怪獣娘タイガ ~トライスクワッド参上計画~   作:特撮恐竜

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シン・ウルトラファイト・・・どんな作品になるか凄く気になります‼︎


バディステディゴー‼︎(前編)

1人の宇宙人・・・ヒュプナスが街の人々に突き飛ばされる。街の人々宇宙人に対する反対声明が書かれたTシャツを着て、更には鉄パイプなど様々な武器を構えていた。

 

「お前らのせいで地球に怪獣が来ちまったじゃねえかよ‼︎」

「とっとと俺達の地球から出て行け‼︎」

「止めるのです‼︎」

 

宇宙人に暴行を加える街の人達を止めに入る者達がいた。それは白い翼を持つ褐色肌の怪獣娘だ。彼女は冷凍怪獣『ペギラ』の怪獣娘だ。彼女達の後ろには2人の怪獣娘がいる。背中には黒い翼、胸には厚みのあるプロテクターに十字が描かれた眼鏡を掛けた怪獣娘は破滅魔人『ブリッツブロッツ』の怪獣娘だ。熱帯地方の鳥のような鮮やかな色合いの赤い巻き髪の怪獣娘はタイガの父であるタロウとの因縁が強い火山怪鳥『バードン』の怪獣娘である。彼女達は1人の宇宙人に対して多くの人達がリンチをしている現場を見て助けに入ったのだ。

 

「1人を相手によってたかって恥ずかしくないの?」

「・・・・・恥ずかしい。」

「な、何だよ⁉︎怪獣娘⁉︎お前らもそいつらを守るのか⁉︎」

「お前ら怪獣娘だって地球人だろ‼︎それなのに宇宙人の味方をするのか⁉︎」

「地球人とか宇宙人とか関係ないのです‼︎私達は弱い者の味方をするのです‼︎」

 

ペギラがそう言い放ちヒュプナスを守る。すると怪獣娘反対の声明を上げる人達がやってきた。

 

「皆、騙されるな‼︎そもそもこの星に再び怪獣が現れるようになったのはそいつら怪獣娘のせいだ‼︎そいつらが再びこの星に怪獣や宇宙人を引き寄せたんだ‼︎」

「そ、そうか・・・言われてみれば・・・・・・。」

「そんな事してないわよ‼︎大体私達に怪獣を呼ぶ力なんて無いわ‼︎」

「嘘をつけ‼︎じゃあ何故地球に怪獣が再び現れた⁉︎お前ら怪獣娘が怪獣を呼び寄せたんじゃないのか‼︎」

「何言ってやがる‼︎地球に再び怪獣が現れたのが怪獣娘のせいならもっと前に怪獣が現れてる筈だ‼︎この星に今も潜んでいた宇宙人達の仕業だろ‼︎」

「そうよそうよ‼︎本当にこの星から消えるべきなのは宇宙人の方よ‼︎」

「いいや、この星から排除するべきなのはこいつら怪獣娘の方だ‼︎TVでも言ってたじゃないか‼︎怪獣の魂を宿したこいつらが再びこの星に怪獣を引き寄せたって‼︎」

「いいや、宇宙人の方をこの星から追い出すべきだ‼︎」

「怪獣娘だ‼︎」

「宇宙人だ‼︎」

「何言ってんだ‼︎怪獣娘は俺達を守ってくれてるんだ‼︎本当に排除するべきなのは宇宙人の方だろうが‼︎」

「いいや‼︎両方を排除するべきだ‼︎怪獣娘と宇宙人、両方がこの星に怪獣を引き寄せたんだ‼︎」

「ちょっと‼︎これ以上の醜い争いは止めなさいよ‼︎」

「前に荒野の狼によるテロ騒動の時以上に酷いことになっているのです・・・。あの人だって自身を改めてくれたのに・・・。」

 

怪獣娘に対する反対声明を働きかけた人達に反抗する宇宙人へのデモ隊の人が出た事により対宇宙人、対怪獣娘の人々による争いが始まってしまう。更には両方を排除すべきとの声も割って入り争いが更に激しくなっていく。ペギラ、ブリッツブロッツ、バードンといったこの場にいる3名の怪獣娘は頭を抱えながらこれ以上の争いを止めようと仲裁に入ろうとする。しかし、ウーラーとウルトラマンタイガの戦いが始まり地面に大きな揺れが生じる。

