それを覚悟で投稿しました。
惑星守護神『ギガデロス』登場
「機械に強いワタシにハッキングを仕掛けるとは上等デス‼︎」
「おお、キングジョーさんが燃えてます・・・。」
その頃、GIRLSではキングジョーがパソコンを操作してヒロキの行方を追っていた。幼馴染を何かに巻き込んだ存在がGIRLSにもハッキングを仕掛けてきた事で彼女の心が燃えてしまったらしい。そして彼女が暫くパソコンを操作するとヒロキの位置が絞り出せてきた。
「あと少し・・・あと少しでヒロキの位置を特定出来マス‼︎」
キングジョーが少し安堵の表情を見せる。その時、GIRLS東京支部内に突然警報が鳴り響いた。
『緊急事態です‼︎怪獣が出現しました‼︎怪獣が出現しました‼︎怪獣娘の皆さん、緊急の出動に備えてください‼︎』
「ええっ⁉︎こんな時に怪獣まで⁉︎」
「ヒロキが行方不明になったこのタイミングで怪獣が!?ヒロキの奴、本当に何に巻き込まれたんだよ⁉︎」
「皆さん、お待たせしまシタ‼︎ヒロキの位置を特定出来まシタ‼︎」
キングジョーの言葉にその場にいた皆がパソコンを覗き込む。キングジョーは立ち上がってピグモンに向かい合って言葉を放つ。
「ピグモン、ワタシはヒロキを探しにいきますので後はお願いシマス‼︎」
「分かりました‼︎」
「キングジョーさん、わたし達も連れてって下さい‼︎」
「ヒロキさんを助けたいんです‼︎」
キングジョーに対して声を上げたのはマガバッサーとマガジャッパだ。キングジョーは2人に自身と同じ想い人であるヒロキを助けたい気持ちに強く共感し、彼女達を見て頷いた。部屋を出ようとした彼女達を見てピグモンが忠告する。
「キンキン、バサバサ、ジャパジャパ、このタイミングでの怪獣の出現を考えるにヒロヒロはかなり危険な事に巻き込まれた可能性が高いです‼︎十分に気をつけて下さい‼︎」
「「「ハイ‼︎」」」
GIRLSでキングジョー達がヒロキの捜索に向かう少し前、霧崎は道の真ん中で社交ダンスを踊り続けていた。道を歩く人々は立ち止まり霧崎を迷惑そうに見ている。そこに2人の警官が駆けつけた。どうやら誰かが通報したようだ。
「アイツか‼︎」
「通報の通りですね‼︎白と黒のブラウスを着た男が道の真ん中で社交ダンスを踊って道を塞いでるって‼︎」
2人の警官は霧崎に近付いた。そして霧崎に注意するも霧崎は構わず社交ダンスを踊り続けている。
「スロークイックイッ・・・クスロークイックイ・・・。」
「君、ちょっと君、少しいいかな?通行の邪魔になってるって通報があってさ。」
「ほら、道塞いじゃってるでしょ‼︎」
「あっちに広い広場があるからそこでやってくれるかな?」
「クスロークイックイッ・・・クスロークイックイ・・・。」
「聞いてるのか⁉︎」
霧崎は途中で立ち止まった。そして道の真ん中に立つと傘を掲げて一言呟いた。
「ボン‼︎」
すると霧崎の声と同時に地面が揺れて何かが飛び出してきた。それは黒いボディにオレンジの発光体が付いており、右手に剣、左手の4本の指が銃口になっていた。キリンやガゼルを思わせる頭を持つその巨大なロボット怪獣こそイルトが探していた惑星守護神『ギガデロス』だった。突然の怪獣に警官の指示に従って人々が逃げ惑う。その中で霧崎はただ1人微動だにしていなかった。
「ようこそ・・・地球へ。」
「嘘でしょ・・・何でこんな時に怪獣が⁉︎」
