その代わりとしてタイガの兄弟子が戦った怪獣を出すことにしました。
それと前編はメインヒロインとのデートを中心に書きました。ここに来て漸くメインヒロインとのデートを書くことが出来ました。
多分、今回の話はおジョーさんのファンである某闇の魔人のそっくりさんからしたら血涙だと思います。
それではどうぞ。
ある夜、1人の少年が逃げていた。彼を追っていたのは武装した男達だ。彼は何らかの理由でその男達から逃げ回っているらしい。少年は必死に逃げる。そして偶然にも隠れられそうな段差を見つけた。
「何処に行きやがった‼︎」
「慌てるな、こっちから足音が聞こえた。こっちに向かえ。」
男達は少年の足音を聞いて音が響いた方向を辿る。少年は覚悟を決めるも男達は向かってくる。その時、男達の戸惑う声が聞こえた。
「な、なんだお前⁉︎」
「我々の邪魔を・・・ぐわあっ⁉︎」
『ぐあああああっ⁉︎』
少年は男達の悲鳴を聞いてその方向を見る。するとそこには自分を追っていた男達が倒れていた。彼らの中心に立っていたのは白と黒のブラウスを着た男『霧崎』が立っていた。霧崎はそのまま少年に向かって進んでくる。
「な、何だアンタ?来るな・・・来るな・・・来るなーーーーーっ‼︎」
その翌日、ヒロキはクララに手を取られて引っ張られながら歩いていた。
「ホラ、ヒロキ、もうすぐデスヨ。」
「ちょっ⁉︎あまり引っ張らないで‼︎」
ヒロキはテンションの高いクララに少し押されながらも彼女についていく。そして2人は大きな建物の前に辿り着いた。
「ここデスヨ、ヒロキ。」
「結構大きなショッピングモールだな。前に来たんだっけ?」
「そうデス!前にサイン会を開いたショッピングモール!また来たかったんデス‼︎」
2人は以前、クララがサイン会を開いた会場であるショッピングモールに遊びに来ていた。2人は共に今日がオフだった事で以前からクララが行きたがっていたショッピングモールに来たのである。
「ヒロキ、早く行きまショウ!ワタシ、前から来たかった店があるんデス‼︎」
「それって何処?」
「ええっと・・・確か・・・。」
2人がショッピングモールのマップを見ている中、それを監視する3人がいた。それはミカヅキとベニオだった。後ろにはサチコも控えている。
「アイツら・・・やっぱりデートかよ⁉︎」
「このデートでどこまで進むか・・・それを見極めないと!今後のわたしの計画のためにも!」
実はこの2人、先日の戦いでヒロキに惚れたのである。2人ははクララがヒロキにキスした瞬間を見て心がモヤモヤし始めていた。そこで2人ともカフェで話し合ってこの想いが恋だと気付き、2人は偶然にもショッピングモールでデートするという会話をサチコから聞いてここに辿り着いた訳である。因みにサチコは完全に巻き込まれである。
「恋のライバルがよりにもよってキングジョーかよ・・・俺に勝ち目なんてねぇじゃねぇか・・・。」
「レッドちゃん、諦めちゃ駄目だよ‼︎例え相手がキンちゃんでも僅かにでも勝てる可能性があるならそれに賭けないと‼︎わたし達だって動き出さないと何も始まらないよ‼︎」
「けどよ・・・キングジョーのあの胸見てみろよ・・・アレに勝てると思うか?」
ベニオはクララの胸に指差して発言した。現在の彼女の服装は私服でありボディラインが分かりやすいタンクトップとホットパンツをきている。今のクララを見て凹むベニオにサチコは苦言を申し立てた。
「し、ししょーだってそれなりにはおっぱい大きいじゃないですか⁉︎ししょーが小さかったらあたしは一体何なんですか⁉︎」
「悪い・・・・ザントリアス。」
