毒炎怪獣『セグメゲル』登場
サブタイを探せを入れ忘れていたので追加しました。後編の何処かに過去作のサブタイが入っています。
少し時を遡ってヒロキはタイガのカラータイマーに突入した。そしてタイガの精神世界の中でタイガを見つけた彼はタイガにそのまま向かっていく。
「タイガァァァァァァァァァァ‼︎」
『⁉︎・・・・ヒロキ・・・?』
ヒロキはタイガに向かっていった。そしてタイガの左頬を殴り付ける。タイガは殴られた衝撃で目の前のヒロキを認知した。ヒロキはタイガに向かって叫ぶ。
「君が求めていた力はこれか⁉︎闇の力なのか⁉︎そうじゃないだろ‼︎君が言ったんだ‼︎『誰かを思う心が俺たちの力になる』・・・そう言ったよな‼︎本当に力になるのは誰かを守りたいという強い思いだろ‼︎」
ヒロキはタイガの肩を掴んで必死に叫んだ。タイガはヒロキの叫びに耳を傾けている。
「君は1人じゃない‼︎僕が君で君が僕だ‼︎」
そしてヒロキの叫びがタイガに届き、タイガの精神世界を蝕んでいた闇のオーラが消え、周りが光に包まれていく。ヒロキの腰のホルダーにタイガキーホルダーが再び宿ったとき、タイガはヒロキに頭を下げて謝った。
『ヒロキ、すまなかった‼︎』
「タイガ?」
『俺はお前の事を完全に信用しきれていなかったんだ‼︎俺の父さんを慕っていた地球人の少年『白鳥健一』の孫であるお前に父さんと比べられるのが怖い・・・そんな思いから俺はお前に対して心を完全に開ききれなかった・・・お前はそんな事気にせず・・・俺の事をタイガとして見てくれてたのに・・・だから俺はトレギアに心を操られて・・・‼︎』
「タイガ・・・僕の方こそごめん‼︎僕は君とずっと一緒にいたのに君の心に気付いてやれなくて‼︎」
『ヒロキ・・・。』
「・・・タイガ、僕を・・・トライスクワッドに入れてくれないか?タイタスとフーマは僕の事を認めてくれた!だから‼︎」
『ああ、勿論だ‼︎お前は俺達・・・トライスクワッド4人目のメンバーだ‼︎』
タイガの声と共に光の中からタイタスとフーマがやってきた。4人は互いの顔を見合わせる。
『タイガ・・・君を待っていたぞ‼︎』
『タイタス!フーマ‼︎』
『ヒロキを加えた新たなトライスクワッドの誓いの言葉を言おうぜ‼︎』
『ああ‼︎』
『生まれた星は違っていても‼︎』
『共に進む道は同じ‼︎』
「永遠の絆と共に‼︎」
『我ら4人‼︎』
「『『『トライスクワッド‼︎』』』」
そして4人は互いの右腕を重ね合わせる。そして最後に1番上に左腕を重ねたヒロキはタイガスパークが装着された右腕を重ねて左腕に付けられた新たなブレスレットの力をタイガスパークに読み込んだ。
〈トライスクワッドレット、コネクトオン‼︎トライスクワッドミラクル‼︎〉
新たな『トライスクワッドレット』を読み込むとタイガスパークから一本の剣が出現する。それと共にタイガの右腕にタイガスパークが再び実体化し、カラータイマーの輝きも青に変わる。それを見た霧崎は目を見開いてセグメゲルリングを取り出し、セグメゲルを出現させる。
赤い炎を彷彿させるその剣『タイガトライブレード』を手に取るとヒロキはタイガトライブレードの柄頭に備えられたスイッチを押して護拳に備えられた回転盤を回す。
「燃え上がれ‼︎仲間と共に‼︎」
「『『『バディィィィィゴォォォォォォォ‼︎』』』」
すると剣の刀の部分が光る。そして3人のウルトラマンがヒロキと一体になると彼らはタイガトライブレードを構えたまま、右手を天に掲げてグリップに備えられたトリガーを引いた。
すると一点から炎のように真っ赤な色に青いプロテクターを備えた新たなウルトラマンタイガがフーマ、タイタスと同じ構えをとって現れた。
