ヒロキは目の前で肩の砲台『ガンポート』から光弾を放って街を破壊するインペライザーに目を向けていた。インペライザーを見たタイガはヒロキ達に警告する。
『マズイぜ‼︎アレはインペライザーだ‼︎』
「確か・・・君の兄弟子のメビウスが苦戦したロボットだよね⁉︎」
「でも何でそんなロボットが急に現れたんですか⁉︎」
「先程ゴモラ達から連絡がありまシタ!どうやらアギラちゃんの同級生がインペライザーの起動装置を隠し持っていたそうデス‼︎」
「まさか・・・霧崎‼︎お前それを起動したのか⁉︎」
マガバッサーが霧崎に食ってかかるも霧崎は歪んだ笑みを浮かべている。その事に腹を立てたマガバッサーは空気の刃を形成して霧崎に放った。しかし、煙が晴れると霧崎の姿はなかった。
「あ、あれ?アイツ何処に⁉︎」
「こっちだよ、マガバッサーのお嬢さん。」
マガバッサーは振り向くと同時に霧崎の手から光線が放たれる。マガバッサーはそれを受けて壁に叩きつけられてしまった。地面に地をつけたマガバッサーにマガジャッパが駆け寄った。
「バサちゃん、大丈夫⁉︎」
「くっ‼︎」
その頃、屋上ではアギラ達が目の前で街を破壊するインペライザーを見ていた。街を破壊するインペライザーを見てアギラが止まるよう言い放つ。
「早くインペライザーを止めて‼︎このままじゃ大惨事になるよ‼︎」
「そうは言っても・・・何故かこちらの操作を受け付けないんだ‼︎」
「ええっ⁉︎」
御堂はインペライザーの起動装置を操作するも既に装置が霧崎の手によって操られているため御堂の操作を受け付けなくなっていた。御堂の言葉を聞いたガッツ星人が御堂から装置を奪い取るとそれを操作し始める。
「貸して‼︎わたしが止める‼︎・・・・あっ・・・あれ・・・・止まらない⁉︎」
「この役立たず‼︎命で贖え‼︎」
「よくもそれを起動してくれたな‼︎お前ら、来い‼︎」
ガッツ星人が装置を奪い取って操作するもインペライザーは止まらない。装置を起動させたと思って腹を立てたクカラッチ星人とペダン星人仲間を呼び出して怪獣娘達を襲撃する。
ショッピングモールはインペライザーの破壊活動で逃げ回る人々が続出していた。ヒロキはそれを感じるとインペライザーに向かっていく。その時、霧崎がヒロキを呼び止めた。
「いいのか・・・・大事な仲間が危険なんだろう・・・・お前が行かなかったら死んじゃうかもなぁ・・・。」
「ふざけんな‼︎お前がインペライザーを起動したんだろうが‼︎」
「自分で起動させてよくそんな事が言えますね‼︎」
マガバッサーとマガジャッパが竜巻と水流を霧崎に放った。しかし霧崎はそれをかわしてヒロキに言葉を投げる。
「さぁ・・・どっちを選ぶ・・・大勢の人間か・・・大事な仲間か・・・。」
霧崎の言葉を聞いてヒロキは迷い始める。その様子を見ていたキングジョーがヒロキに呼び掛けた。彼女に続いて霧崎と戦うマガバッサーとマガジャッパに加えてタイガも呼び掛ける。
「ヒロキ‼︎ワタシ達なら大丈夫デス‼︎ヒロキはインペライザーを‼︎」
「でも‼︎」
「今、インペライザーを止められるのはヒロキさん達だけっスよ‼︎」
「わたし達なら大丈夫ですから‼︎」
『彼女達の言う通りだ‼︎躊躇してる場合か、インペライザーを止めるぞ‼︎』
「・・・・皆・・・無事でいてくれ‼︎」
ヒロキはタイガの言葉を聴くとタイガスパークを出現させる。そしてタイガキーホルダーを掴んだ。
〈カモン!〉
「光の勇者、タイガ!!」
『はあーっ!ふっ!』
「バディィィゴーーーー!!!」
〈ウルトラマンタイガ!〉
タイガはインペライザーに飛びつくとそのまま地面に転がり続ける。そしてインペライザーから距離を取った。インペライザーはガンポートから光弾を放つ。タイガはそれを手刀で弾くと上に飛び上がり飛び蹴りを食らわせた。
「シェアッ‼︎」
「タイガ・・・ヒロキさん‼︎」
