怪獣娘タイガ ~トライスクワッド参上計画~   作:特撮恐竜

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本当はストロングコロナゼロ、ルナミラクルゼロも出したかったのですが尺の都合で断念しました・・・。


激突!ウルトラビッグマッチ!(後編)

ニセベリアルとトライスクワッドの戦いを間近から眺める者達がいた。マブゼ達ヴィラン・ギルドの宇宙人と奴らに捕われたブラックスターズである。ブラックスターズは目の前でウルトラマン達を苦戦させている黒いウルトラマンに絶句しながら目を向けるしかなかった。

 

「な、なんて奴だ・・・。」

「3人のウルトラマンが全く歯が立たないなんて・・・。」

「おおお‼︎やったやった‼︎」

「凄え‼︎大迫力だ‼︎」

「ハッハッハ‼︎我々の勝利だ‼︎」 

 

喜びの声を上げるスラン星人とマブゼだが彼らの喜びもすぐに消えた。ニセベリアルがフーマに向かっていく中、突然下から何かが飛び出してニセベリアルを吹き飛ばす。それはあのトレギアだった。

 

「ぶ、ブラックさん、あれって確か‼︎」

「人類の敵と言われてる・・・青い仮面のウルトラマン‼︎」

「あっ、アイツはトレギア‼︎」

「トレギア?」

 

 

 

 

 

 

その少し前、ニセベリアルがフーマを投げ飛ばす光景の前でトレギアの仮の姿である霧崎はキングジョー達の前に姿を現していた。キングジョー達は目の前の男を見据えて戦闘態勢を取る。

 

「何構えているんだい?」

「トレギア‼︎てめえ、何しに来やがった‼︎」

「また今回も何か企んでるの⁉︎」

「そんなに警戒する事無いじゃないか・・・今回に関しては私にとっても良くない状況でね・・・あんなのにやられては困るのさ。私の計画が台無しになるからね。」

「計画ですって・・・・GIRLS調査部として聞き捨てならないわね。」

「そういえば以前ヒロから聞いたけど・・・あんた、宇宙が恐れる存在を呼んだらしいじゃない。それと何か関係があるの?」

「さぁね・・・それより私は行かせてもらうよ。アレの飼い主はあそこにいるから奴らを止めたければそこに行けばいいんじゃないかな。」

「待て‼︎逃すと思うか‼︎」

 

怪獣娘達は一斉に駆け出すも霧崎は1つのビルを指差した後、トレギアアイを顔に翳して本来の姿に戻ると同時にニセベリアルを吹き飛ばす。目の前に因縁の敵が現れた事にフーマは当然驚きの声を上げた。

 

『トレギア⁉︎何でここに⁉︎』

『順番が違うんですよ・・・・こんな木偶の坊に私の計画を止められては困るんです・・・。』

「木偶の坊だと・・・私の作品を愚弄する気かトレギアァァァァ‼︎スラン、もっとベリアル因子を注入だ‼︎」

「おいおい、ザラブだって因子にちょっと触れただけで気絶したんだぞ‼︎」

「煩ぁぁい‼︎私に指図するな‼︎」

「どうなっても知らんぞ‼︎」

「気を付けろ‼︎スラン‼︎」

「慎重に・・・慎重に・・・。」

 

ゴトラの反対を押し切ったマブゼの言葉でスラン星人は更にニセベリアルに向けてベリアル因子を照射する。それはニセベリアルのカラータイマーに命中するとニセベリアルに更に力を与えていった。

 

「うわああああ‼︎」

「ウアアアアアアア‼︎」

『何だ⁉︎』

『ほう・・・。』

「お、おい‼︎今何か‼︎」

「しかもあのビル、トレギアが指していたビルじゃん‼︎」

「トレギアの言葉通りなんて釈迦に合わないですが・・・行ってみるしかないでショウ‼︎」

 

彼女達がビルに向かったと同時にニセベリアルはフーマとトレギアに向けて突撃する。トレギアはニセベリアルの鉤爪による斬撃を手刀で弾きながら応戦するがフーマも負けじとニセベリアルに向かっていった。

 