「しかもあの怪獣、ロボットみたいじゃない⁉︎」
「いや、アレは完全にロボット怪獣だよ‼︎けどソウルライザーのデータには無い・・・。新型のロボット怪獣だね‼︎」
その頃、アギラ達は目の前でギガデロスが現れる様を目撃していた。目の前の怪獣を前にゴモラがソウルライザーで本部に連絡を入れる。
「ピグちゃん‼︎大変だよ‼︎こんな時に怪獣が‼︎」
『こちらでも確認しています‼︎ゴモゴモ、ガツガツ、ミクミクの3人は市民の避難誘導にあたって下さい‼︎ヒロヒロの位置が特定出来たのでキンキン達も向かっています‼︎アギアギとレッドンはキンキンと合流してヒロヒロの捜索に当たって下さい‼︎』
「分かった‼︎」
こうして彼女達は別れてミクラス、ガッツ星人、ゴモラの3人は街を破壊するギガデロスから逃げ惑う人々の元に向かった。アギラとレッドキングはソウルライザーでヒロキの位置のデータを受け取るとそのまま目的地に向かう。
その頃、ヒロキとイルトは大きな揺れを感じた。イルトはその揺れの原因が何なのか分かっていた。
「現れたか‼︎」
「僕を解放してくれ‼︎街を守らないと‼︎」
「駄目だ‼︎君の力は今この星で1番危険な力なんだ‼︎」
「今、苦しんでる皆を救えなきゃ何の力なんだ‼︎あの昔話に出てきた科学者って貴方の事ですよね⁉︎貴方もそう思ったからその守護神を作ったんじゃないんですか⁉︎」
ヒロキはイルトに向き合って自身の意見をぶつけた。イルトは思うところがあったのかその言葉に黙ってしまう。そこにヒロキにとって聞き覚えのある声が聞こえてきた。
「ヒロキ、無事デスカ⁉︎」
「ヒロキさん‼︎」
「ヒロキ‼︎」
「クララちゃん‼︎それに・・・アギラさんにレッドキングさん‼︎」
「怪獣娘か・・・邪魔はさせないよ‼︎」
キングジョーとアギラとレッドキングの声が聞こえてきた。どうやらアギラとレッドキングの両者はキングジョー達と合流できたらしい。下に降りてくる音が聞こえてくる。しかし、イルトは左腕の機械を操作してヒロキに触れるとヒロキと共にその場から消えてしまった。そこにアギラとレッドキングの2人が降りてくる。しかし、彼女達はヒロキが完全に消えてからその場に降り立った。
「ヒロキさん、何処っスか⁉︎」
「ヒロキさん‼︎」
「おい、ピグモン‼︎ヒロキの奴、ここにいないぞ‼︎どうなってんだ⁉︎」
その頃、レッドキングの通信を受けたピグモンはパソコンを見て驚いていた。ヒロキの位置がその場から一瞬で消えたのだから。同じくパソコンを覗き込んでるエレキング、ウインダム、ザンドリアス、ノイズラー、ガッツ星人(マコ)も驚きを隠せない表情をしていた。
「ヒロキさんの位置が一瞬で消えて・・・別の場所に移りました‼︎これってどうなっているんですか⁉︎」
「バグかなんかじゃないですよね?」
「多分、何らかの原因でテレポートしたんじゃないかしら。」
キングジョー達は地上に出ながらピグモン達と通信を取る。
「バグじゃないデス‼︎一瞬デスがヒロキが消えるのを見まシタ‼︎今、何処にイマスカ⁉︎」
『今、ヒロヒロの現在位置を探りました‼︎データを送ります‼︎・・・でも何でこんなところに・・・⁉︎』
やがて彼女達のソウルライザーにヒロキの位置情報が送られてくる。その方向を見て彼女達は驚いた顔をした。その方向は現在、指から光弾を発射して街を破壊しているギガデロスの方向だったのだから。
