怪獣娘タイガ ~トライスクワッド参上計画~   作:特撮恐竜

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読者の皆様の中には忘れている人もいると思いますがヒロキはかつてタロウを兄のように慕っていたあの地球人の少年の孫です‼︎
最後のオリジナル回とニュージェネクライマックス編では彼の存在に大きく触れていく予定です‼︎


バディステディゴー‼︎(中編)

「ホ、ホワイトホールを発生させるミサイル⁉︎」

「そ、そんな物本当にあるんですか⁉︎」

「ええ、それがこちらになります。」

 

驚くガッツ星人(ミコ)とウインダムを横にマーキンド星人はモニターに映像を映す。そこには大型のミサイルが映っていた。

 

「これはヴァイスストライク。爆発と同時にホワイトホールを発生させる危険なミサイルです。」

「ま、マジで⁉︎・・・・ところでホワイトホールって何?」

「み、ミクちゃん・・・話分からないのに驚いていたの?」

「ブラックホールがあらゆる物を吸い込むのに対し、あらゆる物を放出すると考えられているのがホワイトホールデス。」

「な・・・・成る程な。」

「成る程・・・ブラックホールにホワイトホールをぶつけて中和して無力化させるのか‼︎」

「ただ・・・発生させられるのは僅かな時間です。」

「チャンスは一度きりって事だ。」

「・・・だが、どうやって怪獣を誘き出すつもりだ?」

 

2人の宇宙人の説明に佐倉の疑問にマグマ星人がモニターに宇宙船を映しながら答えた。

 

「餌で釣るのさ。俺の宇宙船に搭載されたマグマウェーブなら絶対に喰らいつく‼︎問題はエネルギーが持つかどうかだ。」

「分かった!世界各国にバックアップを要請しよう‼︎」

 

その答えにその場にいた皆が納得する。しかし、そこでレッドキングがその先の問題について指摘した。

 

「マグマ星人の宇宙船から放たれるエネルギーで奴を誘い出し・・・・ホワイトホールを発生させるミサイルで体内のブラックホールを無力化して・・・・・その後、どうやって怪獣を腹一杯にするんだ?マグマウェーブとかいう奴でそこまで出来るのか?」

「いや・・・・流石にそこまでは無理だ。」

「大丈夫です‼︎この星には私達のウルトラマンがいますから‼︎」

 

ピグモンの言葉に全員がウーラーを満腹にするための存在に気付いた。ガッツ星人(ミコ)が皆を代表して納得した声を上げる。

 

「成る程‼︎タイガ達ウルトラマンの光線エネルギーでウーラーの腹を満たすって訳だね‼︎」

「ハイ、タイガ、タイタス、フーマ、今この星には3人もウルトラマンがイマス‼︎彼らの光線エネルギーならウーラーだって満たされる筈デス‼︎」

「しかし、どうやってウルトラマンにそれを頼むよ?」

 

佐倉が自身にとって最大の疑問を上げる。するとピグモン、キングジョーがヒロキに肩をつける。

 

「ヒロヒロ、イガイガ達トライスクワッドの皆にこの事は」

「大丈夫です、ピグモンさん。ちゃんと伝わってますよ。」

『ああ‼︎俺達に任せろ‼︎』

「ヒロキ、タイガ、皆‼︎ワタシ達の思いも・・・・ピリカの思いも・・・・アナタに託しマス‼︎ピリカの最後の願いを叶えてあげて下サイ‼︎」

「・・・・分かった‼︎僕達に任せろ‼︎」

 

ヒロキはキングジョーとピグモンの顔を見るとその場にいた皆の顔を見る。アギラ達怪獣娘が頷くのを確認するとヒロキは外へ飛び出していった。佐倉は事情を知らなかった者の代表として思わぬ展開に唖然とした声を出さずにはいられなかった。

 