『俺がやる‼︎』

 

しかし、フーマの蹴りをニセベリアルが受け止めた時、トレギアに足を払われたフーマはニセベリアルに蹴りを当てると同時に地面に落ちる。

 

『ほらよ・・・。』

 

再びニセベリアルが鉤爪でトレギアを切り裂こうとするがトレギアはニセベリアルの腕を掴むと頭に手刀を浴びせて怯ませる。そしてニセベリアルの腕を固めて地面に叩きつけた。おきあかったニセベリアルは腹いせとばかりに目に映ったフーマを蹴りで吹き飛ばす。再びトレギアが蹴りを仕掛けるも頭を下げて回避したニセベリアルは逆にトレギアを蹴り返した。少し後退したトレギアは頭に指を当てながら呟く。

 

『やれやれ、品がないのは飼い主そっくりに造られたようですね・・・。』

「ハッハッハッハッハッハ‼︎負け惜しみか、見苦しいぞトレギア‼︎」

 

トレギアの呟きが聞こえたのかマブゼは高笑いしながらトレギアを嘲笑う。その時、彼らの部屋にキングジョー達が突入してきた。

 

「そこまでだ、ヴィラン・ギルド‼︎」

「GIRLSよ、全員大人しくしなさい。」

「なっ⁉︎GIRLSだと‼︎」

「狼狽えるな、奴がいればお前達GIRLSなど敵ではないわ‼︎」

「そうだ、我々の狙いはトライスクワッドとトレギア‼︎貴方達など眼中にありませんよ‼︎」

「何だと⁉︎言ってくれるじゃねえか・・・って⁉︎」

「ブラックスターズ⁉︎何で貴方達がここに⁉︎」

 

 

GIRLSの怪獣娘とマブゼ達が睨み合う中、レッドキングとガッツ星人がゴドラカプセルに収容されたブラックスターズを確認する。ブラックスターズはカプセルからキングジョー達に叫んだ。

 

「GIRLS⁉︎お前達こそ何故ここに・・・そんな事はどうでもいい‼︎GIRLS、奴らの持つベリアル因子を奪え‼︎」

「ベリアル因子?」

「お前達の目の前の機械だ‼︎早くしろ‼︎」

 

キングジョー、ガッツ星人が真っ先に機械を奪おうとするがスラン星人がその前に機械を手に取った。スラン星人はゴドラ星人達と合流する。その間にゴドラカプセルを破壊してブラックスターズを助けたゴモラとレッドキングは一瞬の隙を突いてベリアル因子をスラン星人から奪った。

 

「しまった‼︎」

「よし、これで奴をパワーアップさせる事は出来ない‼︎」

「そうはいかんよ、怪獣娘の諸君‼︎そんな上手くいくと思うのかな、すぐに取り返すのだ‼︎」

『こんにちは、皆さん・・・。』

 

そのままGIRLSとマブゼ達によるベリアル因子争奪戦が始まろうとした時、トレギアが窓から顔を覗かせる。トレギアの返事にザラブ、ゴドラ、スランの3名は返事を返してしまう。

 

『こ・・・・こんにちは・・・・。』

『そしてさようなら・・・。』

「ウアアアアアアアア‼︎」

 

トレギアがそう言ってその場を去った後、ニセベリアルが腕を振りかざして突撃してきた。実はトレギアにもマブゼ達の声が聞こえており、彼らを始末するためにトレギアはニセベリアルを誘い出したのだ。目の前のトレギアが移動してからもニセベリアルはそのまま鉤爪を構えて腕をマブゼ達のビルに振りかざす。目の前の光景にスラン星人達はパニックを起こす。

 

「ちょっちょっちょっ⁉︎」

「止め・・・止め‼︎」

「トレギア‼︎あの野郎、コレが目的で‼︎」

「マズい、このままじゃ巻き込まれる‼︎」

「うう・・・私・・・こんな時に何も出来ないなんて・・・。」

 

ペガッサ星人がこの危機的状況に自分が何も出来ない事に嘆いていると彼女の上空に黒い渦が発生した。これが怪獣娘『ペガッサ星人』の持つ能力である。彼女はネガティブな感情と共にダークゾーンと呼ばれる異空間を発生させる事が出来るのである。