「何でアイツ、怪獣の足元にいるんだよ⁉︎」
「兎に角、早く行かないとヒロキさんが‼︎」
アギラの声でキングジョー達はギガデロスの元に走って行った。
その頃、ヒロキとイルトは街を破壊するギガデロスを見上げていた。それを見てヒロキはイルトに必死に訴える。
「君に剣なんか持たせるべきじゃなかった・・・。」
「行かせてくれ!人々を助けないと‼︎」
「駄目だ‼︎ギガデロスは私が止める‼︎」
その時、イルトの足元に火球が落ちてきた。イルトは間一髪で避けてヒロキは火球が落ちてきた方向を見る。
「ゼットンさん⁉︎」
「ゼットンの怪獣娘か⁉︎」
「・・・見つけた。」
ゼットンはヒロキの前に降り立つとすぐにヒロキの方に振り向いた。そしてイルトに対して警戒態勢を取る。
「・・・ヒロキ、無事でよかった。」
「御免なさい、心配かけさせてしまって・・・。」
「別にいい、貴方があの怪獣を送り込んだこの事件の黒幕ね。覚悟してもらう・・・。」
「待ってくれ!私は敵じゃない!」
「ゼットンさん‼︎待って、僕の話を聞いて下さい‼︎」
ヒロキは必死にゼットンの肩を掴んで今までの経緯を話した。ヒロキの話を理解したゼットンはイルトに向かって謝罪の言葉を告げる。
「御免なさい。貴方があの怪獣を送り込んだのかと・・・。」
「いや・・・誤解が解けたならいいんだ。」
「・・・そう・・・でも、それとこれとは話が別。早くあの怪獣を止めて。」
「分かってる‼︎・・・ぐわあっ⁉︎」
ゼットンの言葉に左腕の機械を操作しようとしたイルトに突然電流が飛んで来た突然の衝撃にイルトは地面に倒れる。ヒロキとゼットンは思わず電流が飛んできた方向を見る。するとそこには霧崎がいた。
「霧崎‼︎」
「どうしてここに⁉︎」
イルトが立ち上がると霧崎は再び電流をイルトの左腕に向けて放つ。すると赤と黄と青の光が飛び出て霧崎の手に渡った。光はタイガ達のウルトラアクセサリーに変化する。警戒するヒロキに霧崎はその手に持っているウルトラアクセサリーを差し出した。
「そんなに警戒する事ないじゃないか。私はただ君を助けたいだけだよ。」
「僕を・・・どうして?」
怪獣騒動の裏で暗躍するGIRLSの要注意人物にされた男の言動とは思えない言動に唖然とするヒロキ。しかし、彼はここにゼットンがいる事を忘れていた。ヒロキの側から彼の手の中のウルトラアクセサリーを見つめるゼットン。彼女に気付いたヒロキは思わず声を出してしまう。
「ウルトラマンの顔が刻まれたキーホルダー?」
「⁉︎」
「ヒロキ、そのキーホルダーは何?」
「あっ‼︎(しまった‼︎ゼットンさんに見られた‼︎)」
「ああ、すまない・・・。怪獣娘のお嬢さん方は君の秘密を知らないんだったね・・・。すっかり忘れてたよ・・・。」
「霧崎、まさかお前、彼らと僕の関係を⁉︎お前は一体何者なんだ⁉︎ってまさかそれを知ってこの場で僕にこれを⁉︎」
「さあね・・・それより行かなくていいのかい。君が行かなければ多くの命が消える事になるよ・・・。」
「駄目だ‼︎君達ではギガデロスは倒せない‼︎」
「ヒロキ、答えて。貴方の持ってるそれは何?貴方は一体何を隠してるの?」
この場にいる霧崎、イルト、ゼットンの声で苦悩するヒロキ。目の前で街を破壊するギガデロスを見たヒロキは自身の思いを口に出す。
「それでも・・・僕は目の前の皆を助けたいんだ‼︎・・・ゼットンさん‼︎」