 

「・・・・ここは危険。ウルトラマンと・・・・怪獣の戦いが始まった・・・・・。」

 

バードンの視線の先ではタイガがチョップでウーラーを地面に叩き付ける。その衝撃で地面が揺れるとその場で言い争っていた人達はその場から走り去っていく。タイガは目の前の怪獣に向き合っていた。

 

「ピギイイイイイイイイイイイ‼︎」

(僕が・・・・・必ずピリカさんを救ってみせる‼︎)

「さぁ・・・・どうする?」

 

霧崎が愉快そうに呟く中、タイガはウーラーの後ろに回り込み首を抑える。しかし、すぐに振り払われてしまった。タイガはこっちに向かってきたウーラーに右手を拳にして叩き込む。そしてウーラーの大きな顎にキックを叩き込んだ。

 

「ピギイイイイイイイイイイイイ‼︎」

『ウアッ⁉︎』

 

しかし、ウーラーは頭を振り回してタイガを打撃する。タイガは思わず後ずさるとウーラーの頭突きを受けて後ろに吹っ飛んでしまう。地面に倒れたタイガが起き上がると共にウーラーが突進してきた。

 

「ピギイイイイイイイイイイイイイイイ‼︎」

『うおっ⁉︎』

 

そしてウーラーはタイガの右腕に噛み付いた。ウーラーは噛み付くと同時にタイガの光エネルギーを吸収し始める。

 

『うあああああああっ⁉︎こんのぉ・・・・‼︎』

 

タイガはエネルギーを吸い取られカラータイマーが鳴り始める。その様子を見ていた霧崎は一笑するとその場を離れていった。

 

「フッ・・・。」

 

ウーラーはタイガの光エネルギーを吸い尽くそうとエネルギーを吸収していく。タイガは体を虹色に光らせた。

 

『ストリウムブラスター‼︎』

 

タイガは超至近距離で必殺光線を放つ。タイガが放った光線はタイガとウーラーの距離を確かに引き離した。しかし、ウーラーはその光線すら大口に収ま吸収し始める。光線を吸収し終えるとゲップを放つような仕草を取る。タイガは右腕を抑えて立ち上がりウーラーに戦闘態勢を取るがタイガの体は光の粒子となって消えていく。そしてその粒子はヒロキとなって地面に倒れる。

 

「ピギイイイイイイイイイイイイ‼︎」

「ピリカさん‼︎」

 

ウーラーはタイガとの戦闘を終えると地中に潜っていく。ヒロキはそれを見て悔しそうに叫んだ。

 

「うううううあああああああああああ‼︎」

「ヒロキ‼︎」

 

そこにキングジョーがやってくる。ヒロキは彼女に支えられながら立ち上がった。ヒロキはウーラーがいた地点を見つめていると後ろに気配を感じて振り向いた。

 

「⁉︎・・・アンタ達は‼︎」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

GIRLS東京支部内ではピグモンがカナ、佐倉と共に街に大きな土煙を上げながら地中を掘り進むウーラーの様子がモニターを通して見ていた。外事X課もカナの身内にこの騒動に大きく関わる物がいた事で動き出したらしい。佐倉はモニターを眺めて険しい声を上げる。

 

『怪獣は世田谷区地中を北東に移動しており今後は・・・・』

「おかしい・・・・何故怪獣は動きを止めない?生命維持装置を止めに行った筈じゃ・・・・。」

 

佐倉の疑問にピグモン達は明確な答えを出さず黙り込んでいた。そこに他の怪獣娘と合流したヒロキ達が入ってくる。少しふらつきながら部屋に入ってきたヒロキに思わずピグモンが駆け寄った。

 

「ヒロヒロ‼︎大丈夫ですか⁉︎」

「僕は大丈夫です‼︎・・・・でも・・・・・ピリカさんが・・・・。」

「・・・・そうですか・・・・・。」

 

