怪獣娘タイガ ~トライスクワッド参上計画~   作:特撮恐竜

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遂に新作であるウルトラマンデッカーが発表されましたね‼︎
ギャラファイ新作も今月中に配信されるらしいですし非常に楽しみです‼︎

シビルジャッジメンター『ギャラクトロンMK2』登場
宇宙爆蝕怪獣『ウーラー』登場


私はピリカ(中編)

「ハァッ!」

『ぐっ⁉︎』

 

トレギアの胸にキングジョーの拳が命中する。トレギアとしては胸で受け止めるつもりだったらしいが自身の予想より遥かに威力の大きいパンチに呻き声を上げてしまう。トレギアが怯んだ隙にキングジョーは更に追撃を掛ける。

 

「ハァッ‼︎」

 

背中のブースターから火を吹き上げ飛び上がった彼女は重量級のドロップキックを放った。トレギアはそれを見ると横に逸れて彼女の足から逃れる。トレギアはキングジョーに手刀を放つ。キングジョーが右手でそれを抑えるとトレギアは彼女の腹に膝蹴りを打ち込んだ。キングジョーは膝蹴りの、トレギアは彼女の獣殻の固さに衝撃を受けてお互い離れる。

 

『ぐうっ⁉︎・・・まさかここまで硬いとは・・・人間の姿をしてても流石はキングジョーと言ったところか。』

「乙女のガードは硬いんデス‼︎」

 

キングジョーは額から光線を放つ。トレギアはバク転しながらそれを避けると空中に飛び上がり彼女に連続で蹴りを放つ。キングジョーは両腕を組んでそれを受け止める。

 

「ぐうっ・・・・‼︎」

 

キングジョーはトレギアの空中からの連続蹴りに顔を歪ませながら耐えている。トレギアは止めと言わんばかりの力を込めた蹴りを放つ。すると彼女はそれを見切りトレギアの右足を掴んだ。

 

『なっ⁉︎』

「ハァァァァァ‼︎」

 

彼女はトレギアを掴んだまま回転し始める。そして回転しながらトレギアを掴んだ手を離して投げ飛ばした。トレギアは摩擦による熱を足で感じながら地に止まると彼女を睨む。その隙にキングジョーは意識を集中させキングジョーブラックを思わせる黒い獣殻が特徴のブラックスタイルに変身し、右腕に装着されたペダニウムランチャーを放つ。トレギアは体を捻りながら回転して砲撃をかわす。

 

「逃しマセン‼︎」

 

キングジョーはランチャーによる追撃でトレギアを銃撃する。度重なる銃撃にかわしきれなくなったトレギアは手刀や蹴りで対応する。トレギアが銃撃を跳ね返している間にキングジョーは背中のブースターでトレギアに接近してランチャーをトレギアに押し当てる。

 

『なっ⁉︎』

 

トレギアが驚いた声を上げる中キングジョーは0距離でランチャーを撃つ。その一撃で煙と大きな爆音を上げながらトレギアの体は宙に吹っ飛んだ。

 

『うぐああっ⁉︎』

 

トレギアは地面に転がりながらキングジョーを確認する。再び立ち上がったトレギアは腕から光線を放つ。それと同時にキングジョーもランチャーから光線を放ち2つの光線がぶつかり合った。それはトレギアとキングジョーの間で大爆発を起こす。両者とも腕で頭を覆うようにして熱と爆風から身を守る。

 

『ぐっ⁉︎』

「くっ⁉︎」

 

両者ともその場から踏み止まるとお互い睨み合う。そしてトレギアが先に走り出した。キングジョーも同時にブースターで飛び上がりながらトレギアに接近する。キングジョーはランチャーを鈍器のように振り回してトレギアにぶつけようとする。しかし、トレギアはそれを避けて彼女の横腹に右足による蹴りを放った。キングジョーはそれを受けて怯むもトレギアから距離を取って意識を集中させ、キングジョースカーレットを思わせる赤い獣殻が特徴のスカーレットスタイルに変身する。そして右腕に装着されたペダニウムランサーを突き立てる。トレギアは自身の想像よりも速いキングジョーの動きに驚くも何とか彼女の動きを読んで槍を抑えつけ自身の身を守る。

 

『⁉︎・・・まさかここまで速く動けるとは・・・。あのキングジョーが私の予想を超えるとはねぇ・・・。』

「ワタシ達怪獣娘は決して元の怪獣と同じという訳ではありマセン!人間と怪獣、両方の自分を受け入れてその運命を超える力を持っているんデス‼︎」

 

キングジョーははっきり言い切ると額から破壊光線を放った。至近距離にいたトレギアはそれを避けれずまともに受けて吹っ飛んでいく。キングジョーはランサーを構えるとトレギアに斬りかかる。トレギアは手刀や蹴りで彼女の槍による斬撃に迎え撃った。

 