「ちょっと2人とも‼︎女の子の魅力はおっぱいだけじゃないよ‼︎女の子の良さはおっぱいだけでは絶対に決まらないんだから胸の大きさじゃなくて自分にしか出来ない事で勝負しようよ!」
「ゴ・・・ゴモたん先輩はキングジョーさんのあのおっぱいを見ても諦めないんですか⁉︎あたしが2人の立場だったら多分ヒロキの事諦めちゃいそうですけど・・・。」
「駄目だよ、ザンちゃん!恋ってのは無限に可能性があるの‼︎例えおっぱいが大きいからってその人だけに振り向くなんて事は限らないんだよ‼︎そんなことで勝負を捨てたら勿体ないよ‼︎」
「ゴモラ・・・そうか・・・そうだよな‼︎俺も諦めてたまるか‼︎必ずヒロキのハートを掴んでやる‼︎」
「ししょー・・・ゴモたん先輩・・・2人とも移動し始めましたよ。追わなくていいんですか?」
サチコの声で2人はヒロキとクララが動き出したのを確認すると2人を追跡する。ヒロキとクララはアクセサリーショップに立ち寄った。2人は様々な形のアクセサリーを見ている。
「綺麗で様々な形のアクセサリーが一杯デス‼︎」
「特に欲しい物はあるの?」
「そうデスネ〜、やはりワタシは金色がいいデス!」
クララはアクセサリーを探していると星形のアクセサリーを見つけた。それは彼女に宿るカイジューソウルの怪獣と同じ金色だった。ヒロキはそれの値段を見ると財布の中身を確認する。
「ありがとうございマス・・・!本当に買ってくれるなんて・・・嬉しいデス‼︎」
「この間、僕も助けられたしね。その時のお礼だよ。」
「フフッ!・・・あっ、ヒロキ、アレを‼︎」
ヒロキはクララの指差す先を見る。そこは帽子メインのショップだった。2人は顔を見合わせるとそこに向かっていく。そんな2人を見ている影はベニオ達だけではなかった。
「ジャッパ、ヒロキさんの様子は?」
「今のところ・・・キングジョーさんに特別な思いを抱いている様子は無しかな・・・でも油断は出来ないよ。」
「この間、ヒロキさんのおでことほっぺにチューされたからな。いつ唇を奪われるか分からないぜ。」
「うん・・・。」
ヨウとユカの魔王獣コンビもヒロキとクララのデートを見張っていた。彼女達はヒロキをデートに誘おうと考えている先にヒロキとクララが約束しているのを聞いてこのショッピングモールに張り込み2人を見つけたのである。
「クララちゃん、その帽子似合うよ‼︎」
「本当デスカ!Thank you、ヒロキ‼︎」
クララは自分が選んだ帽子をヒロキに似合うと褒めてもらって嬉しそうに笑顔を浮かべていた。ヒロキは自身も欲しいと思える帽子を探しているとヒロキにクララがキャップを被せてきた。それはタイガを思わせる銀と赤の色が上手く混ざったキャップだった。
「クララちゃん、この帽子は?」
「先程見つけまシタ。タイガに似た色だったのでヒロキに思わず被せちゃいマシタ。」
「へぇ・・・コレ、気に入ったかも。」
2人はお互い気に入った帽子を買って帽子の店を出る。次に2人が目にしたのはスポーツマシンのコーナーだった。クララがランニングマシーンに目を向ける中、ヒロキはダンベルなどをチラチラと眺めている。
「コレは・・・!最近発売された話題のフィットネスマシーンデス‼︎どうしまショウ・・・家に既に色々なスポーツマシンがあるのニ・・・。」
「クララちゃんの家、結構広かったと思うけどもう入らないっけ?」
「イエ・・・入る事は入りマスガ・・・。」
「別に今決めなくてもいいんじゃない?この辺りの商品は1日で選ぶ物じゃないよ。」
「そうデスネ。」
