怪獣娘タイガ ~トライスクワッド参上計画~   作:特撮恐竜

67 / 93
1ヶ月ほどお待たせして申し訳ありません。燃え尽きたりポケモンやってたりしてました。
それではどうぞ。

わんぱく宇宙人『ピッコロ』登場
無双鉄神『インペライザー』登場


ピッコロを守れ‼︎(前編)

1つの彗星が広い宇宙空間を駆けていた。その上には1人の宇宙人が乗っている。その宇宙人は頭に帽子を被って木彫りの人形のような姿をしていた。その宇宙人は彗星に乗りながら宇宙のあちこちを旅している。彼は昔降り立ったとある惑星での出来事を思い出していた。昔の事を思い出していた彼に1人しかいない筈の彗星に話しかけてくる声が聞こえてきた。実は彼が乗っている彗星には意志があるのだ。宇宙人は彗星からの問いに答える。

 

「どうしたんだい?宇宙を眺めてさ。」

「アレから・・・どれくらい長い時が流れたんだろうなって思ってさ・・・。昔、ウルトラマンと戦って・・・・・そのウルトラマンから大切な事を教えられて・・・・。」

「そうだね、どれくらい長い時が流れたんだろうね。」

「噂じゃそいつにも息子が出来て宇宙の平和のために戦ってるんらしいな・・・・・。その息子に会ってみたいな・・・・・って⁉︎」

「どうしたんだい?」

「あ、あの星は⁉︎」

 

彼の目にはかつて自身が降り立った星が見えた。その星は彼が降り立った時、彼は星の住民を観察していく中で小さい命を奪った星の住民に怒りを抱いた。そして彼は巨大化して街で暴れ回るもかつて当時その星を守っていたウルトラマンと戦い、彼の説得を受けて宇宙に帰っていった。彼はその星を見るや昔の事を思い出しながら立ち上がった。

 

「アレは・・・昔、君が降り立った星だね。」

「ああ・・・懐かしいな・・・・タロウと戦ったあの日が・・・。」

「どうする?このまま素通りするかそれとも・・・もう一度降りるか?」

「そうだな・・・・久しぶりに降りてみるか・・・・地球に!」

「そうかい、じゃあこの辺を回ってるよ。行ってきな。」

 

彼は彗星から大きく飛び上がるとかつて自身が訪れた星『地球』に向かって降り立っていった。

 

 

 

 

 

 

 

「クララちゃんのモデル復帰ステージ⁉︎」

「はい、キンキンのモデル復帰ステージを一ヶ月後に開催する事になりました‼︎」

「・・・・・ワタシ・・・またステージに立てるんデスネ・・・‼︎」

 

その頃、地球ではGIRLS東京支部内でヒロキはクララと共にトモミからクララのモデル活動の再開の時期の話を聞いていた。クララはトモミの言葉に思わず感極まった声を出してしまう。ヒロキも隣にいる幼馴染がまたステージに上がれる日を待っていたため、感慨深い気持ちになっていた。

 

「良かったね、クララちゃん、漸くモデル活動を再開できて。」

「ハイ・・・また皆の前に怪獣娘『キングジョー』として帰ってくる事が出来マス・・・・。」

「本当に良かった・・・・クララちゃんの復帰を願う大勢のファンの声に応えられて・・・・。僕も何度も呼び掛けた甲斐があったよ・・・。」

 

実は今までGIRLSに全国のクララのファンから彼女のモデル復帰を望む声が数千以上送られてきたのだ。ヒロキは全国から寄せられるその声を1つ1つ確かめて彼女がファンからどれだけ愛されているかを実感した。その声を確かめたヒロキはトモミと共に上層部に何度も彼女のモデル活動の再開に向けて掛け合ってきた。そして今、漸く彼女のモデル復帰ステージが計画された事で彼女のモデル活動を再開させられる事を知って喜びを隠し切れなかった。

 

「本当に良かったね・・・・クララちゃん。」

「ヒロキ・・・・本当にありがとうございマス!ワタシのためにここまデ・・・‼︎」

「クララちゃん・・・いつでもモデル活動に復帰出来るように自身のプロポーションを保てるよう努力してきたのを見てきたし・・・それに・・・。」

「?」

「クララちゃんがモデル雑誌とか見るたびに少し浮かない表情をするからさ・・・・クララちゃんが再びモデルやりたいって思っているのが伝わってきたし・・・そのために僕に出来る事は何だってやろうと思ってさ。」

「ヒロキ・・・・本当にthank youデース‼︎」

「ちょっ⁉︎クララちゃ・・・・・⁉︎」

 