 

「なっ⁉︎アレって確か‼︎」

「ダークゾーン‼︎」

「でかした、ペガッサ‼︎皆、これに飛び込め‼︎」

 

ブラックスターズ達はニセベリアルが向かってくる中、ダークゾーンに飛び込んだ。ブラックスターズがダークゾーンに飛び込んだと同時にキングジョー達の前にはゼットンがやってくる。

 

「ゼットン‼︎」

「・・・・皆、脱出するから捕まって。」

 

ゼットンは自分だけでなくキングジョー達もバリアに包むと瞬時にその場から消える。そしてニセベリアルがビルを破壊した時にはマブゼ達しか残っていなかった。ニセベリアルがビルを破壊し、マブゼ達はそのままビルの下敷きになっていく。

 

「「「ああああああああああ‼︎」」」

「ち、チブルの科学力は宇宙1ィィィィィィ‼︎」

『おやおや・・・飼い主がいなくなりましたね。』

「フハハハハハハハハ‼︎」

 

トレギアが愉快そうな声を、ニセベリアルが高笑いを上げる中、フーマはジャンプしながらタイガに交代する。タイガは再びジャンピングキックを放つがニセベリアルはそれを避ける。それと同時にタイガの身の回りに黄金の鎧が具現化して装着されフォトンアースになった。

 

『うおおおおお‼︎』

 

フォトンアースとなったタイガは拳を2度放つも防がれ逆に頭突きを喰らう。タイガは少し後退すると持ち直してニセベリアルの腰に捕まりそのまま投げ飛ばそうとするがニセベリアルの膝蹴りを受け、その手を離してしまう。

 

『ほう・・・偽物の割には楽しませるじゃないか。』

 

トレギアはビルに腰掛けながら面白そうに呟いた。その視線の先ではニセベリアルの鉤爪による一撃でタイガが横に回転しながら吹っ飛んでいく。ニセベリアルは右手に力を溜めると紫色の鋸状の切断光線を放った。それは真っ直ぐタイガに向かっていく。避難誘導を終えてキングジョー達と合流しようとするアギラ達が叫ぶ中、タイガは両腕で頭を覆うようにして守る。

 

「タイガ、ヒロキさん、危ない‼︎」

『くっ⁉︎』

 

しかし、その切断光線はタイガに命中する事は無かった。何処からともなく2本のブーメランがその行く手を遮り切断光線を弾いたからだ。その事に気付いたタイガもそれを見ていた怪獣娘達も何が起こったのか分からない表情をしていた。

 

「ね、ねぇ・・・今何が起こったの?」

「わ、分かりません・・・。」

(今のは・・・一体?)

『だらしないぜ、タイガ!』

 

その時、タイガに叱咤の声を上げる声が聞こえてきた。タイガだけでなくトレギアも声のした方を向くと2本のブーメランが戻る方向では地面から光が灯していた。そしてその光の中から青と赤のボディに銀色のプロテクター、そして先程の2本のブーメランを頭に備えた新たなウルトラマンが現れた。

 

『ったく、妙な感じがしたと思えば趣味が悪い事を考える奴がいたもんだ・・・。』

「あ、新しいウルトラマン⁉︎」

「ねぇ、アギちゃん!ウインちゃん‼︎あたし、あのウルトラマン見た時に何か妙な気を感じた‼︎」

「私もです‼︎・・・一体あのウルトラマンは・・・。」

『ゼロ⁉︎何でここに⁉︎』

(えっ⁉︎じゃあ、この人がセブンさんの息子さん⁉︎)

 

そう、彼こそウルトラ兄弟の三男である真紅のファイター『ウルトラセブン』の実の息子である若き最強戦士と言われた『ウルトラマンゼロ』である。ゼロはタイガに再び声を掛ける。

 

『へへっ、久しぶりだな、タイガ。さぁ、行くぜ‼︎』

『ああ‼︎』

 

ヒロキはタイガスパークからタイガトライブレードを召喚する。

 

