尚、ニュージェネレーションクロニクルで『つなぐぜ!願い‼︎』、『きたぞ!われらのウルトラマン‼︎』が三分割されて放送された事から劇場版エピソードをTV放送するなら三分割かと思い、前半、中編、後半に分けてそれぞれを三部構成ずつお送りします。
帝国機兵『レギオノイド ダダ・カスタマイズ』登場
巨大なクリスタルが宇宙空間に浮かんでいる。それは宇宙空間を漂いながら地球の周りを浮遊している。そしてクリスタルの中には何かが封じられていた。それは大きな目だった。その目は真っ直ぐ真下にある地球を見つめていた。
宇宙からこの星を眺めている存在がいるとも知らず、地球のとある美術館ではその地下駐車場で縞々模様の三面怪人『ダダ』の集団が走っていた。そしてその後ろを追っている者がいる。
「バラージの青い石が盗まれたぁぁぁぁ⁉︎」
「うん‼︎早く追わないと‼︎」
「どうせ盗難用の保険金掛けてあるんだろ‼︎そんなに必死に追わなくてもいいじゃねえか‼︎」
「あのね!これはお金の問題じゃないの‼︎わたし達GIRLSの信用に関わる問題なの‼︎」
「ガッツ‼︎」
「分かってる‼︎」
それはヒロキ達だった。マグマ星人の言葉にガッツ星人(ミコ)が反論する中、アギラが呼び掛ける。アギラの声を聞いた彼女は先にダダ達を追い掛けるヒロキ、ガッツ星人(マコ)の後ろを追いかけて行く。
その頃、GIRLSではピグモンが美術館の館長からの電話応対受けている。ピグモンは必死に館長からの応対に答えていた。
「はい・・・はい・・・警備に不手際は無かったです‼︎・・・はい・・・はい・・・大丈夫です‼︎絶対に取り返しますから‼︎わたし達GIRLSに任せて下さい‼︎」
「何かトラブルが発生しました?」
「よりにもよって秘宝展の目玉を盗まれちゃったんです‼︎」
「あっちゃ〜・・・。」
「マズいです‼︎もしも損害賠償を請求されるなんて事になったら・・・‼︎」
「幾ら国際機関のGIRLSといえど大打撃は避けられマセンネ・・・。」
「キンキンとピリカさんは防犯カメラから窃盗団の位置を特定して下さい‼︎」
「「了解(デス)‼︎」」
「皆さん、必ずバラージの青い石を取り戻して下さい‼︎但し、無茶はしないで下さいね‼︎」
「了解です‼︎」
「と言っても・・・どうやって取り返す⁉︎」
「この銃撃を何とかしないと‼︎」
柱に隠れて通信を切ったアギラに2人のガッツ星人が呼び掛ける。その時、ヒロキが突然前に出て駆け出していく。
「ちょっと、ヒロキさん‼︎」
「無茶な真似は止めろって言われたばかりでしょうが‼︎」
「大丈夫‼︎僕には頼れる相棒がついてるから‼︎」
アギラとガッツ星人(マコ)の静止にそう返すとヒロキは銃弾の中を突っ込んでいった。時に前転、時に柱に隠れたりして敵に近づいていくヒロキ。その時、彼の頼れる相棒が呼び掛けて来た。
『ヒロキ、後ろ‼︎』
タイガの声でヒロキは後ろに回り込んできたダダを裏拳で吹っ飛ばす。その時、筋肉自慢の相棒が呼び掛ける。
『フロントダブルバイセップス‼︎』
タイタスの声で両腕を顔の横で曲げるとその拳が突撃して来たダダを吹っ飛ばす。それと同時にスピード自慢の相棒が話しかけて来た。
『からの右回し蹴り‼︎』
先程裏拳で吹っ飛ばされたダダが息を吹き返して突撃するもフーマの言葉で回し蹴りを受けたダダは大きく吹っ飛ばされる。3人のダダはその場で地面に倒れる。
「しめしめ・・・上手く追手から逃れたダダ・・・あっ・・・ダダ〜⁉︎」