タイガは飛び上がると急降下してインペライザーにキックを放つ。インペライザーは少し後退するとすぐに反撃に移った。上半身を動かして鋼鉄の腕による殴打でタイガを攻撃する。少し体勢を崩したタイガにインペライザーのキックが入った。それはタイガを吹っ飛ばしてしまう。
『ぐううっ⁉︎』
タイガは再び起き上がってインペライザーに向かっていく。インペライザーはガンポートから放つ光弾でタイガを吹っ飛ばした。タイガはそれでも起き上がり、反撃に移る。タイガはインペライザーに向かって拳を構えて打ち込んだ。2発、3発・・・と次々と打ち込んでいくがインペライザーは僅かに後退するだけだった。
(なんて固さなんだ⁉︎)
インペライザーは腕を振り回してタイガを殴打する。タイガはそれを受けると2発目を見切って何とか左腕を抑えつけた。しかしインペライザーは左腕を振り回してタイガを振り切った。タイガは一旦インペライザーと距離を取る。しかし、インペライザーは顔のガトリングを回転させて光線を放つ。しかもそれはショッピングモールの方向に放たれた。事を確認したヒロキは思わずショッピングモールの屋上で宇宙人の軍団と戦う怪獣娘に目を向けた。
(マズイ、皆が‼︎)
タイガは怪獣娘達のいるショッピングモールの前に立つと彼らを庇うように腕を広げて立つ。インペライザーは光線を撃ち終えると上半身を回転させながら光弾を放つ『バニシングサークル』を放つ。強力な光線を受けた体でタイガは必死に自身を盾にして両腕で光弾を捌く。
「ヒロキさん!タイガ‼︎」
アギラは目の前で自分達を庇うタイガを見て声を上げる。その横で2人のペダン星人にガッツ星人が応戦していた。ガッツ星人は分身してレーザーナイフを構えたペダン星人を迎え撃つ。隣ではレッドキングとミクラスが拳をクカラッチ星人にぶつけて吹っ飛ばした。
「食らいやがれ‼︎」
ナイフを振り下ろした腕を抑えたガッツ星人は手刀でナイフを落とすとそのままパンチでペダン星人を吹っ飛ばした。ペダン星人のヘルメットは割れて素顔である人間の顔が露わになる。もう1人はガッツ星人のジャンピングキックで完全にダウンしていた。
アギラは目の前の皆に加勢する。その横では御堂がインペライザーの起動装置を手に彼女に駆け寄った。御堂はアギラに謝罪の言葉を掛ける。
「宮下・・・御免・・・ここまでの事態になるとは思ってなかったんだ・・・もう俺の事なんていいから宮下達は逃げてくれ‼︎」
「そんな事出来ないよ!ボクはこの力で誰かを守ると決めたんだ‼︎それに・・・御堂君は悪い人じゃない‼︎」
アギラは中学時代、クラスに馴染めかった自身に笑いながら手を差し伸べてきた御堂の姿に先程迷子の女の子に迷わず手を差し伸べた時のことを重ね合わせる。
『なぁ、こっちに来いよ。俺達の話に入らないか?』
アギラは目の前の少年に中学時代の記憶を重ねて言葉を放った。
「だって困ってる人がいれば誰にでも手を差し伸べる所は全然変わってないもん‼︎中学校の頃も・・・ついさっきも‼︎だからボクは・・・ボクは御堂君を守る‼︎」
「宮下・・・。」
アギラはそう言い切って目の前の宇宙人の集団に向かっていく。御堂はその姿を見送った。
『(ストリウムブラスター‼︎)』
その頃、タイガは体を虹色に光らせながらチャージしてストリウムブラスターを放ちインペライザーの動きを止める。そしてそのままインペライザーに光線を撃ち込んだ。光線を浴びた右腕と右半身の一部が損傷するもインペライザーは右腕を巨大な剣『インペリアルソード』に変化させて再生する。
『よりにもよって再生装置付きのタイプか⁉︎厄介だな‼︎』
タイガはそのままインペライザーに突っ込んでキックを放つ。インペリアルソードで斬りつけようとするインペライザーの右腕を捌いたタイガは脇腹に2発拳を打ち込んだ。そしてインペライザーの脇腹に飛びつくと力を振り絞ってインペライザーを投げ飛ばす。インペライザーはショッピングモールを飛び越えて地面に激突する。
(あの再生機能をどうにかしないと・・・。)
『焦るな‼︎奴の再生装置は肩に付いている!それさえ焼き尽くして破壊すれば奴は再生出来ない‼︎』
