怪獣娘タイガ ~トライスクワッド参上計画~   作:特撮恐竜

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今回はタロウ宇宙人のオンパレードです。

目つぶし星人『カタン星人』登場
猫舌星人『グロスト』登場
醜悪星人『メドウーサ星人』登場
緑色宇宙人『テロリスト星人』登場


ピッコロを守れ‼︎(中編)

『う、嘘だろ⁉︎お前、父さんが戦ったあのピッコラ星雲の王子なのかよ⁉︎』

「ああ、そうさ‼︎お前が噂のタイガだな‼︎感激だな〜。まさか昔、タロウと戦ったこの星で会えるなんてな‼︎」

 

タイガは思わぬところで父親と縁のある宇宙人に出会った事に驚きを隠せない。一方でキングジョー達怪獣娘も目の前の宇宙人に驚く仕草を見せるタイガに不思議な目を向けていた。

 

「タイガ、どうしたんだろう?あの宇宙人を見て凄く驚いているようだけど。」

「タイガさんの様子からして知り合いみたいな空気ですが・・・。」

「皆さん、アーカイブドキュメントに照合したところ該当がありマシタ‼︎あの宇宙人はピッコラ星雲人、かつてタイガの父親であるウルトラマンタロウが戦った宇宙人の同族デス‼︎」

『皆、それは違う‼︎』

 

キングジョーの声が聞こえたのかタイガは怪獣娘達の方を向いて彼女達にテレパシーを送る。それを聞いたガッツ星人はタイガに聞き返した。

 

「えっ⁉︎違うって・・・・一体どういう事⁉︎」

『このピッコラ星雲人の名はピッコロ‼︎かつて父さんが戦ったあのピッコラ星雲人本人だ‼︎』

「ええ⁉︎」

「何でそんな奴がまた地球に⁉︎」

 

タイガと怪獣娘の会話が聞こえたのかピッコロはタイガの視線の先に目を向ける。そして目の前の怪獣娘を見てタイガに訊ねた。

 

「なぁ、あそこにいる女の子達は誰なんだ?なんかキングジョーとかレッドキングとかさ怪獣っぽい格好してるけど・・・・怪獣のコスプレ集団か?」

『違う‼︎アイツらは』

 

タイガはピッコロの質問に答えようとするがその前にインペライザーのガンポートから光弾が放たれる。タイガはそれを見て光弾の先に立っているピッコロの前に割って入り両腕を組んで光弾を受け止める。

 

『ぐっ⁉︎』

 

タイガは両腕で光弾を弾くと再び構える。その隣にピッコロが立って入るとピッコロは助太刀を申し出た。

 

「インペライザーか・・・俺も手伝うぜ、タイガ。」

『お、おいよせ‼︎お前が敵う相手じゃ‼︎』

 

インペライザーを見ながら構える。その時インペライザーの上半身が回転し始める。

 

『マズい‼︎このままじゃ‼︎』

「大丈夫だ!俺に任せろ‼︎」

『おい、お前‼︎』

 

バニシングサークルを放つ動作に入ったことを確認するとピッコロは何処からともなくハンマーを取り出してインペライザーに向かっていった。タイガは制止するもピッコロはインペライザーの前で大ジャンプして降下していく。そしてピッコロのハンマーはそのままインペライザーの右肩に振り下ろされた。派手に音を上げてインペライザーの右肩が砕ける。

 

(なっ⁉︎インペライザーの右肩が⁉︎)

『なんつー奴だよ・・・・。』

「当然‼︎昔、タロウと戦ってからも様々な星に訪れて時には悪い奴らと戦う時もあったからな‼︎」

『成る程・・・様々な星を訪れた経験からか・・・。』

 

ヒロキ、フーマは目の前の光景に驚く声を上げる。自信に満ちた声を上げるピッコロにタイタスは納得した。その時、インペライザーは顔のガトリングを回転させ始める。光線を打つ構えに入った事を悟ったヒロキはタイガに呼び掛けるがその前にピッコロが動き出す。

 

(タイガ‼︎)

『ヤバい‼︎』

「俺に任せろ‼︎」

 

ピッコロはまたしてもインペライザーの前に立ちはだかり頭の帽子を取ってインペライザーに投げつける。インペライザーは同時にガトリングから光線を放つも回転ノコギリとなったピッコロの帽子が光線を切り裂いてインペライザーに向かっていった。そしてそのままインペライザーの機体に大きな切り傷が付けられる。

 

『マジかよ・・・あの光線をぶった切りやがった・・・。』

(今がチャンスだ‼︎タイガ‼︎)