「そして・・・人間と怪獣・・・両方の自分を受け入れて得た力は・・・アナタの思う以上に強い力なんデス‼︎」

『へぇ・・・それはそれは・・・・。ならばその力で何処まで強くなれるのか興味あるなぁ・・・是非とも知りたいものだ。』

「トレギア・・・アナタはとても頭がいい・・・・その事は認めマス。デモ!・・・・その力は決して・・・・アナタには分からない力デス‼︎」

『ぐうっ⁉︎」

 

キングジョーの槍がトレギアを斬りつけた。トレギアは思わず彼女から距離を取るもキングジョーは右腕のペダニウムランサーにエネルギーを溜めていた。トレギアは自身も両腕にエネルギーを溜め始めるがその前に彼女がペダニウムランサーから電撃が放たれトレギアに直撃する。トレギアは苦痛の声を上げながら吹っ飛んだ。

 

『ぐっ・・・がっ・・・⁉︎』

 

キングジョーは警戒しながら右腕の槍を構えてトレギアを睨む。トレギアは起き上がると彼女を見て言い放つ。

 

『キングジョーのお嬢さん・・・・君の実力は認めよう。しかし!・・・・・もはやこの星の破滅へのカウントダウンは止められない‼︎そして全てが無くなれば君の言う力など何の意味も無くなる‼︎全ての答えは虚無だ‼︎宇宙に存在するあらゆる物に意味はない・・・。』

「それは違う!」

 

トレギアの言葉に言い返してきたのはトレギアとキングジョーの戦いを見守っていたピリカだ。トレギアとキングジョーが一瞬押し黙るとピリカはキングジョーを見る。

 

「ありがとう、クララ、あたしのために戦ってくれて・・・でも大丈夫だから。」

「ピリカ・・・。」

「・・・ここは任せて・・・クララ・・・・。」

 

ピリカはキングジョーの肩に手を取って前に立つとトレギアの前に立った。そしてピリカはトレギアにきっぱり言い切る。

 

「トレギア・・・・それは貴方の周りに何も無いだけだよ。あたしにはクララやヒロ君のような友達がいる。カナちゃんのような家族がいる。」

『・・・・だから?』

「確かにクララの言う通り貴方はとっても頭がいい・・・・・だけど貴方の思う通りにはならないよ。」

「・・・・ピリカ‼︎」

 

そう言い切るとピリカはその場から去ろうとする。キングジョーはそんな彼女を呼び止める中、トレギアは両手を震わせて怒りを隠しきれずにいた。そして自身を真っ直ぐ見るピリカに怒りを露わにした声を上げる。

 

『お前に何が出来る‼︎・・・・ただの機械人形だろう。』

「あたしはピリカ・・・・旭川ピリカよ!」

 

ピリカの姿を見ながらトレギアはギャラクトロンリングを取り出した。そしてそのリングを光らせる。キングジョーとピリカはその光に思わずトレギアの方を振り向く。

 

「トレギア‼︎アナタ、今何をしたのデス⁉︎」

「見て、クララ‼︎」

 

ピリカが街の方に指を向ける。すると上空に魔法陣が形成されてそこから白い竜人型の姿をしたロボット怪獣シビルジャッジメンター『ギャラクトロンMK2』が手の魔法陣から破壊光線を放ちながら降りてきた。

 

「トレギア‼︎一体どういうつもりデス⁉︎」

『すぐに分かるさ・・・それより街の方に行かなくていいのかい?GIRLSの一員としてアレを放っておいていいのかなぁ・・・。』

 

キングジョーはトレギアの言葉に苦い顔をしながら街の方に顔を向ける。するとピリカが話しかけてきた。

 

「クララ、あたしは大丈夫‼︎だから・・・街の方に向かって‼︎」

「で・・・でも・・・。」

「大丈夫‼︎それより街の皆をお願い‼︎皆を守るのがGIRLSの仕事でしょ‼︎」

「・・・・・分かりマシタ。ピリカ、無事でいて下サイネ!」

 

クララはその言葉で街の方に飛んで行った。そしてそれを見ていたピリカはクララとは別の方向へ走っていく。

 

『何処へ行こうというんだい・・・お前ごときが』

「やらなきゃならない事をしに行く・・・・ただそれだけよ。」

『・・・・フン。』

 

 

 

 

 

当然、ギャラクトロンMK2が現れて街を破壊するその光景はヒロキ達の目にも映っていた。ピリカを探していたヒロキ達は思わず立ち止まる。

 

「アレって・・・確か‼︎」

「ギャラクトロン‼︎・・・・こんな時に‼︎」

「ヒロキさん!タイガ‼︎」

「分かってる‼︎皆は街の人達の避難を‼︎」

 

ヒロキは右腕にタイガスパークを出現させ、レバーを引く。

 

〈カモン!〉

 

「光の勇者、タイガ!!」

『はあーっ!ふっ!』

「バディィィゴーーーー!!!」

 

〈ウルトラマンタイガ!〉

 