ヒロキの言葉を聞いたクララは嬉しさの余りヒロキに抱き付いた。ヒロキは抱き付かれた事で彼女の豊満な胸を感じてしまい顔を赤くしてクララに離れるよう促す。しかし、彼女はヒロキが何故顔を赤くしているのか察すると更に自身の豊満な胸を押し付けた。

 

「く、クララちゃん、いつも言ってるけど、人前で抱き付くのは止めて‼︎」

「どうしてデスカ?」

「いや・・・それは・・・・その・・・・・クララちゃん・・・・有名人だし・・・・君のファンに見られたら僕、殺されかねないし・・・・それに・・・・その・・・・。」

「もしかして・・・・。」

「⁉︎・・・く、クララちゃん・・・ちょっと密着度が・・・。」

「ン〜、何が言いたいのか分かりマセンネ〜♪もっとはっきり言ってくれないト〜。」

「い・・・いや・・・その・・・。」

(フフフッ、なんだかんだ言ってヒロキも男の子デスネ〜。ワタシのGIRLSで1番大きなおっぱいにドキドキしてるのが丸分かりデスヨ〜♪そんなヒロキにはもっとサービスしてあげマス♪ワタシのおっぱいの感触・・・存分に感じて下サイネ♪)」

「キ、キンキン、そこまでです!ヒロヒロから離れて下さい‼︎」

 

クララに抱き付かれるヒロキの様子を見ていられなくなったのかトモミがヒロキとクララの間に割って入り2人を引き剥がす。引き剥がされたクララは少し頬を膨らませて不機嫌そうな顔になる。

 

「ム〜、ピグモン、何するんデスカ〜⁉︎」

「キンキン、幾らモデル活動停止中でメディアに出ていないとはいえ少しヒロヒロにくっつきすぎですよ‼︎ヒロヒロ、大丈夫ですか?」

「ぼ、僕は平気です‼︎気にしないで下さい‼︎」

 

ヒロキはまだ顔が赤いもののトモミの気遣いの言葉に応答する。ヒロキの様子を見たトモミは彼がもう大丈夫だと判断すると再びクララのモデル復帰ステージについて話し始めた。

 

「キンキンの復帰ステージなのですがザンザン達がステージの演奏を行います。それでステージにはキンキンだけでなくロラロラも入る事になりました。」

「ロラロラ?その人って何の怪獣娘ですか?」

「ローランの怪獣娘デス。ワタシと同じくモデルをやっていて多くのファンがいる怪獣娘デス。」

『ローランって・・・・昔、レオが遭遇したあのローランか⁉︎』

 

タイガはクララの言葉を聞いて驚いた様な声を上げる。ヒロキは祖父の手帳を見てローランについて記されたページをトライスクワッドに見せる。

 

「タイガ、レオが遭遇したローランってもしかしてこれ?」

『ああ、宇宙で一番美しいと言われている怪獣だ。』

「そうです。宇宙鶴『ローラン』の怪獣娘です。もしかしてイガイガ達は本物を?」

『ああ、私達も昔遭遇した事がある。その時もマグマ星人達に追われていたな。』

『まっ、俺とタイガと旦那で追っ払ってやったけどな。』

『ああ、俺達もレオに助けられたあのローラン本人を助けた事があるんだ。やっぱり怪獣娘ってのは不思議だな、セブンと元気に暮らしているあの3匹だけじゃなく宇宙に帰っていったローランの魂まで受け継ぐ怪獣娘がいるなんて。』

『うむ、私達ウルトラマンにとっても怪獣娘は不思議な存在だな。』

「イガイガ達ウルトラマンにとっても私達って不思議な存在なんですか?」

『まぁな・・・地球についてはある程度は聞いていたんだが怪獣娘の姉ちゃん達がいるなんてのは完全に予想外だったぜ。』

「ヒロキ、ピグモン、タイガ達、ワタシの復帰ステージの話について話し合うんですがヨネ。話がローランの話に脱線してマスヨ!」

 

トライスクワッドとヒロキ、トモミの会話が続く中、クララは本題である自身の復帰ステージの話に修正しようとする。ヒロキ達はクララの言葉を聞くと再び話を戻した。

 

