット、コネクトオン‼︎〉
ヒロキはジードレットに宿るジードの力をタイガスパークに読み込ませる。そしてタイタスは闇の力を秘めた破壊光弾をアストロモンスに撃ち込んだ。
『(レッキングバスター‼︎)』
レッキングバスターを受けたアストロモンスは大爆発を起こした。タイタスの後ろにいたアストロモンスが溶解液をタイタスに浴びせる。
『ぐおおっ⁉︎』
『俺が奴をぶった斬る‼︎変われ‼︎』
(分かった、頼む‼︎)
ヒロキはフーマの声を聞いてタイガスパークのレバーを引いた。
〈カモン!〉
「風の覇者、フーマ!!」
『はあああっ、ふん!』
「バディィィゴーーーー!!!」
〈ウルトラマンフーマ!〉
フーマが後ろから溶解液を浴びせて来たアストロモンスの後ろに回り込む。そこからフーマは飛び回し蹴りを2度喰らわせる。それを受けたアストロモンスは回転しながら吹っ飛んだ。
「セイヤッ‼︎」
アストロモンスが起き上がったタイミングでフーマは目に見えぬ速さで飛び上がり、ムーンサルトキックを放つ。アストロモンスは頭の衝撃でふらつきながら後退する。
「ピギイイイイイィ‼︎」
ヒロキはタイガスパークのレバーを引いて、再び左手首に意識を集め、ビクトリーレットを出現させる。
〈カモン!〉
ヒロキはビクトリーレットに宿るビクトリーの力をタイガスパークに読み込ませた。
〈ビクトリーレット、コネクトオン‼︎〉
フーマはエネルギーをチャージしながらV字の切断光線をアストロモンスに向ける。
『(鋭星光波手裏剣!!)』
フーマから放たれた必殺の切断光線はアストロモンスを真っ二つに切り裂いた。鋭星光波手裏剣を受けたアストロモンスが大爆発を起こす。残るアストロモンスはあと2体だ。しかし、活動限界時間が来たのかカラータイマーが鳴り始める。
(マズイ‼︎時間が無い‼︎)
『最後は俺が決める‼︎』
タイガの声で再びタイガに交代したフーマ。目の前にいる2体のアストロモンスと睨み合うタイガ。そこに声を上げる者がいた。
「おーい‼︎ウルトラマン‼︎私を奴の目の前に出せ‼︎」
それはブラック指令だった。余りにも予想外の人物が飛び出して来た事にタイガは戸惑いを隠せない。そんなタイガを前にブラック指令は言葉を続ける。
「こんな事態になったのは私にも責任がある・・・。ウルトラマン、私は催眠術が使える!それであの2体を眠らせるからその隙に奴らを倒せ‼︎」
(タイガ・・・どうする?彼女の言葉信じていいと思う?)
『本当に出来るなら彼女に任せようぜ‼︎』
タイガは下にいるブラック指令を軽く握るとビルの屋上に彼女を下ろす。ブラック指令は目の前のアストロモンスに目を向けると胸の谷間から紐のついた5円玉を取り出す。
「おい、お前達こっちを向け‼︎お前達はだんだん眠くな〜る、お前達はだんだん眠くな〜る。」
すると振り子の動きによって2体のアストロモンスがフラフラし始めた。怪獣に効いた催眠術にヒロキは驚きを隠せない。
(嘘⁉︎本当に効いてるよ‼︎)
『チャンスだ!フォトンアースで纏めて倒すぜ‼︎』
ヒロキはタイガのキーホルダーが地球の力で変わった事を確認すると再びタイガスパークのレバーを引いた。
〈カモン!〉
〈アース!〉〈シャイン!〉
「輝きの力を手に!!」
「バディィィィィゴーーー!!」
〈ウルトラマンタイガ フォトンアース!〉
フォトンアースに変身したタイガは必殺光線の構えに入った。
『(オーラムストリウム‼︎)』
地球の力で強化されたタイガの必殺光線は2体のアストロモンスを纏めて消し飛ばした。父親が最初に地球で戦った怪獣が完全に倒されたと知るとタイガはブラック指令の方を向いた。
(ブラック指令も悪い人じゃなさそうだね。)
『ああ、そうだな、彼女のサポートのお陰で勝てたんだからな・・・。ありがとな、ブラック指令の怪獣娘。』
タイガがブラック指令の方に向くとブラック指令は何と眠っていた。実は彼女の催眠術は相手だけでなく自分にも効いてしまうのだ。ヒロキとタイガはこれに驚きながらも空に飛び立って行った。
(ってブラック指令さん、寝てるし‼︎)
『おいおい・・・自分まで眠ってどうすんだよ・・・。』
その後、ブラック指令の元にシルバーブルーメ、ノーバ、ペガッサ星人が駆けつけた。ノーバが右腕の触手でブラック指令を叩き起こす。
「起きろ。」
「ぶっ⁉︎・・・お前達、ウルトラマンは・・・怪獣は・・・一体どうなった⁉︎」
「さっすがブラックちゃん‼︎タイガとアストロモンスの戦いの目の前にいたのにどうなったのかが分からないなんて‼︎」
「ブラックさんが催眠術を使ったお陰でウルトラマンタイガさんは2体の怪獣を倒す事が出来ましたよ!」
「本当か‼︎・・・まぁ・・・私の手に掛かれば当然だな‼︎ナーッハッハッハハッハッ」
「楽しそうなところ悪いけど・・・。」
ブラックスターズの面子にキングジョー達が近付いた。真ん中に立っていたレッドキングは拳を鳴らしている。
「今回の件は本当に知らなかったとしても・・・。」
「前のGIRLS侵入の件と池袋のガタノゾーアの怪獣娘の件について詳しい話を聞かせてもらいマース‼︎」
「嫌でも着いてきてもらうぜ‼︎」
「なんか・・・デジャブを感じるけど・・・コレってヤバくない?」
「こうなったら仕方ない・・・戦略的撤退だー‼︎」
「あっコラ‼︎待ちやがれ‼︎」
「待てー‼︎また逃げるなー‼︎」
ブラックスターズとGIRLSの怪獣娘の追いかけっこが始まった。ヒロキは階段を下りながらその光景を見ながらトライスクワッドと話す。
「あーあー、追いかけられてるよ・・・。」
『まぁ・・・GIRLSの要注意人物らしいしな・・・。』
『それにしてもタイガ・・・どうしたんだ?今日はヤケに意地を張ったじゃないか?』
『あー、その・・・。』
『お前、親父が昔戦った怪獣だから無理に意地張っちまったんじゃねぇのか?』
『う・・・悪い・・・。』
『タイガ、前にこのトライスクワッドを結成した時誓っただろう・・・。共に進む場所は一つと。』
『無理に意地張んなよな。何つーか危なっかしいんだよ・・・。』
『悪い・・・。』
その会話を聞いていたヒロキは少し暗い表情になっていた。フーマとタイタスはそれに気付いたのか声を掛ける。
『おいヒロキ、どうしたんだ?』
『何か考えていたのか?』
「えっ・・・あー・・・うん・・・何でも無いよ・・・。」
ヒロキはトライスクワッドの面子の会話を横で聞きながら心の中で不安に思っている事が強くなりつつあった。
(僕はトライスクワッドの一員じゃないのかな・・・。)
次回予告(CV:ウルトラマンタイガ)
『ヒロキを拘束した謎の青年『イルト』。そして彼が追う惑星守護神『ギガデロス』。こいつは光線を受ける度に分身する厄介な敵だ。何とかして倒す手立ては無いのか!?次回‼︎
イラつかせやがって!ヒロキ、パワーアップだ‼︎』