タイガが飛び上がりながらギャラクトロンMK2にスワローバレットを放つ。スワローバレットの直撃を受けたギャラクトロンMK2は攻撃された方を向くとタイガが降り立つのを確認する。タイガは目の前のロボット怪獣にファイティングポーズを構えて突撃する。

 

『ハァァァァァ‼︎』

 

タイガが最初に飛び蹴りを仕掛けてギャラクトロンMK2は後退するもすぐに立て直して左手に持った斧『ギャラクトロンベイル』でタイガを斬りつけようとする。タイガはそれをバク転でかわしてギャラクトロンベイルに回し蹴りを放つ。再びギャラクトロンベイルを向けるもタイガの左手に抑えられ右の拳がギャラクトロンベイルを殴り飛ばす。ギャラクトロンMK2は本体にダメージは来なかったものの大幅に動きの軌道を逸らされ、そしてその隙にタイガの前蹴りが命中して後ろに後退する。

再びギャラクトロンMK2がギャラクトロンベイルでタイガを斬りつけようとするがタイガはそれを避けて右脇腹に蹴りを入れる。そしてお互い距離を取るとギャラクトロンMK2は右腕に魔法陣を形成しビームを放つ。タイガはそれをバク転でかわした。そしてギャラクトロンの姿を確認したタイガは必殺光線の構えに入る。

 

『ストリウムブラスター‼︎』

 

タイガの必殺光線はギャラクトロンMK2に向かっていくがギャラクトロンMK2はギャラクトロンベイルでそれを受け止める。タイガの放った必殺光線はギャラクトロンベイルで四方八方に割れていった。

 

『うおおおおおおお‼︎』

 

ギャラクトロンMK2がギャラクトロンベイルでストリウムブラスターを受け止めながら前進する中、タイガは踏ん張る。しかし、ギャラクトロンMK2はストリウムブラスターを突っ切ってタイガをギャラクトロンベイルで斬りつけた。タイガは回転しながら地面に吹っ飛んでいく。

 

『うわああああああ‼︎』

 

そしてギャラクトロンMK2は右腕に魔法陣を形成してビームを放ち、タイガを追撃する。そしてその頃、海に隕石が落ちた地点から発生していたオーロラが更に強くなる。

 

『ヒロキ、プラズマゼロレットだ‼︎』

(ああ‼︎)

 

ヒロキはタイガスパークのレバーを引いて左腕に意識を集中させる。するもニセベリアルとの戦いで力を貸してくれたゼロから託されたプラズマゼロレットが出現した。ヒロキはプラズマゼロレットを広げるとその力をタイガスパークに読み込ませる。

 

〈プラズマゼロレット、コネクトオン‼︎〉

 

ヒロキがプラズマゼロレットをタイガスパークに読み込ませたと同時にタイガにゼロのビジョンが重なりタイガの額のビームランプからゼロの力を宿した強化光線が放たれた。

 

『タイガエメリウムブラスター‼︎』

 

タイガエメリウムブラスターをまともに受けギャラクトロンMK2は機体に大きなダメージを負う。しかし、まだ完全に倒し切れずにその場に留まっていた。その時、ギャラクトロンMK2が立っている場所から妙な光が放たれる。そしてその光が現れると共にギャラクトロンMK2が地面に引き摺り込まれた。

 

「えっ⁉︎い・・・今、何が起こったの?」

「ギャラクトロンが・・・・地面に引き摺り込まれた⁉︎」

「ちょっと・・・嫌な予感が・・・します・・・・・。」

 

その様子を見ていた怪獣娘達は驚きを隠さずにいる。その時、まだ胸から上までは地面から出ていたギャラクトロンが完全に地面の中に引き摺り込まれる。上空に魔法陣が形成されるがその魔法陣が消えると共に地面の中で大爆発が起こった。

 

「ねぇ、あのロボット・・・一体どうなっちゃったの⁉︎」

「分からねえ・・・けど、なんかヤバい感じがするぜ。」

「ちょっ、ちょっとアレ‼︎地面から何か出てくる‼︎」

 

ザンドリアスが指を刺した方向に皆が目を向けるとギャラクトロンMK2の右手とギャラクトロンベイルが咥える鋭い牙を備えた大きな口の何かがいた。そしてその何かは地面から完全にその姿を現す。それは体型は昔の肉食恐竜のようなオーソドックスな姿でありながら様々な肉片が継ぎ接ぎになったようなグロテスクな色合いの怪獣だった。その怪獣こそ宇宙爆蝕怪獣『ウーラー』である。

 

「グアアアアアアア‼︎」

 

その姿を確認したトレギアは霧崎の姿に戻り笑みを浮かべながら呟いた。

 

「おはよう、腹ペコ怪獣君・・・・そいつは軽い朝食だ。」




上手くいけば明日更新出来るかもしれません。・・・・・上手くいけばの話ですが・・・・。
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