ヒロキの答えにピグモンをはじめその場にいた皆が険しい表情になる。その時、突然モニターにピリカが映った。

 

「ピリカ⁉︎」

『時間が無いので手短に言います・・・・今、あたしはウーラーの中です‼︎』

「ウーラーの・・・・中・・・・。」

『そこでウーラーの心と接触して分かったんです。この子はお腹が空いているだけで悪気は無いんです‼︎』

『⁉︎』

 

ピリカの言葉にヒロキと怪獣娘全員が目を見開いて驚く。そんな彼らを前にピリカは言葉を続ける。

 

『ウーラーは生まれてからずっと飢えに苦しみながら誰かに助けを求め広い宇宙を彷徨い続けていました・・・・でも空腹は収まらず星々の文明のエネルギーを食べ続けた結果、恨みや憎悪も取り込んで・・・禍々しい姿になってしまったんです・・・・・あたしはこの子の心を救ってあげたい・・・・‼︎』

「ピリカさん・・・・。」

『だからお願いです‼︎力を貸して下さい‼︎この子の飢えを満たして・・・心を満たせたら・・・・あたしは・・・この子と一緒に・・・・。』

「全てを終わらせるって事か・・・。」

『この子と出会えたのは・・・・奇跡なのかもしれない。あたしだからこの子の心を分かってあげられるんだと思う‼︎・・・・・だから何としてでも』

 

ピリカが最後まで言い終わり切れずノイズが走り通信が途切れてしまう。砂嵐が画面に映る中、ヒロキ達はピリカの言葉を深く噛み締めていた。暫くしてキングジョーはピリカについていたコンピューターに触れながら話し始める。

 

「・・・・皆・・・・・ワタシ・・・・ピリカの思いに答えてあげたいデス・・・・。」

「クララちゃん・・・・・。」

「あの子は・・・・中学に入ってヒロキと別れてから初めて出来た友達なんデス。・・・・・だから・・・・・ワタシ・・・・モ・・・・。」

「・・・・キンキン・・・・キンキンなら・・・・・そう言うと思ってましたよ。」

「そうね・・・・アンドロイドのあの子が奇跡的に心を宿してこの地球に流れ着いたのは・・・ウーラーの心を救うためだったのかもしれない。」

「でも‼︎・・・・・それでもピリカさんは・・・・‼︎」

『ヒロキ‼︎ピリカの覚悟をお前が受け取れ‼︎お前の覚悟を俺が受け取ったようにな‼︎』

「タイガ・・・・・。」

 

相棒からの言葉を深く噛み締めるヒロキ。ヒロキがタイガの言葉を噛み締めている間にキングジョーとピグモン、そしてカナはコンピューターを操作してモニターに映像を映す。

 

「皆さん、これを見てください‼︎ウーラーが食べても食べても満たされないのはウーラーの体内の擬似ブラックホールが全てのエネルギーを吸い込んでしまうからだと思われます‼︎」

「まずはこれを何とかしないといけマセン‼︎」

「はっ・・・・何とかって・・・‼︎」

「お前ら・・・・ブラックホールを何とかするって言うのか⁉︎・・・・そりゃあ理屈は分かるけどどうやってそんな事すんだよ⁉︎」

「何とかなるぜ‼︎」

 

佐倉とレッドキングがピグモンとキングジョーの言葉に驚いて質問する中、声を掛けてくる者がいた。ヒロキ達は声のした方向を見るとそこにはマグマ星人とマーキンド星人の2人がいた。

 

「どうも。」

「アンタ達は‼︎」

「確かヴィラン・ギルドの‼︎」

 

ヴィラン・ギルドに所属する2人の宇宙人の姿にミクラスとマガバッサーが構えるがマグマ星人が手を伸ばして自分達に戦う意思がないと伝える。そして次にマグマ星人が放った言葉は怪獣娘達を驚かせるものだった。

 