後ろに下がるリーダー格のダダは後ろに下がりながら安堵するがその後ろはすでにアギラが塞いでいた。ダダは振り向くと同時に彼女の尻尾の打撃を受け、思わず手に持っていた青い石を離してしまう。アギラはそれを確かに手に取るとその場にやって来たガッツ星人(マコ)に渡す。
「マコ、これを早く‼︎」
「分かったわ‼︎」
「そいつを返すダダ‼︎」
ダダはライフルを取り出すとすかさず油断していた彼女達に発砲する。彼女達は思わず構えるもマグマ星人が2人を庇い負傷した。
「マグマ‼︎」
「大丈夫だ・・・。」
地球人より頑丈な体のマグマ星人は傷を負いながらもサムズアップを決める。そこに合流してきたガッツ星人(ミコ)とミクラスはマグマ星人に駆け寄った。
「何か銃声が・・・って⁉︎」
「アギ、マグマ、どうしたの⁉︎」
「悪い・・・ちょっとヘマしてな・・・。」
「ボク達を庇って・・・。」
「2人ともマグマを頼むわよ‼︎」
ガッツ星人(マコ)はダダの後ろに瞬間移動で回り込むとすかさず右ストレートでダダを吹っ飛ばす。そして吹っ飛ばされた先にはアギラが突進してきた。
「うううやああああ‼︎」
アギラの突進でダダは地面を転がりながら倒れる。その時、ヒロキも合流してきた。
「皆‼︎奴の手下はやっつけた‼︎・・・ってマグマ⁉︎」
「撃たれたみたいなの・・・。」
「俺の事は心配するな・・・大した怪我じゃない。」
ヒロキもマグマ星人に駆け寄る中、ダダは立ち上がると操作パネルのようなホログラムを映し出す。
「ダダ・・・お前らを踏み潰してそいつを回収すればいいだけダダ‼︎」
『⁉︎』
そしてそれを操作すると何処かへテレポートした。すると外の夜の街に縞縞模様の大きなロボットが現れる。ベリアル軍が作ったロボット『レギオノイド』をダダが改造した帝国機兵『レギオノイド ダダ・カスタマイズ』が現れたのだ。突然の地響きにピグモンからの通信を受けて怪獣娘達は現状を把握する。
『皆さん、大変です‼︎そちらに巨大ロボットが出現しました‼︎』
「巨大ロボット⁉︎」
「本当にあたし達を踏み潰すつもりって事⁉︎」
「揺らさないでくれよ・・・。」
「ヒロ‼︎」
「分かってる‼︎」
ヒロキは外に出るとレギオノイドを確認する。ダダが呼び出した巨大ロボットを見据えてタイガスパークを出現させる。
〈カモン!〉
「光の勇者、タイガ!!」
『はあーっ!ふっ!』
「バディィィゴーーーー!!!」
〈ウルトラマンタイガ!〉
タイガは出現するなり飛び蹴りを放つ。それを受けたレギオノイドは地響きを立てて後ろに倒れる。
「ヘアッ‼︎」
レギオノイドは右手にドリルを装備するとタイガに向かっていく。しかし、逆にタイガの拳を受けて後ろに後退するとドリルを突き立てるがタイガはそれをかわす。ドリルによる突きを再び放つがそれを全て避けられると肉弾戦に挑もうとするが左手の拳を受け流されてしまう。再びドリルを突き立てようとするがそれも蹴りで防がれる。
「シェアッ‼︎」
レギオノイドは再びドリルを突き立てるがタイガに受け止められ体の向きを変えられると腕の関節部分に膝蹴りを受けて距離を取る。そして再びドリルを向けて突進したところをタイガは受け流し、蹴りを放って機体を吹っ飛ばした。
「シェアッ‼︎」
レギオノイドはドリルから光線を放つ。それはタイガに命中して大爆発する。しかし、右横から手裏剣状の光線を受け、光線が止められた。
『銀河の風と共に参上‼︎速さなら誰にも負けねえぜ‼︎』
フーマが近づくと同時に左手で殴りかかるレギオノイドだが、フーマにはその程度の攻撃をかわすことなど造作もない。あっという間に背後を取られ、背中に手刀を3発受ける。レギオノイドは後ろに敵がいると感じ、裏拳を放った。しかし、これもフーマに避けられる。