ヒロキはゼットンに向かい合った。そしてイルトの事を任せるとギガデロスに向かって走っていく。
「イルトさんの事、よろしくお願いします‼︎それと僕と彼らの秘密については絶対に他の皆に言わないで下さい‼︎」
「ヒロキ、貴方、何を・・・・‼︎」
ヒロキはゼットンの目の前でタイガスパークを出現させる。ゼットンはヒロキの右腕に3人のウルトラマンか付けている物と同じ物が現れた事に驚きを隠せない。
「行くぞ‼︎タイガ‼︎・・・タイタス‼︎フーマ‼︎」
『ヒロキ‼︎』
「やっと声が聞こえた。フーマ、御免!もうゼットンさんには隠しきれない‼︎」
『今までの一部始終は見てたぜ。気にすんな‼︎ゼットンの姉ちゃんが黙っててくれればいいだけだ‼︎それよりも早く行かないとヤバいぜ‼︎』
「ああ‼︎」
そしてヒロキはその手にフーマの顔が刻まれたフーマキーホルダーを手に取りタイガスパークに読み込ませた。
〈カモン!〉
「風の覇者、フーマ!!」
『はあああっ、ふん!』
「バディィィゴーーーー!!!」
〈ウルトラマンフーマ!〉
竜巻と共にウルトラマンフーマが降り立った。フーマは竜巻のまま、ギガデロスに突撃する。ギガデロスは右腕で斬りつけるもフーマの姿は無かった。ギガデロスは思わず周りを見渡してターゲットを探す。
『こっちだよ‼︎』
フーマはギガデロスの背後をとりギガデロスに回し蹴りを決める。フーマはフーマはギガデロスの前に立ち戦闘態勢を取る。
『中々の剣捌きじゃねぇか!腕が鳴るぜ!』
一方、ゼットンは目の前の光景に唖然としていた。クールビューティーな彼女もヒロキがウルトラマンに変身するのをこの目で見て衝撃を隠せなかったのだ。
「嘘・・・ヒロキがウルトラマンだったなんて・・・。」
「彼は今まで3人のウルトラマンと共にこの星の怪獣災害に立ち向かっていた!しかし、今は最悪の状況なんだ・・・。」
「どういう事?ウルトラマンが現れた事が最悪の状況なんて・・・。」
「ギガデロスはウルトラマンとは相性が悪すぎる!何故なら・・・。」
イルトはゼットンにギガデロスの秘密を伝える。それを聞いたゼットンは目を見開いて驚いていたと同時にイルトが何故ヒロキを監禁したのか理解した。
ギガデロスはフーマを斬りつけようととするも前転で剣をかわす。再び剣で攻撃するもフーマは受け流して肘打ちを決める。
「そりゃ‼︎」
再び剣で何度も斬りつけようとするがフーマは全て見切って避けた。ギガデロスは右手から砲撃を放つもフーマはバク転して避ける。そしてギガデロスに向き合った。
『遊びは終わりだ‼︎さっさと片付けようぜ‼︎』
ヒロキはタイガスパークのレバーを引いて左腕に意識を集中させる。
〈カモン!〉
ヒロキは左腕に出現したギンガレットをタイガスパークに読み込ませる。
〈ギンガレット、コネクトオン!!〉
フーマはギンガレットで強化された七色に光る手裏剣状の光線を放った。
『(七星光波手裏剣‼︎)』
フーマの放った必殺光線は見事にギガデロスに命中した。フーマは自身の必殺光線で完全にロボットが破壊されたと思って背を向けた。しかし、違和感を感じたヒロキの声でフーマは振り向いた。その先では衝撃の光景が待ち受けていた。
(待って‼︎アレは⁉︎)
『ん?』
煙が晴れてヒロキとフーマの目の前にいたのは2体に増えたギガデロスだった。
『マジかよ⁉︎』
お盆休み中にどこまで話を進められるかな・・・。