『あっ・・・ああ‼︎』

 

〈カモン!〉

 

〈アース!〉〈シャイン!〉

 

「輝きの力を手に!!」

「バディィィィィゴーーー!!」

 

〈ウルトラマンタイガ フォトンアース!〉

 

フォトンアースとなったウルトラマンタイガがふらつくインペライザーを見据える。そのままタイガは必殺光線を打つ構えに入った。

 

『オーラム・・ストリウム‼︎』

 

タイガが光の光線を放った時、タイガの隣に立ったピッコロが鼻からミサイルを放った。そのまま光線とミサイルが直撃してインペライザーは大爆発を起こす。そしてタイガとピッコロは確認するようにお互いを見ていた。

 

 

 

 

 

 

 

「成る程・・・怪獣の魂を継ぐ怪獣娘か〜。俺が宇宙を旅してる間に地球にはこんなに劇的な変化があったんだな〜。」

『ああ・・・まぁな・・・。』

「にしたってタイガの仲間のウルトラマンが惑星ジーの王アウサル13世を救った若きU40の力の賢者とあの絵本のモデルとなった青い体の風の覇者だったとはな〜。これも驚きだぜ。」

『それはこちらも同じです。まさか・・・貴方が私やフーマの事をご存知だったとは・・・。』

『世間は狭いな・・・。』

 

その後、人間大に縮小したピッコロはヒロキとトライスクワッド、そして怪獣娘達と対面していた。ピッコロはタイガ達との会話を終えるとヒロキに目を向ける。

 

「それでお前がタイガに力を貸している地球人なんだな。」

「はい・・・白鳥ヒロキっていいます。」

「ヒロキか・・・よろしくな、ヒロキ。」

 

ヒロキとピッコロが自己紹介し合っているとトモミがやってきてピッコロに向き合う。

 

「ピッコロ王子、初めまして。私は国際怪獣救助指導組織通称『GIRLS』の怪獣娘ピグモンと申します。」

「へぇ〜、お前、ピグモンの怪獣娘なのか。」

「はい、貴方はかつてイガイガのお父様であるあのウルトラマンタロウと戦ったあのピッコラ星雲人本人だとお聞きしましたが・・・。」

「そうさ。昔、怒りで暴走した俺はこの星でタイガの父上であるタロウと戦って宇宙に帰っていった。タイガもそれを知ってるよな?」

『あっ・・・・ああ・・・父さんが昔、ピッコラ星雲の王子と戦った事があるって話は聞いた事があるぜ・・・。まさか・・・その本人が今になって・・・。何でまたこの星に降りて来たんだ?』

「宇宙を旅していたらたまたま地球の近くに来てさ、折角だから今の地球を見たくなったんだよ。なぁ、今の地球を案内してくれよ。もう暴れたり迷惑かけたりしないからさ。」

「トモミさん、どうします?」

 

ヒロキはトモミに判断を仰ぐ。トモミは少し考え黙り込む。そして彼女は結論を出した。

 

「分かりました。昔のように地球の皆さんに迷惑をかけないのならいいですよ。」

「本当か⁉︎」

「はい、ヒロヒロ、イガイガ達と共に案内してあげてください。」

「分かりました。」

 

 

 

 

 

 

「なぁ、何でわざわざ地球人の姿に変身しなきゃいけないんだ?」

『お前の元の姿で町を歩いていると色々と面倒なんだよ‼︎』

『分かって下さい、ピッコロ王子。この星の人々はまだ宇宙人に慣れていないのです。』

『それにアンタはピッコラ星雲の王子なんだろ。アンタが本来の姿で歩いていたら厄介な連中に目をつけられる可能性があるんだよ。』

「ヴィラン・ギルドとかね・・・・とにかく色々と我慢してくれる?」

「・・・・そうか。分かったよ。」

 

その後、町を歩くヒロキとクララ達の隣にはヒロキ達より少し背の低い少年がいた。彼こそが人間に擬態したピッコロだ。ヒロキ達トライスクワッドがピッコロに人間に擬態しなければならない理由を説明していた。ピッコロも面倒事は避けたいのか彼らの言葉に従っている。彼らが町を歩く中、ピッコロは立ち止まるとあるものに目を向けた。

 

「どうしたの?」

「いや・・・アレが気になって・・・。」

 

アキが訊ねるとピッコロは視線の先を指差した。そこにはタピオカミルクティーの店が建っている。ミコとミカヅキがタピオカについて説明する。

 

「アレはタピオカっていうの。」

「飲み物にアレを入れて飲むと美味しいんだよ。」

「へー。」

 