『へっへへへ‼︎』
再びレギオノイドはドリルを外した右手で殴りかかるがフーマは簡単にそれを取り押さえる。そして腹部分に発勁を受けて後ろに後退した。
『来いよ!』
フーマの挑発に乗ったレギオノイドは拳を叩きつけようとするがバク転で避けられてしまう。
『おいおい、どうした?』
再びフーマに向かっていくレギオノイド。フーマはロボットの腕に蹴りを2度放ちレギオノイドを後退させる。そして後退する中、蹴りでダメ押しした。
『行くぜ‼︎』
高速でレギオノイドに接近したフーマはまずは正面から手刀でその機体に火花を散らす。そしてレギオノイドが取られられない速さで後ろに回り込んで手刀を放ち再び機体に火花を散らす。そして再びレギオノイドに近付いた時、タイタスに交代した。
『よっと旦那‼︎』
『・・・近い‼︎』
フーマから変わったタイタスの言葉でレギオノイドは後ろに下がる。
『来なさい。』
タイタスの言葉でレギオノイドは左腕をぶつける。しかし、胸で受け止めたタイタスはその一撃に微動だにしなかった。
『効かん‼︎こうだ‼︎』
タイタスの放った右腕の一撃を受け、逆にレギオノイドが後退する。再びレギオノイドが拳を放つがそれをタイタスは軽く両腕で防ぐ。レギオノイドはタイタスの腹に目をつけ拳を打ち込むが両腕を頭に置き胸を張ったタイタスに弾かれる。再び両者はお互い距離を取り、タイタスが力を込めた拳を放つ。その拳の一撃でレギオノイドは軽く吹っ飛んだ。
『賢者の拳は全てを砕く‼︎』
タイタスの前で立ち上がるレギオノイドを見てタイガも声を上げる。
『最後は俺が決める‼︎』
『ああ‼︎』
『ヒロキ、プラズマゼロレットだ‼︎』
(ああ‼︎)
タイガはタイタスから変わるとヒロキに声を掛ける。ヒロキはタイガの言葉を聞くとタイガスパークを引く。
〈カモン!〉
そしてヒロキは左腕にプラズマゼロレットを出現させるとその力をタイガスパークに読み込ませた。
〈プラズマゼロレット、コネクトオン‼︎〉
タイガにゼロのビジョンが映ると両腕を胸で合わせ、全身に光エネルギーを溜める。そして全身から虹色の光線を放つ。必殺光線を受けたレギオノイドは耐え切れず大爆発を起こした。
(よっし!この調子でこの星を守っていこうぜ、相棒‼︎)
『ああ‼︎』
とある宇宙で幾つもの柱が並ぶ遺跡があった。そこに足を踏み入れ歩いている者がいる。タイガの父でありウルトラマンNo.6ことウルトラマンタロウだ。
『時空が歪み近づく事を禁じられた宇宙遺跡・・・ボルヘス・・・。」
タロウは自身がいる遺跡『ボルヘス』の墓に目を向ける。すると墓から仮面を付けた青い巨人が現れた。それはあのウルトラマントレギアだった。
『やはりここだったか・・・。』
『タロウ・・・昔は2人でよくこんな感じの場所を探検したな・・・。』
『ああ・・・お前とは随分と無茶な事をした。』
タロウが歩み寄るとトレギアは光線を放ちタロウを牽制する。
『それ以上近付くな・・・!』
トレギアはダメ押しと言わんばかりに光線を放ち続ける。タロウは岩陰に隠れて光線から流れる。
『かつてこの宇宙は混沌が支配していた・・・光も闇も全てが入り混じっていた・・・ここはその混沌を封じ込めた墓場だ‼︎』
『何故、その墓を暴いた⁉︎』
『混沌の強大な力を我が物とするためだ‼︎』
『お前は魂を侵食されてしまった・・・一緒に光の国に帰ろう‼︎今ならお前を‼︎』