そして現在、新たな姿となったタイガは怪獣娘達を怪獣の攻撃から守って現れた。その姿にレッドキングとゴモラは見惚れていた。
「す・・・凄え・・・。」
「ヒロちゃん・・・格好いい・・・。」
炎が収まるとタイガは後ろを振り向いて彼女達の無事を確認する。そしてヘルベロスとナイトファングの方に振り向くと剣を振り回して高らかに名乗る。
『俺はウルトラマンタイガ・・・トライストリウム‼︎』
その姿こそヒロキを加えたトライスクワッドの4人が一体化した新たな姿『ウルトラマンタイガ・トライストリウム』である。トライストリウムとなったタイガは怪獣が放ってきた火球と紫色の炎をタイガトライブレードで弾く。
タイガトライブレードを構えてまずはヘルベロスに向かっていく。そしてヘルベロスにタイガトライブレードを振り下ろした。そして次はナイトファングに向かっていった。ナイトファングをそのまま横に斬りつけると3度斬りつけた。そしてヒロキはタイガトライブレードのスイッチを1回押すとタイガの名を叫ぶ。
(タイガ‼︎)
ヒロキの隣にタイガトライブレードを構えたタイガのビジョンが現れる。そして彼らが共にタイガトライブレードの回転盤を回転させるとタイガトライブレードが赤く光った。タイガはそして剣の先端が赤く光った時、ヒロキはタイガトライブレードの持ち手に備えられたトリガーを引いてタイガの力を宿した必殺技を繰り出した。
『(タイガブラストアタック‼︎)』
タイガはタイガトライブレードの刀身を左手でなぞりながら炎を宿したタイガトライブレードと共に全身に炎を纏ってナイトファングに突撃した。ナイトファングは大爆発を起こした後、一筋の光となる。タイガはそれを確認した後、再びタイガトライブレードのスイッチを2回押してタイタスの名を叫ぶ。
(タイタス‼︎)
すると今度はタイガトライブレードを構えたタイタスのビジョンが現れる。再び共に回転盤を回転させてタイガトライブレードに黄色いオーラを纏うとトリガーを引いてタイタスの力を宿した必殺技を放つ。
『(タイタスバーニングハンマー‼︎)』
タイタスの力を宿した金色の光球がハンマー投げの要領で振り回された。それはヘルベロスを一撃で粉砕する。倒された跡地から再び一筋の光がタイガの手に渡った。
後ろに控えていたセグメゲルが背中を光らせて毒の炎『セゲルフレイム』を放とうとする。タイガはそれを感知すると後ろを振り向いた。そしてヒロキはタイガトライブレードのスイッチを3回押してタイガトライブレードを構えたフーマのビジョンと共に回転盤を回す。
(フーマ‼︎)
青いオーラを纏ったタイガトライブレードのトリガーを引くとフーマの力を宿した必殺技が放たれる。
『(風真烈火斬‼︎)』
逆手に持ったタイガトライブレードを構えると青い風が刀身に収束されていく。そして青い炎を纏ったリング状の切断光線がセゲルフレイムごとセグメゲルを切り裂いた。そしてセグメゲルは真っ二つになって大爆発する。そして再びその跡地から一筋の光がタイガの手に渡った。
「凄い・・・ヘルベロスもセグメゲルもナイトファングも手強かったのに・・・。」
「あっという間に3体の怪獣をやっつけちゃったよ・・・。」
アギラとゴモラはタイガ・トライストリウムの強さに驚きを隠せない。一方で霧崎は怒りを露わにしてトレギアアイを開いて顔に翳す。
『トレギア‼︎』
そして本来の姿に戻ったトレギアはタイガにクロスチョップを放とうとするも受け止められてしまう。今度は発勁を打とうとするもそれをタイガは簡単に拳で受け止めた。