その後、ヒロキ達はタピオカミルクティーを購入し、町を歩いていた。ピッコロは一口飲むと気に入ったのか歓喜の声を上げる。

 

「コレ、凄え美味いな‼︎」

「でしょー!」

「もう一杯飲んでいいか?コレ、気に入った‼︎」

 

ピッコロの為にヒロキがもう1度タピオカを買うと一同は紙パック片手に町を歩き始めた。町を見渡すピッコロが再び口を開いた。

 

「それにしても・・・・随分とでっかい建物が増えたなぁ・・・。」

『お前が父さんと戦って何十年も経ってんだぜ。そりゃあ地球の科学技術も上がるよ。』

「そうか〜、アレからそんなに経ったのか・・・、時が過ぎるのは早いな。」

『それにしても一惑星の第一王子がこの星で油売ってていいのかよ?ピッコラ星が心配になるぜ・・・。』

「おいおい、フーマ、父上はまだまだ現役だからな。そうじゃなきゃこうして宇宙を旅してないって。」

「随分と自由に動いてるんですね。」

「俺だけじゃないぜ。他にも兄弟がいるんだけどそいつらも宇宙を旅してるぜ。」

「兄弟がいらっしゃるのですか?」

「ああ、例えば第三王子のピッタは己を鍛える為に別宇宙で自分よりも何十倍、いや、下手すりゃ何百倍も大きい怪獣を狩る怪獣ハンターをやってるんだ。」

「お前らピッコロ星雲人って旅好きなんだな・・・。」

 

ピッコロ星雲人の自由ぶりに驚くヒロキ達。すると星の仲間達の事を思い出したピッコロは再びタイガに声を掛ける。

 

「そういえばさ、タイガ、故郷の話をしてて思い出したんだけど、俺の友達にギャラクシーレスキューフォースに入ったポッコラってやつがいるんだけどそいつ、お前と戦いたがってたからもし会う事があったらその時はよろしくな。」

『はぁ⁉︎俺と⁉︎何で⁉︎』

「何でも俺がタロウに負けたから一族の雪辱を晴らす為にお前と対戦したいんだと。ちなみにそいつディノゾールをパンチ1発で追い払える実力があるから気を付けろよ。」

『・・・マジで・・・あのディノゾールを・・・。』

「ちょっと待って‼︎ギャラクシーレスキューフォースって何⁉︎」

『宇宙から様々な精鋭達が集まって出来た部隊だ。か弱き生命を守り救助する事を使命としているが・・・ピッコラ星雲人にも参加しているメンバーがいるとは・・・。』

「宇宙から様々な精鋭達が集まって出来た部隊・・・・。」

「話の規模がデカすぎんだろ・・・・・・。」

 

タイガがピッコロの話に頭を抱える中、タイタスから語られた宇宙規模の話に唖然とする怪獣娘達。アキとベニオが皆の声を代表する中、ビルの屋上から彼らを見る怪しげな影があった。

 

「見つけたぞ、地球人に化けてるが間違いなくピッコロ王子だ。」

「周りにいるのは地球人の小娘達か・・・余裕だな。」

 

その影はスナイパーライフルを引き抜くと引き金に手を掛ける。その時、フーマが上からの殺気に気付いた。

 

『‼︎・・・おい、上から誰かが俺らを狙ってやがるぞ‼︎』

「ええっ⁉︎」

「危ない‼︎」

 

その時、上からピッコロ王子目掛けて銃撃が飛んできた。ヒロキは思わずピッコロを庇って地面に伏せさせる。その瞬間、ピッコロが立っていた跡地には銃痕が残っていた。

 

「コレは・・・銃痕⁉︎」

『まさか・・・誰かがピッコロの命を⁉︎』

 

ヒロキとタイガは上を見上げるも既に誰もいない。その頃、ビルの屋上にいた2人はその場から立ち去ると誰かと通信を取っていた。

 

「こちら暗殺班、作戦に失敗した。地上班、後は任せる。」

『ラジャー。』

 

男達の通信が終わると共にヒロキ達を黒づくめの男達が取り囲んだ。彼らは全員見た事のない銃を持っている。

 

「な、何だ何だ?」

「えっ?えっ?えっええっ⁉︎」

「な、何なんだよ、お前ら‼︎」

「その小僧・・・ピッコロ王子を我々に引き渡せ。」

『‼︎』

 