「タイガトライブレード‼︎」

 

そしてそれを掴むと柄頭に備えられたスイッチを押して護拳に備えられた回転盤を回す。

 

「燃え上がれ‼︎仲間と共に‼︎」

「『『『バディィィィィゴォォォォォォォ‼︎』』』」

 

トライストリウムとなったタイガが高らかに名乗りを上げてゼロの隣に立つ。ニセベリアルが唸り声を上げる中、ゼロは忌々しそうに舌打ちしながら呟いた。

 

『折角ジードが成仏させたってのに・・・余計な事しやがって。』

『これはこれは・・・問題児様のお出ましだ。』

『ハッ!トレギアか・・・てめえには言われたくねえぜ。』

『手合わせするのは・・・初めてでしたね。』

 

ニセベリアルが唸りながらゼロを憎々しげに見る中、トレギアがその隣に立つ。そしてお互い突撃するとゼロとニセベリアルがラリアットでぶつかり合う。お互いの腕がぶつかり合う中、タイガがニセベリアルにタイガトライブレードを、トレギアがゼロに手刀を放つ。ニセベリアルがタイガを、ゼロがトレギアを蹴り飛ばすとそれぞれの戦いが始まった。

 

『オラァ‼︎』

『フッ!』

 

ゼロの蹴りをトレギアが受け流す中、タイガトライブレードをニセベリアルが受け止めていた。タイガがそのままニセベリアルを押し返す中、ゼロとトレギアはお互い走り出すとゼロがトレギアに拳を叩き込む。しかし、トレギアは1発1発を確実に受け流す。お互いに蹴り合うと今度はゼロが手刀を放つがトレギアはそれを受け止めた。しかし、歴戦の戦士であるゼロは片方の手で手刀を放つ。トレギアはこれも受け止め、お互いに距離を取る。そしてお互い走り出すと空中に飛び上がり激突した。

 

『生命とは迷い悩むからこそ美しいもの・・・。』

『ああ⁉︎』

『意にそぐわない者がいればよく考えもせず牙を向く・・・。』

 

空中でお互い拳や手刀を浴びせながらの激しい戦いの中でトレギアはゼロに言葉を投げる。

 

『だから私は・・・君にときめかない。』

 

ゼロが必殺光線の構えに入った時、トレギアは手刀を放ちそれを防ぐ。ゼロは光線から即座に頭のゼロスラッガーに切り替える。

 

『シャァッ‼︎』

 

トレギアは蹴りでゼロスラッガーを跳ね返す。そしてそれはぶつかり合うニセベリアルとタイガに向けられる。2人は2本のスラッガーを避けるとお互い距離を取った。そしてタイガの隣にゼロが、ニセベリアルの横にトレギアが降り立った。

 

『ゼロ、戦ってより理解したよ。君が心底つまらないとね。』

『この俺に軽口を叩くとは2万年早いぜ。』

『そろそろ終わりにしますか。』

 

ヒロキはタイガトライブレードのスイッチを4回押して回転盤を回す。

 

「トライスクワッド‼︎」

 

タイガ達がタイガトライブレードを構えるビジョンと共に虹色のオーラに包まれたタイガトライブレードのトリガーを引く。すると青、黄、赤と光るタイガトライブレードを3回振った。タイガがトライストリウムバーストを撃つ構えに入る。

 

『ハアアァァ・・・。』

 

トレギアも両手に力を溜めて光線を放つ構えに入る。そしてトレギアが必殺光線であるトレラアルティガイザーを放ったと同時にニセベリアルが両腕を十字に組んでデスシウム光線を放つ。ゼロも光のエネルギーを溜めていくとタイガと同時に必殺光線を放った。

 

『ワイドゼロショットォォォ‼︎』

『トライストリウムバースト‼︎』

 

4つの光線がぶつかり合い大爆発が起こる。そしてその衝撃波に耐えるゼロとトレギアの横でニセベリアルとタイガが吹っ飛んだ。カラータイマーが点滅し始めたタイガにゼロが駆け寄る。

 

『まだやれるか、タイガ。』

『ああ‼︎』

 