「ヒロキ、コッチデス‼︎コッチにも気になる店がありマスヨ‼︎」
「どんな店・・・・ってコレは・・・。」
スポーツマシンコーナーを出るとクララはあるショップに目がついてヒロキの手を取ってそのショップに向かっていく。ヒロキは店で何が売られているか確認するとクララの手を取って彼女を止める。
「クララちゃん、ここは止めよう‼︎」
「どうしてデスカ?」
「だってここ・・・ランジェリーショップじゃないか‼︎ここは流石に僕は入れないって‼︎」
2人を追跡していたベニオ達もクララの行動に驚きを隠せない。ベニオ、ユカは余りの展開に顔を真っ赤にしていた。
「おいおい、キングジョーの奴、男を連れてランジェリーショップに向かったぞ‼︎」
「キンちゃんってば大胆・・・。」
「ランジェリーショップ⁉︎マジか・・・キングジョーさんやるなぁ・・・。」
「バサちゃん、わたし・・・男の子の幼馴染がいても・・・恥ずかしくて・・・ランジェリーショップには連れて行けないよ・・・。バサちゃんは?」
「わたしも自信無いなぁ・・・。それが平然と出来るキングジョーさん、マジぱねぇ・・・。」
一方でクララはヒロキの腕を引っ張ってランジェリーショップに入ろうとする。ヒロキは力の限り抵抗して入るのを阻止しようとしていた。
「ホラ、ヒロキ‼︎早く入りマスヨ‼︎」
「無理だって‼︎ここは流石に高校生の2人きりの男女が入れる場所じゃないから‼︎」
「そんな事ありまセン‼︎怪獣娘の中には恋人をランジェリーショップに連れて行ってランジェリーを選んでもらった人がいますカラ‼︎ヒロキもワタシに似合うランジェリーを・・・。」
「いや・・・色々な理由で無理‼︎流石にマズいって‼︎」
クララはヒロキの腕を離すとヒロキに向かって笑いかける。そしてヒロキにとってとんでもない疑問が投げられた。
「ヒロキ・・・もしかしてワタシのHなランジェリー姿を想像してマシタ?」
「違う‼︎そんな事は無い‼︎」
「そうデスカ〜。ヒロキってば意外とHだったんデスネ〜。確かにワタシはおっぱいの大きさに自信ありますからそんな想像をしても」
「勝手に決めないで‼︎本当に違うから‼︎」
「ならば・・・ワタシの方で勝手に買っちゃいマスヨ〜。それでもいいのデスカ〜?」
「いいよ‼︎僕はここで待ってるから‼︎」
ヒロキの声を聞くとクララはランジェリーショップの奥に入っていった。ヒロキはその姿を見送って15分後、クララは物凄い笑顔で帰ってきた。ヒロキはその笑顔に少し嫌な予感を感じていた。
「フフフフフッ!いい買い物が出来まシタヨ‼︎最高デシタ〜‼︎」
「ああ・・・そう・・・。」
「ヒロキ、今度は水着売り場に行きまショウ‼︎」
「み、水着⁉︎」
「エエ、今度、GIRLSの慰安旅行先には温水プールのリゾート施設もありマス‼︎そのためにも今のうちに水着を買いたいのデス‼︎」
「ああ・・・そういえばピグモンさんが計画してたな・・・。・・・まぁ、水着くらいなら別にいいよ。」
「それじゃあ早速行きまショウ‼︎」
クララはヒロキの腕を掴むとそのまま水着売り場に連れて行った。ヒロキの横でクララはほくそ笑む。
(・・・フフフフ、ヒロキ、さっき一緒にランジェリー選ばなかった事が仇になりマシタネ・・・。さっき買ったランジェリー・・・ヒロキと一緒の部屋になったらアナタにお披露目してあげマスヨ・・・。コレでアナタも完全にワタシに堕ちてもらいマスカラネ。)」
その一方でヨウとユカもランジェリーショップに入っていった。2人もクララが先に何らかのランジェリーを買った事を推定すると自身に合うランジェリーを選び始めた。