男の1人が人間に擬態したピッコロ王子の正体を見破った事に驚きを隠せないヒロキ達。やがて男達の代表格4人が立ちはだかると彼らは正体を表した。それぞれ、頭部に5本の触覚、鋭い鎌を備えた右腕とくちばしのような鋭い口と赤い目を備えた目つぶし星人『カタン星人』、白い体の氷に覆われたような姿のねこ舌星人『グロスト』、3本の触覚に鞭状の腕、肩に赤グロスト長い突起を備えた醜悪星人『メドウーサ星人』、全身緑色に肩に長く曲がった突起を備えた緑色宇宙人『テロリスト星人』だ。

 

「こいつら、宇宙人だったのか⁉︎」

『しかも全員、父さんと戦った奴の同族じゃねぇか‼︎』

「お前ら、何故ピッコロを狙う⁉︎」

「決まってる‼︎我らの同士を潰したピッコラ星及びピッコラ王への復讐だ‼︎」

「同士を父上に・・・まさかお前ら、宇宙人連合の生き残りか⁉︎」

 

カタン星人の言葉を聞いて思い当たる節があったピッコロの言葉を聞いたクララとヒロキは思わずピッコロに訊ねる。

 

「宇宙人連合って何デスカ⁉︎」

「ピッコラ星雲と何か関係が?」

「宇宙のあちこちで様々な資源やエネルギー源を奪い尽くして兵器を作って破壊の限りを尽くす連中だ。様々な宇宙人が集まって出来た組織で以前、ピッコラ星にも攻めてきたらしいけど父上率いる精鋭部隊に壊滅させられた。・・・まさか生き残りがいたなんて・・・。」

「お前ら小娘共、そいつを引き渡せ。そうすればお前らの命は助けてやるぞ。」

「そうはいくかよ‼︎皆、行くぞ‼︎」

『ソウルライド‼︎』

「何⁉︎」

 

全員が事情を把握した中、ベニオの掛け声で全員がソウルライザーを構えて怪獣娘に変身する。ピッコロと一緒にいた少女達が怪獣娘だと知った暗黒星雲団の宇宙人はざわつき出す。

 

「こ、こいつら怪獣娘だったのか⁉︎」

「どうします⁉︎一時撤退しますか⁉︎」

「だからどうした‼︎こんな奴ら地球人の小娘達が怪獣の力を得ただけに過ぎない‼︎全員で掛かればなんて事はない‼︎」

「それに地球人の小娘は高く売れるからな。捕らえて売り飛ばし我らの資金源にするのもアリだろう。」

「そうだな、ピッコロ王子と地球人の小僧以外は死なない程度に痛めつけて捕獲して売り飛ばすか。」

「‼︎・・・・ふざけんな‼︎あたし達はアンタ達の売り物じゃない‼︎」

 

戦闘態勢を見せる怪獣娘達をピッコロは引き止めるが彼女達は聞く耳を持たない。

 

「ま、待て‼︎奴らの狙いは俺だ‼︎皆は下がって」

「そうはいかないよ‼︎この宇宙人達を放って置いたら地球で何をするか分からない‼︎」

『それにお前に何かあったら父さんに顔負けできなくなる‼︎』

「安心して‼︎わたし達強いから‼︎」

「ピグモン、民間人を避難させてくれ‼︎」

「分かりました‼︎皆さん、気をつけて‼︎」

「行くぞ、皆‼︎」

 

ヒロキと怪獣娘達は宇宙人に向けて戦闘態勢を取る。宇宙人達も怪獣娘達の様子を見ると身構える。

 

「お前ら、やれ‼︎」

 

カタン星人の声と共に宇宙人達が怪獣娘に突撃していった。怪獣娘達はそれを迎え撃つ。その一方でピグモンは民間人を避難させていた。

 

「皆さん、危険ですからこちらに‼︎こちらに避難してください‼︎」

 

彼女の声で民間人はその場から避難していく。しかし、彼女は民間人の中に宇宙人達と戦う怪獣娘達に恨み、忌々しさ、憎しみを向けた者達がいる事を知らなかった。




トリガー、遂に終わってしまいましたね・・・。普通に面白い作品だったと思います。

次はダイナメインのウルトラマンになる可能性が高いですが・・・メインヴィランはどうなるんだろう・・・。個人的にはモネラ星人とスフィアを組み合わせたような奴かなと思ってます。
具体的に言えば自分達の種子を植え付けて地球の無機物(マグマや岩など)を怪獣化させたり既存の怪獣に自身の種子を植えつけて傀儡化させて操るような植物型宇宙人ですね。登場怪獣がスフィア合成獣のオマージュにもなるし、後者に至っては既存の怪獣のスーツに植物のツルが巻き付いたような感じに改造するだけで済むからスーツを元に戻しやすいと思いますし個人的にはありそうだなと思ってます。
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