『今のお前では俺達の絆には勝てない‼︎』
『まだ絆を語るのか‼︎反吐が出る‼︎』
普段と違いトレギアは明らかに感情的になっている。トレギアは手刀を打つもタイガトライブレードに阻まれ、怒りを込めた蹴りも避けられる。タイガトライブレードによる斬撃を避けるも回し蹴りを受けて後ろに後退したトレギアは怒りを込めて激昂する。
『この弱者が‼︎貴様らが宇宙の番人だと誰が決めたぁ‼︎』
『お前は負けるんだ‼︎俺達の‼︎』
『『『(光に‼︎)』』』
『何が光だ‼︎貴様らに私の何が分かるというのだ‼︎』
(分からないさ。)
『何だと⁉︎』
ヒロキは夢を通してタイガ達の記憶を思い出す。そこではタロウに対して明らかに感情的になったトレギアの姿があった。
『闇に堕ちた者を光の国に近付ける訳にはいかない‼︎』
『フン、宇宙の番人を気取るな‼︎光が正義だと誰が決めた‼︎』
ヒロキはタロウとトレギアの戦いを思い出しながら言葉を述べる。
(何故お前がタロウさんに対してあんなに感情的になっていたのか・・・何故光や絆を否定するようになったのか・・・何故タイガをそこまでして闇に堕とそうとしたのか僕達には分からない・・・。けど、これだけは絶対に言える!お前のやってきた事は絶対に間違ってる‼︎だから僕達はお前を倒す‼︎何故なら僕らは全員でウルトラマンだから‼︎)
『黙れぇぇぇ‼︎地球人如きがぁぁぁ‼︎』
トレギアはかつて自身の尊敬する行方不明になった上司の行き先を辿ってそこで起こった事を思い出す。死の星となった惑星で尊敬する上司は鎧を纏って自身に斬りかかってきた。
『邪魔をするのなら・・・お前とて斬る‼︎』
『闇と戦うんじゃないんですか⁉︎』
『かつての私は死んだ‼︎今の私は復讐に燃える鬼だ‼︎』
かつての記憶を思い出してトレギアは手に力を溜め始める。ヒロキもタイガトライブレードのスイッチを4回押して回転盤を回す。
(トライスクワッド‼︎)
タイガ達がタイガトライブレードを構えるビジョンと共に虹色のオーラに包まれたタイガトライブレードのトリガーを引く。すると青、黄、赤と光るタイガトライブレードを3回振る。
『『『(トライストリウムバーストォォォ‼︎)』』』
そして剣先にエネルギーを溜めてから3色に燃え盛る強力な必殺光線が放たれる。それはトレギアが放った光線を掻き消してトレギアに命中した。
『貴様らに分かるものか‼︎私の絶望などぉぉぉ‼︎』
トレギアは叫びながら大爆発を起こした。それを見ていた怪獣娘達と市民は喜びの声を上げていた。
「やったぁぁ‼︎」
「よっしゃああああぁぁぁぁ‼︎」
「アギちゃん、見た?見た?」
「うん、見たよ‼︎」
「ウルトラマンが勝ったぁぁぁぁぁ‼︎」
「やっとあの仮面のウルトラマンを倒せたんだね‼︎」
「チビスケちゃん、見てくれまシタカ?ヒロキ達が勝ちまシタヨ。」
タイガはそのままトレギアがいた場所を見つめながら立っていた。
その後、GIRLSの屋上ではヒロキの横にタイガが立っていた。横で呟くタイガにヒロキは横にいる相棒に話しかける。
『この瞬間が絆なんだな・・・。』
「あのさ・・・2度と闇に染まらないでくれよ。助けるの結構大変だったんだからさ・・・相棒。」
『相棒か・・・いい響きだな!』
『私達も相棒なのか?』
『俺もか?』
ヒロキが左横を見るとタイタスとフーマがいた。ヒロキは彼らにも返事を返す。
「勿論だよ、これからもよろしくな。相棒。」
「ヒロキーっ‼︎」
後ろから自身を呼ぶ声が聞こえたヒロキは後ろを振り返る。するとクララ達が駆けつけてきた。ヒロキはタイガ達と共に彼女達に駆け寄る。
「皆‼︎ただいま‼︎」