「君達・・・・なんかさらりと凄い事言って無かった・・・・。」

「えっ・・・・えっ・・・?」

「どういう事だ?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして作戦を実行するまでの間、ヒロキはウーラーが掘り進む場を確認する。表情が固くなるヒロキにタイガが声を掛けてきた。

 

「チャンスは一回・・・。」

『おいおい、緊張してんのか、ヒロキ。』

「⁉︎・・・・そりゃあまぁ・・・。」

『ヒロキ、大事なのは平常心だ。』

『今はやれるって信じるっきゃねえだろうが‼︎』

 

タイタスとフーマの言葉を聞いてヒロキは意を決した表情になる。そして自身のソウルライザーを取り出してピグモンに通信する。

 

「こちらヒロキ、準備完了しました‼︎」

『こちらキングジョー、準備完了デス‼︎いつでもいけマスヨ‼︎』

 

GIRLSではヒロキとマグマ星人の宇宙船に乗り込んだキングジョーが通信を呼び掛ける。ピグモンが全員のソウルライザーに通信を呼び掛ける。

 

「それではこれよりGIRLS史上最大の作戦を開始します‼︎作戦名は・・・・バディ・・・・ステディ・・・・ゴー‼︎」

 

ピグモンの言葉と共に地球の周りを回る人工衛星からエネルギーが供給される。そして充分なエネルギーが来たことを2人が確認する。

 

「バックアップが来まシタ‼︎」

「おうよ‼︎マグマウェーブ、照射‼︎」

 

マグマ星人の宇宙船から放たれたマグマウェーブが地表に到達する。それと同時にウーラーが地中を掘り進む音が地上に近くなる。

 

「釣れました‼︎ウーラー、地上に上がって来ます‼︎」

「ピギイイイイイイイイイ‼︎」

 

やがてウーラーが地上にその姿を現した。それと同時にキングジョーがマグマ星人の宇宙船からウーラーの口に照準を合わせる。

 

「ヴァイスストライク、スタンバイ完了デス‼︎」

「1発しかねえんだ!絶対外すんじゃねえぞ‼︎」

「ピリカ・・・・アナタの思い・・・・・絶対に叶えマス‼︎ヴァイスストライク・・・発車‼︎」

 

ウーラーの口に完全に照準を合わせたキングジョーは引き金を引いた。そしてマグマウェーブと共にウーラーの口に目掛けてミサイルが発射される。そしてウーラーは完全にミサイルを飲み込んだ。GIRLS本部ではマーキンド星人とピグモンがウーラーがミサイルを飲み込んだ事を確認する。

 

「ブラックホール・・・無力化に成功しました‼︎」

「やった‼︎」

「急げ‼︎時間が無いぞ‼︎」

「後は頼みましたよ‼︎ヒロヒロ‼︎」

 

ヒロキはウーラーがミサイルを飲み込んだ事を確認するとタイガのキーホルダーを掴み相棒に呼び掛ける。

 

「行くぞ、タイガ‼︎」

『ああ‼︎」

「バディィィゴーーーー!!!」

 

タイガキーホルダーを通して光の力を読み込ませ、右腕を掲げる。そしてヒロキの体は光に包まれウルトラマンタイガになった。怪獣の前に現れたウルトラマンの姿にその場にいた全ての人々が湧き立ってウルトラマンを応援する。

 

「ウルトラマンだ‼︎」

「やっぱり来てくれた‼︎」

「頑張ってウルトラマーン‼︎」

 

その中には先程まで争い合っていた対怪獣娘の人々や対宇宙人の人々の姿もいる。その様子を見て霧崎が高笑いを上げる。

 

「タイガ、見ているか?これが地球人だ‼︎ウルトラマンも宇宙人だろう?お前達が迫害してきたな・・・・地球人同士でさえ・・・・怪獣の魂を宿しているからって怪獣娘を排除しようという声もあるのに・・・・・怪獣やヴィランから守ってくれる存在は特別扱い・・・・・フハハハハハハハハハ・・・・・ハーッハッハッハーッハッハッハ‼︎まさに・・・・これこそが混沌だ‼︎」