(焼きつくす・・・・そうか‼︎)
『ああ、ヒロキ‼︎こっちもパワーアップだ‼︎』
ヒロキはタイガスパークからタイガトライブレードを呼び出した。
「タイガトライブレード‼︎」
そしてそれを掴むと柄頭に備えられたスイッチを押して護拳に備えられた回転盤を回す。
「燃え上がれ‼︎仲間と共に‼︎」
「『『『バディィィィィゴォォォォォォォ‼︎』』』」
トライストリウムになったタイガはインペライザーに向かってタイガトライブレードを構えながらその名を名乗る。
『俺はウルトラマンタイガ・トライストリウムだ‼︎』
タイガは大きく飛び上がる。インペライザーは空に飛び上がったタイガに向かってガンポートから光弾を放つ。無数の光弾をタイガトライブレードで捌き、時に弾きながらタイガはインペライザーに向かっていく。タイガトライブレードによって跳ね返された光弾がインペライザーの強固な機体に傷を付けた。そしてタイガはそのままタイガトライブレードをインペライザーに振り下ろす。タイガはタイガトライブレードでインペライザーに火花を散らせながら機体に大きな切り傷を付ける。インペライザーはガトリングガンから再び光線を放つがタイガはタイガトライブレードでそれを食い止める。
「ううっ‼︎」
「これで終わりだ‼︎角の怪獣娘‼︎」
「うおああああああ‼︎」
御堂はアギラに向かってくるクカラッチ星人に体当たりを仕掛ける。クカラッチ星人はそれを受けて地面に倒れる。その隙を突いたアギラはクカラッチ星人に突撃した。
「ううううううやああああああ‼︎」
角による一撃でクカラッチ星人は火花を散らしながら大きく吹っ飛んだ。アギラは御堂を見る。御堂は親指を立ててサムズアップする。アギラもそれを見て思わず笑みを浮かべた。
『ヒロキ、こっちも決めるぞ‼︎』
ヒロキはタイガトライブレードのスイッチを1回押すと回転盤を回す。
「タイガ‼︎」
ヒロキはタイガの名を叫んでタイガの幻影と共に回転盤を回す。そしてタイガはタイガトライブレードの刀身を左手で撫でながら全身を燃え上がらせる。そしてそのままインペライザーに突撃する。
『(タイガブラストアタック‼︎)』
タイガは全身を燃え上がらせながらタイガトライブレードをインペライザーに突き立てて突撃した。その炎はインペライザーの肩の再生装置諸共インペライザーの機体を焼き尽くす。そしてインペライザーは残骸を飛び散らせながら大爆発を起こした。
「やった‼︎」
霧崎と戦っていたキングジョーと魔王獣コンビはそれを見て喜びの声を上げる。それを見ていた霧崎はただ無表情でタイガを見つめている。キングジョーは獣殻を黒く染め『ブラックスタイル』に変身し、ペダニウムランチャーを放った。
「隙ありデス‼︎」
霧崎は高く飛び上がる。キングジョー達は霧崎を追うも着地したと思わしき地点にはその姿は無かった。
「あっ、アレ⁉︎」
「逃げられマシタネ・・・。」
その後、クカラッチ星人の集団とペダン星人の集団が手錠を掛けられて警察とGIRLSの怪獣娘に連れて行かれていた。ミカヅキが御堂に手錠を掛けるのを見てヒロキはクララに話す。
「彼・・・逮捕されちゃうの?」
「インペライザーという危険なロボット怪獣を転売しようとしていましたから仕方ないデス・・・。」
「・・・最後に宮下と話していい?」
「いいよ、待ってあげる。」
ミカヅキは少しその場を離れる。御堂はアキに向かって話しかけた。アキも御堂に答える。
「宮下・・・その・・・迷惑かけて本当に御免・・・・それなのに・・・色々とありがとな・・・。」
「ううん、ボクはやれる事をやっただけだよ。御堂君・・・今度こそやり直して・・・御堂君は悪い人じゃないから。」
「宮下・・・お前は・・・天使みたいな人だな・・・。」
「えっ?何か言った?」
御堂は小さく呟くもアキはそれが少し聞こえたのか聞き返す。御堂は咄嗟に誤魔化した。
「ああ‼︎何でもない・・・。なぁ・・・宮下・・・。」