「ああ、御免御免。えっと・・・クララちゃんの復帰ステージにはローランさんも加わるんですよね?」

「はい、ロラロラもキンキンのモデル復帰を待ち望んでいました。彼女も張り切ってますよ〜。」

「ファッションはNISHINAブランドが全面協力してくれるようデス。警備に就くのが確か・・・・。」

「アギアギとガツガツですね。」

「・・・・アギラちゃんは大丈夫でしょうけど・・・・・ガッツが仕事を溜めて遅刻しなければいいのデスガ・・・。」

「ミコさん・・・・仕事溜め込むからね・・・・まぁでも今は皆にキツく仕事を溜め込まないように言われてるんでしょ。多分・・・大丈夫じゃない?」

「・・・そうデスネ。確かにガッツも自身の立場は弁えていると信じまショウ。」

「いざとなったらミコさんの様子・・・見に行こうか?」

「そうですね〜。ヒロヒロ、いざとなったらお願いできますか?」

「分かりました‼︎」

 

ヒロキの返事を聞いたクララとトモミは安堵の表情を浮かべるもクララはヒロキに顔を近付けてジト目で睨んだ。

 

「ヒロキ、ただ・・・余りガッツと近づき過ぎちゃ駄目デスヨ。」

「へっ?それって・・・。」

「それはキンキンに同意です‼︎ヒロヒロ、余り近づき過ぎないで下さいね‼︎」

「トモミさん⁉︎」

『2人とも・・・・本当に悪い・・・・俺達の相棒が・・・・ヒロキが・・・。』

 

ヒロキに詰め寄って釘を刺す2人の女子を見てタイガは思わず小さく呟くしか無かった。最後まで言葉を発しようとしたその時、GIRLS東京支部内にサイレンが鳴り響いた。緊急事態を知らせるサイレンだと感じるとヒロキ達は指令室に向かう。指令室に入るとトモミはサイレンが鳴った原因とその状況を訊ねた。

 

「皆さん、どうしました⁉︎」

「品川付近に怪獣が出現しました‼︎出現したのは無双鉄神『インペライザー』です‼︎」

 

ヒロキ達がモニターを見るとそこには品川の町をガンポートから放つ光弾で町を破壊するインペライザーが映っていた。ヒロキはそれを見ると直ぐ様指令室から飛び出していく。トモミはモニターを見ながら隣にいるクララとGIRLS東京支部内の怪獣娘に指示を出す。

 

「キンキン、ヒロヒロ、急いで現場に向かって下さい‼︎ヒロヒロ、避難が完了したら」

「分かってます‼︎クララちゃん‼︎」

「了解デス‼︎行きまショウ‼︎」

「GIRLSの皆さん、緊急事態です‼︎品川にインペライザーが現れました‼︎直ちに出動して下さい‼︎」

 

 

 

 

 

 

 

品川では肩の砲台から放つ光弾で町を破壊するインペライザーから人々が逃げ惑っていた。ヒロキとキングジョーが人々を誘導する。

 

「皆さん、落ち着いて下さい‼︎」

「慌てないデ‼︎落ち着いて避難して下サイ‼︎」

 

ヒロキとキングジョーの避難誘導に従って人々が走っていく。そこにはミクラス、ゴモラ、アギラの3人もいた。

 

「皆ー‼︎落ち着いて‼︎」

「押しちゃ駄目だよ‼︎」

「慌てないで逃げて下さい‼︎」

 

インペライザーが今度は顔に付いたガトリングを回転させて光線を放つ。それは品川の町を火の海に変えていく。光線の余波を受けて崩れた高層ビルが人々を押し潰そうとする。

 

「うわああああああああ⁉︎」

「嫌ああああぁぁぁぁ‼︎」

「あっ‼︎危ない‼︎ビルが崩れた先に人が‼︎」

「駄目‼︎わたし達じゃ間に合わない‼︎ヒロちゃん‼︎タイガちゃん‼︎」

「『ああ‼︎』」

 

ミクラスとゴモラはそれに気付いてヒロキに呼び掛ける。ヒロキとタイガは頷き、それを見て駆け出すとタイガスパークを出現させる。周りに人がいない事を確認したヒロキはタイガキーホルダーを掴んだ。

 

〈カモン!〉

 

「光の勇者、タイガ!!」

『はあーっ!ふっ!』

「バディィィゴーーーー!!!」

 

〈ウルトラマンタイガ!〉

 

光と共に現れたタイガはビルを掴んで下敷きになろうとしていた人達を救出する。目の前に現れたウルトラマンに命を救われた人々はタイガにお礼の言葉を叫ぶ。

 

「あっ‼︎ウルトラマン‼︎」

「あたし達を助けてくれたの・・・・ありがとうウルトラマーン‼︎」

 

タイガは頷くとインペライザーに向かって走っていく。そして途中で止まるとインペライザーに向かって構えた。

 