 

霧崎はトレギアアイを取り出して顔に翳し、本来の姿であるウルトラマントレギアに戻る。タイガはそんな事も知らず必殺光線の構えを取る。

 

『さぁ、腹一杯食いな‼︎』

 

タイガがストリウムブラスターを放った瞬間、トレギアは回し蹴りで光線を弾いた。

 

『トレギア‼︎』

『ハッハッハ、最後の足掻きを見届けに来たぞ‼︎』

「あーっ‼︎トレギアが‼︎」

「あの野郎・・・こんな時に‼︎」

「ピギイイイイイイイ‼︎」

 

後ろから迫ってくるウーラーの頭を抑えると膝蹴りで怯ませてから蹴り飛ばす。その際に破壊された建物の瓦礫が反怪獣娘の人々や反宇宙人の人々に降り注ぐ。彼らを突き飛ばして救ったのはお互い争っていた人々やヒュプナスとエレキングの出身星である変身怪人『ピット星人』の2人の宇宙人だった。

 

「大丈夫ですか?」

「危なかった・・・・。」

「な・・・何で俺達を・・・。」

「わ、分からない・・・・体が勝手に動いて・・・・・。」

 

彼らが先程まで迫害したり争っていた自分達を助けてくれた事に困惑する人々だが一息つくまもなく更に瓦礫が降り注いできた。そこにペギラが反重力光線を放って瓦礫をゆっくりと人々から離れた場所に下ろす。ブリッツブロッツやバードンも空中で瓦礫を受け止めて2人の宇宙人を含めた人々を守る。

 

「ここまで多くの瓦礫は初めてなのです‼︎」

「でも動かなくちゃ跡見悪いしね‼︎」

「・・・・同感。」

 

タイガはウーラーを足蹴りにするトレギアに怒りを抱き向かっていく。

 

『くっ・・・トレギアァァァァ‼︎』

『寝ていろ・・・‼︎』

「ピギイイイイイイイイ‼︎」

 

タイガは拳を放つがトレギアはそれを避けて裏拳を放つ。ウーラーの様子を確認するとタイガはトレギアに再び向かっていく。タイガの裏拳を避けたトレギアは手刀を放つがタイガはそれを受け流す。タイガは右手を拳にして放つが受け止められ発勁で吹き飛ばされた。トレギアと距離が出来たタイガはスワローバレットを放つ。

 

『スワローバレット‼︎』

 

しかし、トレギアはバリアを展開してタイガに向かっていく。思わずタイガは光線を止めるがトレギアはその隙に回し蹴りでタイガを吹っ飛ばした。

 

『フーマ‼︎』

 

タイガの呼び掛けでフーマにバトンタッチした。バトンタッチするなりフーマは極星光波手裏剣を放つ。トレギアは手刀でそれを弾いた。

 

『疾風妥当‼︎俺がてめぇをぶっち切る‼︎』

『ふっ‼︎』

 

極星光波手裏剣を弾いたトレギアは手から光線を放つがフーマはそれを音速で避ける。そして後ろに飛び上がるとフーマは空中から光波手裏剣を放った。

 

『セイヤッ‼︎』

『ゔっ⁉︎』

 

フーマの光線を背中に受けたトレギアは振り向いて再び光線を放つがそれも避けられる。再びフーマはトレギアに光波手裏剣を放つ。それはトレギアの足元に着弾し、トレギアは後ろにフーマがいる事を確認し、光線を放つがこれも避けられる。しかし2発目の光線はフーマの体に着弾した。

 

『ぐあっ‼︎・・・・なーんてな‼︎』

 

フーマはトレギアの頭上を取り光波手裏剣を放つ。頭上から降り注ぐ光波手裏剣から腕を覆って頭を守る。そしてフーマが地上に降り立ったのを確認するとトレギアは再び光線を放った。

 

『はあああっ‼︎』

『セヤッ‼︎』

 