「共同戦線ってのはどうだ?」

「はい。」

「ええっ⁉︎共同戦線⁉︎」

「お、おい⁉︎どういう風の吹き回しだよ⁉︎」

「今回だけ特別だ。あのお嬢ちゃんの決意に免じてな。」

「それに・・・そちらのお兄さんとお姉さんにも頼まれましたしね。」

 

マーキンド星人はそう言ってヒロキとキングジョーに指を向けた。その言葉に全員が驚き、ピグモン、アギラ、ガッツ星人の3人が2人を問い詰める。

 

『ハァッ⁉︎』

「き、キンキン、ヒロヒロ‼︎ど・・・どういう事ですか⁉︎」

「説明してください‼︎キングジョーさん‼︎ヒロキさん‼︎」

「この2人と一体何を話したの⁉︎」

「いや・・・実は・・・・・。」

「先程・・・ワタシとヒロキはそこの2人に会いましテ・・・。」

 

2人はウーラーとの戦いの後に起こった事を話し出す。

 

 

 

 

ヒロキはキングジョーに支えられながらヴィラン・ギルドに所属するマグマ星人、マーキンド星人と土壇場で接触していた。2人は少し考えるとお互い顔を見合わせる。そしてお互い同じ事を考えていると感じると2人に向き合った。

 

「アナタ達、確かさっきピリカと一緒にいた‼︎」

「ヴィラン・ギルドの宇宙人‼︎そっちはマグマ星人で・・・・えーっと。」

「どうもマーキンド星人です。」

「兄ちゃん達、よく分からねえが苦労してる様だな。」

「今はアナタ達に構ってる時間はないんデス‼︎」

「そうだ‼︎だから・・・力を貸してくれ‼︎」

「「ええっ⁉︎」」

 

ヒロキの言葉には驚いた表情をする。ヒロキとキングジョーは驚く3人を前に言葉を続ける。

 

「このままだとウーラーはこの星の全てを食い尽くしてしまう‼︎この状況を乗り越える為には僕達GIRLSだけじゃ足りない‼︎だから‼︎アンタ達も‼︎」

「この星を救う為に・・・力を貸して下サイ‼︎アナタ達だってこの星が消えたら困る筈デス‼︎」

「お、おいおい、兄ちゃんにキングジョーの姉ちゃん・・・・。」

「しかし、私達はヴィラン・ギルドの者です・・・・貴方達GIRLSに」

「今はお互いの立場なんて気にしてる余裕はありマセン‼︎この星が無くなるかの瀬戸際なんデス‼︎」

「そうだ‼︎それに・・・ピリカさんだって消えるのを覚悟して怪獣に向かっていった‼︎・・・・だからアンタ達も覚悟を決めてくれ‼︎」

 

ヒロキとキングジョーの言葉に2人は考える。実は2人も先程のピリカの行動を見て自分達も何か出来ないか考え始めていたのだ。そんな中、ここで遭遇したGIRLSの制服を着た少年と彼と共にいる怪獣娘の言葉を聞いて決意をする。

 

「分かった。少し時間をくれ‼︎」

「必ずそちらに参りますから。」

「‼︎・・・・2人とも‼︎」

「ありがとうございマス‼︎」

 

 

 

 

 

 

 

「という事があってね。」

「・・・・そうだったんだ・・・・。」

「ビックリです・・・・。」

「本当に2人とも・・・ありがとうございます‼︎」

「これで協力な助っ人が揃いマシタ‼︎」

 

ヒロキとキングジョーは2人に改めて向き合ってお礼を言う。彼らがこの戦いに協力すると知ったエレキングとウインダムは2人に訊ねる。

 

「貴方達が本当に協力してくれるっていうのは分かったわ。この場は信じてあげる。けど・・・。」

「ブラックホールをどうにかする方法があるんですか⁉︎」

 

ウインダムの疑問はその場にいた誰もが思ってる事だった。その問いにマーキンド星人はその場にいた皆が驚く返答をした。

 

「勿論です‼︎私達の手元にはホワイトホールを発生させるミサイルがありますから‼︎」




怪獣娘タイガもここまで来れました‼︎
何とかデッカー放送前に完結させられそうな気がします‼︎
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