タイガの答えを聞いたゼロは自身の光の一部をタイガのカラータイマーに送る。

 

『俺の力を込めたブレスレットだ。今のお前なら使える筈だ、受け取れ。』

 

ヒロキは自身に新たな力を感じるとタイガスパークのレバーを引く。

 

〈カモン!〉

 

するとヒロキの左腕にこれまでのブレスレットと違う大きなブレスレットが具現化された。

 

(これが・・・ゼロさんの力・・・。)

 

ヒロキは新たな『プラズマゼロレット』の後ろを押すとブレスレットから翼のような装飾が開く。そしてタイガスパークにプラズマゼロレットを読み込ませた。

 

〈プラズマゼロレット、コネクトオン‼︎〉

 

その時、タイガの全身に炎と共に虹色の光エネルギーが充満される。そしてタイガはそのエネルギーを全身から解き放った。

 

『タイガダイナマイトシュート‼︎』

「ヴ、ヴアアアアアァァァァァァ‼︎」

 

トレギアはその光線を確認すると隣のニセベリアルを盾にする。ニセベリアルはその光線を受け続け大爆発を起こした。爆発が起こった地点から虹色の火柱が発生する。

 

『これが・・・プラズマゼロレットの力・・・‼︎』

『俺達の力が200万%共鳴したのさ。』

『ああ・・・うっ⁉︎』

 

タイガは納得した声を上げるも既に限界寸前だったため地面に膝をつく。ゼロはそんなタイガを支えるとトレギアが呟いた。

 

『主催者の玩具が無くなったなら今日のイベントは終わりですね。』

 

トレギアは両腕で円を描くと別の空間に繋がるゲートを作ろうとする。ゼロはトレギアを確認するとゼロスラッガーを胸に装着する。

 

『逃さねえ‼︎ゼロツインシュートォォ‼︎』

 

ゼロは必殺光線を放つもトレギアは光線が当たる直前に姿を消してしまう。タイガはトレギアを追おうとするが制限時間が来て光の粒子と共に消えてしまう。光の粒子から出た1つの光をゼロは掴むと近くのビルの頂上に下ろす。ゼロはビルの頂上に立つ手の中にいたヒロキを確認する。

 

『今はお前がタイガに体を貸しているのか?』

「はい、白鳥ヒロキって言います‼︎貴方がウルトラセブンさんの息子のゼロさんですね!お会い出来て光栄です‼︎」

『よせよ、柄に合わねえ。』

 

ヒロキがゼロに自己紹介しているとゼットンの力で脱出したキングジョー達、そしてアギラ達が駆け付けてきた。

 

「おーい、ヒロちゃーん‼︎」

「ヒロキー‼︎」

「ヒロキさーん‼︎」

「クララちゃん、皆‼︎」

『⁉︎・・・そいつらは何だ⁉︎人間の女の子のようだけど・・・何処かゴモラやレッドキングのような・・・。』

『ゼロ、彼女達は・・・・・。』

『・・・・・成る程な、怪獣の魂を宿した少女、怪獣娘か。』

 

初めて見る怪獣娘達に疑問を投げるゼロだがタイガの説明で彼女達について理解する。ゼロに視線を向けた怪獣娘達を代表してピグモンが自己紹介する。

 

「貴方がウルトラマンゼロさんですね‼︎初めまして、わたしは怪獣娘のピグモンと申します‼︎」

『へえ、ピグモンの怪獣娘か、うちにもピグモンの・・・モロボシくんの事を思い出しちまったぜ。」

「ゼロさんはわたしの元の怪獣を知っているんですか?」

『ああ、よーく知ってるぜ。頼れる俺達の仲間だからな。』

 

ピグモンはその言葉に感慨深い表情を抱く。するとミクラスがゼロに自身に宿る怪獣について訊ねた。

 