フーマは空中に飛び上がり、トレギアの光線を避ける。トレギアはフーマの姿を見失うと辺りを見渡す。その時、頭上からタイタスの声が聞こえてきた。

 

『賢者の拳は全てを砕く‼︎』

 

タイタスはトレギアの頭上からその力強い拳を叩き込んだ。土煙を上げながらタイタスが着地すると自身が拳を叩き込んだ場にトレギアがいない事を確認する。

 

『なっ⁉︎』

『酷い事するね・・・賢者の癖に・・・。』

『特別だ・・・‼︎』

 

その頃、GIRLSでは現状をピグモンと外事X課の2人が見ていた。

 

「ホワイトホール消失まで後数分です‼︎」

「マズい・・・ブラックホールが復活したらアウトだ‼︎」

 

マグマ星人の宇宙船にいるマグマ星人とキングジョーもそれを見ていた。

 

「こっちもそろそろエネルギー切れだ‼︎地中に逃げられるぞ‼︎」

「大丈夫デス‼︎ヒロキなら・・・・必ずやり遂げマス‼︎ワタシは・・・ヒロキを信じてイマス‼︎」

 

キングジョーがマグマ星人の言葉に自信を持って返す。するとそこにゼットンがテレポートでやってきた。

 

「お、おい⁉︎お前は確か・・・‼︎」

「ゼットン⁉︎どうしてここに来たんデスカ⁉︎」

「・・・・・キングジョー、テレポートで貴方を地上に送る。だから私達に協力して。」

「?」

 

 

 

 

 

タイタスからタイガに変わるとタイガはフォトンアースの姿になってトレギアに構える。

 

『そろそろ遊びは終わりにしようか・・・・。』

 

タイガとトレギアはお互い構えると突進していく。そして先に先手を打ったのはタイガだ。タイガは右手から鎧の力で強化された力強い拳を放つがトレギアに受け止められる。そして胸に蹴りを受けて怯むとそのまま発勁を受けて後退する。タイガは回し蹴りを放つがトレギアはそれを避けてタイガの足を払う。タイガが思い切り転んで地面に背中をつけた時、トレギアはタイガを踏みつけようとする。タイガは間一髪でそれを避け立ち上がる。しかし、その瞬間トレギアの足がタイガの体を吹っ飛ばした。

 

『うわああああああああああああああああああ‼︎』

 

タイガはそのまま吹っ飛んで後ろに建てられたビルを巻き込みながら地面に倒れる。その瞬間を見たトレギアは手にエネルギーを溜め始める。そしてそのエネルギーを放とうとした時、突然トレギアの体が何かに拘束された。

 

『なっ・・・⁉︎何だ⁉︎・・・この光のロープは・・・確か‼︎』

「ちょっと待った‼︎」

 

そこに現れたのは2人のガッツ星人とスカーレットスタイルに変身したキングジョーだった。ミコとマコが変身したガッツ星人が分身しながら拘束光線で、キングジョーは腰のパーツから光のロープを繰り出してトレギアの体を拘束したのだ。

 

(クララちゃん⁉︎ミコさんにマコさんに・・・・ゼットンさん‼︎)

『どうしてお前らが⁉︎』

「さて・・・さてさてさて‼︎来ました‼︎わたし達が・・・タイガを助けに‼︎」

「これ以上アンタの好きにはさせないわよ‼︎トレギア‼︎」

「この星の為に守るために戦っているのはウルトラマンだけじゃありマセン‼︎ワタシ達怪獣娘も同じデス‼︎」

『怪獣娘・・・・‼︎お前達ごときに・・・・この私を止められるとでも思うのか‼︎』

「こっちも忘れてもらったら・・・・困る。」

 

トレギアが振り向くとそこには額にエネルギーを集めながらゼットンが浮いていた。そしてその後ろではこれまでヒロキと多く関わってきたアギラ達GIRLSに所属する怪獣娘達が立っていた。




スピンオフも2つほど書いています。
近いうちには更新出来るかと思いますのでそちらも是非‼︎
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