「⁉︎」
「次に会った時は・・・・・⁉︎危ない、宮下‼︎」
御堂は突然アキの前に立つ。すると御堂に何処からともなくビームが命中した。ビームを食らった御堂はその場で崩れ落ちる。アキは御堂に駆け寄るも急所に命中したのか御堂は虫の息だった。
「御堂君‼︎」
「宮下・・・御免な・・・俺・・・。」
「そんな・・・しっかりしてよ・・・。こんなところで死んじゃ駄目だよ!!」
「それより・・・霧崎って男に・・・気を付けろ・・・俺にインペライザーの起動装置の・・・転売先を教えたのも・・・・・宮下が怪獣娘だと教えてくれたのも・・・・そいつだ・・・・。」
「霧崎が⁉︎」
「ああ・・・せめて故郷の土を踏んでみたかったな・・・・。」
御堂はそう言い残して絶命した。ミカヅキ、ミコ、ミクの3人はビームが飛んで来た方向に向かうもそこには誰もいなかった。ヒロキとクララ達は黙ってそれをみている事しか出来なかった。
「そんな・・・・。」
その後、GIRLSに事後報告のためヒロキ達は戻った。全員が揃っている中、後ろではアキが泣いている。その側にゼットンとミコが立って彼女を抱き締めていた。
「アギラさん・・・。」
「無理もありません・・・中学のクラスメートが目の前で亡くなったのですから・・・。」
「ううう・・・うわああああああああ‼︎」
『皆・・・ちょっといいか?』
突然タイガの声がしたので皆はタイガの声を聞くことにする。タイガはヒロキと共に先程の出来事について話し始める。
『多分だけど・・・アレは彼女を狙ったものだと思う・・・。』
「ええっ⁉︎じゃあ・・・。」
「ああ、あの時、御堂君が庇っていなければ死んでたのはアギラさんだったかも・・・。」
「御堂君の事は残念だったねぇ・・・・。」
ヒロキ達がその声のした方を向くと椅子に腰掛ける霧崎がいた。ヒロキとベニオ、ミクは怒りを露わにする。
「霧崎‼︎」
「全て聞いたぞ‼︎アギラの中学時代の同級生を唆したのはお前だったそうじゃないか‼︎」
「しかも盗ませたインペライザーの起動装置を起動させたのもアンタなんでしょ‼︎キングジョーさんから聞いたんだからね‼︎」
「そう・・・全て私が仕組んだ事さ・・・。」
アキはその声を聞くと霧崎を睨んだ。霧崎は薄ら笑いを浮かべながら愉快そうな声を出す。
「おいおい、彼は自分でその道を選んだんだ・・・私に全ての怒りをぶつけるのは間違いだろう・・・。」
「・・・何でこんな事を・・・。」
霧崎は椅子から立ち上がるとヒロキを見て呼びかける。
「全ては白鳥ヒロキについて知るためさ。」
「僕を⁉︎」
「・・・今日は君の事をじっくり観察させてもらったよ・・・・君は迷ったね・・・目の前の仲間か大勢の命・・・どちらを守るべきか・・・その結果君の選択は大事な仲間を危険に晒した・・・。」
「‼︎・・・。」
「ヒロキは間違った事はしていまセン‼︎」
「そうですよ‼︎貴方がインペライザーを盗ませて起動させたんじゃないですか‼︎」
「そうだ‼︎てめえが悪巧みしたせいだろうが‼︎」
「アンタにヒロちゃんを責める資格は無い‼︎」
クララ、レイカ、ベニオ、ミカヅキの言葉を聞いた霧崎は悪びれずに言い放つ。
「おいおい・・・・レッドキングのお嬢さん・・・君は一つの物事しか見ないのかい・・・・この世界には善も悪も光も闇も無いというのに・・・。」
「はぁ?訳分かんない事言いやがって‼︎」
「⁉︎待て‼︎・・・その言葉・・・・確か・・・・。」
『まさか・・・やっぱり生きてやがったんだな‼︎』
霧崎はトレギアアイを取り出した。そして霧崎はヒロキ達に言い放つ。
「私は白鳥ヒロキに興味が湧いた・・・そして彼の強さは怪獣娘のお嬢さん達にあると知った・・・。だから。」
霧崎はトレギアアイを顔に翳してトレギアの姿に戻る。その場にいた皆は目を見開いていた。
『君達にも私の事を知っておいてもらいたいのさ・・・。』
「う・・・・嘘・・・・。」
「あ・・・・アンタが⁉︎」
「まさか⁉︎」