「おかえりなさい、ヒロヒロ‼︎」
「よく頑張ったな、お前‼︎」
「本当に凄かったよー‼︎」
「お疲れ、ヒロキさん。」
怪獣娘達が労りの言葉を掛けているとクララがヒロキに向き合った。ヒロキは真っ直ぐ自身の顔を見つめるクララに疑問を投げる。
「クララちゃん?どうしたの?」
「ヒロキ・・・アナタは今までウルトラマンである事を隠してきまシタ。仲間にこんな大事な事を隠していたのは褒められたものではありまセンヨ。」
「そ、それに関しては本当にごめん‼︎」
「今から罰を与えマース。ヒロキ、目を閉じて下サーイ。」
『お、おいおい、何もそこまでする事ないだろ‼︎』
『ヒロキは君達を守るために正体を隠していたんだ‼︎私達に免じて許してやってくれ‼︎』
『正体を黙っているよう言った俺らにも責任がある‼︎だから頼む、キングジョーの姉ちゃん‼︎』
「いいよ、3人とも。元はといえば僕が悪いんだし。」
「覚悟は出来まシタカ?」
ヒロキは頷いて覚悟を決め目を閉じると頬にくる衝撃に備える。しかし、頬に痛みは生じず、代わりに額に柔らかな感触を感じる。ヒロキは目を開けるとクララがおでこにキスしているのを見てしまう。
「ちょっ⁉︎キングジョーさん⁉︎」
「おジョー・・・皆が見てる前で・・・大胆だね・・・。」
「あ・・・・ああ・・・そんな・・・。」
「落ち着け、ジャッパ‼︎まだおでこにキスしただけだ‼︎」
「へっ⁉︎・・・クララちゃん⁉︎」
「今までワタシ達や皆を守るために戦ってくれたヒロキにそんな乱暴な事出来まセンヨ。だから、これで許してあげマス。」
「クララちゃん・・・。」
「そしてこれは今まで自分を犠牲にしてでもワタシ達を守るために戦ってくれたご褒美デース‼︎」
そう言ってクララはヒロキの右横に回り込むとヒロキの頬にキスをした。その場にいた怪獣娘全員が顔を更に赤くしている。
「キングジョーさん、大胆すぎ・・・ってししょー⁉︎」
「うっわぁ・・・なんかヒロキがキングジョーにキスされんの見るの嫌だあぁぁぁぁ・・・。」
ヒロキはクララに向き合うと顔を赤くしてキスされた頬を押さえながら話しかける。
「あ・・・あの・・・クララちゃん。」
「フフフ!ヒロキ、今までありがとうございマス‼︎けど・・・これからは大事な事はちゃんと皆に話して下サイネ。ワタシも含めここにいる皆はアナタの仲間なんデスカラ。」
「う、うん‼︎」
「そこにいるんですよね?3人のウルトラマンさん。」
ヒロキとクララのやりとりが終わるとトモミは3人のウルトラマンに話しかける。
『ああ、いるぜ‼︎』
「それでは改めまして・・・国際怪獣救助指導組織通称『GIRLS』にようこそ‼︎3人のウルトラマンさん‼︎」
その頃、霧崎は項垂れながらただ笑っていた。不気味な笑い声を響かせた後、ヒロキの名前を呼ぶ。
「フフ・・・ハーッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハ‼︎ハーッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハ‼︎白鳥・・・ヒロキぃ・・・!ハーッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハ‼︎」
辺りに霧崎の不気味な笑い声が響いていた。
次回予告(CV:ウルトラマンタイガ)
『アキの中学時代の同級生、御堂。彼の正体は宇宙人でヴィラン・ギルドに追われている彼をアキ達は護衛することになる。一方、ヒロキに霧崎が接触してきた‼︎お前の目的は何なんだ‼︎次回‼︎
ヒロキ、コイツから離れろ‼︎』