(このインペライザー・・・一体誰が送り込んできたんだ⁉︎)

『考えるのは後だ‼︎まずはコイツを倒すぞ‼︎』

 

タイガは再びインペライザーに向かって突進していく。そして飛び蹴りを浴びせるとインペライザーは後退する。体勢を立て直したインペライザーはガンポートから光弾を放つがタイガは手刀でそれを弾いた。そして再びインペライザーに向かって接近してパンチを連続で放つ。

 

『うおおおおおお‼︎』

 

タイガの放つ連続パンチは次第にインペライザーの機体にダメージを与えていく。しかし、痛みを感じないインペライザーは動じずにガンポートから光弾を放ってタイガを吹っ飛ばした。

 

『うわあっ⁉︎』

(タイガ‼︎)

『大丈夫だ、これくらい‼︎』

 

タイガは再び立ち上がってインペライザーに向かって走っていく。途中でジャンプするとタイガは体を捻って飛び蹴りを浴びせた。インペライザーの機体は地面に思い切り背中を付いた。タイガはその隙にインペライザーにマウントをとって何度も殴り付ける。しかし、インペライザーも両腕でタイガを強打してタイガを引き離した。タイガは地面を転がっていく。

 

『ぐっ・・・・これならどうだ‼︎スワローバレット‼︎』

 

タイガは起き上がるとスワローバレットを放つ。起き上がったインペライザーはタイガに向かって前進するもスワローバレットを受けて機体に火花を散らしながら後退して立ち止まる。光線を受けた箇所からは煙が上がっており確かに機体にダメージがあった証だ。しかし、インペライザーはそれでも進行を止めない。タイガは再び構えてインペライザーに向かっていく。その時、キングジョー達のソウルライザーにピグモンからの通信が入る。

 

『皆さん、大変です‼︎』

「ピグモン、どうしマシタ‼︎」

『宇宙からそちらに向けて何かが降下してきます‼︎』

『!!!?』

 

その一方でタイタスも空からこっちに降りてくる何かに気付いてタイガに話しかける。

 

『タイガ、空から何かが降りてくる‼︎』

『何っ⁉︎』

 

タイガは空を見上げるとタイガとインペライザーの間に何かが大きな地鳴りを鳴らし土煙を起こして降りて来た。やがて土煙が収まるとそこにはキノピオを思わせる顔をした赤い服を纏った宇宙人がいた。それは先程彗星から降りてきた宇宙人だった。

 

「新たな宇宙人⁉︎」

「キングジョーさん、解析は⁉︎」

「今、やってマス‼︎」

『何だコイツ⁉︎』

(『・・・・・。』)

『お、おい、タイガ、ヒロキ、お前らどうしたんだよ⁉︎』

『い・・・・いや・・・。』

(この宇宙人・・・何処かで見た事あるような気が・・・。)

 

怪獣娘やフーマが新たな宇宙人を見て驚く声を上げる中、ヒロキとタイガは彼の顔を見て何か引っかかっていた。その時、宇宙人はタイガを見ると彼に嬉しそうに駆け寄ってきた。

 

「ん・・・お前は・・・・タロウ⁉︎・・・・いや・・・・違うな・・・。」

『人違いにも程があるだろ‼︎俺はタイガだ‼︎・・・・って思い出した‼︎お前はピッコラ星雲人だろ‼︎』

(ピッコラ星雲人・・・。そういえばお爺ちゃんの手帳に載ってた!!確か君の父さんと戦った宇宙人だよ!!確かタロウさんに宇宙に帰されたらしいけど・・・。)

「父さん?・・・もしかして・・・・そうか⁉︎お前が噂に聞いたタロウの息子『タイガ』なんだな‼︎そうかそうか‼︎まさかタロウと戦ったこの星でタロウの息子と会う事になるなんてな‼︎」

『父さんと戦った・・・ピッコラ星雲人・・・・待て待て‼︎お前、まさか⁉︎』

「おっ!知ってるのか‼︎なら話は早いな‼︎俺は昔、お前の父タロウと戦ったピッコラ星雲のプリンス、『ピッコロ』様だ‼︎」

 

思わぬところで昔、父と戦ったわんぱく宇宙人『ピッコロ』の登場にタイガは暫く沈黙した後、大声で叫んでいた。

 

『えっ・・・・えええええええええええええええええ⁉︎』




これまでのトリガーを見てどう怪獣娘と絡ませようか悩み中です。その前に怪獣娘タイガの方だけでも何とか完結させないと・・・・。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。