動揺する怪獣娘達。トモミが皆の声を代表して叫んだ。
「貴方が仮面のウルトラマン・・・トレギアだったのですか⁉︎」
『おや・・・既に怪獣娘のお嬢さん達も私の事を知っていたんだね・・・その通り・・・私の名はウルトラマントレギア・・・。』
トレギアに全員が警戒する中、ミクは怒りで手に持ったソウルライザーを握りしめていた。そしてソウルライザーを使って怪獣娘に変身する。
「アンタが・・・アンタがトレギアだったなんて・・・・ソウルライド、『ミクラス』‼︎」
「ミクラス?」
「ミクちゃん?」
「うあああああああああああああああああああああああああああああああ‼︎」
ミクラスは怒りを込めてトレギアに殴りかかる。しかしトレギアはあっさりと彼女の拳をいなしていた。
「よくも・・・よくも・・・・ヴォルクお兄ちゃんを‼︎アンタの・・・・アンタの・・・・・くだらない野望のせいで・・・・ヴォルクお兄ちゃんは・・・ヴォルクお兄ちゃんは‼︎」
『おいおい・・・彼をその道に引き摺り込んだのは君にだって原因があるんだよ・・・君達怪獣娘だけをこの社会が受け入れている限り彼みたいな宇宙人がどれだけいる事か・・・。』
「よせ‼︎ミクラス‼︎奴の言葉を聞くな‼︎」
『奴は君に勝てる相手ではない‼︎退くんだ‼︎』
ベニオとタイタスの言葉を聞かずにミクラスはトレギアに拳を放った。しかし、トレギアはあっさりと受け止めてミクラスを投げ飛ばす。
「うわああああああ⁉︎」
『やれやれ・・・品がないのは元の怪獣そっくりだねぇ・・・私が唆したあのセゲル星人や私に始末された御堂君のようになってもいいのかなぁ・・・。』
「えっ⁉︎」
「・・・・どういう事・・・ですか・・・?」
『ああ・・・あのセゲル星人に地球の事を話したのは私だよ。君達にふさわしい星があると言ったらあっさりと地球侵略を目論んでくれたよ・・・そしてインペライザーを起動した時点で御堂君はもう用済みだったからねぇ・・・君を狙えば必ず彼は君を庇う・・・全て私の計算通りだったよ・・・・フハハハハハハハハハハ‼︎』
「貴方の・・・せいで・・・‼︎」
「絶対に・・・・許さない‼︎」
アキとレイカは怪獣娘に変身してトレギアにレーザーと突進を仕掛ける。しかし、トレギアはあっさりとそれを受け止める。
『おやおや・・・光の使者ウルトラセブンに仕えたカプセル怪獣の魂を継いだ君達の力はそんなものなのかい・・・。』
「ぐううっ‼︎」
3人はトレギアに怒りを込めて突撃しようとする。それをキングジョーが3人を羽交い締めにして止める。
「3人とも、それ以上はいけまセン‼︎」
「キングジョーさん‼︎離して、離してよ‼︎」
「トレギアに大切なものを奪われた悲しみはワタシにも痛いほど理解できマス。けど、ここで怒りのままに戦ったらトレギアの思うツボデスヨ。」
その言葉に3人はチビスケの最期を思い出したのか落ち着いてくる。そしてトレギアはヒロキを指差して発言した。
『今日は君達と戦いに来たんじゃない・・・ほんの挨拶さ・・・白鳥ヒロキ・・・これからも私を楽しませてくれよ・・・君と怪獣娘のお嬢さん達との絆の物語って奴を・・・。』
「私達は・・・・怪獣娘は・・・・・絶対に貴方なんかに負けません‼︎」
『ハハハハハハハハ‼︎威勢がいいねぇ・・・ピグモンのお嬢さん・・・では今日はこの辺で・・・フハハハハハハハ‼︎』
トレギアはそう言い残してその場から消えていった。ヒロキはその場で拳を握りしめている
「皆さん・・・これから先・・・私達は」
「分かってます・・・分かってますよ・・・・僕達は絶対に負けない‼︎・・・・・トレギアぁぁぁぁぁぁ‼︎」
ヒロキの怒りに込めた叫びがその場に響いていた。
次回予告(CV:ウルトラマンタイガ+タイタス)
『頻発する怪獣の都市破壊。その裏には社会に不満を持つ宇宙人の姿があった。そんな中、ゼットンが出会った1人の少年。ヒロキ、これには新たな事件の匂いがするぜ‼︎次回‼︎
星の一閃、アストロビーム‼︎』