『フハハハハハ‼︎何も分かっていないな、タロウ!お前達の言う光に意味が無ければ・・・闇の中にも答えは無い・・・!』
『トレギア‼︎』
トレギアは墓の中に再び入っていく。タロウは急いで駆け出すも追い付いた時にはトレギアは姿を消してしまう。
『幻影か・・・。』
『フハハハハハハハハ・・・ハハハハハハハハハハ・・・。』
タロウは上から笑い声を聞き見上げると巨大なトレギアの幻影が現れる。
『昔のよしみで教えてやろう・・・今グリムドは私の中にはいない。』
『何っ⁉︎』
『お前の息子、タイガの光が私を貫いた時、封印が緩み・・・あの邪神魔獣を解き放ってしまった・・・。』
トレギアは自身の体から禍々しいオーラに包まれた目が飛び出た事、7人のウルトラマンがそれに光線を放ちクリスタル状の結界な封印した時を思い出す。
『グリムドと戦ったウルトラマンギンガ達は自らの変身能力と引き換えに結界を張り、奴を封じ込めた・・・だが、その結界はまもなく破られる・・・グリムドはタイガのいる地球に現れる・・・。』
『な、何だと⁉︎』
トレギアの幻影は逆さまになってタロウの元に現れる。そして自身の言葉を聞いたタロウに更に追い打ちを掛けた。
『そうなると地球を愛するタイガ君はどうするだろうね・・・タロウ、あまり考えている時間は無いぞ。』
そしてトレギアの幻影は完全に姿を消した。その姿を見てタロウは思わず呟いた。
『トレギア・・・。』
そしてかつて光の国でゼロとピッコロから聞いた事を思い出す。
『・・・確かあの地球には・・・健一君の・・・いや、まさか・・・まだそうだと決まった訳では・・・しかし・・・もしもそうだとしたら・・・。』
その頃、タイガがいる地球ではGIRLSでヒロキ達がトモミからの報告を聞いていた。
「皆さん、マグマグの事は大丈夫です。リハビリが必要なため長期入院にはなりますが命に別状は無いそうですよ。」
「本当に助かって良かった・・・。」
「マキマキはマグマグの付き添いで暫くは休職扱いになりますからその事もよろしくお願いしま〜す。」
「分かりました。」
ヒロキ達がホッとしているとアキとマコがピリカに話しかける。
「ピリカさん、マグマの好物とか分かります?」
「調べて貰えないかしら?」
「2人ともどうしたの?」
「マグマが怪我したのはボク達のせいだから・・・。」
「お詫びというか・・・お見舞いが必要だと思って・・・。」
「ヒロヒロ‼︎」
ヒロキはトモミの呼び掛けを聞くと彼女の前に立つ。隣にはクララもいる。ヒロキは不思議そうにしていた。
「報告なら一通り・・・。」
「そうじゃなくて・・・最近なヒロヒロは無茶しすぎじゃないですか?」
「ワタシも心配なんデス。・・・昨日の夜モ・・・。」
「2人とも、僕は宇宙人と人間と怪獣娘、3つの架け橋になると決めたんです‼︎多少の無茶は仕方ないですって‼︎・・・まぁ、全然無茶じゃないんだけどね‼︎」
ヒロキの言葉を聞いたタイガ達は心配そうに話し始める。
『確かに最近のヒロキは無茶が過ぎるな・・・。』
『そういやタイガ、あの事、ヒロキに話したのかよ?』
『いや、まだだ・・・まだ話してない。』
『どうすんだよ・・・早く話さないと・・・。』
『分かってるよ・・・分かってる・・・そんな事くらい・・・‼︎』
タイガ達は何かヒロキに話さなければならない事があるみたいだが3人ともその話を切り出さずに苦悩しているらしい。3人ともタイガが黙りこくった事で押し黙ってしまった。
来週こそ連投したいですね・・・ゴールデンウィーク分の遅れを取り戻す為にも‼︎