「ジャッパ、コレにしよう‼︎わたしもジャッパもおっぱいの大きさはキングジョーさんに劣らないと思うし・・・ヒロキさんを堕とせるランジェリーを買おう‼︎」
「ふえぇぇぇ⁉︎恥ずかしいよぉ・・・。」
「水着売り場にも連れていくのかよ・・・。」
「ここまでキンちゃんを一人占出来た男の子なんてヒロちゃんくらいだろうなぁ・・・。」
「幼馴染とはいえあのキングジョーさんを独占とはヒロキって幸せ者ですよね・・・。」
ベニオ達は相変わらず2人を見張っていた。ヒロキ達は水着売り場に着くと早速クララの水着選びに付き合わされていた。クララは金色、黒、赤のビキニを手に取るとヒロキに蔓延の笑みを込めて尋ねる。
「どれが似合うと思いますか?ヒロキ。」
「えっ⁉︎僕が選ぶの⁉︎」
「勿論‼︎ヒロキがワタシに似合うと思うものを選んで下サイ‼︎」
ヒロキはクララの水着姿を想像しかけるもすぐに打ち消して目を閉じ、適当に指を刺した。その先には黒のビキニがあった。クララはヒロキに蔓延の笑みを浮かべてレジにその水着を持って行った。
「ありがとうございマス‼︎コレがいいんデスネ‼︎それでは買ってきマス‼︎」
(なんだろう・・・このやっちまった感は・・・。慰安旅行・・・僕・・・大丈夫かな・・・。)
その後、2人は広場のベンチに座るとソフトクリームを舐めながら楽しそうに話していた。その姿を見てベニオ達は複雑そうな顔をする。
「なんか・・・あの2人・・・幸せそうですね・・・。」
「やっぱ・・・俺達に勝てる要素なんか無いだろ・・・。俺みたいなガサツな女よりキングジョーの方が・・・。」
「レッドちゃん、レッドちゃんにもわたしにもキンちゃんにはないものがちゃんとあるんだからそれで勝負しようよ‼︎そうすればヒロちゃんだって‼︎」
ヒロキが食べてるチョコ味のソフトクリームを見てるとクララは思わずヒロキに声をかける。
「ヒロキ、一口いいデスカ?ワタシもチョコ味食べてみたくなりマシタ。」
「一口?いいけど」
間接キスになっちゃうよと言おうとした時、クララはヒロキのソフトクリームを一口かじる。思わずヒロキはクララがかじった部分を見つめていた。
(本当に間接キスしちゃった・・・・。)
「ヒロキもワタシの一口いいデスヨ。」
クララはヒロキにイチゴ味のソフトクリームを差し出した。ヒロキはクララのその言葉に戸惑うもクララの目を見て覚悟を決めてソフトクリームを一口かじる。そして2人がソフトクリームを食べ終えるとあるポスターが貼ってあるのを見た。
「『NISHINAブランドの商品、来月頭から発売予定』だって‼︎確かメフィラス星人の怪獣娘姉妹がやっている人気ブランドだよね?」
「ええ、どうやらこのショッピングモールでもNISHINAブランドの商品が出回るようデスネ。」
そしてポスターの奥にマネキンに着せられた新たなNISHINAブランドの商品を見て少し浮かない表情を浮かべるクララ。そんなクララの気持ちを察したのかヒロキは口を開く。
「クララちゃん、もう一度モデルやりたい?」
「⁉︎・・・・・それは・・・・。」
「僕もピグモンさんもクララちゃんがもう一度モデル活動が出来る様に掛け合ってるから‼︎だから」
『もう少しだけ待って』そんな言葉が聞こえる前に平和なショッピングモールで悲鳴が聞こえる。ヒロキとクララはその先に向かうと複数の見たこともない銃や武器で武装した集団にアギラと眼鏡をかけた少年が取り囲まれている現場に遭遇した。
いかがでしたか?メインヒロインとのデート、上手く書けていたでしょうか?
是非とも感想お待ちしております‼︎