「ねぇ、ゼロ‼︎」

「ちょっとミクさん、いきなり呼び捨てはマズイですよ‼︎」

『別に構わねえよ。お前は・・・何の怪獣娘だ?』

「あたし、ミクラスの怪獣娘なの!」

『ミクラス⁉︎・・・ちょっと待て、まさかそこの2人は・・・。』

「ボク、アギラです・・・。ウルトラセブンのカプセル怪獣の魂を継ぐ・・・。」

「は、はい。ウインダムと申します!」

『・・・やっぱりお前ら、親父のカプセル怪獣の・・・。』

「うん・・・あたし、強くなりたい・・・けど、あたしの元の怪獣負けてばっかりで強くないし・・・。」

「ボクも・・・アギラって1度も勝てた事が無い弱い怪獣だったって聞いていて・・・だから。」

『自分の強さに自信が持てないってか。カプセル怪獣は決して弱くなんかない、俺達ウルトラマンの戦いを支えてくれる心強い仲間だ。』

「でも、地球では1度も勝った事が無いって‼︎」

『例え地球で勝てた事が無くとも、宇宙のあちこちで親父はカプセル怪獣に助けられてきたんだ。親父だけじゃなく他のウルトラマンもな・・・だからな、自身に宿る怪獣の魂を誇りに思っていいんだぜ。カプセル怪獣は決して弱くなんかない。セブンの息子の俺が保証するぜ!』

 

アギラ達はゼロの言葉を深く噛み締める。そしてゼロは話を切り替えてヒロキ達に語り掛ける。

 

『ヒロキ、それと怪獣娘の皆、トレギアはベリアルより何を考えているか分からない食えねえ野郎だ。』

「ああ、それは何度もぶつかってる俺達が一番分かってる・・・‼︎」

「でも、ゼロちゃん、わたし達絶対に負けたりしないよ‼︎皆で力を合わせて絶対に負けたりしないんだから‼︎」

『へへっ‼︎頼もしいな、ゴモラの姉ちゃん‼︎レイのゴモラを思い出すぜ・・・。タイガ、協力してくれる仲間を守れ!そして必ず勝つんだ‼︎』

『はい‼︎』

 

ゼロは腕のブレスレットから次元を超える力を持つ鎧『ウルティメイトイージス』を装着する。

 

『ベリアル因子を利用して悪さをする奴らが他にもいるかもしれない。俺はそれを探しに行く。ここはタイガ・・・いやお前達に任せるぜ‼︎』

「『はい‼︎』」

「うん‼︎」

 

ヒロキと怪獣娘達はゼロの言葉に頷く。ゼロはそれを見て満足そうに笑うとイージスの力で他の次元へと渡っていった。それを見ていた霧崎は静かに笑い出す。

 

「タイガ君・・・やっぱり君は面白い・・・さぁ、楽しいパーティーの始まりだ。」

 

 

 

 

その頃、ブラックスターズはダークゾーンのお陰で脱出し命からがら生還していた。

 

「ハァハァ・・・まさかここまで危険な事になるとは・・・。」

「大変だった・・・・。」

 

ブラック指令とノーバが息を荒げながらニセベリアルとタイガが戦った場所を見つめていた。そんな中、シルバーブルーメは少し残念そうな顔をしており、その事に気付いたペガッサ星人が話しかける。

 

「どうしたんですか、シルバーさん?」

「えっ‼︎あっ・・・ううん、何でもないよ、気にしないで‼︎」

(GIRLSが来た時・・・会えると思ったんだけどな〜・・・ちょっと残念。)

「皆、当分は宇宙人達に関わらないようにしよう。命がいくつあっても足りん‼︎」

 

いつもナメられているブラック指令だが今回ばかりはノーバとシルバーブルーメも彼女の言葉に頷いていた。

 

 

 

 

その頃、街で服を見ていたピリカは何かを感じ空を見上げる。その頃、地球にトレギアが呼び寄せた何かが近付いていた。




次回予告(CV:ウルトラマンタイガ)
『トレギアが呼び寄せた伝説の怪獣。どうやら地球にかつてない危機が訪れようとしているみたいだ。そして破滅が近づく中、様子がおかしいピリカ。彼女に課せられた指名とは‼︎次回‼︎

怪獣娘タイガ ~トライスクワッド参上計画~


私はピリカ


行こう、ヒロキ‼︎だって俺達は‼︎』
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